研究の「見える化」をどうするか1
今年は5年ぶりの研究主任である。
前任校では4年間の研究主任。国語の説明文の学校公開も行った。この時には、研究紀要の他に「QA集」をまとめた。説明文学習についてのQAだけではなく、研究会運営のQA、さらに発行した研究通信も付け加えた。100ページほどの冊子だったが、好評だった。(その一部はこちらに掲載。)
さて、本校での研究主任。前任校とは違いが多い。
まずは職員数の違い。11人と43人。
対象教科の違い。1教科と4教科+1領域+5プロジェクト部会
組織の違い。今は5人の教科部長、5人のプロジェクト部会の部長がいる。
様々な校内研以外の研究授業の違い。(本校はあれこれある。)
そして時代の違い。5年でもかなりの違いを感じる。
4月からの2カ月間は、今年度の研究のための準備期間のようなもの。
そして8日にいよいよ研究授業がスタートした。各部会の部長さんが、部会研究会のリーダーだ。
私は事後研究会に参加しながら、「部会研の研究授業と成果をどう他の人に見えるようにするか」ということを考えていた。
一つの教科の部会に参加するのは、学年で1~2名(学年4~5学級)。年5回の全体研究会は全員で参観するが、それ以外の研究会は部会員だけの参観だ。だから、研究主任の役目として、部会研究会の授業と研究会を参観していない先生方にどう伝えるかが、大切になってくる。
あれこれ考えたが、「研究通信で紹介」という形がやはり一番いいだろうと考えている。その際、3つの留意点を考えた。
1 「授業の視点」に係わる部分を画像付きで紹介することと
2 研究会で明らかになったことを明文化すること
3 あえて、研究授業の視点以外のよさ(学級経営やちょっとした工夫)も話題にすること
これでいくらか「見えてくる」のではないか。もちろん、発行しながら改善はしていくだろうが、まずはこれで踏み出していきたいと思っている。
The comments to this entry are closed.
Comments
たかはしさん、コメントありがとうございます。
そうですよね。かつて「個人の授業研修会」と思われる研究会に参加したことがあります。「主題に沿った研究会」の共通理解度でその学校の研究度がわかるような気がします。
Posted by: サトマサ | 2007.06.13 07:19
参考になります。特に、「授業の視点」を大事にしたいです。本校はワークショップ型事後研究会をしていますので、グループ間の「授業の視点」を明らかにして周知しないと、空中分会してしまいます。
Posted by: たかはし | 2007.06.12 23:19