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2006.10.25

文化祭余話

学級通信 プロジェクトZ 第113号より

★文化祭が終わりました。2学期最大の行事です。この日のために子どもたちは一生懸命に作品作りに取り組みました。当日は食堂や案内係の取り組み。子どもたちにとって大きな大きな思い出になったと思います。

★子どもたちの作品は大きいものは3つでした。絵「私の好きな水沢」、習字「伝統を守る」、総合「地球の環境について考えよう」です。
 絵では子どもたちが本当に根気強く取り組んだと思います。というのも描く題材が、めがね橋や日高神社等、歴史を感じさせるものが中心です。当然色合いも重みのあるものとなります。私自身も子どもたちに、「渋い色を自分で作りましょう」と呼びかけました。子どもたちは、ぴったりあった色にするために、何度も何度も混色を重ねました。おかげで絵全体が重みのあるものに仕上がったと思います。
 習字は専科の安倍先生が指導をしました。授業の様子を見に行った時にはシーンとした中でよく集中して書いていました。「伝統」という漢字も難しいのですが、それと同じぐらい「る」を上手に書くことに苦労をしていました。最後がかすれることもしばしばでした。その点では本当に子どもたちの努力作と言えます。また、消しゴムのはんこも一つの作品になったと思います。
 総合では改めて子どもたちの調べる力とまとめる力の伸びを感じました。また、環境問題というテーマも子どもたちにとって魅力あるものだったようで、意欲的に学習に取り組む姿が印象的でした。

★このような作品作りの他に、特別クラブ(金管、合唱、和太鼓、ダンス)の子どもたちは毎日放課後の練習がありました。授業では作品作り、放課後は練習とかなりハードなスケジュールだったと思います。それでも、見事な発表だったと思います。表現する場は各クラブとも10分程度ですが、そのために本当に一生懸命に練習したんだなあと感じました。

★そして何よりも当日の食堂です。初めての経験であることから、「どのような感じで売るのだろう?」と不安そうにしている子もいましたが、いざ始まってみると頼もしかったです。大きな声で「うどんはいかがですかー!」「ありがとうございました!」と言う声がよく響いていました。
張り切って「うどん2つ!」と叫んだり、ぐるぐるとトレイを一生懸命に回収したりする様子から、子どもたちの新たな面を私も見ることができました。

 「機会を与えることによって子どもたちはたくましくなる」・・・そんなことを感じました。食堂・販売を企画実行するのは大変なことです。事実PTA学級役員の皆様は何度も会議を開いて、準備をしてくださいました。また保護者の皆様にはお忙しい中ご協力いただきました。その思いが子どもたちにも通じて、一生懸命にがんばる姿が見られたのだと思っています。これもPTA役員の皆様、そして保護者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

★文化祭を通じて、一段と成長した子どもたち。次号ではその子どもたちの感想を紹介します。

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