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2006.12.17

佐藤学級の分析

「同じ学級や授業を見ても、技量のある人とない人ではその差は一目瞭然」
とずっと思ってきた。

一昨日、我が学級を訪れた吉野先生がブログに参観記(その1その2)を書いてくださった。
「自動化されている」「ノート指導では、よい・悪いをしっかり示す」等、12項目にわたっている。
これには圧倒された。自分の授業や学級経営はなかなか客観化できないことが多い。自分が意図していて指導はしているわけだが、参観者の先生方にご指摘いただいて、「なるほど、そういう特徴があるのか」と感じることもしばしばだ。

今回もそれを感じた。それにしても、このような見方ができる(具体例を挙げて)というのは、吉野先生の並々ならぬ力量を表している。
それは我が学級で飛び込む授業をするという姿勢にも表れている。事前にこの話を職場でした時には、驚かれた。自分も飛び込み授業をしてわかるのだが、校内の他学級に入って授業をするのとは全然違う。子どもたちとは一期一会。しかも実態に合わせて授業中に修正をしなければいけない。それを即答で「いいです」という点も力量を反映している。

同じく参観された若月先生からも、有り難いメールをいただいた。それは、子どもたちの態度である。次のように書かれていた。

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一番印象的だったことは、子どもたちが、初めの質問タイムや給食中の雑談でもきちんと目を合わせて話してくれたことです。
初めて会った見ず知らずの人にも、目を合わせて話のできる子たちは、とても素敵でした。
しっかり話をしたり、聞いたりできるとこんなにも相手は気持ちのよいものか、改めてわかりました。
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子どもたちのことをこのように見ていただいて、本当に有り難いと感じた。これもふだんの自分がそれほど意識をしていなかった部分だ。

1年にこのような参観や取材が何回かある。実に貴重な機会だと改めて今回も感じた。吉野先生と若月先生に感謝。

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Comments

吉野先生、コメントありがとうございました。
こちらこそ大きな学びを得ました。
再訪問、大歓迎です。遠いですが、ぜひ!
(学級の子どもたちへのおみやげの緑茶飴、昨日いただきました。「ニガイー」と言いながらも喜んで食べていましたよ)

Posted by: サトマサ | 2006.12.19 05:32

サトマサさん,お忙しい時期の訪問を快く受けてくださったこと,感謝いたします。
「やっぱり『生・佐藤学級』はいい!」が,実感です。
サトマサさんの子どもとの何気ないやり取りに,温かさを感じます。
そして,子どもたちが私たちに話しかけてくれる姿に,普段の学びを感じます。
機会があれば,再び訪問したいです。
そのときは,よろしくお願いいたします。

Posted by: よしの | 2006.12.19 00:49

ながたくさん、コメントありがとうございます。
自分の色を出せば、きっとそれが「個性的な学級経営」になるのだと思います。
いつかはそれが自分なりの「型」になると思います。
教師が好きなクラスは子どもも好きですね。

Posted by: サトマサ | 2006.12.18 05:39

ブログから教室の息吹を感じます。
子どもたちのすてきな様子が伝わってきます。

ぼくのクラスはまだまだ・・。
でも、今のぼくにはいいのかなと思っています。
もちろん、日々よくしようと必死です。
ただ、昨年自分らしさを消そう消そうとしていた
気がするので、今年は自分のよさを学級に
生かそうとしました。
元気いっぱいで大変。でも、このクラスが大好きって
いえるのが幸せです。

Posted by: ながたく | 2006.12.17 23:19

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