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2006.12.14

家庭でできるノート指導1

「家庭でできるノート指導」というテーマで原稿を書いた。
事情があって掲載ができなくなった。
でもせっかく書いた原稿である。何回か分けて紹介する。

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「自分なりのノート作りができる子は学力が高い」
「ノートを見れば、その子の授業に対する姿勢がわかる」
 これらは現場の教師にすれば常識的なこと。
 逆に言えば、自分なりのノート作りができるようにすることが、学習好きにする近道と言えるのかもしれない。
といっても、「ノートの書き方は先生が教えるものだから・・・」と思っていないだろうか。親でも十分にノート指導はできる。

【ノート指導の有効性】
 親にとっては学校の様子を知るものの一つが、子供たちのノートである。一年間での授業参観の回数はそれほど多くはない。しかし、ノートは毎日使われる。いわばノートは授業参観の代わりとなるようなものだ。そこにはその子の学習に対する姿勢がストレートに出ている。

・自分の考えをたくさん書いているノート。集中したことがわかる。
・一時間の授業の様子がわかりやすくまとめられたノート。

 このようなノートだったら親も安心だ。しかし・・・

・ノートと言うよりはメモ書きのようなノート
・乱雑だったり、いらずら書きもあったりするノート

 これだとかなり不安になってくるであろう。我が子は一体授業中に何をしているのかと。
 子供のノートは「学習の鏡」みたいなものだ。学習に取り組む姿勢、理解度がそのまま写し出されている。それは怖いものである反面、ある意味では便利なものでもある。子供たちの学習に終始付き合わなくても、ノートをチェックすれば、その子の学習状態がわかるからだ。
 では、どのようにして子供たちのノート力を向上させればいいのだろうか。

【こんなノートなら心配】

◎空白だらけのノート
 一ページに数個の言葉が並んでいるだけのノート。あとは真っ白。しかも、次のページも似たような状態。よく読んでみると、途中まで文章を書いているが、あとは途切れている。学習意欲が心配な例。

◎書きなぐりのノート
 ノートは書いているものの、字が汚く、しかもマスからはみ出ている。「書いた本人も読めないのでは・・・」と思われるほど。性格や学習習慣が反映されている例。

◎ただ写しているだけのノート
 しっかりと書いているように見えるが、教師が黒板に書いたものをただ写しているだけのノート。そのまま写しているので、途中で行がかわっている。写すというのはノート作りの基本の段階では大事だが、そのままで伸びていない例。

【まず子供にさせること】
 我が子のノートを見て、どう思っただろうか。ドキッとしたら黄色信号、我が子にぴったりだったら赤信号である。
 ノートと学力は大きな関係がある。きちんとしたノートを書ける子は当然学力が高い。ノートをとるのが苦手な子でも、まれに学力が高い子もいるが、やがて伸びがストップする。逆に、乱雑なノートの子が、きちんとノートをとれるようになってきてから学力がついてきたという例も数多い。いわば、ノートは学力向上のかぎを握っているとも言える。
 しかし、授業でのノート指導は教師任せにならざるをえない。教師は40人近くの子を見ているし、細かなノート指導ができない・・・じゃあ、どうすればいいのだと思うであろう。
 何のことはない。教師のノート指導のテクニックに学べばよいのである。教師は毎日、多くの時間でノート指導を行っている。書き方を教えるのはもちろん、その大切さの自覚のさせ方、ノートを通じてのコミュニケーションの方法等、多くのテクニックを持っている。それは親には見えてこない部分である。
 むろん、学校と家庭では学習環境が違うし、親が我が子に「授業」するのも難しい。ただ、その違いはあるにしても、ノート指導のテクニックを知識として知っているのと知っていないのでは、我が子への声がけも違ってくる。
 では、まずは何からスタートすればいいのか。ノートがなかなか取れない場合、まずその理由を考えるころだ。それがわかったら、ノートが変わる具体的な方法を教える。シンプルだが、これが王道である。

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Comments

このようなすばらしい原稿が掲載されなくなったなんてもったいないです。将来わが子に対して親として実践してみたいと思います。なので、印刷させていただいちゃいます。

Posted by: miya-mama | 2006.12.16 at 17:47

コメント、ありがとうございます。先日は久しぶりにお会いできて、うれしかったです!
家庭での声がけは教師の声がけ以上に大切だと思っています。低学年がやはりポイントですね。

Posted by: サトマサ | 2006.12.16 at 18:11

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