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2006.09.30

北方小公開2

昨日の続きである。

公開授業が終わってからは、皆川先生の研究発表と堀田先生の講演だった。
その内容も楽しみだったが、皆川先生のプレゼンと堀田先生の講演の組み立ても楽しみだった。

通常の研究発表はプレゼンの最初に「研究主題」がドーンと出てきて、読みにくい「設定理由」「仮説」「研究構想図」が出てきて「またか・・・」と思うことがしばしばだ。
しかし、皆川先生はやはり違っていた。象徴的な1枚の写真(先生方の授業の一場面を集めたもの)から入り、主張をずばり。導入から引きつけられた。
それにしても研究の内容はすばらしい。
「教師の授業力向上なくして児童の学力向上なし」という考えのもと、数多くの研究授業と事後研究会を重ねた事実。こういう職員集団を創るのは容易ではない。研究通信を読むと、そのための布石が随所にうたれているのがわかる。その点で今回の公開は、研究内容の公開であると共に、「研究方法の公開」でもあると感じた。

堀田先生の講演は何度聞いても新しい発見がある。
今回は特に自分も登米市で講演をするので、その組み立て方に注目をしていた。
最初は本日の授業スライド。初めて見た人は度肝を抜かれたであろう。自分もそうだった。しかも、象徴的な写真がずらり。いわば、「具体的な授業解説」になっている。そして、一般的なIT活用の話へ。具体から一般という流れが実に自然。
さらに客層を意識したデータが次々と。行政の皆さんが注目する資料もあり、思わず「なるほど」と唸ってしまった。
講演時間は70分。本当に夢中になってお話を聞いた70分だった。
満足度120%の公開研究会だった。

公開研究会への参加だけでも十分な学びなのだが、その後、メーリングリストや各自のブログでさらに「復習」が行われている。他の皆さんの参観記も学びとなる。特に渡辺先生と高橋先生のものは、研究を的確にまとめており、参考になった。いずれ、有難い公開であった。

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Comments

コメント、ありがとうございました。東北はやはり遠いですからね・・・。ただ、北方小は今年は中間発表でした。来年は本発表。今度も行こうと思っています。

Posted by: サトマサ | 2006.10.01 13:03

具体から一般という展開は、
私もよく心がけているところですが、
実際に研究会を見てみたかった、
と思います。

すばらしい発表ですね。

http://mochizuki.la.coocan.jp/blog/
http://www.mochizuki.net/

Posted by: Y.Mochizuki | 2006.10.01 12:27

NOBさん、フォローをありがとうございました。初めて読まれる方は「なぜリンクが・・・」と思いますよね。本当は広まってほしいブログなのですが・・・。
読みやすいという評価は有難いです。もっとも大事なのは中身なので、その点では思考力を磨かねば・・・と思っています。

Posted by: サトマサ | 2006.10.01 05:33

リンクを張っていただけない事情がある高橋です(笑)。
改めて当たり前のことを書いて恐縮ですが,
サトマサさんのまとめ方は,言葉の使い方が的確で
非常に読みやすく分かりやすいです。
豊富な執筆経験や読書量が支える技ですね。
ありがとうございました。

Posted by: NOB | 2006.10.01 04:04

watayanさん、コメントありがとうございました。少しはお役に立ったようで嬉しいです。それにしてもwatayanさんの北方小の分析は本当にすばらしいです。何時間かけたのでしょうか。完全な参観レポートになっていますね。某誌はもう完璧?

Posted by: サトマサ | 2006.09.30 23:08

 サトマサさん、リンクをはっていただきありがとうございました。サトマサさんにリンクをはってもらうとアクセス数がいきなり増えます。人のアクセス数に頼る他力本願なブログです。(笑)
 また、昨日は大変お世話になりました。わざわざ回り道をしていただき恐縮でした。サトマサさんとたくさんお話しできたのも収穫でした。
 今後ともよろしくお願いします。

Posted by: watayan | 2006.09.30 22:58

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