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2007.02.28

ICT活用「日常化」へのヒント

すでにご本人たちのブログに紹介されているが、堀田先生と皆川先生の対談記事がこちらに掲載されていた。
校内でのICT活用を広げていくためには必見である。特に「手近なアナログ素材が最初の一歩に」というのは全く同感である。

ちなみにこの「学びの場.com」には,他にも興味深いサイトがいくつもある。「教育現場レポ」には1月のICT学力向上のフォーラムの記事がくわしく掲載されている。みちのくメンバーの菅原先生、成瀬先生、金先生や渡邉先生@宮崎が取り上げられている。また、教育インタビューもおもしろい。


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2007.02.27

ICT活用セミナーのお知らせ

以前、一度掲載しましたが、財団法人松下教育財団主催の「ここから始めよう!映せばわかるICT活用セミナー」のお知らせです。

3月10日(土)に宮城県の仙台国際センターで標記のセミナーがあります。
簡単なICT活用の具体的な報告、学力向上につながるICT活用のパネルディスカッション等が行われます。堀田先生をはじめ、7人の先生方が登壇します。私も「子どもに力をつける活用」というテーマで報告をします。
くわしい案内はこちらです。
また申込書はこちらです。
お近くの方、いかがでしょうか。昨日と今日、この資料作りおよびプレゼン作りを行いました。改めて「本当に映せばわかるよなあ」と感じました。

なお、同様にセミナーは、3月1日(木)に東京で開催されます。東京の案内はこちらです。

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2007.02.26

気持ちいい!ボランティア活動

学級通信 プロジェクトZ 第175号より 
 
 毎年水沢小学校では6年生が、「卒業前にお世話になった学校のためにできることをしよう」という趣旨でボランティア活動に取り組んでいます。
 第一弾として金曜日にボランティア活動を行いました。あくまでもボランティア活動ですから、子どもたちの発案です。様々なアイデアが出ましたが、4学級合同で行うのはやはり「そうじ」がいいだろうということで、次のような内容で行いました。

 時間 15:00~15:45 (放課後です)
 場所(6年1組の分担)
 ・兄弟学級(5学級)の窓ふき
 ・トイレ掃除(ふだんなかなか手が回らないところ)
 ・体育館用具室

 それぞれの掃除は4人ぐらいずつの分担です。この分担も子どもたちで決めました。
 実際のボランティア活動では子どもたちの張り切りぶりが目立ちました。45分という時間でしたが、ずっと熱心に取り組んでいました。
 窓ふきチームは窓だけではなく、自分たちで仕事を見つけて取り組んでいた子たちも多かったですし、トイレチームも便器がぴかぴかになりました。体育館の用具室チームは、マットや跳び箱を全部出して、ふだんなかなかできないところまで、掃除をしました。
 担任の先生方にも「一生懸命にやっていますよ。きれいになって助かります」という声をかけていただきました。これは私も嬉しいことでした。子どもたちもボランティア活動したことを日記に書いてきました。抜粋して紹介をします。

・ボランティアでいろいろなことを思い、学びました。いつもは多い人数でトイレ掃除をするけど、今回は2人。ちゃんと協力して掃除ができました。
・とっても楽しく掃除ができました。卒業してもずっときれいな水沢小学校でいてほしいから、がんばって掃除をしました。
・すみずみまでそうじをすることが大切だとわかりました。これからは、そうじで時間があまったら、ふだんやらないところをもっとやってみようと思いました。
・終わるとみんなで「そうじで汗かいたのは初めてじゃない?」と話し合いました。
・「ありがとう」と言ってもらったのがとてもうれしかったし、私もきれいになってうれしい気持ちになりました。

 子どもたちにとっても学びが大きい活動になったことは間違いありません。次回は今週金曜日です。また多くのことを学ぶことでしょう。

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2007.02.25

充実した1か月

この1か月は充実していた。
学校外のことで模擬授業や飛び込み授業が続いた。1月27日のメディつきセミナーでの模擬授業、1月31日の北方小飛び込み授業、2月10日の北海道教育大学附属小での飛び込み授業、そして昨日のセミナーでの模擬授業。それぞれ、意図をもって授業をするだけにかなり時間を注いだ。よき評価のものもあれば、課題点を痛感した・・・というものもある。ただ確かなのは、自分の授業力を鍛える場にはなっていること。こういう場は希望してもなかなか与えられないものなのだから、有難いことだ。さらに発表も3つ。いくつかの原稿。

もちろん、校内での授業が本務なのは言うまでもない。こちらでは、帝国書院さん訪問時に地図授業を、またレポート執筆用の知的財産権の授業をすることができた。事務局の大きな仕事としての胆沢児童画展も無事終了。これは休日2日も管理業務。また、有田先生の研修会のサポートもした。

昨年も似た時期があった。8月上旬、10月末から11月中旬までだ。
「自分にとっては大変だ。乗り越えられるのだろうか・・・」と不安に思えることもあったが、いざ終わると自信になる。その点では今回は不安も少なかった。

しかし、これらが充実していた分、後回しにしている仕事もある。本年度もあと1か月あまり。残っている仕事をすっかりと片づけ新年度を迎えたいものだ。次は、3月9日の参加者限定の研修会。まだまだがんばっていこう。

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2007.02.24

情報テキストを活用する

今日は情報テキストセミナー
執筆者の一人として、模擬授業をさせていただいた。

10月末の熊本での工学協議会で初めて見たから、情報テキストが発売されてから4カ月になる。
その内容のよさから、今も売れ続けていることが「学研ショップ」のランキングを見てもわかる。(今の時点で4位と5位)。

今日の模擬授業は「テキストのフル活用」という視点から行った。テキストにある写真からちらし広告制作の工夫点や留意点を分析させる、不足点をテキストの内容で補う、誤解を招きやすいちらし広告資料を提示するといったことである。
いくつかの授業準備と発問だけで、「情報」の学習が成立することを示したかった。その点では目的を達成できたと思う。もっとも、授業自体で考えたらもっと様々な学習形態を組み入れてもよかったかな・・・と感じた。

堀田先生のお話の中で「テキストがあるから教科のように授業ができる」ということがあった。まさにその通りだと思った。今回の私も同様である。このテキストがあれば、「テキストプラス自分なりの味付け」で情報の実践が可能である。(先週は「知的財産権」で授業ができた。)
今度、この情報テキストの指導書が発刊された。その中には発問も明記されている。より情報の授業がしやすくなった。Webで購入できるようになったら、また紹介したいと思う。

それにしても、セミナーは熱心な参加者ばかりだった。堀田先生の語りもいつも以上に熱かった。いつもの研究仲間の他にも、北海道でお世話になった佐野先生、ブログで知っている横浜の長瀬先生、2年前佐藤学級を訪問された鳥取の矢田先生等にお会いできた。参加された皆さん、ありがとうございました。

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2007.02.23

フラッシュ型教材

昨日、チエルの岩手担当の方が来校された。
フラッシュ型教材のすすめである。
若い頃からゲーム・クイズを授業に取り入れることが大好きだった。そして自分自身も、フラッシュ教材のようなものはパワーポイントで少しは作っていた。だから大変興味があった。特に先日の北海道での雪の学習研究会で、割石先生が使われるのを見て、そのよさをさらに感じた。
ちなみにチエルのホームページには次のように説明が書かれている。

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紙芝居のようなフラッシュ・カードは,これまでも授業の中で取り入れられてきましたが,このカードを活用した学習に,ICTの良さを加えることにより、ゲーム感覚で楽しく,集中して反復練習することができるため,基礎学力の徹底に効果があります。
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そこで、即その場で登録をした。そうしたら、今日、さっそく授業で使えるようになった。このスピードは有難い。
さっそく社会のサイトを見てみると、歴史授業での復習に使えそうな教材があった。導入で子どもたちをノセるにはいいなあと思った。ダウンロードも簡単である。
来週から使ってみようと思う。
興味のある方はこちらから

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2007.02.22

キーは初心者

今日、プロジェクト部会のミニ報告会が認定会の後に行われた。
校内研究会で主題研究(4教科)とは別に、プロジェクト部会を設けている。環境、音楽、道徳、IT、体育である。年に数回集まりをもって「ミニ研究」をしている。この組織自体は今年度のヒット作だった。各部会で得意なメンバーが集まって、アイデアを出し合い、それぞれ成果が出たからだ。

さて、ITプロジェクト部会のヒットは「初心者でもできるIT活用」に取り組んだ先生である。
部会は各学年から1名ずつ参加するが、多くは機器に得意なメンバー。その中でIT活用は初心者の先生が入ってきた。
私は「これはチャンス」と思った。というのはいろいろなセミナーで、そのような先生が活用しはじめると一気に校内でIT活用が広まるという例を聞いていたからだ。「得意な人」が使うより、確かにインパクトがある。
そして一年近く。確かにその通りだった。今日の報告会で「伸びしろは一番」と報告した。そして、その学年の先生方も一気にIT活用をするようになったのだ。「IT活用のキーは初心者にあり」ということが証明された形だ。

その先生には今度は某研修会でプレゼンに初挑戦を依頼した。周囲の反応が今から楽しみだ。

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2007.02.21

社会ミニネタ本2刷りへ

昨年4月に発刊された「やる気と集中力を持続させる社会科の授業ミニネタ&コツ101」(学事出版・アマゾンはこちら)が2刷になるという連絡を昨日受けた。昨年の今ごろ、必死で編集作業をしていた本だ。一年もたたないうちに2刷になるということは嬉しいことだ。(アマゾンのランキングでは「売れ行きがもっと伸びれば・・・」と思っていたが、書店販売は別のようだ。)

さて、この2刷のために改めて全部読み通した。
自著(編著)を全て読むいい機会である。「この表現いいな」と思ったり、「ここは少し書き足せばよかったかな」と思ったり。もちろん、他の皆さんの原稿のよさも改めて感じた。

それにしても数カ所訂正箇所が見つかった。あれほど念入りにチェックしたのに、やはり出てくるものである。どのような原稿でも、何度も何度も読み直しが必要なのだ。

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2007.02.20

UNIQUEプロジェクト成果発表会

3月17日(日)に標記のセミナーがあります。
私が昨年デジタル仕事術セミナー等で関わっていたプロジェクトです。
今年は、「従来業務の改善」に関する調査ならびにシステムの研究・開発、先進的な学校の視察調査を実施してきました。私も新環境の教室で「デモ授業」をします。ぜひご参加ください。
詳しい案内はこちらです。
申し込みはこちらです。

■日時 平成19年3月17日(土) 13:00~17:00 (受付開始12:00)

■内容 

 第1部 『2006年度UNIQUE研究成果報告』 (13:00~)
総括              : NIME 助教授 堀田龍也氏
校務調査報告       : 静岡大学 助手/NIME 客員助教授 石塚丈晴氏
Teacher's Desktop開発報告  : 株式会社 内田洋行

第2部 『これからのIT教室環境を考える』 (13:30~)
・対談「英国の教育環境に学ぶ」
 和歌山大学 助教授 野中陽一氏× NIME 堀田龍也氏

・講演「新しい学校建築の取り組み(予定)」

・視察レポート「こんな学校のIT環境を見てきました」(14:50~)
玉川学園視察レポート報告 :富山市立寒江小学校教諭 笹原克彦氏
立命館小学校視察レポート報告 :小松島市立南小松小学校教諭 村井徹志氏
視察のまとめ :株式会社 内田洋行

・パネルディスカッション「子どもと教師のための新しいIT環境とは」(15:20~)
司会 :NIME 堀田龍也氏
パネリスト :岐阜聖徳学園大学助教授 石原一彦氏
柏市立土南部小学校教諭 西田光昭氏
三木市立教育センター指導主事 梶本佳照氏

・内田洋行2階カスタマーブリーフィングセンター見学 (16:20~)
デモ授業 :小牧市立光ヶ丘中学校校長 玉置崇氏
        奥州市立水沢小学校教諭 佐藤正寿氏

 終了(17:00)

■会場
株式会社内田洋行 潮見オフィス 9階会議室・2階カスタマーブリーフィングセンター
東京都江東区潮見2-9-15

■費用 無料

■定員 80名

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2007.02.19

二つの雑誌の廃刊

月の中旬は3月号の雑誌の発売がある。
その中で、明治図書の二つの雑誌が廃刊になることを知った。

一つは「特別活動研究」、もう一つは「総合的な学習を創る」だ。
「特別活動研究」は、私が初めて年間連載をさせていただいた雑誌だ。1992年のことだから、もう15年も前になる。数回の執筆で「連載を」という電話が職場に来た時、大変驚いたことを今も覚えている。
しかし、数回書いた後は本当にネタも不足しがちで苦しい執筆だった。実力不足・経験不足を痛感した連載だった。
「総合的な学習を創る」は雑誌名が以前は「生活科教育研究」といった名称だった。生活科発足後に創刊されたが、生活科が下火になって雑誌部数も減ったいた。総合的な学習がスタートすることになって、いち早く名称も誌面もリニューアル。部数をぐんと伸ばした・・・という話を聞いたことがある。
しかし、総合の研究も生活科と同様に一段落。周囲の学校で総合を主題研究にしている学校はほとんどない。
当然発売部数も減っていたのではないかと推測される。

子どもたちが主体的に活動することがメインの領域。その関係の雑誌の廃刊。時代の流れを象徴していると実感した。

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2007.02.18

掲載

3つの掲載を紹介をします。

1 「NEW教育とコンピュータ」(学研)3月号に「一枚の授業写真から」が掲載されました。沖縄の家の拡大投影の写真と文章です。堀田先生の解説付きです。

2 1月に行われたメディアとのつきあい方セミナーの記録がこちらに掲載されています。私が模擬授業をしている写真もあります。

3 「小3教育技術」誌(小学館)に「デキる教師のスーパー時間活用術」の記事を「監修」という形で携わらせていただきました。以前「小2教育技術」での特集がベースになっています。

いずれも有難いことです。

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2007.02.17

楽しい地図学習2

昨日に続いて地図授業です。学級通信からの紹介です。(図や写真は略)

学級通信 プロジェクトZ 169号より

★国旗の学習(昨日の続きです)
 地図帳の中にある国旗についての学習についてです。続いて、左の国旗を出しました。オセアニアのある小国パラオの国旗です。
子どもたちに「気付いた点は?」と聞くと、      
次の二つが出てきました。
・日本の国旗の日の丸に似ている
・丸が左側に寄っている
 日本の国旗に似ているということについては、かつて日本が統治していたことがあり、それに関わりがあることを話しました。丸が左側に寄っていることについては、「日本の国旗をそのまま真似るのではなく、遠慮した」という説を紹介しました。さらに「もう一つ、大きな理由があります」と聞きました。
 子どもたちは必死に考えます。「その方が目立つ」という考えが出ましたが違います。「旗をポールで掲げるとどうなるでしょうか」と言うと、「そうだ、左に寄っていると掲げた時にちょうど丸が真ん中に来るようになる」という正解が出てきました。
 この他に唯一四角形ではないネパールの国旗を紹介して、国旗についての学習は終えました。

★各国の資料から3ヒントクイズ
 地図帳の資料編のところには、各国の特色を表す資料があります。たとえば、日本とその国の輸出入のもの、首都、人口等です。これをもとに次のような問題を作りました。
 ・日本にはワインが輸入されます。
 ・日本からは機械類が輸出されます。
 ・首都はパリです。              (答え:フランス)
 地図帳に掲載されている資料でもこのような問題が簡単にできます。そのようなことを教えました。

★地図の新たな見方を学ぶ
 地図帳にだけ地図の楽しみはあるのではありません。
私からは、左のような「逆さ地図」を紹介しました。これは南が上になっているもので、オーストラリアで使われているものです。いつも北半球が上にある地図を見慣れている子どもたちにとっては、新鮮だったようです。
 さらに私からはインターネットでの「グーグルアース」を紹介しました。遠くに見える地球がぐんぐん近づいて、一気にディズニーランドがアップで見える様子に、「オー!」という声が自然に出ていました。
 これで地図の授業は終わりです。翌日のがんばりノートには、子どもたちが自主的に地図のことに取り組んできたものが8人分、ありました。子どもたちにとっては、「地図帳っておもしろい」「自主学習したい」と感じた授業だったようです。

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2007.02.16

楽しい!地図授業1

世界の国々の学習に関わって地図授業をしました。その学級通信です。実際の通信は図や国旗の画像を入れているが、このブログでは掲載しません。また、都合により一部を割愛しています。ご容赦を。

学級通信 プロジェクトZ 第168号より

 (前略)今回扱った授業は「世界の国々と地図」というものです。今学習している「世界の国々」の学習の一つです。切り口を今回は地図で行うというものです。

■国のイメージを地図帳で確かめる
 最初にしたのは、「国のイメージを地図帳で確かめる」というものです。地図帳には国の特徴を表す絵が描かれています。それをもとにします。
 たとえば、「オーストラリアと言えば何ですか?」と聞くと、子どもたちからは、「コアラ」「カンガルー」「ビーフ」といったことが返ってきます。
 それを地図帳で確かめます。すると確かに、コアラやカンガルーの絵が描かれています。自分たちが考えているその国のイメージが正しいと確かめられます。
 子どもたちとは、「モンゴル」「フィリピン」「オーストラリア」について確かめました。このことで子どもたちは、絵記号に注目するようになりました。動物だけではなく、民族衣装もあり、見ているだけで楽しくなります。


■国旗の特徴を考える
 地図帳には国旗も掲載されています。子どもたちに3つの国旗を示しました。子どもたちはすばやく見つけて、「ノルウェー」「フィンランド」「スウェーデン」と反応していました。 そして、子どもたちに気付いたことを聞きました。すぐに「十字」「キリスト教」という反応が出てきました。国旗にはその由来があることがわかりましたし、さらに特徴も浮かんでくることがわかりました。
 同じように「オーストラリア」「ニュージーランド」「フィジー諸島」の国旗も見比べました。子どもたちが気付いたのが、イギリスの国旗であるユニオンジャックの印が入っているところです。子どもたちになぜか聞くと、「昔、イギリスのものだったから」とこれもすぐに出てきました。(つづく)

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2007.02.15

必見!IT活用セミナー記録

11月に行われた「日本一簡単なIT活用セミナー」の記録がアップされました。
私も講師の一人として参加をしたのですが、記録にあるように、参加者一人一人がセミナーを通して意欲的になる様子がよくわかったセミナーでした。それはアンケート結果の満足度を見てもよくわかります。

さて、その記録の中で必見のものがあります。
ワークショップのノウハウ特別公開」というものです。堀田先生のスライドと指示・説明が全て提示されています。これで、実際にセミナーの「追試」も可能となりますし、セミナーの組み立ても学ぶことができます。ぜひご覧ください。

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2007.02.14

世界の国々と雪2

昨日の続きです

学級通信 プロジェクトZ 162号より

子どもたちに聞きました。
「実はこのフィンランドで現地の言葉になった日本語があります。何だと思いますか。」                    
 子どもたちから「Sushi」「Judo」などが出てきましたが、「子どもがする冬の遊びです」とヒントを与えたことで、子どもたちからすぐに「雪合戦」と出てきました。そして、フィンランドでは国際大会も開かれ、写真のように「Yukigassen」が現地でも通じる言葉になっていることを、改めて伝えました。
 そして、雪合戦のルールを紹介しました。

 ・ヘルメットとゼッケン着用
 ・7人で1チーム。4人がフォワード、3人がバックス
 ・相手のフラッグをとるか、当てられて退場する人が少ないチームの勝ち
 ・雪玉は90個。たこ焼き器のようなもので作る。

 このルールを聞いて子どもたちは「サッカーみたい」「遊びではなくスポーツだ」と話していました。

 さらに私から一つのエピソードを紹介しました。それはフィンランドに広まったのは、もともと北海道の壮瞥町での取り組みがきっかけだったということです。20年ほど前に町を活性化しようと、雪合戦のイベントを思いつき、ルールを決め、そして、交流をしていたフィンランドに広めたのでした。それが、今や多くの国に広がり、写真のような「昭和新山国際雪合戦大会」には、今まで40カ国以上も参加しています。まさに国際的な「Yukigassen」です。

 「なぜ、フィンランドも壮瞥町も雪合戦をさかんにしたいと思ったのでしょうか」と聞きました。

・雪という共通のもので、もっと交流をさかんにしたかったから。
・雪でまちをよりよくしようと考えたから。
・雪を何とか生かそうと考えて行った。

 雪国の人にとって確かに冬の雪は大変な時があります。雪かきも重労働ですし、時には命がけです。その雪をこのように生かしている人もいるということを子どもたちは理解することができました。

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2007.02.13

世界の国々と雪1

 札幌での飛び込み授業の前に、一度自分の学級で試していた。その記録を学級通信として発行していた。その学級通信である。(実際のものには写真が5枚掲載)

学級通信 プロジェクトZ 161号より

 社会科では「世界の国々」の学習に入っています。
 ここでは、子どもたちの知識を広げるための教材がたくさんあります。昨日は「雪」から子どもたちに迫りました。

最初はクイズです。右の写真を示しました。「どこでしょう?どの民族でしょう」と聞きます。
 ふだんあまり見たことがないこのような写真だけでも、子どもたちの情報は広がります。右上は移動式テントの写真からモンゴルとすぐに出てきました。右の写真は、雪のブロックを積み重ねた家です。これは「テレビで見たことはある」と言っていましたが、どこの民族かはわかりません。ヒントを与えて「イヌイット族」と出てきました。

 さらに「オーロラとサンタの国」と言われている国はどこか聞きました。これもきれいなオーロラの写真と「サンタクロース村」の写真を示しました。

 これはさすがに子どもたちはわかりませんでした。答えは「フィンランド」です。「何か知っていることはありませんか?」と聞いても、「ムーミンがいた」(確かにムーミンの作者の故郷です)ということしか出てきませんでした。
 そこで、簡単にフィンランドについて紹介をしました。

・北ヨーロッパにあること
・日本より少し広い面積であること
・氷河からできた湖が多いこと
・人口は520万人と日本よりはるかに少ないこと
・国旗の白は雪を表していること
・携帯電話生産は世界で一番であること

ここで子どもたちに聞きました。
「実はこのフィンランドで現地の言葉になった日本語があります。何だと思いますか。」(つづく)

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2007.02.12

やはり熱い!雪プロ集団

今日も雪プロジェクト研究会の話である。
昨日までのブログに、次々と雪プロメンバーからコメントがついている。お一人お一人を知っているだけに、私もコメントしやすい。
さらに昨日は事務局長の小笠原先生から「雪プロブログにリンクさせてほしい」というメールが来た。こちらである。拙い授業であったが、一定の評価をしてくださり、有難い限りだ。

今までの夏のセミナーの時にも書いたが、本当にこの雪プロジェクトのメンバーは熱い。北海道そして雪に対する誇りをもっているし、セミナー開催時の団結力はすばらしい。さらに一般教員だけではなく、大学、行政や学芸員、民間と多種多様なメンバーが揃っている。類を見ない活動ができるメンバーである。
新保先生は「雪プロはまだまだ化ける」と話されていた。同感である。私も岩手支部の一員として協力したいし、期待をしたい。

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2007.02.11

堀田先生の仕事術を学ぶ

今回の雪プロ研究会で研究会自体の学びの他に、大きな学びがあった。それは堀田先生の仕事術の一端を垣間見ることができたからである。今回は朝から研究会の終わりまでずっと同行。それは同時に一流の仕事術を学ぶ場にもなったのである。

1 複数の仕事を同時進行で
 できる人は複数の仕事を同時進行で処理できる。堀田先生はまさにそうだった。私などは、研究会に講師として参加すると自分の役目のことしか考えられない。堀田先生はシンポジウム・講演の準備もしつつ、休憩時間には重要連絡に即対応。それらが同時進行。驚いたのは細切れ時間しかないのに、ぱっぱっと仕事をされている点だ。「時間は作り出すものだ」という見本であった。

2 カメラマンとしてのこだわり
 堀田先生のブログに掲載されている写真はだいたいがナイスショットである。今回も授業の写真を撮る時には、本当に「狙って」撮影をしていた。実験に熱中している子の写真を撮る時にはしゃがんでローアングルで・・・。まさにカメラマンとしてのこだわり。その写真が、講演でのプレゼンに効果的に使われたのは言うまでもない。

3 その人を即調べる
 附属小の校長先生(大学の先生)とご挨拶された後、ちょっとした時間に「(校長先生は)こういう人だよ」と堀田先生がWebを見せてくれた。その校長先生のお名前で検索されたのであった。Webの新聞記事には理科教育の
話が書かれていた。その後校長先生とあれこれお話をする機会はなかったのだが、時間があったらその理科教育の話題になっていたのでは・・・と思った。「相手を大切にする」のはこういうことだと感じた。

4 臨機応変に対応
 校長室にいる時にエジプトからの来客があった。堀田先生はほんの数秒でホスト役になり英語で話しかけた。エジプトの先生も英語で会話。公的な場での対応力。お見事であった。

5 人をよく覚える・よく知っている
 研究会前夜と当日、2回懇親会があった。両方合わせて二十数名だったが、堀田先生は皆さんをよくご存じであった。何回も研究会に招かれているといっても、これは驚きであった。多くの都道府県にこのような会があるだろう。頭の中にどれほどの「人データ」が入っているのか、と思ってしまった。

 その人を影のように付いて行動を学ぶのを「シャドウイング」と言うらしいが、1日だけではなく数日密着すればまた違うだろうなあ・・・。

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2007.02.10

「雪合戦」を教材に

昨日の雪プロジェクト研究会、飛び込み授業の話である。
自分の場合は6年生の社会で授業をすることにしていた。テーマは「世界の国々と雪」ということでお願いをしていた。お願いをした時点では、どのような教材でするのか見通しが立っているわけではなかった。ただ、3学期の社会の学習内容と関連づけるには、このようなテーマがいいだろうと考えたわけである。

しかしながら、切り口を決めるのは難航した。「外国と雪」といった関連文献を読んでもいい題材がなかなか見つからない。これはインターネットでも同様だった。いざとなれば、「雪と共に生きる外国の人々の生活」にすればいいかな・・・と思っていた。
そこで今度は「カナダ 雪」といったように「国名 雪」で検索を始めた。そうしたらフィンランドで雪合戦の国際大会が開催されているというサイトが見つかった。しかも「Yukigassen」というように日本語が現地語になっている。
これでピンと来た。今度は雪合戦をキーワードにあれこれ調べる。
すると興味深い事実が浮かび上がってきた。

・雪合戦にも本格的なルールがあり、関連専用グッズもあること
・日本での国際大会には今まで40カ国以上が参加してきたこと
・フィンランドにも国際大会があること
・フィンランドで広まるきっかけは、北海道の壮瞥町との交流から
・関係者はオリンピック種目にしたいという意志をもっていること

外国でも雪合戦が広まっているそのきっかけは、北海道の一つの小さな町からだったという点がドラマチックだった。フィンランドも壮瞥町にも共通するのは、「雪を生かしたまちづくり」という視点。よし、「雪合戦」を切り口に、最後は「雪を生かす」というまとめにしようと考えた。
ここまで来れば、あとは授業の構成を考えるだけだ。

授業については昨日のブログに書いた通りだが、この教材開発の過程は実に楽しかった。自分の知識が広がる喜び、そしてオリジナルの授業を創ることができる嬉しさである。今回は15分だったが、45分の展開になるとまた違ってくる。そのバージョンのプランも考えたいと思う。
このような教材開発ができたのも、「研究会で飛び込み授業を」という要請があったからである。このような機会はやはり有難いのである。

北海道壮瞥町の雪合戦に関わる資料はこちら。また、雪合戦国際大会はこちら

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2007.02.09

よき経験

今日は雪プロ研修会。雪プロジェクトでは夏のセミナーの他に、冬の研究会も毎年行っている。夏のセミナーには2回招かれていたが、冬は初めて。改めて呼んでくださる皆様に感謝。

今回の役目は飛び込み授業とシンポジウムでの登壇。
飛び込み授業の対象は6年生。「世界の国々と雪」をテーマに設定し、社会科の中でできる雪に関する授業をすることにしていた。
教材開発にも時間をかけ、切り口は「雪合戦」とした。この教材開発のこと自体は明日のブログで書くことにする。
授業構成も持ち時間が15分ということで、次の5つとした。

1 世界の国々クイズ
2 フィンランドを知る・課題把握
3 雪合戦のルールを知る
4 雪合戦を通したフィンランドと北海道壮瞥町との関わりを知る
5 雪合戦を盛んにしたいという思いを考える

学級でも授業を行い、まあまあの反応に少し安心していた。
しかし、今日の授業では、思ったような反応があまり出てこなかった。
これは内容の吟味とその場の対応力の不足を意味する。対応力とは「この発問で、反応が予想と違う時にどうするか、」ということである。この点に甘さがあったのは否めない。
もっとも、活用した資料から、ねらいとするところの「雪を生かしたまちづくり」という視点は子どもたちは理解できたと思う。

これも一つのよき経験。必ずや次回のために役立てようと思う。

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2007.02.08

岩手の学力

本県の学力が全国的にはあまり高くないということは以前から言われてきた。
それをはっきりと裏付ける結果がこちらに出ていた。

ある程度妥当性のある調査結果であるだろう。それにしても最下位とは・・・。
文中に「小学校はまあまあ」と書かれているが、それらも本当に基礎学力になっていないのかもしれない。

以前、「教員でコンピュータを指導できる割合」が一位(これは本当に上の一位)で、「注目度が集まっていいこと」とブログに書いた。今回は逆。でも、これもまた関係者が注目するであろう。それは本県の教育を考えるという点で決して悪いことではないだろう。改めて小学校で何ができるか考えていきたい。
(それにしても、このようにデータがはっきりと都道府県別に出るんだなあ・・・。高校の先生方はシビアな中で実践をされていることがわかる。)

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2007.02.07

毎日小学生新聞特別号

同僚から、「保育園から配布された毎日小学生新聞を見ましたよ。載っていましたね」と言われた。
以前取材を受け、それが「入学準備特別号」に掲載されたのだ。
そうしたら、担任している子が、「ピアノ教室の先生にもらいました」と言って、毎日小学生新聞を私に見せた。
ちょっと違った顔写真に大笑いをしていた。
改めて新聞(対象限定でも・・・)というメディアの大きさを感じる。

今回の取材は「小学校入学前に準備しておきたいこと」というテーマで次の5つの内容を書いた。

・まず必要なのは読み書きができること
・「困ったこと」を先生に答えることが大切
・いじめの心配より子どもに自信をつけてあげること
・入学前に必要な三つのこと
・すくすく伸びていくための土台をしっかりと

Webはないようだが、個人でも特別号は注文ができるようだ。興味のある方はこちらへ。

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2007.02.06

一期一会

先週、飛び込み授業をした北方小の3年生からお礼の手紙が届いた。
わずか1時間だけの出会いだったが、「とても楽しかった」「よくわかりました」という文面に、思わず顔もほころぶ。
自分もお世話になった方々にお礼の手紙を書かせることがあるが、自分自身がもらう機会は3月の学級の終わりぐらいしかない。
それだけに一人一人の心のこもった手紙を読んで、担任の先生の細やかな配慮に感心すると共に、「この子たちと一緒に学習する時間を共有できたこと」の嬉しさを改めて感じた。

同時に「一期一会」の意味もかみしめている。小学校3年生の子にとってみれば、今回の授業は年月が経るにつれ、記憶も薄くなっていくであろう。しかし、私自身は一生忘れないであろう。湯沢・高松小の時もそうだったが、初めて子どもたちと会う時は、新しく担任する学級の子たちと会う時と同様である。名前を見て、「どんな子だろう」と想像する。実際に会って楽しい時間を共有する。たとえ、それが1時間であっても、すばらしい記憶になって自分の心に残る。
つくづく幸せな職業だと改めて思う。

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2007.02.05

児童画展に思う

第57回胆沢地区児童画展が終わった。
図工研究会の事務局長として、セミナーと展覧会という二つの事業を無事終わらせることができてホッとしている。

いろいろな面で図工の教育は私が初任だった頃と比べて、活気が失われている。あくまでも本地区の話だが、全国的な傾向も同様ではないかと思う。時数が7割~8割に削減されていること。校内研究会で扱われなくなってきていること。県組織の公開研究会も2年に一度になってきていること。さらには、かつて図画の指導に熱心だった先生方がご退職されていること・・・。
その点では、「すばらしい実践」「優れた指導法」がなかなか伝承されず、もったいない状態となっている。それらを引き継いで後生に伝えるのが、自分たちの世代の重要なことの一つだと考えている。(これは他教科も同様)

そういう考えのもと、セミナーも4年前から開催している。また、今回の児童画展も教師の指導力アップの一助になっているのでは・・・と思っている。勉強熱心な先生方が何人も見にきていた。

同時に児童画展は改めて入賞した子どもたちや家族にとって大きな喜びなのだと思う。多くの人(一日平均900人)が来室された。作品の前で記念写真を撮る子、一生懸命に書いた時の様子を話す子等々。そのいい表情を見るとこちらも笑顔になってくる。時間をかけて準備した疲れも吹っ飛ぶ。
その点では、やはりこの児童画展はずっと続いていってほしいものだと思う。

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2007.02.04

国のイメージ2

昨日の続きです。

学級通信 プロジェクトZ 第159号より

 子どもたちにモンゴルの様子を伝えたあと、次のように聞きました。

 実際のモンゴルは遊牧民族の方が少ないのに、なぜ「モンゴル=遊牧民」というイメージができてしまったのでしょうか。

 この学習の中心になる質問です。
 子どもたちからは、次のような反応が返ってきました。

・今まで見たモンゴルについてのテレビが、草原で馬が走っているものだった。
・モンゴルの写真も馬に人が乗って移動している様子だった。
・教科書の「スーホの白い馬」でモンゴルのことを学習して、そういうイメージがあったから。

 つまり、今まで自分たちが経験してきた中で、その国を見ているということがわかります。そして、その見方が「その国全体のイメージ」になっていることがわかります。
 これは逆も同様です。外国の人が日本を見ている時も同様です。あくまでも限れた例の見方ですが、本の紹介されていた「外国人が見た日本のイメージ」を子どもたちに教えました。

・日本人には「ゲイシャ」「サムライ」が多いということ。
・日本の家は狭いので、家具は置いていない。さらに家に帰ったら、着物を着ている。
・ハイテクの国で人工犬をペットとして飼っている。
・日本人は「悪魔の使者」と言われているタコを食べている不思議な民族だ。

 もちろん、これらはあくまでも一部の見方です。しかし、このような見方があるのも事実です。その見方について子どもたちは学びました。子どもたちの感想を紹介します。

・本や写真などで見るだけでは、その国のことがくわしくわからないということが、わかりました。他の国から見ると、日本も違うんだと思いました。
・モンゴルといえば、草原ばかりで、あまり都市とかがないというイメージだったけど、遊牧民の方が少ないということを知ってびっくりしました。また、外国人から見た日本のイメージを知って、人々によって外国の見方が違うと思いました。
・日本が思っていることと外国が思っていることが、さまざまあるんだなあと思いました。外国の人たちが日本をどう思っているか知りたいです。
・イメージだけだと全く別になっていることがあるので、びっくりしました。私たちがモンゴルをイメージすると遊牧民だらけだと思っていたけど、日本と似ていることがわかりました。外国人から見た日本のことをもっと知りたいと思いました。

 子どもたちの感想からわかるように、いろいろな国のイメージはあくまでも「一つの見方」にしか過ぎません。これからの学習で、それらの一面的な見方がどんどん深まっていくことを期待します。

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2007.02.03

「国のイメージ」の授業1

先週のメディつき、今週の授業づくり研修会で、模擬授業として「国のイメージ」を行った。
もともとは学級で行ったものである。学級通信にその様子を書いたので、今日と明日に分けて紹介をする。

学級通信 プロジェクトZ 第157号より

 社会での世界の国々の学習の導入です。
 最初に左の写真(草原、ゲル、馬などがある写真)を見せました。見せた瞬間に子どもたちから、「モンゴル!」「モンゴル!」という声が出てきました。その通りです。これはモンゴルの写真です。そこで、子どもたちに聞きました。

 モンゴルのことで思い浮かぶことは何ですか。

 ふだんあまり話題になる国でないのですが、子どもたちからは次のようなものが出てきました。

 ・草原に馬がたくさんいる
 ・草原をみんなで移動している
 ・テントのような家に住んでいる
 ・馬に乗って風に吹かれて移動している・・・等
 
「モンゴル=遊牧民」というイメージです。確認をしたらほとんどの子がそういうイメージでした。そこを押さえてから次のような話をしました。

★実はモンゴルにいる遊牧民族は3分の1ほどです。
  しかも首都ウランバートル市では、多くの人が会社や工場勤めをしています。自動車も多く利用され、中心部は渋滞が起こることもあります。また最近は、ファーストフード店も進出してきています。人々の服装も私たちと変わりません。ただ、経済的に貧しいです。この写真の子どもたちは飲み物を売り歩いてるのです。

 このような話をしたあと、子どもたちに「どう思いましたか」と聞きました。
 「予想外だった」「みんな草原で馬に乗っているのかと思っていたけど、違っていた」「知らなかったことばかりだった」といった反応が子どもたちから出てきました。
 話だけではなく、右のような写真を見て、今まで自分たちが見ていたモンゴルのイメージが子どもたちにとっては、違うものになってきました。
 今度はイメージが変わった理由を考えます。それについては次号で。

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2007.02.02

授業づくり研修会3

今回は講演について。
自分自身は「話のみ」で講演する力がない。逆に言えば、構成や資料を工夫して提示しなければいけないということである。(「話のみ」ですばらしい講演ができる人は本当に凄いと思う)
そこで、次の6項目の内容で講演をすることにした。

1 先達の発問研究
2 演習 「短歌の発問作り」
3 社会科における発問
4 模擬授業 「国のイメージ」
5 指示のコツ
6 ICT活用は授業の密度を高める

1と2がセット、3と4がセット、そして5・6は説明のみという形である。

1は大西忠治氏、向山洋一氏、有田和正氏の発問について扱った。自分の強みは過去20年の教育雑誌や主だった教育書を読んできているということ。発問についての文献もけっこう見つかった。また、発問関係の部分執筆のために、一度それらを読んでいたことも大きかった。
そしてそれらの内容を生かして発問作りの演習。「みちのくの母のいのちを一目見ん一目みんとぞただにいそげる」という齋藤茂吉の有名な短歌。一度自分で作り、4~5人のグループで紹介しあい、ベスト発問を黒板に書いてもらった。幅広い効果的な発問が集まった。これで1時間の授業ができるという感じであった。

3・4は自分自身の発問。模擬授業は「国のイメージ」。先日のメディつきセミナーで行ったものである。その時と違うものは、授業後に発問の説明があることだ。
この時点で講演時間は残り10分を切っていたので、5・6は一気に説明。写真が中心だったので、テンポよくいったと思う。

今日、皆川先生からアンケートがデータで送られてきた。「本を買って勉強しなければ」「演習を本校でもしてみたい」「模擬授業が緊張感があった」「ICT活用が参考になった」と幅広い内容の感想が出てきた。その点では、構成上の工夫はヒットしたのだと感じた。

むろん反省点もある。皆さんが考えた発問へのコメント力不足。自分自身の発問研究もまだまだ。時間配分等。これらの点は今後に生かそう。

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2007.02.01

授業づくり研修会2

今回の授業構想ではかなり迷った。

1 授業場面
 教科書を見ると、消防署見学後は見学をまとめて発表。次は校外の消防施設の学習となっている。私が使っている教科書の構成とは違っていた。いくら何でも校外に出るわけにはいかない。
 教科書にはない場面を考えなければいけない。そこで、過去の自分の実践を調べてみた。十年前に書いた原稿の一部に「もし学校の理科室が火事になったら、最初に何をすべきか」という発問があった。確かに同じ発問で、子どもたちが積極的に討論をした記憶があった。これで行こうと思った。
 ただし、見学してきた消防署にスポットライトを当てたい。そこで、「北方小学校が火事になった時、消ぼうしょの人はどう行動するのだろうか。」という課題にした。

2 発問
 今回のテーマは発問。そこで、指導案に明記することにした。この辺は今までの経験が生きる。子どもたちにとって考えやすく、しかも思考を深めやすいものをいくつか考えた。
●消防署から何分で北方小に着くでしょうか。
●それは早いと言えますか。
●消防車は何台来ますか。
●どこに来るでしょうか。
●消防署の人々は最初に何をするでしょうか。
 「どこに来るか」「最初に何をするか」というのは、きっと意見が分かれると予想をした。実際にその通りになった。
 しかし、何か足りない。先の発問群で得られた知識を総括的にまとめる発問が必要だと気付いた。そこで、中心発問を一つ加えた。
●北方小が火事になった時の火を消す計画は決まっているのだろうか。
 これがまとめにつながると考えた。

3 教材研究
 これらの発問は頭の中だけではできない。実際に教材研究をしながらでなければ無理だ。子どもたちが見学に行った登米市消防署には何回も取材の電話をした。くわしく丁寧に応対してくださって本当に有難かった。実際に現地の取材も考えたが、とても時間がとれそうになく断念した。しかし、これが幸いした。
 ではWebで探せるものは探そうと考え、検索したら、何と登米市消防本部のHPがあったのだ。数多くの写真があった。これは使える!授業の最初で「消防署クイズ」で使わせてもらった。実はこれは単なるクイズではなく、その後の追究のための布石である。
 皆川先生にはお願いをして学校の航空写真を送ってもらった。ポンプ車がどこにとまるか図示させるためである。その他にも参考資料をいただいた。さらに北方小HPで避難訓練の時の写真も探す。ネットをフルに活用して、必要な資料は集まった。

4 遊び心
 3年生対象の飛び込み授業だ。小道具も遊び心で準備した。一つはペーパークラフトのポンプ車。「ポンプ車はどこに来るか」という発問の時に、スクリーンに貼り付けるものだ。前日に、娘たちと一緒に作った。授業後は、「欲しい!欲しい!」という声。
 もう一つは電話作戦。授業中に直接電話をかけさせるということは何回かあった。今回は、中心発問はまさにその方法を使えると思った。実際に電話する場面はもっとも集中度が高かった。皆川先生のサイトにある子どもたちの喜ぶ写真は、電話で聞いた子どもが「計画で決まっているそうです!」と言って、予想があたったと喜んでいるシーンである。電話ならではの反応だった。

くわしい授業については、昨日紹介をした皆川先生のHP、千葉先生のHPで様子を伺うことができるだろう。自分にとっても充実した楽しい授業だった。

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