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2007.05.22

こんな授業が私の夢

原稿を依頼されて書いたが、ボツになったもの。ここに紹介します。

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私は授業をすることが大好きだ。
自分の考えを一生懸命に発表する。「わかった!」とノートに鉛筆を走らせる。友達と本気で討論する・・・そんな授業中の子どもたちが大好きだ。
そしてこんな授業が私の夢だ。

「どうしたら世界が平和になるか」。大人でも難しい課題。でもそれを子どもたちが「話し合いたい」と言う。みんなで案をひねり出す。「そんなの無理だよ」という声もあれば、「やってみなけりゃわからないよ」とふだんはおとなしい子が言う。みんなで一つの案を出す。「よし、誰かに聞いてもらおうよ」。今度はその方法を考える・・・。こんな授業をしてみたい。

休み時間にトラブルがあった。教師が関わった子たちを注意すれば、その場で解決する。でも子どもたち同士で話し合いたいという。臨時の学級会だ。話し合っているうちに、この学級の問題点が次々と出てきた。相手を責める子どもたち。「責められた子にも理由があるはず」とフォローしてくれる子どもたち。どの子たちも真剣だ・・・。こんな授業をしてみたい。

自分たちのふるさとの自慢を探したい。そう考えて、まちに飛び出した子どもたち。商店街、記念館、神社、川・・・それぞれふるさとの自慢を大切にしている人がいた。その思いをインタビュー。熱き思いを聞き、「ふるさとってすばらしいんだ」と改めて感じる子どもたち。「よし、それをビデオ番組にして残そう」・・・。こんな授業をしてみたい。

 テレビを使った授業。画面に映っているのは遠い沖縄の小学生だ。「こちらは毎日雪が降っています。沖縄はどうですか」「今日は20度ありますよ」「エー!」。交流を続けてもう3カ月。実際に会ったことはないけど、すっかり友達だ。「いつか会いに行くよ」・・・子どもたち同士で固い約束をしている・・・。こんな授業をしてみたい。

 1年間を振り返る。教師も子どもも。楽しいこともあった。厳しく先生に注意されたこともあった。一緒に遊んだこともいい思い出。お別れの日。教師から一人一人に特別の卒業証書。卒業式でもらうのとは別に、教師のその子への思いが書かれていたものだ。35人分、教師が前日書き上げたものだ。子どもたちも教師も涙・・・。こんな授業をしてみたい。

 学級は一つの社会。縁あってその中で教師と子どもは一緒に1年間暮らす。毎日が夢のある授業だったら、どんなにすてきだろう。教師としていつも夢のある授業を考えている。

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Comments

いいですねえ。私もそんな授業をしてみたい…。

ところで、なんでボツになっちゃったんですか?素朴にはてな?です。

Posted by: JJ | 2007.05.22 at 21:55

JJさん、コメントありがとうございます。ボツになった理由は出版社の編集の都合です。こればかりは、仕方がないですね・・・。

Posted by: サトマサ | 2007.05.22 at 22:04

ダメだ…読んでて涙でてきます。(笑)

先日の報道で、大人になったらゆっくりしたい。
なんていう子どもの姿がありましたけど、夢を語れる大人がいないのでしょうね。
大いに夢を語れる子ども達を育てたいものです。
まずは、私たちが学校生活を通して
夢を語らないといけませんね。

頑張ります。

Posted by: 松田@札幌 | 2007.05.24 at 13:00

松田さん、コメントありがとうございます。
「夢を語る」・・・確かに大事なことです。でも、昨年度はあまり子どもたちの前では語らなかったなあ・・・反省。
今年はあちこちの教室で語りたいですね。

Posted by: サトマサ | 2007.05.24 at 21:49

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