「国のイメージ」の授業1
先週のメディつき、今週の授業づくり研修会で、模擬授業として「国のイメージ」を行った。
もともとは学級で行ったものである。学級通信にその様子を書いたので、今日と明日に分けて紹介をする。
学級通信 プロジェクトZ 第157号より
社会での世界の国々の学習の導入です。
最初に左の写真(草原、ゲル、馬などがある写真)を見せました。見せた瞬間に子どもたちから、「モンゴル!」「モンゴル!」という声が出てきました。その通りです。これはモンゴルの写真です。そこで、子どもたちに聞きました。
モンゴルのことで思い浮かぶことは何ですか。
ふだんあまり話題になる国でないのですが、子どもたちからは次のようなものが出てきました。
・草原に馬がたくさんいる
・草原をみんなで移動している
・テントのような家に住んでいる
・馬に乗って風に吹かれて移動している・・・等
「モンゴル=遊牧民」というイメージです。確認をしたらほとんどの子がそういうイメージでした。そこを押さえてから次のような話をしました。
★実はモンゴルにいる遊牧民族は3分の1ほどです。
しかも首都ウランバートル市では、多くの人が会社や工場勤めをしています。自動車も多く利用され、中心部は渋滞が起こることもあります。また最近は、ファーストフード店も進出してきています。人々の服装も私たちと変わりません。ただ、経済的に貧しいです。この写真の子どもたちは飲み物を売り歩いてるのです。
このような話をしたあと、子どもたちに「どう思いましたか」と聞きました。
「予想外だった」「みんな草原で馬に乗っているのかと思っていたけど、違っていた」「知らなかったことばかりだった」といった反応が子どもたちから出てきました。
話だけではなく、右のような写真を見て、今まで自分たちが見ていたモンゴルのイメージが子どもたちにとっては、違うものになってきました。
今度はイメージが変わった理由を考えます。それについては次号で。
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