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2006.11.30

効率化と必要な「無駄」

教育ルネサンスにこのごろ注目している。
現場の様子を具体的に伝えているからだ。
今回は「大量の文書 指導時間奪う」というもの。「ああ、あるある・・・」と思っていたら管理職が・・・というものだった。もちろん管理職や教務主任ほどではないが、「文書がもっと減ってくれれば・・・」と正直思うこともある。その文書が子どもたちのためになるなら別だが。

教諭である自分は、文書について減らせる権限はないので、仕事術をアップしていかに効率的に文書を処理するかということをよく考えている。一番いいのは、やはりその場主義。見たら書けるものは書いて担当に提出する。
あとで書こうと思っても、けっこう「あれ、いつ提出だっけ?」と考えたり、「あの書類、どこにしまったっけ・・・」と探したりした経験があるからだ。そういう手間ひまを考えたら、出せるものは即出した方がいいし、担当者にも「先生は早い方だから」と思ってもらえる。
これは効率化の話。

同時に、一般的には「無駄」と思われることでも、仕事には必要と思われることがある。それは子どもや同僚との会話だ。
子どもたちとの雑談は、子どもたちとの人間関係を良好とするだけではなく、重要な情報を得たり、子どもたちへの働きかけのためには不可欠なものである。今日もちょっとした雑談から、生徒指導に関わる話を聞くことができた。だから昼休みは可能な限り教室で仕事をするようにしている。
同僚との会話も同様だ。貴重な情報交換の場だし、会話から実践のヒントが見つかることももちろんだ。仕事の効率だけを考えたら確かに「無駄」だが、それ以上に子どもたちのためになっていると思われる。

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2006.11.29

改めて・・・

情報テキストの売れ行きがすごいようだ。
学研ショップでの1位と2位。(今日の夕方の時点)
先週、一部を使って授業を行ったが使いやすい。さらに子どもたちも興味深く他の単元も見ていた。大人が読むだけでも、「情報」という分野の学習になる。まさにお勧めのテキストだ。

もう一つ。メディつきセミナーのこと。
堀田先生のブログによれば、すでに定員の半分ぐらいまで来たとのこと。私自身も模擬授業をするし、ワークショップ、堀田先生のご講演も行われれる。このセミナーは実に考えられた内容だと毎回感じている。定員を越える場合には抽選になるので、申し込みはお早めに。

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2006.11.28

青い目の人形

学級通信 プロジェクトZ 第128号より

社会の学習は日中戦争や太平洋戦争のところに入っています。
 この中で戦時中のいろいろなエピソードが教科書に書かれています。疎開の話、教科書も軍国色が強いものになっていたこと、体育では「なぎなた」の学習が行われていたこと等です。
 そのようなコラムの一つに「青い目の人形」があります。今から80年近く前に友好のシンボルとして青い目の人形がアメリカから送られてきました。しかし、戦争によってほとんどが焼かれたり、捨てられたりしました。
 しかし、その中でも、青い目の人形を守った人たちがいました。岩手にも十数体あり、そのうちの一つが水沢幼稚園に保管されています。5年生の時に、「水沢の自慢CMを作ろう」の学習で概略を子どもたちは知っています。そのことを踏まえて、子どもたちは次の点を学びました。

・80年ぐらい前にギューリック博士が友好のシンボルとして送ってきた。
・日本からも人形がお礼として送られた。
・戦争が始まると、青い目の人形は敵国の人形だからということで、ほとんど焼き捨てられた。
・日本に残っているのは300体ほど。
・当時は英語を使うことも禁止され、野球などでは「ストライク」を「よし」と言った。

 実に大変な時代だったことがわかります。子どもたちに「君たちがその時代の小学生だったら、どうすると思いますか」と聞いたら、「今だったら大切にするが、その時の小学生だったら、同じように焼き捨ててしまうだろう」という子も半数にのぼりました。時代の流れというのは、やはり大きなものだと思います。そのことを子どもたちも実感しました。
 学習のまとめで子どもたちは次のような感想を書きました。

・この人形についてくわしくわかったような気がします。まわりから仲間はずれにされてまで守ることはできないだろうけど、平和を願うためのものならば一生大事にしたいです。
・私は、青い目の人形をずっと守っていきたい気持ちでいっぱいでした。焼いたり、踏みつぶされてしまうのはかわいそうだなあと思いました。
・青い目の人形はそのころの人たちには、とても非難されてかわいそうだと思いました。でも、私もそのころに生きていたら、かくし持っている勇気はないと思います。
・青い目の人形はやかれたり、捨てられたりしたけど、大切にする人がいて、その人は平和への願いがあって大切にしたんだと思いました。

 「青い目の人形」=「平和のシンボル」ということを子どもたちは、理解しました。水沢に残る大切なものとして、守り続けていかなければいけないと感じた授業でした。

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2006.11.27

昔の通信に励まされ・・・

今、学級通信に関する本(単著)に取り組んでいる。文章の原稿は9割方仕上がっている。あとはイラスト+資料の部分。これは4割ほど。だから全体では3分の2ぐらいの進行度だ。何とか冬休み中には仕上げたいと思っている。(年末・年始をあてにしているが・・・)

さて、当然のことながら、取り組む中で自分の過去の学級通信を見直す機会が多い。
すでに今までの分の一部はホームページに5年前にアップしている。(70号分ぐらい)
それらも見るし、ここ4年で作成した通信もよく見る。(4年で700号ぐらい)

これらを見ると、当時のことが思い出される。
それだけではない。今の自分には少なくなったと思われる「強いこだわり」が感じられる。
過去の自分なのに、「ほー、こんなことを書いていたんだ・・・」「時間をかけて書いたな・・・。これは」と思うような通信がどんどん飛び込んでくる。
過去の自分に今の自分が励まされているのだ。

このごろは「20~25分で通信を」というのがモットーになっている。仕事術の一つとしてだ。
しかし、先の通信はそれよりは10分ぐらい多くかけていた。その10分が、「こだわり」を醸造させていた気がする。時には10分増やして書いてみよう・・・そんな気になっている。

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2006.11.26

授業に置き換える

どんな本も授業か学級経営か仕事術に結びつく・・・そう思う。
教育書やビジネス書はもちろん、ちょっとした小話は学級でのお笑い話に転化できる。小説などは、人間理解を深める・・・・いつもいつもそういう読み方をしているわけではないけど、自然にそんな目で読んでいる。それは、教師としての幅を深めているのに間違いない。だから、教師に読書は不可欠だ。

寝る前によく本を読むが、昨日読んだ本(再読)が授業や仕事術に置き換えられるもの多く、改めてどんな本も教師の役に立つと感じた。「なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか」(若松義人・PHP選書)である。以下、注目したフレーズと自分のコメント。

・形を持つ人が、形を破るのが型破り。形がないのに破れば形なし
 →そうなのだ。授業では、まず自分の形をきちっと作ることだ。(無着成恭さんの言葉だそうだ)
・対案なしに反対するな
 →これが常識になれば研究会、会議はどんどん進む
・(まねをする)やり方だけでは、トップランナーを追い越すのは難しい
 →トップランナーになるのは、オリジナルがどうしても必要だ
・「元気を出せ」「危機感を持て」といくらかけ声をかけても、会社の「見える化」ができておらず、元気の出る仕組みが整っていなければ、ただの精神論に終わってしまう。
 →「見える化」「仕組み」が組織では不可欠。
・量をこなしていくと質に変化が起こる
 →このことを信じてブログを毎日書いているようなものである

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2006.11.25

Webから2

昨日に続いてWebから。

★その1
糸井さん@京都の授業&研究会に、阿部さん@福島、池田さん@京都が講師として行かれた。3人3様にブログに書かれているのがおもしろい(それぞれこちら。糸井さん阿部さん池田さん)。今やこのような時代なのだ。

・私の教師人生後半は、若い人のために捧げよう・・・そう思いました。(糸井さん)
・もし、ITを苦手とする先生が自分と仲のよい先生であったとしたら、普及させるのにはこの方法でいけば校内で一気にIT活用授業がブレイクする可能性はある。(阿部さん)
・プロジェクターを使って授業ができる先生は、チョーク一本で行う授業も上手い(池田さん)

お三人の言葉が共感を持って、スーッと入ってくる。

★その2
Dr.Kさんのブログから「ポジティブ・リスト」という言葉を知った。そうなんだよな。新しいことをするのなら、何かを削って・・・という話し合いをすべきだ。これは学校の教育計画だけではなく、一人一人の仕事術にも言えることだ。
もっとも、「何も削れないから、最終的には例年通りで行きましょう」ということばかりでは困るけど。
もう少しすれば、来年度の計画も話題になる。その前に紹介されている本を読んでみようと思った。

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2006.11.24

2つの新聞Webから

今朝のテレビで「いじめ:「なれ合い型」学級で発生しやすい」ということが話題になっていた。
毎日新聞だ。Webで見てみると、都留文科大学の河村先生の研究だった。河村先生は数年前まで岩手大学の先生だったので、何度かお話を聞く機会があった。またネットワーク誌にも時々登場するので興味を持って拝見させていただいた。この記事内容にも共感する。教師と子どもの間には「ほどよい関係」が必要と思う。

読売新聞の教育ルネサンスの「先生はなぜ忙しいのか」にこのごろ注目している。中学校の先生方の仕事量は小学校のそれとは全く違うことがわかる。私の地域の中学校を見ても同様だから、全国的な傾向だろう。「教師にとって、生徒や保護者が寄せる信頼感が、多忙さを乗り越える原動力になっている」という文面に共感しつつ、改善しなければいけない部分は何かと考えてしまう。

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2006.11.23

久々に読書

11月に読んだ本から。

「子育てハッピーアドバイス3」(明橋大二著・1万年堂)
子育て本のベストセラーの第3弾。今回も期待を裏切らず、いい内容だ。読者からの質問への答えが秀逸。気になる結果が一つ。文科省の調査で「自分は他の人々に劣らず価値のある人間である」と答える子が日本は3割。中国やアメリカは8割以上。確かにこういう育て方はしていないなあ・・・。

「小学生までに身につける子どもの作法」(野口芳宏著・PHP)
小学生向けに野口先生が書かれた本。そういえば20年近く前、野口先生が教頭先生だった時代に、全校朝会で「野口先生のワンポイントマナー指導」をしていたことを雑誌で読んだことがあった。国語教育だけではなく、家庭教育、生き方等、野口先生から学ぶことは多い。

「知的ストレッチ入門」(日垣隆著・大和書房)
4日前のブログに書いた。今、再読をしている。仕事のスキルを上げる点でお勧め。

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2006.11.22

すばらしい読み聞かせ

今日の2時間目は読み聞かせだった。一関のボランティア団体「おはなしの会 TOMO」によるもの。すばらしい内容だった。
この事業で「希望する学年はありますか」と言われた時に、真っ先に希望をした。子どもたちにとって価値があることはもちろんだが、「読み聞かせの勉強になる」と自分が考えたからだ。ちなみに岩手県読み聞かせキャラバン事業と関連するようだ。

さて、私の学級には代表の方が入られた。まさにプロ(ボランティアだけど・・・)の読み聞かせだった。
呼び鈴で入り、最初は絵本。続いて、暗唱した物語を10分ほど。気分を変えて谷川俊太郎さんの「かっぱ」。
この「かっぱ」は十数年前にネットワーク春の集会で群読した教材だ。今もその様子を鮮明に覚えている。著名な高橋俊三先生だった。こういうふうに巡り会うとは。
その後も読み聞かせていただいたのは、4冊の一部。たくさんのいろいろなジャンルの本を読み聞かせていただいた。本当に読み聞かせの中に子どもたちは入り込んでいた。

改めて、振り返ると・・・。
・読み聞かせにふさわしい質の高い多くの本を知っていた
・全体の構成として、様々なジャンルの本を上手な組み合わせで読んでいた。
・暗唱していると、子どもたちをしっかり見ながら読み聞かせができる。

これらはそのまま授業に通じるものがある。
それにしても、このようなボランティア団体があるのを知らなかった。
いいボランティアをしていると感じた。

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2006.11.21

メディつきセミナー

今年は模擬授業をする機会がぐんと増えた。
12月も先生方への模擬授業が一回あるし、他校の子どもたちへの飛び込み授業もある。
さらに1月も模擬授業が一回、2月に飛び込み授業が一回ある。
もちろんすべて違う内容だ。提案性のあるものをしたいと思っている。

さて、その1月の模擬授業は「第5回メディアとのつきあい方セミナー」のものだ。
今まで第2回、第3回と参加して、そのセミナーの内容だけではなく、運営そのものからも多くのことを学んでいる。
そのセミナーに模擬授業者として参加できることは、私自身にとっても大きな出来事である。
少しずつ準備をしていいものにしたいと思っている。

このセミナーの紹介は今日からだが、申し込みは明日から。
ぜひご参加ください。

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2006.11.20

テレビで見たIT活用

なかなかテレビで「IT活用」場面を見ることはないのだが、昨日の日曜日、偶然にも二つのIT活用を目にした。

一つ目。NHKのお昼過ぎのお笑い番組。切り絵名人が登場。作品紹介でOHPを使っていた。「ふるさと」のメロディーをバックに、故郷を思う若者、囲炉裏がある家で息子を思う両親をストーリー仕立てで8枚ほど見せた。その間、説明は一切なし。バックに「ふるさと」が流れるのみ。でも、すばらしい切り絵とぴったり合った音楽に、会場から大きな拍手が出ていた。今まで数回、スライドショーでの振り返りをしたことがあるが、このような効果が期待できると感じた。

二つ目。地元ローカルニュースで津波を紙芝居で伝える人のニュースが出ていた。これは実物投影機とプロジェクタで。ただし、語りが違っていたし、こちらもBGMが効果的。基本的なスキルがあるうえでのIT活用なので、効果は倍増だ。

学校でのIT活用のアイデアが実はいろいろな場面で応用できるのではないかと、ふと思った。

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2006.11.19

見えないものが見えてくる

今日、お笑い芸人のデッカチャンを子どもたちと見に行ったら、広告と違っていてだいぶ早い時間だった。まあ、無料のイベントだから仕方がない。
そこで、近くの本屋さんに行き、2冊購入。待ち時間で大部分を読んだ。逆に読書が進んだ。

そのうちの一冊。日垣隆「知的ストレッチ入門」。その中で印象に残ったフレーズがいくつもあった。

・「それまで見えなかったものが見えてくる」・・・5000円前後の靴しか買わない人が、4万円の靴を気に入って買ってしまうと、その後「違う世界」が見えるようになる。
→別の表現で「プレッシャーに感じるほどの負荷をかけて到達できるレベルというものがある」と述べている。自分にとって、8月上旬の県外講師、10月~11月の3週連続の遠征がこれに当たるのかな・・・と感じた。

・「フィニッシュの回数を多くする」・・・同じようなテーマの仕事の依頼が来る。これから努力をしていかなければいけない人は、終わったことの余力で食うようなことをすると、決して成長に結びつかない。
→今の自分に必要なことだ。まだまだフィニッシュの回数が少なすぎる。

このような刺激的なフレーズがいくつもある。いい本を読んだ後は、意欲も倍加する。

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2006.11.18

テスト作成対決?

3週連続の遠出や講演等が終わり、今日は一息をつく。たっぷりと読書。発信するからには、それに見合った受信をしなくては。

今回刺激的だったのは、雑誌「学校マネジメント」の〈事例研究と分析でシミュレーション?〉全国区教師が出題する「私だったらの学テ問題」。
実際にテスト問題を教師が作っている。考えてみれば、本格的な単元テスト問題を作成したことがない。このような問題作りはきっと教師としての腕を上げることになると思われる。教師としての総合力がベースとなっているからだ。
ここでは「小学6年・国語―「私だったらの学テ問題」/野口 芳宏・椿原 正和」というように、著名な先生方が問題を作っているだけでもいい内容なのだが、さらに「相互の問題を読んで思ったこと」をコメントしている。これが、またその教師の教育観を反映している。対決風の教科もあり、なかなか読ませる内容だ。
こんな企画の雑誌だったら、価値がある。

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2006.11.17

今回の登米行き

14日の大会の時の話。
今年になってから登米市(の旧迫町)に行くのは4度目。1月の北方小、8月の佐沼中、9月の北方小、そして今回である。距離にして70km弱。途中で高速道路を使えば1時間もかからない。本当に近い「宮城県」だ。道にもだいぶ慣れた。

講演前の昼食時に名物の「はっと汁」をいただいた。これは本当においしかった。中に入っていた油麩も特別の味。ちょっとした時間にインターネットで調べると、江戸時代に米が不足していて小麦粉で作った代用食だったようだ。しかし、そのおいしさに米作りを農民がしなくなると危惧した殿様が「御法度」にしたことが、この「はっと」の由来とか。それが事実がどうかはわからないが、これはIT活用に通じる話だと思った。IT活用は主役ではない。しかも使いすぎるのは御法度。これについては講演の中で触れた。

講演終了後は、石ノ森章太郎ふるさと記念館へ。「仮面ライダー」「サイボーグ009」「人造人間キカイダー」等、自分の小学校時代に夢中になった作品ばかり。今まで来たいと思っていたが、機会がなかった。今回は時間に少し余裕があるので、行ってみるとぎりぎりセーフ。
若手漫画家たちが住んだトキワ荘の再現部屋があった。とても狭い部屋だが、石森氏は「とても広く感じた」という。ここで皆で将来の夢を語り合う。広い将来に思いをはせたのであろう。「広く感じた」という気持ちがよくわかる。若い頃は本当に無限の未来が広がっているように感じられた。年を経るに従って現実を実感し、未来も狭いように感じられる・・・。今は今で充実しているが、未来がとてつもなく広かった若かりし頃もよかったと改めて思った。

大会参加の他にもこのように楽しめたのだった。

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2006.11.16

おは奥ネット原稿

おは奥ネット原稿が掲載されました。
今月は、「不器用な子」にスポットをあてて考えました。
私自身、不器用そのもの。技能教科は小学校時代、全くダメでした。(それでいながら小学校教師をしていますが・・・)
ぜひご覧ください。

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2006.11.15

講演の組み立て

今回の宮城県視聴覚教育研究大会での講演は90分。
今までも2時間やほぼ一日講師というのもあったが、それらは模擬授業やワークショップが入っていたので、それほど長いと感じなかった。しかし、この90分は構成を考えたら、微妙だなあ・・・と思っていた。自分の話だけでは90分は無理だよなあ・・・「笑わせられる人」が本当に羨ましいと何度も思った。

結論は「自分の強みを生かす」ということだった。模擬授業。いろいろな場でのIT活用のプレゼン。自分が入っていたプロジェクトの成果。今まで実践したワークショップ。そして学会発表。
ということで次の6つの構成。

1 模擬授業・・・漢字と社会
2 シンプルなIT活用とは・・・次々とスライドを紹介・子どもの感想も紹介
3 IT活用と学力・・・国の動向と数的なデータ紹介
4 ITを活用した授業を考える・・・ワークショップ風
5 IT活用仕事術・・・すぐに役立つ仕事術
6 こんな授業をしてきた・・・プレゼン学習、情報社会を教える学習

6つの構成だから、一つ平均15分。1と4で書く作業や考える作業も入っている。特に最初に模擬授業をすれば、IT活用のイメージも持ってもらえるし、多少笑いも入るので、会場の雰囲気も変わるだろう。活動のバランスもいいかな・・・として最終的に決定した。
考えてみたら、これは授業の構成と同じだ。やはり、授業の組み立てはいろいろな所に応用できるものだと実感。

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2006.11.14

宮城県視聴覚教育研究大会で講演

今日は上記の大会で講演。
県の大会での講演は初めてだ。

午前中は研究授業。9月に続けて皆川先生@北方小の授業を参観。
前回の授業もよかったが、今回はさらにブラッシュアップ。
IT活用が本当に自然そのもの。授業の中に溶け込んでいる。目的も明確。
さらに、今回気づいたのが次の2つ。

1 デジタルとアナログの融合
 今回、昔のかまと炊飯器を準備されていた。実物が実に効果的。また、プロジェクタで映すはするが、効果的な板書もしっかりととっていた。まさにデジタルとアナログが授業の中にうまく融合している。
2 発問のよさ
 今回は思考を深める発問と、小刻みな発問が光った。コンピュータが入った機器の問題点を考えさせる場面では、子どもたちが一瞬沈黙した。でも、それは「思考を深めるもの」で、まさに『沈黙は金』。その後の学習が深まった。

今回は「情報テキスト」を使用されていた。子どもたちの学習に有効ということを感じた。

さて、私の講演。自分の目では客観的な評価ができない。反省点も多いのだが、皆川先生が有り難い感想を送ってくださった。以下転載する。自分の振り返りは明日書くことにする。なお、JJさんも有り難い感想をブログに書かれている。これにも感謝。

--------------(皆川先生より)

■いきなり模擬授業
 ・どんどん指名,会場を動き回る正寿先生
 ・正寿先生の動きを追う参加者
  #おそらく,こういう講演は想定外だったのでしょう。

 ・スライドを出すタイミング,お見事!!
  #グッと引きつけておいて,答えスライドを出す。見習います。

 ・意外性のある資料の提示
  #会場から「はぁー!」という声

■シンプルなIT活用とは
 ・「はっと汁」の由来の話から,
  「IT活用も,使いすぎは御"法度"です」・・・これは名言!

■IT活用ありとIT活用なしの学力
 ・文科省の報告を示し,情報化の動向を示す
  #これも,ほとんどの人は初めて見たような感じで目が点になっていました。
  #IT活用の皆川報告を紹介していただき,感謝

■ITを活用した授業を考える
 ・プロジェクタと実物投影機の<良い点><よくない点>
  個人で書き出し,その後グループで情報交換
  #90分という講演時間のポイントでこのような活動を組み込み,
  #ときに集中させ,ときにリラックスさせる工夫,見事!

 ・デジタルとアナログの共存について本日の授業の様子を写真で紹介
  #会場から「オォ!」という声が上がる。これぞIT活用!
  #こういう提示の仕方も,見たことがない人には驚き 

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2006.11.13

今回の大阪行き

北東北の人にとって関西に行く機会はあまりない。
高校時代に修学旅行で、京都・大阪・奈良に行ってから次に行ったのが10年後。さらにまた訪れたのがその10年後だった。ここ数年は、プロジェクト会議やセミナー等で年1回は訪れるようになったが。

それが今年は8月~11月だけで4回。さらに冬休みも行く予定だ。もっともこちらは職場の旅行だけど。
さて、先週はゆっくりできなかった大阪も、一昨日はいくらか埼玉の移動が早くできたので、なんば周辺を少し楽しむことができた。

セミナーでは隣が玉置先生。実は前日からご一緒だったので、興味深い話をいくつも聞かせていただいた。エネルギーのある方と話すとエネルギーをいただく・・・そんな感じだった。講師の役得だ(講師は講師の先生と話す機会が多い。自分にとっては本当に有り難い)。

また、帰りのセミナー会場からは、「モノレール→飛行機→バス→新幹線→自動車」と5種類の乗り物で、5時間かけて岩手に戻ってきた。一番長くて飛行機の1時間10分ほど。「あれ、もう着いたの?」という感じだったので、「遠路」とは感じなかった。これもまた楽しめた。万博の塔も見られたし・・・。

というわけで、今回の大阪行き。なかなかいいものだった。

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2006.11.12

プレゼンの組み立て

NEEの「デジタル仕事術」セッション、日本一簡単なIT活用セミナーでプレゼンをする。
仕事術は20分、IT活用は5分である。

どちらも今までの経験から、スライドを構成&プレゼン。
知っている先生方も何人か参加して、感想もいただき、それなりの評価をいただいた。
(セミナ後、すぐに評価していただけるのは、今の時代だからだなあ・・・)

しかし、額面通りには自分では受け取ってはいない。それは自分がよく知っている。
パワーポイントの知識不足の失敗もあった。
いずれ、もっともっと「よりよいプレゼン」を目指さなければいけないと痛感している。
このようなセミナーのプレゼンも経験回数が増えてきた。
ここで恐いのは「このようなプレゼンでいいのだ」と自分の中で決めてしまうことだ。
効果的なシートの作り方にしても、語り方にしても、もちろん具体的な内容にしても他の先生方から学ぶ機会は多い。そういう目で見て行きたいと思う。

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2006.11.11

未知の情報

未知のWeb情報や本の紹介は、有り難いことである。
人から教えていただくと、その情報をまずは調べてみようという気になる。

昨日の校内研で助言者の先生から「理科ねっとわーく」のことを知った。Web自体は過去にアクセスして見たことはあった。しかし、教員ならではの「特典」については知らなかった。(映像のDVD化)
これなら本校にとっても確かに役立つと感じた。

さらに「SMAP」についても紹介していただいた。助言者の先生が研修会で聞いた指導のコツだそうだ。

S・・・Smile
M・・・Misson
A・・・Action
P・・・Passion

確かに計画性と情熱を持って笑顔で行動できれば、何事もすばらしいだろうなあ・・・。

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2006.11.10

校内全体研究会の司会

今日は校内研究会。全体研である。司会がまわってきた。
校内研の司会は、研究主任が行うことが多いであろうが、本校は学年主任クラスの輪番制である。本校は前任校等では教務主任や研究主任等を経てきている人も多く、輪番制になっても、それなりに適切なリードがされている(だから以前から輪番制というしくみなのだろう)。議論もそれなりに深まっている。

ただ、自分としては「一部の先生に発言が終始している」という点が、残念だった。40人近くの校内研参加者と限られた時間を考えたら、議論を考えるためには一部になってしまうのは仕方ない面はある。しかし、今日は自分の司会でせっかくのチャンスだ。「ひらすら聞くだけ」という先生がないようにしようと考えた。

今日行ったのは「グループ討議」だ。一回限定。
今日のテーマである「高め合い」の場面で、参観者からいくつか意見が出たあと、授業者からもそれに対する意見が出た。そこで、「今日の授業でよりよい高め合いにするには、どうすべきだったか。代案をグループで出してほしい」と話した。このような場面なら、グループ討議に値する。
「あくまでも今日の実験を前提にすること」「時間は4分」「まだ発言していない人がグループ代表で発言する」ということも言った。

すると研究会の雰囲気ががらっと変わった。やはりみんな話したいのだ。7つのグループから「なるほど」という代案が次々と出てきた。司会をやっていて、これは嬉しかった。代案はそのままオープンエンドにした。
惜しかったのは、この討議を始める時間が少し遅かったこと。もう20分早ければ、その代案をさらに検討ということもできたかもしれなかった。これは次の楽しみとしてとっておこう。

結局は司会も授業の腕と同じ。教員の研究会も子どもの話し合いも組織化する原則は似ていると感じた。

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2006.11.09

ゲーム係の活躍

昨日、係活動のチェック&新規計画を立て直させた。
その中で大きく評価された係があった。ゲーム係である。
週に2回、朝の会で5分程度のゲームを行うのだが、とにかく毎回盛り上がる。
内容もみんなが知っているワンパターンのゲームではなく、班対抗あり、全員参加あり、班代表ありと本当にバラエティだ。準備もばっちり。前日に予告をして子どもたちの興味を引いている。ゲームに必要なものも自分たちで持ってくる。豆つかみゲームの時にはちゃんと家から豆・箸・皿を持ってきた。

係の子に「どうやったら、こんなにいいゲームを思いつくの?」と聞いたら、ゲームの本をもとにしてやっているということ。いわば教材研究だ。そして、準備をしっかりとして、形態を考えて行うということだった。教師が、(思いつきではない)ゲームをする時の手順と同じだ。

自分もゲームは大好きで、かつてはよくしていた。今の学級では限られた時間でしかしていない。ゲーム係の奮闘ぶりを見て、こちらもがんばらねば・・・と思っている。

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2006.11.08

Web発売!情報テキスト

情報テキストがWebでも購入できるようになりました。
こちらです。

ファックス・電話の時にも申し込みが殺到していたそうです。初版の売り切れも近いかもしれません。
私の周囲でも、
・本当に教科書だ
・教師にとっても教科書のようなものだ
・これで私も情報を勉強しよう
という反応が返ってきています。

ぜひお手にとってご覧ください。小学生の子どもたちが情報を学ぶのに必須のテキストです。
(なお「在庫切れ」とある場合にも、日が変わればすぐに補充されるようです。)

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2006.11.07

テクノラティ

ココログのアクセス解析が詳しくなって、いろいろな情報が入ってくるようになった。
昨日見つけたのは「テクノラティ」というサイト。私が知った頃には周囲の情報通の皆さんはだいたいわかっているようだから、知っている人も多いであろう。
ブログを検索してくれるサイトのようだ。

ブログは「はてなアンテナ」にお気に入りを登録して見ている。それでかなりの情報を効率的に見ることができる。
この「テクノラティ」は検索して、そのキーワードが出ているブログを見つけてくれる。ためしに「佐藤正寿」と入れると、次々と自分の名前が出ているブログが出てきた。(リンクしているブログも。)「デジタル仕事術」の本があちこちのブログで感想を書かれているのがわかった。
さらに「日本教育工学会」と打ち込むと、先週の大会の感想がこれまた一気に出てきた。
どちらも、いつも使っているgoogleやyahooの検索では出てこない情報だ。
使い方を工夫すれば、さらに面白い情報が出てくるに違いない。

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2006.11.06

ICレコーダーを久々に使った

ICレコーダーは昨年購入していたが、今までほとんど使うことがなかった。
きっかけは10日ほど前。知人の先生から「方言を録音したファイルを」という依頼があった。
何かしらの依頼があった時は、いろいろなことを発見するチャンス。この時には「音声ファイル」というのを初めて使って送った。

今日は音楽の時間に子どもたちの歌声を録音。即スピーカーにつないで再生。自分たちの歌声を真剣に聴く子どもたちの姿がよかった。

考えてみれば、このことは20年も前によく行っていた。録音できるカセットテープレコーダーを教室に持ち込み、何度も音読や歌を録音したものだった。いつの間にかカセットテープで録音ができる機器は、ほとんどなくなってしまった。学校現場では重宝するのになあ。

無理して使う必要はないが、ICレコーダーはいろいろと活用チャンスがありそうだ。気軽に持ち歩いて有効活用しよう。

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2006.11.05

飛行機の移動

今回の日本教育工学会(関西大学・大阪の高槻市)の移動は飛行機を利用した。
今まで関西方面に行く場合も常に新幹線だった。東北新幹線と東海道新幹線の乗り継ぎである。
3時間プラス2時間半の新幹線は、けっこう体に負担だ。まあ、寝ている時間も多いけど、それでも疲労感は残る。

なぜ飛行機を利用しなかったかと言えば、空港が遠いからである。岩手にあるのは自宅から車で1時間ほどの花巻空港だが、便が限られている。仙台空港まで行けば大阪行きは10便以上あるものの、いかんせん自宅から150km以上離れている。高速料金・駐車料金も馬鹿にならないし、結果的に移動に使う時間もさほど変わらない。

しかし、今回は「宿泊付きお得なパック」があったので飛行機にすることにした。
結果的に疲労度が全然違うことがわかった。(当たり前なんだけど)
飛行機に乗っている時は快適だ。静かだし、揺れないし、時々見える夜景も心をなごませる。昨日は満月が本当に美しかった。
それに比べ新幹線はやはり窮屈。隣や前後のお客さんにも左右される。
心配性なので、空港に余裕を持ってついていなければいけない分、時間もかかるが、それでも仕事ができるスペースはたくさんある。

一週間後、再度大阪に行く。行きは事情があって新幹線だが、帰りは飛行機。疲労度を考えたら、これはやはり正解だと感じている。

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2006.11.04

発表のたびにわかってくる

今日は日本教育工学会での発表。
今まで学会発表は先週の協議会大会で2度。この日本教育工学会は初めてである。
協議会大会と違うのはこちらは研究者中心であるということだ。
論文集の分厚さ。そして、その質の高さ。
このような学会で発表できることを光栄であると思うと共に、それに見合った実力をつけなければ・・・と思う。

さて、そのような学会であるから事前の準備はかなりしたつもりだが、まだまだ・・・というのを痛感した。

・言葉の吟味
・プレゼンの組み立て
・プレゼンシートの工夫
・話し方や主張点の伝え方
・質問への答え方
・そして何よりも研究そのもの・・・・

これらすべてにおいて、学会でプレゼンができるための基礎力を身につけなければいけない。いつまでも同じパターンでするわけにはいかない。発表のたびにわかってくる。

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2006.11.03

社会科教育Fan

社会科教育仲間にあべたかさんがいる。
授業づくりネットワークで知り合い、家本先生や上條先生編集の共同執筆の本等でも、一緒に活動させていただいている。情報教育にも積極的で、関連セミナーでも一緒に参加させていただいている。

そのあべたかさんがブログ「社会科教育Fan」を立ち上げた。
あべさんを中心に9人のライターが書き込むというスタイル。
お誘いがあった時に、即OKの返事を出した。実は自分もこういうことができたらいいなあ・・・と思っていたからだ。思うだけは誰でもできるが、それを実行に移すことはなかなか大変である。それをあべさんは実践しているのだから、一緒にやるしかないと思ったわけである。

9人は立場も年齢もスタンスも違う。それがおもしろいところ。どのような形で発展していくか私自身楽しみである。皆さん、ぜひご覧ください。

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2006.11.02

夢を追う福島兄弟

学級通信 プロジェクトZ 119号より

 一週間前のこととなります。
 6年生にすてきなゲストが来校されました。自転車競技で世界大会にも出場している福島兄弟です。といっても、ご存じないかもしれません。
 実は私も知らなくて、訪問の前日にお話を聞き、ホームページ等で調べて、「ツール・ド・フランス」にも出場しているということがわかりました。
 なぜ本校に来ることになったのかと言えば、実は水沢小学校を20年以上前に卒業し、恩師の紹介で「ぜひ小学校で特別授業を」ということになったとのことでした。

 お二人ともユニフォーム姿に自転車で登場しました。それだけでも、「すごいなあ」と思うのに、いろいろなお話が魅力的でした。

・緊張をほぐすために、ハーモニカを競技前に吹いている。(実際に吹いてもらいました)
・世界各国に行くので、いろいろな国のあいさつを知っている。
・競技中に水の補給やトイレのしかた・・・等々

 実際に自転車をさわらせてもらったり、質問に丁寧に答えていただいたりと、まさにお二人は子どもたちのヒーローでした。終了時点で「握手したい人?」と言ったら、子どもたちがドッと押し寄せてきたぐらいでしたから。
 その日にお礼のメールをしました。

岩手・水沢小の佐藤正寿です。司会をしていた教師です。今日の講演会、本当にありがとうございました。飾らないお人柄とおもしろいエピソード。子どもたちはお二人に魅了されっぱなしでした。最後には子どもたちがワーッと握手を求めていました。今日の講演会の象徴でした。
本校の卒業生として子どもたちもあこがれを持ったと思います。子どもたちに大きな大きな「夢」を与えてくださり、本当にありがとうございました。これからのご活躍を全校あげて応援いたします。

 そうしたら、「岩手のずうずう弁が耳元にまだ残っています。優しい気持になれました。水小の子供たちをのびのび育てる先生方にも感謝です。また会える日を楽しみにしています」といったご返信がありました。

 子どもたちにはサイン入り写真をプレゼントしていただきました。すてきな出会いとなりました。子どもたちのいい思い出になったと思います。

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2006.11.01

人物の顔を絵にかく

実践と呼ぶほどのものではない。
ただ、意外な反応があったので、ここに記す。

今日の社会の時間。北里柴三郎・志賀潔・新渡戸稲造・野口英世の写真と名前。業績が教科書に出ていた。子どもたちにとってはなじみの薄い人物である。むろん、新渡戸稲造・野口英世は紙幣になっているので顔は見たことがあるだろうが、名前まではしっかりとは覚えていない。
ただ、読むだけだったら、4人を混同してしまうであろう。

そこで、それぞれの人物をノートに顔をかかせた。
「北里柴三郎の顔を絵でかきなさい」と指示をすると、珍しいパターンに子どもたちから「エーッ」と「オーッ」という反応。珍しい活動なので、子どもたちの取り組みもはやい。
時間を区切って書かせ、人物名・キーワードも添付させた。
4人連続で行うと、子どもたちからは「おもしろい」「おもしろい」という声。

そうか。今まで人物を絵にかくようなことはしなかったものなあ。
子どもたちに教えられた出来事だった。

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