子どもと一緒に学ぶ
今日は校外学習だった。
旧水沢市は「偉人のまち」が代名詞。特に高野長英(幕末の蘭学者)、斎藤実(戦前の総理大臣、2・26事件で暗殺)、後藤新平(初代東京市長・台湾の近代化に貢献)が「3偉人」として誇りとしてきた。
本校ではその3偉人の足跡をたどり、合わせて自分なりの学びを考えていくために、「先人に学ぶ」という総合的な学習の時間を設けている。その一環の学習である。
3偉人にはそれぞれ記念館がある。歩いて行ける範囲にあることは本校にとって有難いことだ。3施設をグループ別にまわる。
同時に自分も3偉人について学ぶ。それぞれの業績等についてはある程度教師自身が調べているし(当然のことだが)、記念館にもかなりの回数で来ている。それでも、その都度来るたびに新たな発見や自分なりの思いを感じることがある。
今回斎藤実が総理大臣になった年齢に改めて驚いた。何と73歳。平均寿命が短かった70年以上も前の話だ。30代で海軍大臣になってから40年もの間、国の政治の中枢にいたことになる。これには驚いた。何かことをするのにも「もう遅い」というのはないのではないか。そんな気がした。
後藤新平記念館に行き、後藤新平の会が発足されたことを知る。100年近く前の人物が現在も影響を及ぼしている。これぐらい偉大な人物だとは。自分の仕事が後世の時代の学びになる・・・そんな仕事を目指すべきだと改めて感じた(とてつもない目標だけど)。
その他にも細かな発見が数多くあった。子どもたちと一緒に自分も学んだ校外学習である。
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