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2006.10.31

ブログによる「復習」

土曜日の協議会大会のあと、他の人のブログを見る回数が多くなった。
主として私と同じく協議会大会でプレゼンをした方や参観されていた方のものだ。
それぞれの視点からの反省や感想をブログの書かれている。

大会では自分は2時過ぎに失礼した。
仲間の皆さんとあれこれプレゼンについて話し合う余裕はなかった。
そういう点では、皆さんのブログは自分にとって格好の「復習教材」だ。

同時にプレゼンまでのご苦労ぶりが共感できる。
懇親会後、改めてプレゼンをチェックしたり、早朝から休まずに練習をしたり・・・。
今週の土曜日、自分も再度プレゼンをする。
協議会の反省を生かして、心して取り組もう。

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2006.10.30

情報テキストの重み

27日に情報テキストのことについて書いた。
実は、書いた時点では実物を見ていなかった。その日に届くはずだったが、自分は熊本に向けて出発していたので、すれ違いだったのだ。

熊本についてから改めて手にした。
声が出なかった。本当に「情報の教科書」だったからだ。
テキスト作りに携わった者として本当に感動をした。

内容はもちろん、細部に至るデザイン、写真のきれいさ、見やすさ、読みやすさ。
情報の学習をする子どもだけではなく、教師が見ても十分に学べるテキストになっている。

学会で発行元の学研さんのブースに立ち寄った時に、著作権をクリアーするのにご苦労されたお話をあれこれお聞きし(特に自分の担当のところはそういう資料が多かった)、改めていろいろな方の思いがこのテキストに凝縮されているのだなあと感じた。

自分自身はもちろん注文を終えたが、校内の先生方からも注文が来ている。
改めて申し込みはこちらから。

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2006.10.29

いい旅

時には旅の話を。
昨日、一昨日の学会は熊本で開催された。
九州は初上陸である。社会科教師としては、いろいろな土地に行き、見聞を広げることが授業にも役立つと考えているから、このような時はチャンスである。
しかし、いつものことながら滞在時間は限られている。昨日のうちに帰らなければいけない事情もあり、結局熊本滞在は20時間。当然観光時間も全くなし。(そうそう、夜の熊本城をチラッとみることができたが)

そんな熊本だったが、とてもいい「旅」だった。まずは懇親会での料理の美味さ。馬刺しはもちろん、レンコンがあんなに美味しいとは思わなかった。それに熊本ラーメン。帰りの空港でも3時にも関わらず無性に食べたくなって、いただいた。ホテルも値段の割に快適だったし、10月下旬なのに20度を越える温かさもいいなあと思った。まあ、夏はものすごい暑さなんだろうけど。ちなみに、我が家ではコタツを出しているし、ヒーターのお世話にもなっている。

空の旅も快適だった。羽田~熊本のANAは旅割で新幹線の東京往復と同じぐらいだし、ゆったりした座席と車窓の景色に魅了された。ヘッドホンに聞こえるのは、自分の少年時代のフォークソング特集。至福の1時間半だった。
こんな体験ができるのだから、やはり恵まれているなあ・・・。

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2006.10.28

学会発表

今年は2つの学会に論文を出している。
今日は前半戦。全日本教育工学研究協議会全国大会だ。
テーマは「情報社会について学ぶ小学生向け情報テキストの開発と効果」。堀田先生との連名である。

プレゼン作りは一度研究会で行っている。今回はその時の反省点をもとに修正、そしてくり返しのプレゼン練習が準備となる。その点ではかなり時間をかけた。

その結果だが、「まだまだ力不足」ということを痛感した。
自分でプレゼンシートを作成している時や、練習をしている段階では気付かないことを、他の発表者のプレゼンで気付くのである。
たとえば・・・

・もっと見やすいスライドへのこだわり
・研究内容自体の深まり
・プレゼンでの語り口調
・質問への適切な回答について

こうやってみると、わずか10分間にその人の持つ様々な力がまさに集約されているということがわかる。

考えてみれば学会発表のデビューが1年前。このプレゼンが2回目。圧倒的に経験不足なのだ。だまっていても力はつかない。その点では精進あるのみだ。
まずは目の前の次の目標に向かってスタートである。

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2006.10.27

待望の情報テキスト発売!

今年、待ちに待っていたことがあります。
「情報テキスト」の発売です。
私がこれから参加する全日本教育工学研究協議会熊本大会の学研のブースで、お披露目されます。
発売の経緯について堀田先生がブログに書かれています
情報教育界にとって、インパクトのあるテキストあることは間違いがありません。

私がなぜ待ちに待っていたか。
それは、この情報社会を生きる子どもたちにとって必要なテキストであるからです。執筆者として、製本になる前のテキストを使った実践を何本が行いました。その中での子どもたちの学びは、指導者にとってとても手応えのあるものでした。「このような学習は価値がある」・・・そう思ったものでした。
それが結局は昨年度の全日本教育工学研究協議会長野大会の学会発表(学会デビューでした)につながり、今回の熊本大会の継続発表につながっています。
さらに言えば、情報社会を教えることの大切さも個人的に研究しており、それは来週の日本教育工学会で発表することになっています。
いわば、情報教育での自分が継続研究していくべき道なのです。
その指針となるテキストの発売です。大会でさっそく学級人数分、購入しようと思っています。

私も中学年用・高学年用の両方を執筆しました。
スタートの会議が2年前の12月。実力あるメンバーの皆さんと一緒にプロジェクトに取り組めたことは、自分にとっては実に幸せでした。会議に参加するたびに、「勉強しなければ」「コメント力をつけなければ」「自分のプレゼンはプレゼン以前」と思ったものでした。
ですから、プロジェクトの成果としてテキストが発刊されることもとても嬉しいですし、その製作過程で自分自身も多くのことを学びました。

このような思い入れのある情報テキストです。ぜひ皆さんに申し込んでいただきたいと思います。
また、このブログをご覧になって申し込まれた方は、私に「申し込んだメール」を送っていただければ・・・と思います。私も元気が出ます。よろしくお願いいたします。(メールのアドレスは左上にあります。)

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2006.10.26

自分は幸せな初任だった

京都の池田先生のブログに「なんとも居たたまれない」というエントリーがあった。
読んでいて、池田先生と同様にやり切れない気持ちになった。

張り切って学校の教師になって2カ月。まさか命を絶つぐらい悩んでいるとは周囲も思わなかったであろう。
学校体制の不備と同様に池田先生は保護者の意識にも目を向けている。若い教師への呼びかけには、共感を持って読ませていただいた。

採用されるとすぐに担任。保護者からすれば、担任は初任であっても、ベテランであっても一人きり。
期待を求める。
しかし、初任者だから学級経営も授業もうまくはいかない。
そんな初任者でも、周囲がカバーしたり、保護者も温かい目で見てくれていたのであれば、元気に仕事ができる。

私自身がそうだった。初任時代に数多くの失敗をしたし、学級経営はメチャクチャ。授業はもちろん下手。
あるのは「若さ」だけ。それが大きな武器で、子どもたちがとにかく「先生、先生」ってついてきて、毎日が楽しかった。
自分の失敗でいくつかは同学年の先生方にカバーしていただいたし、そんな私を保護者も余裕を持ってみてくれた。実に幸せな初任だった。
2年目からは「これではいけない」と思い、教育書・教育雑誌に身銭を投資するようになり、レポートもどんどん書くようになった。学級通信を自分の学級経営の柱の一部にしたのもこのころだ。やりたいことを自由にさせていただくことができた。これも幸せなことだった。

今はそういうことができない時代であろう。
しかし、ある程度の年代であれば、そういう時代を経てきて教師をしているはずだ。
そういう先生方がその初任者や保護者にあれこれ働きかけていたら・・・と思う。
私たちの年代の使命の一つだと思う。

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2006.10.25

文化祭余話

学級通信 プロジェクトZ 第113号より

★文化祭が終わりました。2学期最大の行事です。この日のために子どもたちは一生懸命に作品作りに取り組みました。当日は食堂や案内係の取り組み。子どもたちにとって大きな大きな思い出になったと思います。

★子どもたちの作品は大きいものは3つでした。絵「私の好きな水沢」、習字「伝統を守る」、総合「地球の環境について考えよう」です。
 絵では子どもたちが本当に根気強く取り組んだと思います。というのも描く題材が、めがね橋や日高神社等、歴史を感じさせるものが中心です。当然色合いも重みのあるものとなります。私自身も子どもたちに、「渋い色を自分で作りましょう」と呼びかけました。子どもたちは、ぴったりあった色にするために、何度も何度も混色を重ねました。おかげで絵全体が重みのあるものに仕上がったと思います。
 習字は専科の安倍先生が指導をしました。授業の様子を見に行った時にはシーンとした中でよく集中して書いていました。「伝統」という漢字も難しいのですが、それと同じぐらい「る」を上手に書くことに苦労をしていました。最後がかすれることもしばしばでした。その点では本当に子どもたちの努力作と言えます。また、消しゴムのはんこも一つの作品になったと思います。
 総合では改めて子どもたちの調べる力とまとめる力の伸びを感じました。また、環境問題というテーマも子どもたちにとって魅力あるものだったようで、意欲的に学習に取り組む姿が印象的でした。

★このような作品作りの他に、特別クラブ(金管、合唱、和太鼓、ダンス)の子どもたちは毎日放課後の練習がありました。授業では作品作り、放課後は練習とかなりハードなスケジュールだったと思います。それでも、見事な発表だったと思います。表現する場は各クラブとも10分程度ですが、そのために本当に一生懸命に練習したんだなあと感じました。

★そして何よりも当日の食堂です。初めての経験であることから、「どのような感じで売るのだろう?」と不安そうにしている子もいましたが、いざ始まってみると頼もしかったです。大きな声で「うどんはいかがですかー!」「ありがとうございました!」と言う声がよく響いていました。
張り切って「うどん2つ!」と叫んだり、ぐるぐるとトレイを一生懸命に回収したりする様子から、子どもたちの新たな面を私も見ることができました。

 「機会を与えることによって子どもたちはたくましくなる」・・・そんなことを感じました。食堂・販売を企画実行するのは大変なことです。事実PTA学級役員の皆様は何度も会議を開いて、準備をしてくださいました。また保護者の皆様にはお忙しい中ご協力いただきました。その思いが子どもたちにも通じて、一生懸命にがんばる姿が見られたのだと思っています。これもPTA役員の皆様、そして保護者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

★文化祭を通じて、一段と成長した子どもたち。次号ではその子どもたちの感想を紹介します。

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2006.10.24

15万アクセス

小学MMに「私の教材開発物語」の最終回が掲載されてから、数人の方から「ご苦労様でした」というメールをいただいた。懐かしい方からのメール、有田先生と同様に関わった方のメール・・・有難く読ませていただいた。やはり5000部近い発行数を誇るメルマガである。(ちなみに3年続けて、有田先生との冬の研修会も開催できそうである)。

同時に昨日のブログのアクセス数は久しぶりに400を越えた。(ちなみに平均は270程度。もっともこれはページビューなので、実人数はもっと少ない。)そして、カウンターは15万を越えた。
これを機会にじっくりとアクセス解析のサイトを見たら、都道府県別という点では地元岩手が16%と一番多かった。当然と言えば当然なのだが、コメントを付けてくださる方はほとんど県外者なので、「こんなに見てくださっているのだ・・・」という感じである。ちなみに次は東京で13%。以下、静岡、宮城と続く。それぞれ自分が関わりのある方々を想像した。ありがとうございます。

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2006.10.23

学年PTAの食堂

本校の文化祭の特色の一つに6学年PTAによる食堂・販売経営がある。
学年PTAが主催で体育館で食堂(うどん・カレー)と販売(十数品目)をするのである。子どもたちも給仕や売り子になるだけではなく、会場準備をする。

もちろん、必ずしなければいけないものではなく、その年々の学年PTAの考えで行うかどうかは決定している。
十数年前まではいくつかの学校で似たようなことが行われていたが、その準備の大変さで今は限られた学校でしか行われていないだろう。ちなみに収益金は子どもたちの教育活動に還元される。

本校で改めて続いている理由を考えると、いくつか考えられる。教師からすれば、子どもたちの別の一面を見ることができるということだ。ふだんなかなか大声を出さない子が「うどん、いかがですか~!」と張り切って叫ぶ。また、お客さんに「ありがとうございました」「失礼します。トレイを回収します」と言って回るような経験も、小学生ではできない。よさが見られる、貴重な経験という点で十分に価値がある。

PTA役員の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいだ。体育館に300席以上の食堂。計画段階からの会議は7回。それ以外も分担して、あれこれ交渉や準備等をしてくださった。そして前日も当日もフル回転。仕事や家庭等、それぞれの事情がありながらの取り組みである。
そういう事情を他の保護者の皆さんも知っていて、作業では実に協力的だった。保護者同士がつながるという点でも意義は大きかった。

一つのイベントをするには、実に多くのすべきことがあり、長時間の会議になることもあった。それも今はいい思い出だ。このような価値ある取り組みは子どもにとってずっと思い出に残るであろう。

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2006.10.22

市場が広がる

時々アマゾンの自分の本のサイトをチェックしている。
やはり売れ行きは気になるので。

今朝チェックしたら「IT活用のミニネタ本」がランキング1万台だった。発行して1年近くたち、最近は10万もなかなか切らない状態が続いていたので、「おやっ?」と思った。ほどなく、「この商品を買った人はこんな商品も買っています 」というコーナーを見て、予想が立った。「プロジェクタ活用本」がその中に入っていたのだ。

つまり、「プロジェクタ活用本」を注文した人のうち、関連本ということで同時に購入された方がいて、ランキングもあがったのだ。
市場の広がりによって、あまり売れなくなっていた本が掘り起こしをされた。有難いことである。

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2006.10.21

ダンボールカッター

明日が文化祭。無事展示準備も終了した。
この仕事を長く続けていると、教育関連グッズで新しい知識を得る機会はそう多くはない。
ところが、今回装飾の一つとしてダンボール箱を切る時に「ダンボールカッター」を使った。
低学年を担任していた先生が、すぐに借りてきてくれたのだ。生活科の「遊びランド」で使うとのこと。

使ってみると、サクサク簡単に切れる。ネットで調べてみると低学年だけではなく、保育園でもよく使われるようだ。知らなかったなあ。こういう便利な商品。生活科は14年間、授業をしていない。
きっと授業(生活科や図工)で必要が多くなって、こういう商品が作られたのだろう。これは教材開発ならぬ教具開発なんだろうなあと妙に感心した。

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2006.10.20

模擬授業での導入から学ぶ

自分が編集長を務めるメールマガジン「授業成立プロジェクト」の原稿である。

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模擬授業での導入から学ぶ            佐藤 正寿
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■ 導入をどうするか

 9月24日、京都橘大学の児童教育学科開設記念シンポジウムに講師として参加をした。テーマは「授業の達人に学ぶ15分の可能性-こどもは一日でどのくらい成長するのだろうか?-」である。
 「15分」という数字からわかるように、このシンポジウムの最初に模擬授業を行うことになっている。テーマは漢字指導。授業者は私を含めて4人である。
 「これは導入がポイント」と思った。
 もし皆さんが同じ立場なら、授業の導入をどのように行うであろうか。

 私がよく行うパターンは、集中させるために、実物を持ち込んで興味を引くという方法である。今まで見たことのないものだったら、子どもたちが「ワー、さわってみたい」と言って盛り上がる。「昨日は何について学習しましたか」と前時の復習をしたり、本時に関わりのある話題をふったりして、子どもたちの発言を引き出すという方法もよく行う。
 しかし、今回は漢字指導。しかも初対面の学生さん(大学生)が模擬授業のお相手。通常の方法ではない導入を考えなければいけない。

■ 「木のつく漢字」を集める

 模擬授業を考えるにあたって、数多くの文献にあたった。その中で導入としてピンと来たのが「木のつく漢字」を集めるというものだった。これは、上條晴夫氏が『授業でつかえる漢字あそびベスト50』(民衆社)の中に書
いていたものである。「林」「休」「査」といったように木のつく漢字はたくさんあり、それらを集めるというシンプルなゲームである。
 導入に選んだ理由は次のようなものである。

・説明が容易。例示も簡単にできる。
・答えのハードルが低い。導入として取り組みやすい。
・たくさん答えを書くことによる達成感が味わえる。
・発表もスムーズにできる。
・他の子の答え(なかなか見つけられないもの)に共感できる。

 実際の模擬授業で行った時には、先のよさが全部出た。15分のうちの5分間で学生さんたちは熱中して取り組んだ。そういう雰囲気であれば、授業もしやすい。残りは次のような内容を行った。

□ 「果」「巣」「桜」「梅」といった木のつく漢字の成り立ちを考えさせる
□ 「森」のように3つ重なった漢字について考えさせる(品、晶、轟など)
□ 3つ重なった漢字を創作し、発表させる

■ 他の先生方の導入から学ぶ

 私の他の3人の先生方の導入は見事であった。
 学生さんとコミュニケーションを深めるために、タッチ式の挨拶をしたり拍手をしたりする先生。フラッシュカードでテンポよく授業に入る先生。一気に学生さんたちは、集中していった。まさに教師のワザである。

 『授業導入100のアイデア』(上條晴夫編著・たんぽぽ社)の中で上條氏は、「最近の子どもたちは、授業冒頭の『緊張度』が低くなってきている。いま授業導入にはサービス精神が必要になってきている」と解説をしている。そして、「教師のキャラクター」「子どもとの距離感」「教室の空気」の3つの観点から使い分けていくことを勧めている。

 今回のシンポジウムでは、自分自身の導入や他の先生方の工夫によって、先の3観点からの実践を目の当たりにすることができた。同時にそれは、導入指導の基礎技術を学ぶことにつながった。
 その点で、このように模擬授業を含んだセミナーは大きな価値があった。

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2006.10.19

私の教材開発物語

小学MMに掲載された「私の教材開発物語」最終回である。題は「5年半を振り返る」。

■ 今回が最終回

 今回でこの連載を最終回とすることにした。
 スタートしたのが2001年の3月。5年半も連載させていただいた。
 連載をして1年が経過した時に、編集長の蔵満さんから「佐藤さんが中止を申し出るまで連載を続けて構いません」と言われ、2年、3年と続き、いつの間にか5年半となった。
 この間に、勤務校が変わり、さらに自分の実践の対象も教材開発関係よりも情報教育の方が増えてきた。そこで、一区切りとして今回で終えることにした。

■ すべてがメモリアル実践に

 この5年半の間、様々な教材開発ができた。チリ地震津波の教材化、イワガキを育てる人々の教材化、日本一のりんご・日本一のみかんの交流等、多くの実践がすぐに浮かんでくる。その時の教材開発でお世話になった皆さん、そして子どもたちの反応も記憶にしっかりと残っている。「この学級では、この実践をしたなあ」というのが、すぐに思い浮かぶ。その点では、教材開発した実践がすべてメモリアル実践になっている。
 特に、2001年の「コマーシャル制作に挑戦!」、2004年の「ザビエルは日本を変えたか」は、全国ネットでの番組(NHK教育)となった。一生忘れられないことである。

■ 有田先生からの一言

1回目のマガジンのテーマが「やはり、有田先生から始めます」というものだった。有田和正先生(東北福祉大学教授、教材・授業開発研究所代表)の授業を参観して衝撃を受け,それ以降自分が教材開発に取り組むようになったという内容だった。教師になって3年目の出来事だった。
 それ以来ずっと,その時に見た有田学級が目標だった。今から2年前、その有田先生に佐藤学級の授業を見ていただいた。長年の自分の夢が叶った瞬間だった。自分なりに教材開発をして臨んだ韓国の授業だった。指導案の通り流れてホッとしていた。
 ところが、有田先生の講評は、「いい授業でした。でも川のようにスッーと流れていますね。もっとこだわりを持っていい」「教材研究にもこだわりを」というものだった。「子どもたちが簡単に理解するのがいい授業ではなく、『なぜなの』と思ったり、追究したりするのがいい授業なのだ。そのためには、教師の教材研究が深くなければいけない」と解釈をした。自分の教材開発はまだまだだ・・・改めてそう思った。

■ 再スタート

 今回の連載終了は自分にとってはゴールではない。あくまでも一区切りである。まだまだ自分の教材開発は続く。その点では、今日が再スタートの日でもあると言える。

 また執筆の機会があったら、皆様にお会いしたいと思います。ありがとうございます。

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2006.10.18

元気に!笑顔で!

学級通信 プロジェクトZ 105号より
 
★ 「あいさつ」にこだわって

 このごろ「あいさつ」にこだわっています。
 朝のあいさつ、帰りのあいさつ、給食のあいさつ等です。何事もそうですが、慣れてしまうと、それが惰性の行動になってしまう場合があります。
短く、キッパリと「おはようございます!」と揃って言えるように、しています。みんなの声が1つになると、心も1つになってようで、実に気持ちがいいです。
 このあいさつの声、別の面での効果があります。それは、発表の声がはっきりとしてくるということです。ふだんからしっかりと声を出すということを意識すれば、発表も変わってくるのだと思っています。

★ 卒業写真撮影

 今日、卒業アルバムの個人写真を撮影しました。
 子どもたちにとっては初めてのことです。どのような雰囲気の撮影になるか子どもたちもちょっぴり緊張をしています。

 6年1組のとなりのチャレンジルームに特設の写真スタジオが設置されました。すぐに撮影開始です。
最初は緊張していた子どもたち。そこでカメラマン(藤田写真館さん)の一言。
「もっと笑顔!」
 にこっとカメラマンさんに言われて、子どもたちの緊張も一気にほぐれ、いい笑顔が続出でした。
これから、クラブ、委員会、学級の写真と子どもたちの撮影が続きます。一生の思い出に残るアルバムです。いい表情の写真が残ってほしいなと思いました。

★ 中庭に向かって歌います

 このごろの朝の会では廊下で歌を歌っています。「世界が1つになるまで」を文化祭で歌うのですが、今週の音楽朝会ではなかなか声が出ませんでした。子どもたちはがんばっているつもりなのですが、学校全体の歌声で聞くと、高学年の声が他学年の元気な声に消されてしまっているのです。
 そこで、「まずは学級から」ということで、「廊下で歌って、中庭にも届く声で歌おう」ということになったわけです。
 ふだんと違う環境で歌うことは、子どもたちにとってもおもしろいようで、ふだんとは違う声が響いていました。文化祭でその声を披露してほしいと思います。

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2006.10.17

おは奥原稿

月1回のおは奥ネットの原稿。こちらは定期的に更新です。
今月号は「子どもが興味・やる気がないときはどうすればいい?」ということがテーマです。リード文で概要がわかります。

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「うちの子は自然の中で遊ぶのが大好き。それはいいことだと思うけど、小学校に入ったら勉強もしっかりやってほしい…」
「数や形はよく覚えるけど、ひらがなにはあまり興味を示さない。半年後、小学校に入ってから大丈夫かしら…」
来春に小学校入学を向かえるお子さんを持つお母さんの声です。

これまではわりとのんびりと構えていたとしても、周囲が小学校入学に向けて動き出すと、たしかに不安になるもの。
子どもが興味を持っているものは伸ばしたい。
でも、あまり興味がないものでも、嫌がらずにやってほしい。
習い事も考えてみたい…。
そんなお母さんの質問について、今回は考えてみました。
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ということで、次の4つの質問に答えています。

1 息子は生き物が大好き。でも、他のことにちっとも興味を示さないのが心配です!
2 文字を書く前のトレーニングとして、線のなぞり書きをしていますが、娘は作業が雑で、投げやり気味です。やる気を出させるにはどうしたらいい?
3 教材を購入して勉強をさせようと思っても、本人がやる気を示しません。注文しようとすると「どうして買うの?」と言われてしまいます。
4 父親が忙しく、息子と接する時間が限られてしまいます。子どもを勉強好きにするためには、父親にどのような関わり方をしてもらったらいいでしょうか?

 ぜひご覧ください。

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2006.10.16

WPPP活用事例集

学研「NEW教育とコンピュータ」誌の11月号の付録に、「『わかる授業』を実現するワイヤレスプロジェクター活用事例集」がついた。オールカラーの12ページの冊子である。

これはこの8月に終了したWPPPのプロジェクトの研究報告になっている。今まで雑誌に出ていた内容をコンパクトに編集したもの。
解説、対談、初心者の先生による報告、実践事例20本と実に豊富な内容だ。
特に実践事例20本(4教科)と「10の活用パターン」を読めば、誰でも「教室にプロジェクタが欲しい!」と思ってしまうだろう・・・。お勧めの「付録」である。もちろん、本体雑誌も充実しています。

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2006.10.15

5年間の連載終了

今日、小学メールマガジン「私の教材開発物語」の最終回の原稿を送った。
59回目。5年間続いた連載である。

始めたのは高浜小時代だった。様々な教材開発に燃えていた頃だった。チリ地震津波、ゲストティーチャーから学ぶ授業、イワガキ養殖のパイオニア、地域の電子工場、コマーシャル制作に挑戦と高浜小に合った教材開発を次々としていった。
水沢小に来てからも教材開発をしていたが、そのうちIT活用が加わってきた。だんだん自分の興味はもちろん、発表実践もIT活用関連のものが増えてきた。それでも、教材開発は続けていたし、連載に書くべき内容もあった。

しかし、物事には区切りというものが必要だ。今の実践ではIT活用の方が圧倒的にメインになっている。プロジェクトも、実践発表も、講師として呼ばれるのもそれらだ。その合間の教材開発。ここで一度リセットしてみることが今必要なのではないかと思ってきていた。

5年間の連載。月1回書くことは自分の励みになっていた。書く媒体があることはその点で大きな価値がある。この間に学級での実践がテレビ番組になったり、本も何度も紹介させていただいた。そのPR効果ということでも価値があった。
改めて連載を続けさせてくださった蔵満先生に感謝したい。ありがとうございました。
(最終回の原稿は、メールマガジンに掲載された時に紹介する)

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2006.10.14

教師の修養

先日の職員会議で校長から新聞記事の紹介があった。
野口芳宏先生の「出発点は教師の修養だ」である。野口先生の話題が会議で出ることは、本校に来て初めてだった。書かれている内容がいいとやはり目にとまるのだ。

改めてWebで読むと、明快な主張である。「要するに教員は自分以外の「他者改善」に熱心なのだ」という部分などは、「そうそう」とうなずいてしまった。もちろん自戒をこめてだけど。

この記事を読んで、校内修養会なるものは開けないものかと思った。生き方を考えるような講師を招いての1時間の学習会。研究会の一部を使って一人5分の「私の学ぶ」といったスピーチでもよい。公的な形が無理なら、自主的な修養会。最終的にはそれらが教育活動にプラスになることは間違いないだろう。

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2006.10.13

「巣」の中にある漢字

杉渕先生のブログの中に、「巣の中にかくされている漢字」があった。

さっそく追試。おもしろい。子どもたちは熱中する。3分で書かせたが、5分でも10分でも探しまくっていたであろう。みんなでどんどんと発表する。「旦」のようにあまり書いていないものを板書した子には「あ~」という感嘆の声。手応えのある教材だった。

このブログは以前から見ていたが、読んでいてより授業がイメージできるようになったのは、京都でご一緒したシンポジウムでの模擬授業が大きい。やはりライブは違う。

さて、この教材、子どもたちが家庭学習で5人、続きをやってきた。指示したわけでない。それでも、自主的に学校での授業を思い出しながら取り組む。まさに価値ある教材だ。

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2006.10.12

読売Web

読売の教育関係のWebは教育を考える点で実に有益なサイトが多い。
今日は「子どもの心」を、朝に読んだ。笑いのある教室・・・本当にすてきな教室だ。この先生の学級の様子がイメージできた。気持ちよく出勤し、同じように一日「笑いのある教室」で楽しめた。

教育ルネサンスは幅広く教育について扱っている。「情報教育」のシリーズはずいぶん勉強になった。さらに、食育や部活の記事にもずいぶん考えさせられた。

そして何といってもフォーラムの様子が見られるというのは、大きな魅力だ。玉置先生の模擬授業、志水先生の講座等が、このようにして見られるのは有難い。インターネットで授業を見て、Web検討会という研究会が行われる日も遠くはないと思っている。

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2006.10.11

日本一簡単なIT活用セミナー

標記のセミナーが11月12日(日)に開催されます。ちょうど1カ月後です。
教室でプロジェクタを活用したい(特に実技を伴う教科)のIT初心者の先生方が対象のセミナーです。
場所は大阪。私も講師の一人として参加します。
お近くの方、いかがですか。お誘いのうえ、ご参加ください。
くわしい内容・申し込みはこちらです。

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2006.10.10

落合監督

中日ドラゴンズが優勝をした。
別にプロ野球、そして中日のファンというわけではない。落合監督が自分と同じ秋田の出身、しかも同じ南秋田郡内ということで、親近感を持っているだけだ。(ちなみに今は元巨人の石井浩郎は母校の後輩)

スケールは全く違うけど、監督の立場は学級担任に似ていると思っている。のびのびと一人一人をプレーさせる監督もいれば、厳しい監督もいるだろう。一人一人を上手に再生させる監督もいれば、トレードで入ってきたいい選手をダメにする監督もいる。学級経営に何となく似ている。

さて、新聞を読むと今年の落合監督の変容に「感情をあらわにするようになり、非情さも見せるようになった」と書かれていた。その時々の状況によって監督の雰囲気が変わるのは当然あるだろう。今年は立浪選手を先発から夏以降は先発から外しているとのこと。
それを読みながら、校外関係の仕事に対してあれこれ思った。「依頼された仕事は断らない」を原則にしてきた。そうするとその仕事が継続すれば、当然仕事は上積みする。新しい仕事をするには、今までの仕事を選択することが必要ではないかと。
「選択する」「適切な人に任せる」・・・これが自分には必要ではないかと感じた。

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2006.10.09

後半に向けて

いつの間にか平成18年度も後半戦。
実は前半戦で「ダメだなあ・・・」と思っていたことがあった。読書である。
研究や原稿等の関係の本は買って読んでいたし、教育雑誌もいつものペース。しかし、それだけで終わることがこの前半は多かった。だから「読書」のカテゴリーの更新もほとんどなし。

アウトプットが出来るのは、それ以上のインプットがあってこそ。しかし、そのインプットのペースが明らかに鈍ってきているのだ。「時間的余裕がない」ということはない。自分より余裕がない人で、読書も仕事もハイペースで行っている人を知っているからだ。要はやる気と時間術の問題。物事は単純だ。

後半戦、「読書」カテゴリーのエントリーを増やすことを目標としよう。

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2006.10.08

研究の視点で

今日のNHKテレビを見ていたら、子どもたちの運動能力のニュースが流れていた。
明日が体育の日で毎年行われている、新体力テストの結果である。
20年前の子どもたちに比べて、かなり体力が劣っているということ。特にボール投げは男子で4mも記録が低くなっている(何年かは聞き逃した)ということだ。まあ、これは毎年聞いている話だ。
次のことは初めて聞いた。

・朝食をとらない子より、とる子の方が持久力が高い。
・睡眠時間を8時間以上とる子の方が、6時間未満の子より持久力が高い。
 (ただし小学生の場合)

どちらも「それはそうだろう」と予想される結果である。しかし、きちんとデータをとって数的な比較をしているからこそ、このような結論が言えるのだろう。これは基礎的な研究だなあと感じた。
今年は年間を通して学会のための研究に取り組んでいるので、今までとは違ってそのようなことを思った。
「研究の視点」「プレゼンの視点」で見ることがしばらくは続きそうだ。

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2006.10.07

即代案ができること

指導案を読む。プレゼンを聞く。研究授業者の発問を聞く・・・。
このような場合、「力があるなあ」と思うのは、「即代案ができること」だと思う。
そういうことができる先生方を見て、つくづく実力が違うと思う。
そして、「まだまだ勉強しなければ」と思う。
プレゼンだったら、自分で何度も組み立てを考えて、実際にやってみる以外に道はない。
10月下旬と11月上旬に2つの学会でプレゼンをする。これから努力を重ねなければ・・・。
そう感じた日だった。

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2006.10.06

IT指導力の基準作り

毎日インタラクティブに「教員のIT指導力の基準作り始まる」という記事が掲載されていた。
「いよいよ、次の段階になってきたな」という思いである。
今までも「ITを使って指導できる教員の割合」等の調査が行われてきた。しかし、それらはあくまでも「指導できる教員の割合」であり、「指導している教員の割合」ではない。ましてや「効果的に指導している教員」といったところまでは、考えられていない。

この記事の中で、特に注目したのは清水座長の「国際的に通用する基準であることも重要だ」という指摘だ。これはIT指導力が世界の教育の中で、すでに重要な位置を占めていることを物語っている。今後に注目したい。

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2006.10.05

初心者が広めるIT活用

今日の校内研究会でITプロジェクト部会を持った。ほんの30分ぐらいだったが、改めて本校のIT活用が広がっていることを確認した。もともとITが得意な先生が広めた話、個人でプロジェクタを購入している先生が学年の先生方にすぐに貸し出す話等、嬉しい話が続いた。

その中でこの部会の中でキーマンだと思っていた先生の話が興味深かった。初心者のベテランの女教師である。1学期に何度か活用しているうちに、2学期はすっかり慣れて十分に活用しているという話だ。しかも、2年生の子どもたちがIT係としてセッティングをお任せ。一押し実践は、「鍵盤ハーモニカを弾く指の動き」を実物投影機で映すというもの。子どもたちから「わかった!わかった!」という声が自然に出たという。

さらに、同学年の先生(これまた初心者)もその先生が使うようになってから触発されて、実物投影機とプロジェクタを使い始めているとのこと。初心者の同学年の先生がどんどん使って効果を上げているからこそ、触発されたのであろう。

この事実は、今後の本校でのIT活用を広めるうえで重要な示唆を与えてくれている。
「特別な人がIT活用する」という雰囲気が、いつの間にか「IT活用は珍しくない」というところまで来た。すぐに「IT活用は当たり前」というところに行くのでは・・・と思っている。

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2006.10.04

子どもの心を知る

学級通信 プロジェクトZ 100号より


学級通信が100号となりました。今回はいつもと違った内容です。
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私が学級通信を頻繁に書き始めたのは、教師になって2年目、4年生を担任した時からだった。この年は2学期からの発行だったが、最終的には178号まで出すことができた。子どもたちの様子だけではなく、授業のこと、自分の教育観等、何でもかんでも詰め込んだものだった。

 そんな4年生担任の時の思い出で、特に忘れられないことがある。それは、自分にとり、苦い思い出である。
 人間は自分の失敗や傷ついたことは、いつまでも印象深く残っているものである。私も同じで、その時の日記の文や子どもの表情までも思い出すことができる。
 どんな件だったか忘れたが、学級の子供たちにあることで聞いたことがあった。忘れてしまうことだったから、それは今考えると、ささいなことだったに違いない。
 でも、「何も知らない」という子どもたちに業を煮やした私は、次のように問い詰めた。
「知らないということはおかしい。この中に誰かウソをついている人がいる。」
 ぐるっと学級のみんなを見た。皆、背筋をピンと伸ばしている。そんな中で、良子(仮名)と目が合った。その表情に何となく違和感を覚えたが、彼女にかかわりがないことは確かだった。
 結局、誰からも「知っている」ということは出てこなかった。後味の悪さだけが残った。
 ところが、今度は私が問い詰められる番となった。翌日、良子の「私はそんなに悪い人か」という題の日記を見たからである。
 
 【先生は、「この中にだれかウソをついている人がいる」と言って、ジロッと私の方を見た。私はなにも関係ない。私はそんなに悪い人なのか。】

 思わず良子の顔を見た。そういえば、昨日のあの違和感はこの心のあらわれだったのか。何気ない私の所作が、彼女の心も傷つかせたのか・・・。
 私は自分の心を見透かされたような気がした。とにかく子供たちから事実を突き止めよう、悪い点は直そうといつのまにか問い詰めようとしていたのではないか。疑いを持って、子供たちに接していたのではないか。
 良子の日記はそのことに対する抵抗だったのだ。
 自分のしてしまったことは取り返しがつかない。日記におわびのコメントは書いたものの、この時のことがずっと心にひっかかっていた。

 それから3週間ぐらいしてからだろうか。私は、「魔の日」という題の学級通信を出した。その日の自分の実践がうまくいかなかったのを素直に書いたものだった。
 翌日見た日記の最後に、良子は次のように書いてきた。

【今日の「あすなろ」(学級通信の名前)を読むと、私と同じように先生もいろいろなことをなやんでいるということがわかりました。】

 スーと肩の力が抜けるような気がした。もちろん、私の心の中のわだかまりも抜けていった。
 自分の何気ない一言や動作にもっと敏感になること、もっと子どもの前に自分の素直な気持ちを出すこと、そんなことを良子から学んだ気がした。
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 このエピソードはもう20年近くも前のことです。その時に担任した子どもたちも30歳になる年です。何人かの子どもたちからは披露宴に招かれ、そのつど当時の思い出話をよくしています。やはり、担任した子どもたちのことはいつまでも忘れられないものです。

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2006.10.03

質問力を鍛えねば!

昨日、ALTの先生が教室で英語活動を行った。初めての先生ということで、ラスト10分間を「質問タイムにするから、質問をどうぞ」とALTの先生が言った。しかし、質問を特に準備していない子どもたちからの反応は弱かった。それでも、続いて出てくるであろうと予想していたが、やはり反応が芳しくない。やむを得ず、30秒ペア話し合いをして、各ペアで1つの質問を出すことにした。

学習内容についての質問ではないにしても、もう少し反応がよい学級を作らねば・・・と感じた。考えてみれば、質問力を鍛える授業はあまりしていない。これは教師の責任だ。

高浜小時代、ゲストティーチャーを教室に招く時には、様々な工夫をしたものだった。上條晴夫先生の主張から、質問中心の授業を研究していたのも5、6年ほど前のことだ。たとえば次のようなものだ。

「時には授業パターンを変えてみよう」(『授業のアイデア3・4年』(ひまわり社)より

 ゲストティーチャー(以下GT)を招いたが、一方的な話に子どもたちが飽きてしまった・・・そんなことはないだろ
うか。その時には思い切って授業パターンを変えてみよう。

★ ここがコツ!
1 質問中心の授業パターンにする
  たとえばGTのお話を15分、残りの時間を子どもたちの質問のみにする。あるいはトーク番組を真似て、1時間中子どもたちがグループごとにインタビューする形式も効果的である。
2 事前に子どもたちに質問を用意させる
  そのためには、子どもたちにテーマについて興味のわく情報(資料やもの)を提示し、そこから質問を考えさせるようにする。

★ 解説
 質問中心の授業のよさは次の通りである。まず、事前に質問を考えるので子どもたちの興味が高まる。質問のやりとりにより、GTとの心の交流が生まれる。そして何よりもGTの人間性が垣間見られる。GTが準備してきたお話の時には見られない表情になるのである。もちろん子どもたちの学習は深まる。お試しあれ!

また、このような授業をしたくなった。そして子どもたちの質問力も鍛えたいとつくづく思った。

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2006.10.02

電子書籍

最近知ったことである。
明治図書の教育雑誌を13冊、購読している。若干の変動はあるものの、20年以上とり続けているものが多い。
それらのバックナンバーが「電子書籍」で購入できるというのだ。

確かに雑誌であるから、バックナンバーが売り切れればそれまで。いくら雑誌がほしくても、購入できない。それを電子書籍として発売(525円、通常の雑誌よりは割安)するのだから、読者にとっては有難いサービスだ。もっとも、2002年からのものということで、ごくごく最近のものばかりだが。

このような電子書籍は教育書業界の世界でも、どんどん増えていくのだろう。また、教師でも自分のファイルをダウンロードできるようにして、提供している方もいる。今後ますます進化していくのであろう。自分も勉強しなくては・・・。

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2006.10.01

おは奥原稿

今日、おは奥原稿に取り組んでいて、「そういえば、9月分の紹介をしていない」ということに気付いた。

9月分は「子どもへの言葉のかけ方」です。

※「~しなさい」というのをやめると、すぐに戻ってしまいます。
※ついつい「何でそんなことしたの!」と、きつく問いつめてしまいます。
※先生が「これだけは言わないようにしている」という言葉はありますか。
※「しつけには見守るときも大切」ということを聞きますが、どうすればいい?

これらの疑問に対して答えています。
ぜひご覧ください!

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