肯定質問と未来質問
9月号の教育雑誌の中で目を引いたのが,8月号と同じように「学校マネジメント」(明治図書)の千々布敏弥氏の連載である。「教師を元気にするコーチングの活用」が連載テーマだ。
今回は「承認と質問」という内容。授業研究会でどのような質問をしたら,教師の心を動かすかということである。
キーワードは「否定質問よりも肯定質問」「過去質問よりも未来質問」。具体例をあげよう。
・否定質問・・・「うまく行かないのはなぜか」
・肯定質問・・・「うまく行くためには何が必要なんだ」
・過去質問・・・「どうすればよかったんだ」
・未来質問・・・「これからどうすればいいと思う」
ちょっとした言葉の変化だ。でも受け取る側は印象がずいぶん違うし,肯定質問や未来質問なら失敗した授業でも自分が前向きに進める話し合いになるだろう。
しかも,キーワードにしているだけにわかりやすい。
この質問,生徒指導でも活用できる。今まで子どもたちに過去質問ばかりしてきたように思う。未来に育っていく子どもたちだ。未来質問をしていこう!
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