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2006.11.10

校内全体研究会の司会

今日は校内研究会。全体研である。司会がまわってきた。
校内研の司会は、研究主任が行うことが多いであろうが、本校は学年主任クラスの輪番制である。本校は前任校等では教務主任や研究主任等を経てきている人も多く、輪番制になっても、それなりに適切なリードがされている(だから以前から輪番制というしくみなのだろう)。議論もそれなりに深まっている。

ただ、自分としては「一部の先生に発言が終始している」という点が、残念だった。40人近くの校内研参加者と限られた時間を考えたら、議論を考えるためには一部になってしまうのは仕方ない面はある。しかし、今日は自分の司会でせっかくのチャンスだ。「ひらすら聞くだけ」という先生がないようにしようと考えた。

今日行ったのは「グループ討議」だ。一回限定。
今日のテーマである「高め合い」の場面で、参観者からいくつか意見が出たあと、授業者からもそれに対する意見が出た。そこで、「今日の授業でよりよい高め合いにするには、どうすべきだったか。代案をグループで出してほしい」と話した。このような場面なら、グループ討議に値する。
「あくまでも今日の実験を前提にすること」「時間は4分」「まだ発言していない人がグループ代表で発言する」ということも言った。

すると研究会の雰囲気ががらっと変わった。やはりみんな話したいのだ。7つのグループから「なるほど」という代案が次々と出てきた。司会をやっていて、これは嬉しかった。代案はそのままオープンエンドにした。
惜しかったのは、この討議を始める時間が少し遅かったこと。もう20分早ければ、その代案をさらに検討ということもできたかもしれなかった。これは次の楽しみとしてとっておこう。

結局は司会も授業の腕と同じ。教員の研究会も子どもの話し合いも組織化する原則は似ていると感じた。

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Comments

かつのりさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね。「みんな話したい」はずです。校内研では。(外部の研究会はまた別)
その証拠に挙手がなくても指名をすれば、それなりに皆さん話されますからね。

Posted by: サトマサ | 2006.11.12 10:16

なるほど…。
「従来の枠にとらわれているようではいけないな」と感じました。
事後研のスタイルも、こうやって変えていくことなのですね。

やはり、「みんな話したい」のですね。

Posted by: さとうかつのり | 2006.11.12 09:54

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