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January 2007

2007.01.31

授業づくり研修会1

今日は北方小での授業づくり研修会。市主催の行事である。参加申し込み者は59名。
今回は飛び込み授業&講演会。テーマは「授業の「密度」を上げるための指導方法の工夫・改善~この発問・指示で授業が変わる!~」である。今までよく講演させていただいた分野とは違う。

皆川先生から依頼があった時、自分には荷が重いのでは・・・と思っていた。しかし、今、飛び込み授業も講演を終えて、充実感でいっぱいだ。この研修会のために、自分自身が得をしたと思えたからだ。
数回に分けて振り返りたい。ちなみに北方小HPにはすでに今日の研修会のことが豊富な写真入りでアップされている。
今日は、準備段階について。

飛び込み授業の内容としては、二つ考えられる。
一つは自分の得意分野を単発的に行うもの。
もう一つは該当学級の進度に合わせて行うもの。
前者は自分の一番得意な授業ができるというメリットがある。見通しも立つだろう。後者は、授業者にとってはしんどいが、子どもたちの学習の連続性があるという点が強みだ。
自分が選んだのは後者。その方が学級のためにもなる。
今回は消防署見学後の授業だ。教科書はまとめて発表という時間だったが、今回のテーマからするとそれはできない。そこで、「もし北方小が火事になったら」という場面設定型授業を構想した。これが結果的にはよかった。
この授業構想等は、明日のブログで授業の様子とともに伝えたい。

さらに飛び込み授業の心構えとして、次の点に留意した。

・一期一会である。可能な限り子どもたちの名前を覚えること。授業のテンポを崩さないためにも必要。
 (このことを閉会の言葉で教頭先生がご指摘くださったのが、とても嬉しかった。)
・有田先生から学んだ「傾聴」を心がける。
・「ズック」をはいて臨む。その1時間は「担任」のようなものだからだ。

つづきは明日。なお、皆川先生からはすでに授業のまとめがアップされている。その早さに驚くと同時に感謝!また、千葉先生がこのように鋭く、しかも長文で参加記を書いてくださった。感謝!

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2007.01.30

一流の講演は生き方も伝える

20年ぐらい、毎年有田先生のご講演は年に1~2回はお聞きしている。
いつも「授業づくり」「社会科の授業」といったことが中心になるが、講演の中に必ず教師としてに生き方を学ぶ部分が入っている。それが講演の魅力の一つだ。(これは野口芳宏先生も同様)

昨日もそうだった。
一番印象的だったのは「プロ中のプロは問い続けている」という言葉だった。確かに、問い続けていかなければ学びはない。大学に入った頃、先輩に「問題意識をもつことだ」と口酸っぱく言われたことを思い出した。以来、自分の中で問題意識はもってはいるものの、それを「問い続けている」かどうか言われれば、まだある程度のレベルで学んでいるような状態かもしれない。
講演の最後に有田先生は新しい教材を提示された。深い、深い教材開発と思ったが、自分でさらに深めている段階と話されていた。まさに「問い続けている」のだ。自分はまだまだ。はな垂れ小僧みたいなものだ。

また、「努力の大切さ」も長嶋選手の例をもとに話された。天才的と言われた長嶋選手が実は「長嶋ほど練習する選手はいない」という言われていたという事実。これもいいエピソードだった。

さあ、明日は授業づくり研修会。自分も飛び込み授業&講演をする。短い期間の告知にもかかわらず60名近くが集まると言う。会場校ではこのようなご苦労をされて、ご準備されている。全力を尽くすのみ。

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2007.01.29

傾聴の姿勢

今日は有田和正先生の飛び込み授業&講演会。
有田先生の講演会は水沢では今回が3回目。講演会だけでは自分たちの学び合いが少ないということで、1回目は2年前に佐藤学級を参観していただいた。2回目は3人により模擬授業。どちらも価値あるものとなった。
そして今回は5年生への飛び込み授業である。

授業構成や資料の活用方法、さらに発問等、授業そのもので学ぶ点が多かったのは言うまでもない。教材研究の深さやユーモアたっぷりの点も相変わらず。
それらと同様に、印象的なのは有田先生の「傾聴」する姿勢だ。
発言する子どもたちのそばに歩み寄り、子どもたちの目線に近づいてしゃがみ、目を見てしっかりと聞く。時には、耳に手をあて聞いている。まさに「傾聴」だ。

かつて、有田先生の原稿で「子どもは『先生がしっかりと話を聞いている』ということが分かれば、安心して話す」といった旨の話を聞いたことがあった。今日はまさにその姿勢を見させていただいた。
自分自身を振り返ってみる。「傾聴」という姿勢にはまだまだだ。
さっそく自分自身の姿勢を改めるところからスタートである。

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2007.01.28

昨日のセミナーではいろいろな方とご挨拶させていただいた。

同じ岩手県で以前書籍のやりとりをさせていただいた先生。
別研究会に一緒に参加されている先生。
デジタル仕事術セミナーで知り合った先生。
IT活用セミナーに参加された先生。
メールのやりとりをしている先生。
全く初めて出会う先生。
拙著を読まれてブログも見てくださっていた先生・・・等

模擬授業の感想も聞くことができて、有難かった。
また、セミナー終了後、情報交流会が開かれた。その場で飲み物とお菓子でという気軽なもので、多くの方が残った。旧知の先生方と情報交換。

セミナーで学ぶことも多い。
同時に自分はこのような有難い縁ができることも本当に嬉しいと思う。
そして、いろいろな先生方と話すことが自分の活力源になっていることを、改めて感じた。

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2007.01.27

5分間模擬授業

今日の「メディアとのつきあい方セミナー」で模擬授業を行った。
授業者は3名。
時間は5分間。

今まで何度も模擬授業をしている。しかし、5分間というのは初めてだった。
ここで「5分間しか」と考えるか。
あるいは「5分間も」と考えるか。
私の場合はもちろん後者である。
その点で、授業の中で「導入」「展開」「まとめ」をしっかりとしたいと考えた。
もちろん、授業であるから、子どもたちの反応が豊富になるようにした内容である。

そこで、今回授業計画を一回立てたあと、だいぶ削った。
「内容」と「発問・説明」をである。
さらに、実際に子どもたち対象に授業をしてみた。まだまだ時間が長い。その経験をもとにさらに削った。
何とか5分ぐらいに収まるように計画を立てた。
本当に教えたことと、最低限の発問・説明のみである。
さて、本番。何とか計画通りに終わったし、自分の主張点も盛り込めた。同じ模擬授業の他の2人の先生方も主張が明確だった。きっと発問や内容をかなり削ったのであろう。

ということで、「ムダな発問・説明」をいかに削るか・・・・ということをかなり学んだ。
その点で「5分間」模擬授業はお勧めである。

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2007.01.26

暖冬

本当に暖冬だ。
人生で初めてといっていいくらい。
もっとも教育活動をするのには好都合が多い。

まずは体育。例年だと今ごろは、冷蔵庫のような体育館に行き、準備運動で体を温める運動をかなりしてから主運動に入らなければいけない。それが、昨日はその必要はなし。
校庭も例年だと中途半端に雪が融け、校庭がグジャグジャになって全く使い物にならないのだが(むしろしっかりと雪が積もった方が使える)、今は乾いた状態。休み時間も子どもたちが元気に遊べる。

教室でヒーターをつけても、すぐに設定温度の18度に達する。昨年大幅に赤字だった灯油代も今年は全く心配ない。インフルエンザも流行る兆しはなし。私たちも通勤時間が倍になるような冬道は今年は経験していないので、これまた有難い。

こんなに有難いことだけど、新聞を見ると「小岩井雪祭り」では雪不足で規模を縮小せざるをえない状態とか。また、スキー場で思う存分営業できないところもあるだろう。雪の恩恵を受けているところでは、暖冬を「困ったものだと」思っているに違いない。
教育活動上はよくても、もともと雪国育ちの自分にとっては雪は邪魔者ではない。むしろ、雪があったからこその思い出がいっぱいだ。小さい頃によくした土手からのスリリングあるソリ滑りは本当に楽しかった。雪合戦をしていて、近所の家の窓を割ってしまったのもいい思い出。また、いろんな場所のいろんな雪景色も楽しんだ。

もう数日で2月。そろそろ雪も本格的になるだろう。それはそれで、やはり必要なことだと思う。

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2007.01.25

学校パンフレット

昨日の立命館小の視察で、学校のパンフレットを渡された。
小学校の経営方針がビジュアルに、キーワードで端的にわかるパンフレットである。学校の魅力がよく伝わってくるものである。

公立学校にもこれに類するものはある。私の地方では「学校要覧」と呼ばれている。文字が中心の学校の数的・歴史的基礎資料という感じである。
むろん違いがあるのは当然だろう。片や入学児童を募集しなければいけない学校のパンフレット、片やすでに入っている保護者や関係者向けの説明資料。目的が違う。

しかし、やはりこのようなパンフレットは教師にとってもいいなと思った。というのも、自分の学校の特色をパンフレットをもとに語れるからだ。たとえば、「あなたの学校はどんな特色をもっていますか」と聞かれたら、同じ学校の先生方はどう答えるだろうか。案外ばらばらのような気がする。
しかし、パンフレット発行の学校では、パンフレットに書かれているキーワードをもとに共通の特色を語れるであろう。

そういえば、アメリカ研修に行った時に、公立小学校でもビジュアルで工夫されたパンフレットを視察のたびにいただいた。学校によってサイズも内容も書きぶりも様々。まさに個性的だった。「アメリカの教育でしていることは十数年後、日本でも行われている」とそのころ言われていた。現実にそうなっている。パンフレットもこれから各学校ごとに工夫をこらす時代になって行く気がする。

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2007.01.24

有難い視察

今回、UNIQUEプロジェクトの一環として、立命館小学校を視察することができた。
自分にとって本当に有難い機会だった。

施設面での視察がメインだったが、同時に授業も拝見させていただいた。
強く印象に残ったのは、「伝統的なよさも、新しいツールの強みも生かす」という姿勢だ。
たとえば、図書館では一人一人がキーボード操作不要の電子ツールで調べられるようになっていた。同時に1年生の教室の机の上には、付箋紙がたくさん貼った国語辞典が置かれていた。
また、ある教室を見たら、そろばんに取り組んでいた。同時に脇では、パソコンを使ったフラッシュ暗算に取り組んでいた。

伝統的なよさもITツールもまさに自然。子どもたちも自然に使っていたのが印象的だった。


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2007.01.23

映せばわかる!ICT活用セミナー

財団法人松下教育財団主催の「ここから始めよう!映せばわかるICT活用セミナー」のお知らせです。

3月10日(土)に宮城県の仙台国際センターで標記のセミナーがあります。
簡単なICT活用の具体的な報告、学力向上につながるICT活用のパネルディスカッション等が行われます。堀田先生をはじめ、7人の先生方が登壇します。私も「子どもに力をつける活用」というテーマで報告をします。
くわしい案内はこちらです。
また申込書はこちらです。
お近くの方、いかがでしょうか。ぜひご参加ください。

なお、同様にセミナーは2月10日(土)に岡山で、3月1日(木)に東京で開催されます。仙台はその第3弾になります。岡山、東京の案内はこちらです。

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2007.01.22

3学期初日

3学期も日刊で学級通信を発行します。

学級通信 プロジェクトZ 第153号より

☆ 子どもたちの声が久々に教室に響きました。
  金曜日の3学期初日。教室では子どもたちが冬休みのことを話していました。「冬休みも楽しいけど、教室もやはり楽しい」・・・そんな雰囲気でした。事前に提出物を出すように指示をしていました。その提出率95パーセント。多くの子がしっかりと提出物を持ってきました。子どもたちのやる気を感じます。

☆ 1時間目はその提出物のチェックと一人一課題のカード書きです。一人一人が一生懸命に一人一課題に取り組んだことが、カードに書かれていることからわかりました。

☆ 2時間目は始業式。校長先生から「3学期は42日です。特に6年生は小学校生活最後なので、がんばってほしい」ということを話されました。子どもたちも背筋を伸ばして聞いていました。今まで「今年は卒業の年」というのは意識をしていましたが、改めて3学期になって「卒業が目の前に迫っている」ということを実感したと思います。
  教室に戻ってから、改めて校長先生のお話を確認しました。そして、私からも「3学期はまとめの時期。中学校までに必要な学力を身につけること」「思い出に残る日々をすごすこと」について話をしました。

☆ 3時間目は「いのししテスト」。冬休みの課題の中からのテストです。8割が合格ラインですが、漢字は7割強、算数は6割弱の合格率でした。1月末にはCRT学力テストもあります。さらに復習を深めたいものです。

☆ 4時間目から一人一課題の発表会です。「工作作品」→「家庭作品」→「自由研究」の順番で発表することを確認しました。この日は工作作品のみの発表でした。
  一人一人の努力作に、発表を聞いていた子どもたちも「すごい!」「おもしろい!」という声が自然に出ていました。発表会は22日も続きます。

  こんな感じの3学期のスタート。どうぞ3学期もよろしくお願いいたします。

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2007.01.21

社長としての行動

天気がとってもいいのに、今日は仕事&家のことデー。
ただ、「いつみても波瀾万丈」はしっかりと見た。ワタミ社長の渡邊美樹氏が出るからだ。
本人からのメッセージは明快だった。
しかし、そのメッセージより、私には「社長の一日」という感じで写った数分間がとても印象的だった。

・朝の5:30に出社
・すぐに「店のクレーム」の書類に目を通す。
・朝の7時からの会議で明確に指示を出す
・途中で教育会議、講演
・夜の7時から抜き打ちでとあるお店へ

そのエネルギッシュな姿。そして、強い意志、行動力。さらにお客様第一主義、現場第一主義。
それでいながら実に人間的。急の抜き打ちチェックで緊張している店長さんには、「店員が明るくていいよ」と励まし、「揚げる温度だけ気をつけて」と具体的な指示。別れ際に「頼んだよ」と一言。その間、30秒もないだろう。それでも、店長さんのハートをがっちりつかんだと思うような励ましだった。

このような社長さんだから、上場もするし、国の重要な会議の委員にもなるのだろう。
さらに、この数分間のテレビには、教師として大事なヒント、人の振る舞いとして重要なことがいくつもあった。いいシーンを見たものだ。

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2007.01.20

「定食メニュー」ではヒットは出せない

朝日新聞の土曜日の「be on Saturday」のフロントランナーはよく読む。ほとんどが時代の先を行く社長さん。その考え方・行動の仕方からヒントを得るためだ。

今回はワーナーミュージック・ジャパン社長の吉田敬氏。「選択と集中で」という小見出しが目に入った。自分が昨年心がけていたことだからだ。
そうしたら、次の文章が飛び込んできた。

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売り方には定石があります。(略)僕らは「定食メニュー」と呼んでいます。松竹梅じゃないけど、いくつかパターンはありますが、ただそれをやるだけというのでは、何も考えていないのと一緒。絶対にヒットは生まれないと思っています。

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今の自分の状況に似ていると思った。若い頃は、自分なりの「定食メニュー」(定石)を作るのがまず大事だ。自分もそうしてきた。そして、ある程度自分なりの定石パターンが身に付いてきた。
しかし、その「定食メニュー」に安住しているのでは意味がない。昨日読んだ教育雑誌にも「自己評価しない教師の力量は落ちるのみ」という話が書かれていた。
今度は次の二つで考えていかなければいけないだろう。

・定食メニューを増やす(自分なりの定番実践の幅を増やす)
・注目の新メニューの開発(新たな注目実践の創造)

ちなみにこの「be on Saturday」の「愛の旅人」では私の故郷・秋田県の五城目町が出ていた。懐かしくなって、五城目町のあちこちを検索して、「そうか、今は人口1万人になっているんだ」「木村謹治博士(ドイツ文学)の写真が小学校に飾られていたなあ・・・」といろいろな思いをもつことができた。幸せなひとときだった。

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2007.01.19

おは奥ネット原稿

連載をしているおは奥ネットの原稿が掲載されました。
今回は、「どっちがいい?」という内容です。
賛成・反対が分かれそうな内容について、自分なりに考えました。
ぜひご覧ください。

このおは奥ネットの連載も今回で終わり。
最後には次のように書かせていただいた。

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この連載も1年間が経ち、今回で終了です。
幼児教育の専門家ではなく、小学校教師という立場から、就学前のお子さんの相談に答えてきました。
連載を振り返ってみると、幼児教育と初等教育という違いはあっても、根本原理はやはり同じだなと思います。
これは自分にとっても価値ある発見でした。
今後の自分の教育実践に生かせることもこの連載で見つけることできたのも、嬉しいことでした。
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幼児教育の専門家ではないのに、就学時前の児童の保護者を対象に原稿を書いたことは、実にいい経験だった。自信がないから、当然多くの文献にあたる。すると、先に書いたように「これは初等教育と同じ」という発見がけっこうあった。考えてみれば「教育」であるから、根本原理は同じなのだ。
そうわかってから、原稿にも自信が出てきたと思う。

その点では「原稿を依頼される」というのは、本当に新しい自分を見つけることだと思う。
この場を与えてくださった編集者さんに改めて感謝したい。

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2007.01.18

学校選択

同じ公立学校の教師でありながら、「厳しいものだ」と思う。
「教育ルネサンス」の新しいシリーズ、「学校選択」だ。

掲載された例は「入学者が激減したが、努力と工夫によって、入学者も多くなった」という学校を扱っている。ある中学校は入学者0という年もあったと書かれていた。それからの道は大変だったであろう。
学校選択制によって、学校がいろいろな面で工夫したり、学校の特色をアピールすることはいいことだと思う。学校が活性化するだろう。
しかしながら、同じ学区内の学校同士の連携はどうなっているのか、心配になる。ある学校に入学者が増えれば、他の学校は当然減ることとなる。そのように競い合っている学校同士であれこれ情報交換をするのは難しいのではないかと思われる。ライバル関係だからだ。
選択制でなければ、間違いなく近隣の学校は連携し合うと思うが、そうではない時にはどのようになっているのかちょっと知りたくなった。

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2007.01.17

アクセス数

2007年になってから、ブログのアクセス数が伸びている。
昨年の7月からアクセス数は平均280前後であった。半年ぐらいずっとである。
これは安定しているということであるが、逆に言えば広がってもいないということである。

しかし、この半月は平均330ぐらいに増えている。
さらに細かく見てみると、地元岩手のアクセスの割合が増えている。16%ぐらいだったのが19%ぐらいまで伸びている(こういうのを解析してもらえるのも驚きだけど)。岩手で「ブログを見ています」と言われることは少ないので、これは嬉しいことだ。

理由として年賀状効果、岩手の冬休みの長さ等が考えられる。もっとも、内容が薄くなったり、更新も滞ったりしたらアクセス数は自然に減っていくだろう。いつも読んでくださる皆様に感謝しつつ、レベルアップを心がけなければ・・・と思っている。

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2007.01.16

原稿執筆とかつて読んだ本

昨日と同様にイベント本で感じたことがあったので、その話題。
いつだったか、「教師が月に読む教育書は平均すると一人あたり1冊にも満たない」という話を聞いたことがある。エッという思いだった。きっと教師としてのスタート(3年ぐらい)がその人の教育書の読書量を決めるのではないか・・・と思う。

その点で私の場合は幸せだった。初任時代に教育書ブームのようなものがあり、月に10冊程度の教育書は購入していたからだ。教育雑誌も同様。経済的な都合で一般書まで手が回らなかったが、それでも充実した読書生活だった。

その頃に購入した本で、昨日のイベント本の原稿執筆の時に参考にしたのが、野口芳宏氏の「学級づくりに生かす朝の会・帰りの会」(明治図書)だ。国語授業だけではなく、学級経営においても野口氏が超一流であることがわかる本だ。この中に「忘れられない子のエピソード」がある。細かな部分まで覚えている野口氏。知った時にはすでに担任ではなかったが、野口学級を見てみたかった・・・と改めて感じた。

今回イベント本執筆がなかったら、この本を再読したかどうかわからない。その点で、原稿執筆というのは古きよき本に巡り会える貴重な機会だと感じた。

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2007.01.15

原稿執筆とインターネット

部分執筆の本の原稿締め切りが、この1月に3つある。うち2つは何とか提出した。もう一つも来週の土日に執筆予定だ。本当は単著である学級通信本の残りも急がなければいけないのだが、それ以降になりそうだ。

さて、昨日書いたイベント本は、本当にインターネットのお世話になった。
すでに存在する実践や本のことを調べようとする場合、家にその本や実践が書かれている本があっても、書棚から探すよりもインターネットで検索する方が圧倒的に早い。
さらに、周辺情報も手に入れられる。特に、昨日は「なんだなんだ班会議」を調べた。そうすると、自分が知って違方法はいくつかのゲームのやり方の一つであって、様々なものがあることもわかった。また、意外はホームページも見つけることができた。
このような点では、今回の原稿ではインターネット活用は不可欠だった。

つまり、原稿を書きながら新しい情報をインプットしているのだ。もっともっとインプットが必要と今年考えている自分にとっては有難い時間だった。

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2007.01.14

小学校教員のための情報教育セミナー

一昨日の県教育工学研究会には何冊かの著書を持参した。その中で好評だったのが、情報テキストである。講義の中で、「子ども向けのテキストですが、大人も参考になります」と話したからか、だいぶ興味をもっていただいた。持参した10冊はすぐになくなった。

さて、その情報テキストを使ったセミナーが開催される。
「小学校教員のための情報教育セミナー~「私たちと情報」で学ぶ情報教育~」である。
以下、セミナーの内容である。

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主催  「私たちと情報」編集委員会

日時  2007年2月24日(土) 午後1時~4時30分

会場  (株)学習研究社 第2ビル(東京都大田区仲池上1-17-5)

内容(予定)

1.講演

 「小学校情報教育テキスト開発の理念」
 独立行政法人メディア教育開発センター・堀田龍也助教授

2.執筆者による模擬授業と解説

 わたしたちとじょうほう3年4年:
 ・ちらし広告の工夫と利用(岩手県奥州市立水沢小学校・佐藤正寿教諭)
 ・表やグラフのあらわし方(宮城県登米市立北方小学校・皆川 寛教諭)

 私たちと情報5年6年:
 ・情報の構造化  (静岡県静岡市立森下小学校・塩谷京子教諭)
 ・雑誌・新聞の特徴(岡山県情報教育センター ・高橋伸明指導主事)

3.パネルディスカッション

「『私たちと情報』を使った授業に期待すること」
   コーディネータ:
    独立行政法人メディア教育開発センター・堀田龍也助教授
   パネリスト:
    徳島県池田市立池田小学校 ・中川斉史教諭
    東京都三鷹市立大沢台小学校・小暮敦子教諭
    富山県富山市立寒江小学校 ・笹原克彦教諭
    岐阜聖徳学園大学教育学部 ・石原一彦助教授

参加費 無料

定員 80名
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私もテキストを使った模擬授業をする。今後の情報教育の方向性を考える点で大事なセミナーと考えている。
くわしい案内と申し込みはこちらに。

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2007.01.13

授業づくり研修会

1月31日に、登米市立北方小学校で飛び込み授業&講演をします。皆川先生のご紹介です。
北方小学校のホームページにさっそくその内容が紹介されています。校内だけではなく、市内および県外からも参加できます。皆川先生のWebによれば、すでに参加者が校外からも来ているとのこと。お近くの方、ぜひご参加ください。以下、北方小のホームページの案内です。(申し込みもそちらから)

1 テーマ
授業の「密度」を上げるための指導方法の工夫・改善
 ~この発問・指示で授業が変わる!~

2 ねらい
発問・指示,ノート指導,話し合い指導,IT活用など子どもたちの学習意欲を高め,確かな力を身に付けさせるための授業改善に関する研修を行い,学力向上拠点形成事業に関わる研究推進の一助とする。

3 日時
平成19年1月31日(水) 13:45~16:30

4 主催
登米市教育委員会,登米市立北方小学校

5 講師
岩手県奥州市立水沢小学校
佐藤 正寿 先生
ITを活用したオリジナル教材作成・授業実践の第一人者。「授業づくりネットワーク」の中心メンバー。「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」を主なテーマに,授業ではオリジナル教材を多数活用。そのユニークな授業づくりには定評があり,テレビ・雑誌などでも多数紹介されている。6学年主任,情報教育主任。

6 日程
13:30  校外参加者の受付(正面玄関)
13:45  5校時 公開授業
    ・佐藤正寿先生による授業(3年1組,社会科)
14:30  休憩
15:00  授業づくり研修会
     【開会行事】(10分)
    ・主催者あいさつ(登米市教育委員会)
    ・校長あいさつ(北方小学校長 佐々木耕一)
    ・講師紹介(教頭)
15:10  【講演】(60分)
    授業の「密度」を上げるための指導方法の工夫・改善
       ~この発問・指示で授業が変わる!~
16:10  【情報交換会】(15分)
    ・本日の公開授業について
    ・佐藤先生へ「Q&Aコーナー」
16:25  【閉会行事】(5分)
     ・教頭あいさつ
16:30 閉会

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2007.01.12

岩手県教育工学研究大会

今日は岩手県教育工学研究大会での講義講師。
事務局の先生から依頼を受けた時に、とても嬉しかった。
県内では、情報教育関係の公的な研究会はほとんどないからだ。(知らないだけ?)

せっかくの県内講師の機会だ。
「人とつながる」ことを大切にしたいと思った。
参加者は決して多くはないものの、皆熱心に話を聞く方ばかりだった。
会終了後の雑談で同じ奥州市から来ていた方が4人いた。うち2人とはもともと知り合いだったが、別のお2人とご挨拶。また、昼食会で会長さんはじめ事務局の盛岡の先生方と懇談。どちらも貴重な機会だった。
奥州市では情報教育に熱心な先生方がいる。
そして、盛岡市は何といっても県をリードする先生方がいる。
岩手の情報教育も点が線になれば、どんどん発展してくのではないか・・・そんな気がした研究会だった。

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2007.01.11

幼稚園の方が高度?

ようやく「初等教育資料」1月号が届いた。
年間購読をしているので、業者さんが学校に届けてくれるのだが、年末年始ということで今回時間がかかったようだ。昨年末に自分が入っているメーリングリストでこの中の一つの論文が話題になっていた。
上智大学の奈須先生の「学びの連続性を考える」というものだ。

そこには1年生に対して、「やらせれば十分にできることも「無理だろう」と決めつけ、実際に可能な地点よりもずっと低い水準を想定して授業を組むことがあったのではないか」と問題提起がされている。幼稚園ではかなり高度なことを教えていることも例に出している。

確かにそう思う。6年生だから1年生のお手伝いにあれこれ行く。しかし、それが本当に1年生のためになっているのか・・・と考えることもある。実は1年生の自立の機会を奪っているのではないかとも思う。
実は1年生だけではない。いろいろな他学年に対しても、「これは無理なのでは・・・」と低い水準を考えていないことはなかったか。

まだ一読したばかりだ。再度じっくりと読みたい。

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2007.01.10

大阪・京都でPDA

PDA(携帯情報端末)を使った実践を数年前に読んで、興味をもったことがあった。
しかし、そのうちPDA自体を使わない(見ない)ままに年月が過ぎてしまった。

ところが、今回の旅行で2日間続けてPDAに縁があった。

まずは昨日。USJ。入るなりいきなり係の人に「アンケートにご協力ください」と我が家族は呼び止められた。「どこから来たのか」「誰が一番希望していたのか」「TDRにはどれぐらい行っているか」といったことを聞かれた。それをPDAでどんどんと打ち込んでいくのである。確かにこれなら集計は楽だ。いちいちプリントに丸をしていたのでは、あとの仕事が面倒だ。

そして今日。京都の清水寺でPDAによる画像&音声ガイドサービスをしていた。京都BBという会社で行っているサービスとのこと。日本語だけではなく、英語、韓国語もある。さらには「京都弁」の案内も。
さっそく借りて、ガイド付きで清水寺を観光させてもらった。移動に合わせて聞くことができるので、たいそう便利だった。こちらに記事があった。

旅先ではいろいろなことが発見できるとものだと改めて感じた。

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2007.01.09

岩手を見つけた・・・

全国的には今日から3学期(2学期制のところは2学期後半?)のところが多かったようである。
しかし、岩手の冬休みは長い。
今日は旅行で一日大阪。
その中で「岩手」を見つけたので、ちょっと報告。

まずは朝のテレビ。昨日の成人式の話題をしていた。その中で「水沢方式」という言葉が聞こえてきた。
「んっ?」と思って見てみると、やはり我が水沢の成人式の方法のことだった。
数年前から行われており、成人式の日に親が我が子に手紙を送るというもの。しかも式の最中に数人の親が来て実際に読むものだ。誰の親が来るのかはわからないから、子どもにとってみればサプライズ。
その親の手紙もジーンと来るものが多く、感動的な式になるということだ。
参加したことがないからわからないが、地元テレビでは何度か放送されているので、確かにそうなのだろう。
この方式を他県の自治体も参考にしているということだった。

もう一つ。梅田花月の待ち時間に同じビルにある「和民」で晩ご飯をいただいた。ちなみに水沢にはない。盛岡にはあるのかな・・・?いずれ、教育再生会議のメンバーの方が経営されているし、味にはこだわっているというので、「いつか行きたいな」と思っていた。
入ってみると「盛岡じゃじゃ麺」と「盛岡冷麺」があった。岩手3大麺のうち2つもメニューにあった。もう一つはわんこそばだけど、実際にはじゃじゃ麺と冷麺の方がよく食べられている。大阪で盛岡の味に会えると思わなかった。おいしくじゃじゃ麺の方をいただいた。おもしろいものだ。

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2007.01.08

祝!盛岡商業優勝

今日は岩手県のブロガーの多く書いていると思うが、やはりこのことを・・・。
高校サッカーで盛岡商業が優勝した。
公立高校、(おそらく)県内出身者のチーム、高くない前評判、スポーツ後進県・・・そんな中での優勝。
本当に価値がある。

勝ち上がっている途中で、キャプテンが「ベスト8が目標」(ベスト4かも?)と言っていたのを、「それを目標とするとそれしか行けない。オレは優勝を狙っている」というようなことを監督が言ったとか。そうなんだよなあ。こじんまりしてしまうと、本当にそのレベルで終わってしまうのだ。

隣の学級だった大山選手が決勝で流れを変えた。エピソードが監督のインタビューに掲載されている。よくがんばった。もちろん私も励まされた。
おめでとう!

もちろん電子号外も出た。こちら

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2007.01.07

電子号外

昨日と今日は職員旅行。
本校5年目にして初の参加。今まではたまたま都合が悪くて参加できなかった。
神戸・大阪といい旅だった。

さて、この旅行中話題になっていたのが、高校サッカーの盛岡商業の準決勝の結果である。特に私にとっては岩谷堂小学校時代に教えた学年の子どもが出場していたので、なおさら気になっていた。結果は見事に勝利。
岩手県というのはスポーツにおいて、全国レベルのものは数少ない。(スポーツだけではないけど・・・)
その中でメジャーなスポーツで決勝戦に行くのは、県民こぞっての喜びである。

もっとも旅行中だったので、地元のテレビニュースや新聞は見られず。
そこでネットで検索したら、何と号外が出ていた。
それも電子号外。こちらである。
実際に岩手で配布されたかどうかはわからないが、岩手でない場所でちゃんと地元紙の号外を手に入られることができた。改めてネットがいろいろなことに応用できることを実感した。

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2007.01.06

「みちのく情報教育フォーラム」第2回研究会

私が入っている「みちのく情報教育フォーラム」。毎年行っている研究会を今年も行います。
情報教育について語る熱い研究会です。今回もビッグなゲストをお招きします。
みなさん、ぜひご参加を。

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冬の恒例になりました「みちのく情報教育フォーラム」第2回研究会を、福島県郡山市で開催します。今回は、「楽しい!便利!やってみたい!を学ぶ力に」をテーマに、「ICT活用・情報教育・校務の情報化を考えるワークショップ」を中心に様々なプログラムを企画しました。どうぞ、お気軽にふだん着でご参加ください。

■日 時:平成19年2月24日(土)13時~2月25日(日)12時

■会 場:福島県郡山市 磐梯熱海温泉「かんぽの宿 郡山
 〒963-1138 福島県郡山市熱海町熱海3-198
 TEL 024-984-3511

■主 催:みちのく情報教育フォーラム

■後 援:郡山市教育委員会(申請中)

■費 用:
 参加料3,000円 
 懇親会7,000円 
 宿泊費5,000円(朝食付・税込)

■定 員:60名 (定員になり次第締め切らせていただきます。)

■講 師:
 ○永野 和男 先生
  聖心女子大学文学部教育学科 教授
 ○中村 武弘 先生 
  三重県教育委員会事務局研修分野研修支援室副室長兼研修主事

■日 程:
 2月24日(土)
  13時:開会 趣旨説明など
  13時15分~:ワークショップ
    今回は6つのグループに分かれます。
    参加者の問題を持ち寄り、解決をみんなで考えて提案していきます。
    例えばこんな問題です。
     A:ICT活用を校内で広めるには?
     B:ICT活用の効果を見極めたい!
     C:教科学習で情報教育を実践するには?
     D:情報教育の学校カリキュラムをつくるには?
     E:学校の情報公開をICTで促進したい!
     F:気をつけたい著作権・個人情報は?
  16時40分~:ゲストトーク

 2月25日(日)
  9時~:ワークショップの成果発表と相互評価・ゲストによる講評
  11時55分:閉会

■参加申し込みについて 【以下のいずれかの方法で】
1.WEBの申し込みフォームから
  
2.メールで <申込先> koriyama2007@okitama.com
 ○お名前、都道府県名、ご所属、メールアドレスをご連絡ください。
 ※ その際、必ず日帰りor宿泊参加の旨を、あわせてご連絡下さい。

3.FAXで <連絡先>
  みちのく情報教育フォーラム事務局 仙台市泉区天神沢2-1-1 
  東北学院大学 教育学実験実習室準備室内 
  TEL:022-375-1180 FAX:022-375-1160 担当:稲垣 忠

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2007.01.05

ITがらみで・・・

今日は興味のあるITがらみの情報が入ってきた。

一つは長年購読しているメルマガkyositu.comニュースでIT号を創刊したというお知らせ。
意外なほど現場に密着した情報教育関係のメルマガは少ない(授業成立メルマガもその貴重なものの一つである)。自分が関係しているメディつきセミナーやICT実証成果発表会の記事も掲載されている。これからが楽しみである。

もう一つは読売の教育ルネサンスの「ケータイで『答案』送信」というもの。聖心女子大のプレゼン入試の話は聞いたことがあった。講義等ではメールでのレポート提出は当然だろうが、入試もこのようになってきた。いろいろな面をITは変えていくんだなあ・・・と改めて思った。

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2007.01.04

卒業アルバムの原稿

卒業式の頃に卒業アルバムを渡すには昨年中に、写真選定・原稿等を仕上げなければいけない。子どもたちも、「まだ気分じゃないなあ・・・」と言いながら、書いていた。逆に言えば、作文を書くことで「いよいよ卒業なんだ」という気持ちになっていくのかもしれない。
これは私も同じ。卒業生に送るメッセージを書くことによって、「いよいよ卒業が近づいてくるんだなあ・・・」という気持ちになってきた。その原稿を紹介する。

   チャレンジする道を

 みんなのことで、そっと目を閉じると浮かんでくるシーンがいくつもある。

・「指名なしです」と言うと、進んで「ぼくは・・・と思います」と誰かが立って発言。そして次々と発言が続く。集団で学び合うことのすばらしさを感じた時。
・必死にがんばる運動会。「がんばれ~、がんばれ~」と叫ぶ応援団。数々のいい思い出。青春の一コマ。
・泣いてしまった友だちに、「気にしなくていいんだよ」となぐさめる友だち。温かいなあと思った一瞬。
・おいしい給食に、楽しい雑談。時にはうるさすぎて注意もしたけど、それも思い出。明るく楽しい学級。

 どれも君たちを担任してからよくあった出来事だ。
 君たちと一緒の日々は私にとってもすばらしい日々だった。教室に向かうのが楽しかった。もちろん、厳しく接した部分もあったけど、これも卒業だ。中学校に入ったら、気軽に小学校に遊びに来てほしい。
 人生の先輩として、君たちには、「迷ったら、チャレンジする道を選べ」と言いたい。成功したら喜びは大きいし、チャレンジしたうえでの失敗なら後悔はしないものだ。中学校ではたくさんのチャレンジする機会があるはずだ。
 すてきな思い出をありがとう。そして、さようなら。

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2007.01.03

教え子たちの活躍

メール時代になってから、手紙やはがきを書かなくなった。
仕事以外で手紙やはがきを書くものの9割は年賀状という状態だ。
年賀状はやはり有難い。
ほとんど連絡をとっていない高校や大学の友人たちと「つながっている」気持ちになるからだ。年賀状のやりとりをしていると、いつでも会える・・・そんな気がする。

もう一つ。教え子たちからの年賀状がやはり嬉しい。
そんなに数が多いわけではないが、近況で「がんばっています」「大学に合格しています」「またお会いしたいです」という便りを見て本当に嬉しく思う。
特に初任で担任した子たちから3通来た。
1985年に担任したから、その子たちも三十路を越えた。
小学校時代の印象が強く、結婚して母親になっている姿がちょっと想像できないが・・・。

年賀状ではないが、スポーツでがんばっている子たちの姿も嬉しい。
ノロウィルスの影響もあって一回戦で敗退したが、高校ラグビー・盛岡工業のフルバックは、高浜小時代に担任した子だった。当時から、運動神経は抜群だった。
また、今日、高校サッカーを見ていたら盛岡商業に岩谷堂小時代に隣の学級にいた子が、出ていた。強豪相手に見事に勝利。

このような教え子のがんばりや活躍は、本当に励みになる。
つくづく教師は有難い職業だと思う。

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2007.01.02

久々に本の紹介

年末年始は昨年の反省から、読書にかなりの時間を割いている。
その中で印象に残ったもの2冊。

刺さる言葉 -目からウロコの人生論」(日垣隆・角川書店)

いろいろな言葉について日垣氏が独自の定義づけをしているもの。「お金の章」「メディアの章」等、8つの章で論じている。ビジネスに役立つものはやはり「仕事力の章」。納得の行く定義が並ぶ。

・仕事の本質は「依頼」と「締め切り」にある。
・「仕事ができる」の定義は、私見によれば何より、初動時に仕事の終着イメージが完璧にできる人のことだ。
・(専門家とは)具体的には、特定分野の新刊や研究論文に、おおむね一般人の20倍の速さで目を通してツボがおさえられ、その「新しさ」と「意義」について、著者も納得のゆくかたちで評価を下せる人のこと。

自分の身近な「仕事ができる専門家」にぴったりと納得した。

「〈旭山動物園〉革命」(小菅正夫・角川書店)

北海道旭川市の旭山動物園園長さんが書かれた本。
ビジネスモデルの本として売れているようだ。学校現場にも十分通じる本だ。
動物園としては不利な地にあり、さらに予算もなかった。それからどう復活したか。「知恵を出し合う」「アイデアで話題を作る」といったきわめてオーソドックスな方法だ。しかも、「スターのような飼育員は不要」と言う。それなら、普通の小学校でも改革はできるなあ・・・と思わずやる気になる本。

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2007.01.01

今年のモットー

明けましておめでとうございます。
今年も毎日発刊をしていきます。昨年と同様にアクセスしてくだされば幸いです。
さて、今年の目標といきたいところですが、仕事上では4月1日が元旦と思っています。
ですから、「今年のモットー」という形で新年の決意を表したいと思います。

1 平歩前進
 これは昨年2月にお亡くなりになった家本芳郎先生の言葉です。家本先生は私の初単著のプロデュースをしてくださいました。まさに恩人です。
 初めてご講演をお聞きした時(教師5年目)に礼状を出しました。ほどなく、サイン入り著書が送られてきました。「平歩前進 家本芳郎」と書かれていたのです。ここ数年確実に歩いて前進することの重要性を感じています。
 毎日ブログ・仕事日記を書く。学級通信を日刊で発行する。読書を続ける。そして、少しでいいから工夫をして仕事を続ける・・・。派手に一気にするのは自分の性には合いません。365日、こつこつと歩いていきます。そのための生活リズムも維持していきます。

2 集中と選択
 2年ぐらい前から、社会と情報教育にかなり力を入れてきました。この傾向を強めたいと思います。ただし、自分の授業観があってのこと。その面では、幅広い読書は不可欠です。また、ノート指導・教材開発・仕事術といった著書とリンクしている自分の特色的な分野も深化させていきたいです。

3 同時進行
 仕事の方法として昨年は締め切り間際に集中して原稿書きをしたり、発表原稿・プレゼンを作ることが多かったです(ほとんど?)。早めに取り組んで、いろいろなものを同時進行で行った方が結果的には効率的です。依頼されたら走り出す。そして同時進行化を深めるようにします。

4 攻める
 自分に不足しているのは「攻め」の姿勢です。いろいろな場でその姿勢を示したいと思います。

どうぞ今年1年、よろしくお願いいたします。

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