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2007.03.16

メルマガ原稿

 今日発行のメールマガジン「授業成立プロジェクト」に書いた原稿です。
 編集長として最後の原稿になりました。

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 「授業成立の基礎技術の大切さ」

 授業成立メルマガ発行から約2年。私が編集長としては最後の号になります。皆様、ありがとうございました。
 この2年間を通して、改めて「授業の成立技術」が大切なことを自覚しました。特に私自身がこだわっているのは「ノート指導」です。

 このメルマガ発刊の1年目から2年目にかけて上條晴夫氏の『子どものやる気と集中力を引き出す授業 30のコツ』(学事出版)の「授業づくりの基礎技術 10のアイテム」という章を私なりの解釈で取り上げていました。一番衝撃的だったのが「ノート指導」です。

 その中で「情報の蓄積」と「情報の発信」という視点から論は述べられていました。ノート指導を「情報」という観点から考える。これはまさに「情報教育」の一つではないか・・・そう感じたのです。

 私自身は情報教育に興味があり、様々な実践をしてきました。それらの多くはITを活用したものでした。しかし、先のような「情報」を扱う観点からすれば、日々のノート指導にそのような要素を盛り込めば、それは一つの「情報学」にもつながる実践になるのではと考えています。

 たとえば、本メールマガジンの12号では次のように書きました。

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 「情報を蓄積する技能」に対して「情報を発信する機能」は新しいノート指導です。蓄積とは違った技能が要求されます。この場合のポイントはノートに学習情報を「文として書く」ということです。
 たとえば「ナンバリング」です。「理由を、ナンバリングを使って書きなさい」と指示することで、「第一に・・・。第二に・・・」というように聞き手にとっても分かりやすい文章になります。
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 これなどは、情報学でいえば「ツリー構造の考え方」を使ったものです。このような思考技術を子どもたちが身につけることによって、ノートの取り方の技術もかなり変わってくると考えます。

 先週私は研究授業で、情報の学習の一つとして、この「ツリー構造」の内容を取り上げました。そうすると、その後の子どもたちのノートが少しずつですが、変化をしてきています。「全体と部分の関係」の意識化が進んでいる
のです。
 その点で、改めて「基礎技術」を身につけることに加えて、「基礎技術の考え方」を身につけることの大切さを痛感しました。まずは私自身がその考え方をじっくりと勉強しなければいけない・・・そう感じています。

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