この3月まで授業成立メールマガジンの編集長を務めていた。2年間の編集長ということで、今は新編集長にバトンタッチ。サポートする立場になっている。
新メルマガ編集長は山口の中村先生。とても張り切ってお仕事をしているし、次々と新企画を出している。読み応えのあるメルマガが次々と発行されると思う。
さて、リニューアル第1号がさっそく発行された。上條さんから、プロジェクトの熱き思いが語られている。購読希望の方はこちらから。(以下転載)
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メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」
第76号(祝・リニューアル 第1号) 2007年4月18日発行
(毎週水曜日発行)
HP http://www.jugyo.jp/js-pro/
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★目次★
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1 「授業成立プロジェクト」続投の弁
授業成立プロジェクトリーダー 上條 晴夫
2 これからの「授業成立プロジェクト」について
授業成立プロジェクトリーダー 上條 晴夫
3 教師力UPセミナーのお知らせ 編集部
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お待たせしました!!メールマガジン「授業成立プロジェクト」、リニ
ューアル第1号です。
土作彰さん(奈良・小学校)、石川晋さん(北海道・中学校)、田中光
夫さん(東京・小学校)という豪華メンバーと、私、中村健一(山口・小
学校)がワイワイガヤガヤ話し合ったことをお伝えしていきたいと考えて
います。
毎週水曜日に発行します。よろしくご愛読ください。
さて、リニューアル第1号では、授業成立プロジェクトリーダーである
上條晴夫さんが、授業成立プロジェクトを2年延長した理由と、これから
の活動について書いてくださいました。「授業成立プロジェクト」第2幕
のスタートです。
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1 「授業成立プロジェクト」続投の弁
授業成立プロジェクトリーダー 上條 晴夫
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「授業成立プロジェクト」読者の皆さま、こんにちは。
プロジェクトリーダーの上條晴夫です。
おかげさまで2005・2006年の2年限定の「授業成立プロジェク
ト」が無事に終了しました。授業成立のむずかしくなった状況の中、その
基礎技術の集積と研究の枠組みを考えるという取り組みでしたが、予想を
超える成果を得ることが出来たように思います。
以下、本プロジェクトの成果について、少し具体的に説明をさせてくだ
さい。
まず、プロジェクトの母胎である教育研究集団「授業づくりネットワー
ク」が編集する教育雑誌「授業づくりネットワーク」について。2年間ず
っと「授業成立の基礎技術の集積・研究」をコンセプトに特集づくりをし
てきましたが、読者の方から一定の評価をいただけたようです。読者が漸
増し、いわゆる「V字回復」を達成することができました。
次に「授業成立の基礎技術」をメインテーマにした「授業づくりネット
ワーク」の春・夏の集会の参加者数です。それ以前の「学力低下」をテー
マにした集会をはるかに超える200~250の参加者がありました。近
年にない参加数になっています。また、隔月で実施のる連続ワークショッ
プも30~50名の参加数です。ご支持の現れと思います。
この動向を受けて、昨年暮れの編集会議で鈴木宣昭編集長より「200
7年度以降も、ぜひこのコンセプトで雑誌特集を継続したい!」という提
案を受けました。当然、「授業成立プロジェクト」の動きとリンクする話
です。提案文書を作って、授業成立プロジェクト40名委員会に諮って、
およそ以下のような方針を決定することとなりました。
本MMの皆様にも、ぜひ引き続き、ご購読を賜りたく、お願い申し上げ
ます。
授業成立プロジェクトリーダー
上條晴夫
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2 これからの「授業成立プロジェクト」について
授業成立プロジェクトリーダー 上條 晴夫
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■大きな方針
1)「授業成立」プロジェクトを2年間延長します。
2)次の「授業成立」プロジェクトは基礎的・実践的な活動に重点をお
きます。
*2005~2006年度はプロジェクトの問題意識を広げるため
「数にこだわる」作戦をとりました。2007~2008年度は
プロジェクトの問題意識を深めるために「異質を交流する」作戦
をとります。
■2007・2008年度活動見通し
●1・「活動中心の授業」の実践的研究を進めていきます。
*そもそも「ワークショップ型授業(=活動中心の授業)」とはな
にか?従来の「体験・活動を中心とした授業」とどう違うのかと
いう議論があります。そうした議論も積極的に取りあげて、授業
づくりを進めたいと思います。
*とくに「表現系の授業」に力を注いでいきます。「遊び系の授業」
を前提に「表現系の授業」を進めることが授業成立を左右する大
事な分岐点になると考えるからです。学習者の学びをどう作り出
していくかを考察します。
*「話し合い系」については従来の「討論・話し合い」との違いに
ついて積極的に吟味を加えていきます。「ランキング」「部屋の
四隅」「ディベート」などのワークショップ型学習の意味・意義
を検討します。
*できる限り「表現(演劇・音楽・舞踏)のプロ」に学ぶ場を多く
作り出すようにしたいです。「話し合いのプロ(?)」からも学
ぶ場を作りたいです。
●2・「教師養成教育」の中核となるメソッド開発を考えます。
*学級崩壊で一番多いのは1年目~5年目の教師です。この事実に
こだわりたいと思います。従来の大学教育・現場教育(新採用研
修・3年目研修)に欠けていたものは何であったのかを具体的に
考えます。
*東京青年塾・関西青年塾に続き、すぐに東北青年塾も立ち上げで
す。若い教師に必要な実践的な力量を考えたいです。当然、大学
の教師養成との関連も考えます。この作業を通して「授業成立の
基礎」を考えたいです。
*「省察(リフレクション)」概念をヒントに本研究会が開発して
きた「ストップモーション方式」や「あすの授業」(実践記録の
文体)を中心とした教師トレーニングの方法について再検討をし
ます。
*大学教師を中心に「教師養成教育」の中核となるメソッドについ
て現場教師も学べるような場を作っていきます。(本誌「授業づ
くりネットワーク」2007年度のリレー連載として「教師教育
物語」を企画しました)
●3・「授業成立の基礎技術」の実践アイデアを募集します。
*過去2年間の「授業成立の基礎技術のアイデアは拙著「子どもの
やる気と集中力を引き出す授業30のコツ」(学事出版)を中心
に提出されていました。これからは拙著以外のところから積極的
にアイデアを募ります。
*たとえば、木附隆三氏の「心地よいくり返し」という考え方。ま
た古川光弘氏から「オープンエンドアプローチ」の考え方が授業
成立の基礎技術になるはずだというご提案をいただいています。
検討を進めたいです。
*本誌・メールマガジン・ホームページなどを中心に「授業成立の
基礎技術」の実践アイデアを募集します。「授業成立の基礎技術」
という問題領域に絞った実践アイデアの交流ができたらいいなあ
と思います。
*主に現場の教師を中心に「導入の工夫」「3分間の雑談タイム」
や「ヒマそうに歩く机間指導(=子どもが声をかけやすい)」の
ようなちょっとしたアイデアを出し合う場を作っていきます。
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3 教師力UPセミナーのお知らせ 編集部
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☆ 教師力UPセミナー(今週末開催! お待ちしています)
■ 日時:2007年4月21日(土)13:00~17:00
■ 場所:成蹊大学9号館302教室(武蔵野市吉祥寺北町)
*JR中央・総武線、井の頭線、地下鉄「吉祥寺駅」下車
吉祥寺駅前より関東バスで成蹊学園前下車(約10分)
■ テーマ
「子どものやる気と集中力を引き出す授業の原則&コツ」
■ 内容
(1) 著書『子どものやる気と集中力を引き出す授業30のコツ』の
第2章「授業成立の10の原則・30のコツ」を熱く語る
(1時間)
(2)「つかみ」と「フォロー」についてのワークショップを行う
(2時間)
(3)「授業成立の基礎技術」Q&A(1時間)
●講師:上條晴夫氏(東北福祉大学准教授)
特定非営利活動法人「授業づくりネットワーク」理事長。
学習ゲーム研究会代表。
実践!作文研究会代表。お笑い教師同盟代表。
著書
『ワークショップ型授業が子どものやる気を引き出す』(学事出版)
『子どものやる気と集中力を引き出す授業30のコツ』(学事出版)
『図解 よくわかる授業上達法』(学陽書房)
『教師のためのキャラクタートーク術』(たんぽぽ出版)
など多数。
■ 定員:50名(定員になり次第締め切ります)
■ 参加費:2500円(授業づくりネットワーク会員:2000円)
*当日お支払いください。
★ 申込・問い合せ先
1)氏名、2)会員・一般の別、3)〒・住所、4)電話・FAX番号、
5)勤務先、6)メールアドレスを明記の上、下記あてにFAX、Eメール
またはハガキでお申し込み下さい。
授業づくりネットワーク事務局 担当:鈴木宣昭
〒162-0814 新宿区新小川町6-12 TEL/FAX:03-3269-3715
Eメール:yoyaku@jugyo.jp
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【編集後記】
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「授業成立プロジェクト」のHPにもお越しください。
http://www.jugyo.jp/js-pro/
次号は4月25日発行です。中村が「授業成立プロジェクト」に対す
る熱い思いを書かせていただく予定です。どうぞお楽しみに。
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メールマガジン「授業成立プロジェクト」
第76号(読者数1080) 2007年4月18日発行
授業成立プロジェクトリーダー 上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp
【本プロジェクトに関心を持った方は、ぜひメールを下さい】
編集責任者 中村健一 kenek728@yahoo.co.jp
【ご意見・ご感想をお待ちしています。→中村健一 kenek728@yahoo.co.jp
校内研でワークショップをしたい等の問い合わせもお待ちしています。】
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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