« 李登輝氏 | Main | 教科書借用 »

2007.06.05

学級通信本・まえがき

学級通信本のことです。
アマゾンの在庫切れがなくなり、購入できるようになりました。また画像も組み入れられました。
また、発売元のひまわり社のHPには、かなりくわしく紹介されています。ぜひご覧ください。

私が学級通信を書くようになったいきさつ、今の考え等が「まえがき」に書かれています。転載いたします。

 「よし、今年は学級通信をたくさん発行しよう!」と教師になって2年目に決意しました。初任の時には、学年通信は発行したものの、学級通信は全く出さなかったからです。
 しかし、書く内容も技能も乏しく、途中まで書いては「ああ、今回も発行できない」……と何度も書きかけの通信を断念しました。そのうち、「学級通信発行は義務ではない」ということを言い訳に、数号の発行だけでいつの間にか1学期が過ぎてしまいました。

 しかし、2学期に入り、「これではいけない」と学級通信の本や友人の取り組みをもとに日刊で発行し始めました。「内容はたいしたことがなくてもよい。とにかく書こう。今は質より量だ」と思ったのです。幸い、学級通信の執筆にかける時間は十分にありました。アパートに帰ってから、その日の学級の出来事、授業のことを毎日時間をかけて書きました。毎日書くと、子どもたちや保護者から反応が来ます。それが励みになりました。いつの間にか、「次の学級通信のネタはこれで」と意識している自分がいました。

 学級通信の発行により、子どもたちをほめる機会も増えました。ちょっとした「いい話」は学級の中で必ずあります。授業でのすばらしい発言、困っている友だちを助けてくれた話……それらを学級通信に書き、配布時に紹介しました。さらに「お家でもぜひほめてください」と学級通信に添え書きもしました。学級通信が子どもたちを励ます武器にもなったのです。

 また、学級通信を書くことが、私自身の教師修業の有効な場ともなりました。まず授業のことを書くことによって、授業記録や学級経営の記録を残すことができました。そして、学級通信をそのまま研究会のレポート資料として活用することにより実践を批評してもらいました。学級通信は、若い頃の自分の貴重な財産です。

 また、保護者にとっては、学校の様子を知るものの一つが学級通信です。仕事が遅く、なかなか我が子と会話ができない父親から、「『あすなろ』(当時発行の学級通信名)のおかげで子どもと学校の話が弾むようになった」と言われた時には、「そういう効果もあるのか」と嬉しく思いました。また、懇談会や面談等で「学級通信をとても楽しみにしています」という保護者の一言が、自分の励みになりました。

 このようにして、20年間発行し続けた学級通信。いつの間にか自分の学級経営の大きな柱になりました。「実践をする」→「学級通信に書く」→「子どもの励みになる・学級や保護者にもプラス」→「教師自身の励みになり次の実践への意欲も高まる」という好循環が、自分の仕事の中に位置づけられています。もちろん、常にうまく行くとは限りません。「我が子がなかなか学級通信に載らないのですが……」という苦言も呈されたこともあります。失敗したことは反省をして、自分なりの学級通信発行のルールに生かしていきました。

 本書はこのような考えで取り組んだ学級通信の中から、すぐに役立つ事例を中心に書いたものです。40項目の一つ一つが具体的に実践していることです。
 皆様のこれからの学級通信発行の参考になればと願っています。
 
 本書を出版するにあたっては、ひまわり社・松本衆子さんに大変お世話になりました。前著の『ぐんぐん伸びる 学力のつくノート指導のコツ』の時と同様に、貴重なアドバイスをいただきました。同時になかなか執筆が進まない時にも何度も励ましの言葉をいただきました。感謝申し上げます。
 また、イラストレーターの斉木のりこさんには、内容にぴったりと合ったイラストを描いていただきました。ありがとうございました。
                                      佐藤 正寿

|

« 李登輝氏 | Main | 教科書借用 »

Comments

同僚の先生に渡しました。
通信で悩まれていたので
とてもよろこんでおられました。

Posted by: ながたく | 2007.06.07 at 19:52

ながたくさん、ありがとうございました。
このような形で本が広まっていくのですね・・・。
嬉しいです。悩みが少しでも解決すれば幸いです。

Posted by: サトマサ | 2007.06.07 at 21:52

十数年前にこの本に出会っていたら,
私の人生も変わったと思います。
まあ,大差ないかも知れませんけど(笑)。
ぜひ,周りの先生にすすめたい一冊です。
サトマサさんの知的財産を提供していただき
本当にありがとうございます。

Posted by: NOB | 2007.06.07 at 23:24

NOBさん、コメントありがとうございます。
「学級通信を出す」という立場ではないのに、ブログにもあれこれ書いてくださり、感謝いたします。
「人生」まではいかなくても(笑)、先生方の意欲が少しでも前向きになればいいなあ・・・と思っています。

Posted by: サトマサ | 2007.06.08 at 04:55

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 李登輝氏 | Main | 教科書借用 »