特別活動の研究
久々に特別活動の研究授業をした。地区特別活動研究会での研究授業である。
今はほとんど書いていないが、10年以上前は特別活動のレポートや原稿を一生懸命に書いていた。
初めて雑誌の連載をさせていただいたのが、「特別活動研究」誌。1992年のことだ。
自分なりのかなり参考文献を読んだり、時間を費やしたりしたが、今考えると明らかな実力不足。最後は息切れ状態の連載だったことを記憶している。それでも自分にとっては、有り難い機会だったことには変わりがない。
さて、今回の研究授業は学年児童会の話し合い活動。
議題は「他学年と交流しよう」である。
今回は指導案を作るのが楽しかった。
・子どもたちの対立点はどこか
・どこまで、今回の話し合いで決めるか
・議長役の子に対する指導は何をするか
・教師の助言の出番はどこか
・話し合い終了後に教師は何を語るのか・・・等。
子どもたちの話し合いのイメージがふくらんで2枚の指導案を一気に作成した。
(指導案も任されていてよかった。2枚に凝縮できたからだ)
事前指導は前回の学年児童会の終了時に希望活動内容調査を5分。2日前に役割分担の確認を10分。前日に議長との打ち合わせを10分。当日に提案者と黒板書記への指示をそれぞれ3分。
これで十分だった。
いざ話し合い。
いい話し合いができた。対立点でお互いの立場で主張をぶつけ合い、こちらの助言で両方の立場のよさを合わせた考えで内容がまとまった。今回はこの方法で子どもたちも納得である。
研究会で「教師の助言の出番」が話題になった。
私はいつも「話し合いの方法についてはどんどん助言する、しかしその話し合った結果の内容は子どもたちに任せる」というスタンスである。
これが子どもたちに力をつける話し合い活動での教師の出番だと思う。
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