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2007.08.31

子どもを悪くする3つの方法

以前にも紹介したことがあったが、盛岡市教育研究所の野口先生の論稿にまた学んだ。
「PTAいわて」という広報誌に「提言 子どもを悪くする3つの方法など」という題で書かれている文章である。ちなみにPTAいわてのWebがあり、バックナンバーも読める。この野口先生の全体の文章もそのうち読まれるようになるだろう。

さて、その「悪くする」3つの方法だ。
1 子どもの前で親が近所の人に挨拶をしないという方法
2 家の中で手伝いをさせないという方法
3 子どもの前で友達の悪口や近所の人の悪口や先生の悪口を言うこと。
確かにこれらのことを続けていれば、間違いなく子どもたちは礼儀しらずになり、周りの人が働いていても何もしなくなり、さらには自分も悪口を言い続ける人間になるであろう。

「悪くする」というように逆説的に言っている方法が新鮮だ。今までも「子どもに風邪をひかせる方法」というのは見たことがある。「子どもの学力を低くする方法」というように逆説的な現場の提言にも応用できそうだ。
この文章の最後には、「我慢する力の変わった育て方」が紹介されている。子どもが自転車をほしいと言った。予算もあるので、さっそく買ってやった・・・これは「もったいない」という話である。確かに、買うまでの間の時間は「本当に楽しみ」である。それは同時に「我慢する心を育てる大切な時間」というように野口先生は言う。豊かになった現代では、このような育て方が一番いいであろう。保護者にぜひとも読んでいただきたい話である。

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2007.08.30

メディつきセミナーレポート

8月5日に行われた「第6回メディアとのつきあい方セミナー」のレポートが、ジャストシステムさんのWebにアップされました。
4時間半のセミナーがコンパクトにそして、ビジュアルに紹介されています。(私の模擬授業も)
一つ一つのプログラムの内容を読むと学ぶ点が多いのですが、注目すべきはやはりこのセミナー全体の構成です。5回、6回はスタッフとして参加していますが、それ以前は一参加者として参加していました。その時から、「実によく練られた構成」と実感していました。
よきセミナーは内容はもちろん、セミナー運営全体を考える点でも本当に価値があることがわかります。

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2007.08.29

アンケートに励まされ・・・

京都の池田先生から7月7日の「明日の教室」のアンケートが届いた。それらはコピーした用紙ではない。デジタルデータだ。池田先生が学生さんに依頼をしているとのことだった。これは一石二鳥だ。学生さんにとっては、アンケートをデジタルデータ化することで、教育にとって大切なことは何かを学ぶことができる。

アンケートは好意的な表現がずらりと並んだ。許諾を得ていないのでコピーできないが・・・。
・自分の話の中で印象に残った点
・自分がこれから前向きに取り組んでいきたいこと
・模擬授業の感想。
・そして(やはり)人間性

教員は教員の視点で。そして学生さんは学生さんなりの視点で一生懸命にアンケートを書いていただいた。その思いが伝わる文章ばかりだ。
これは自分にとっても大きなエールだ。「大きな刺激をいただいた」と書かれている方がいるが、同時に自分も「大きな励まし」をもらっているのだ。
ありがとうございました。第4回「明日の教室」に参加してくださった皆様。

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2007.08.28

ICT活用のこつを知っている

担任外として3年生の2クラスに算数を教えている。本来であれば、少人数指導をするのだが、校舎改築の影響で半年はティームティーチングである。2クラスはベテランと若手。担任がメイン、私がサブになることが多い。
ベテランの先生は、40%ぐらいの割合で実物投影機を活用する。今日は長さの学習ということで、教科書の絵を拡大投影したり、実際に定規や巻き尺を映したりした。
その映すポイントやスクリーンへの書き込みを見て、唸ってしまった。活用のポイントがまさに適切なのだ。
しかも、活用する必要がないという時には、こだわらない。実物提示だ。

もともと授業力にある先生。ツールの使い方も、経験年数が少なくてもその場で判断ができるのだ。効果的なICT活用の実践のベースには、確かな授業力が土台としてあることを改めて感じた。

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2007.08.27

違いを調べる楽しさ

徳島に行ったおりに、村井先生に「教材の小ネタに」ということで、「日本一低い山・弁天山」を案内していただいた。「あれ、日本一小さいのは大阪の天保山(今年1月に「登山」した時に確かめていた)では・・」と思いつつ、弁天山に行くと、確かに「日本一低い山」という看板がある。
「まあ、あとで調べよう」ということで、しっかりと「登山」をした。6mあまりの山である。近くのラーメン屋さんで、登山証明書を発行しているという。

家に帰ってきてから、さっそく調べる。結局役だったのはウィキペディアだった。それによると、人工の山で日本一低いのが天保山、自然の山で一番低いのが弁天山ということだった。どちらも確かに「日本一」なわけである。
一つ勉強になった。

地理ではこのような例がけっこうある。たとえば、「池と湖の違い」「海はどこから川になるのか」といったことだ。ネットの出現によって、このような疑問は本当に調べやすくなった。情報の信頼性は確かめなければいけないが、教材開発が楽しみな者にとっては、便利なツールであることは間違いない。

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2007.08.26

文化祭テーマ

長女の高校の文化祭に行った。こういう機会でもなければ、高校の文化祭に行くこともない。
吹奏楽クラブなので、メインは体育館での演奏。3年生が抜けて、1・2年のみの演奏。毎日帰りが遅いが、がんばっていることがよくわかった。

さて、30年近く前の自分の高校の文化祭を思い出していた。その時の内容はもちろんだが、その時のテーマもだ。
1年生・・・「瞑想 ~時間よ止まれ~」
2年生・・・「完全燃焼」
3年生・・・「同じ時代に」
秋田県の平凡な一高校生だったが、文化祭にはかなりのエネルギーを注いだ。それが、ずっとテーマを覚えている理由であろう。特に2年生の時の「完全燃焼」は親友が応募したテーマであり、その後の自分の高校生活を支えるテーマにもなった。

こういう影響もあったからか、学級のテーマ(キャッチフレーズ)作りにはこだわった。「10年後も覚えている学級テーマを」を常に念頭において実践していた。
担任外の今はこういう実践もできない。しかし、自分が学んだこと、実践してきたことはいろいろな場で伝えていきたいと、このごろはよく思っている。がんばらねば。

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2007.08.25

Q&Aでは人となりがわかる

徳島の先生方には、昨日だけではなく1年半前に大変お世話になった。
文科省のICT利活用キャンペーンの模擬授業で徳島を訪れた。その当日はもちろん、前日に一献させていただいたのだ。昨日の研修会ではその先生方も参加されていて、それぞれブログに研修会の様子を書かれていた。(熱中時代さんGenさんあいであ・るーむさんkunibookさん

研修会終了後にアンケートを簡単に見せていただいた。その中で気付いたのが、教師としての姿勢や人柄に関わるコメントである。いつもとは違った言及だな・・・と思った。
これは、Q&Aが研修会の中に組み込まれていたからだと感じた。私の話の後、ミニワークショップで9人ずつの12班に分かれて、私への質問を考える時間だった。その後、各班から1~2個ぐらいずつ質問があり、私が答えるという形である。模擬授業でも教師の考えや人となりはある程度わかるのだが、Q&Aではそれがはっきりと出る。私自身、ゲストティーチャーを招く時には「質問中心の授業」を組み立てていた。その人柄が答え方に反映され、印象に残る授業になるからである。

「質問タイムが十分にある」という工夫。これが研修会では有効であるということも一つ学んだことであった。

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2007.08.24

新分野の開拓

 今日は徳島県小教研総合・視聴覚合同研修会で講演。
 参加者は100人を越えていた。依頼を受けた時に、「視聴覚はICT活用でいこう。総合はどうしようか・・・」と思っていた。総合に関わる講演は初めてだからだ。今までの自分の実践を振り返る。また、総合の現状を分析してみる。そうすると、今まで点であったものが線になった。
 今日は、模擬授業やICT活用の話で70分。残り30分で総合の話をした。次のような流れである。

1 総合的な学習の時間は不人気?
 ・「便利」に活用
 ・指導格差が大きい
 ・学力低下の一因?

2 総合的な学習を「元気にする」
 (1) 総合で「新しい学力づくり」を行おう
  ・探究型で身に付く学力・習得型で身につく学力
 (2) 教科と関連づけたプランを生かそう
  ・「情報テキスト」を生かす
 (3) 指導スキルの幅を広げよう
  ・今必要なプレゼン学習
 (4) 「本命」であるプロジェクト学習を実践しよう
  ・事例「宮古の自慢CMを作ろう」
 (5) 自分がこだわる実践を取り入れよう
  ・メディアとのつきあい方学習にこだわって

 総合は自分にとっては「新分野」。無事終わった時にはホッとした。このような講演を依頼されなければ、過去の自分実践を見直すこともなかったであろう。また、自分自身、過去の映像を見直すこともなかったであろう。その点では、有り難い依頼であった。
 それにしても徳島の先生方はとても前向き、そして誠実であった。村井先生、堀川先生、土井先生をはじめお世話になった先生方に感謝したい。

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2007.08.23

刺激で本を読みたくなる

今日の校内研究会は現職教育。年間20回ほどある校内全体研究会はほとんどが主題研究なので、このような機会は貴重だし、ふだんとは違った内容に先生方も期待している。

今日の前半は特別支援教育。後半は体育実技とICT活用の二つのうちから一つ選択をするという内容。後半の体育実技とICT活用は、若手の先生方が講師。積極的な働きかけが印象に残った。このような経験は若いうちにどんどんすべきだと感じた。

さて、前半の特別支援教育。それなりに学んできたと思っていたが、自分はほんの入り口しか学んでいない(もしかしたら、入り口にすらたどり着いていない)と感じた。3人の先生方が話されることは奥が深い。しかも、自分自身が初めて知る専門用語も多かった。さらに具体的な児童への対応は共感できることばかり。
実のある話に質問・感想が続いた。1時間の内容だったが、「もう少し話を聞きたかった」と感じた。我ながら企画に満足(実は自分が一番学びたかった?)である。

しかも、こういう話を聞いた後は、興味がわき、本が読みたくなる。それが、この「人から学ぶ」ことのよさだ。本校にはいろいろな分野の専門家がたくさんいる。その点では恵まれた環境だ。さらに雑談で、いろいろなミニ自主研修を続けたいということも話題にした。そのような形の学びが本校の「強み」のような気がする。

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2007.08.22

「先生の夏休み」

読売新聞の教育ルネサンスで、昨日から「先生の夏休み」という特集をしている。
有名な愛知県小牧市の光ヶ丘中学校の夏休みの教師の様子を描いている。
昨日が「土日も懇談や部活」、今日が「学級担任 朝から面談」。
「教師はいいなあ。夏休みが長くて」といったような誤解をとくにはよい。
もっとも民間の方からすれば、「もともと自分たちは本当の夏休みは短い」と言われそうだ。それでもこの記事のよいところは、教師の仕事にはいろいろなことがあるということを示している点だ。「授業して、丸付けして終わり」といった教師像ではなく、「よりよい授業、よりよい学級づくりのために努力している」ということを、教師はアピールしてよいと思う。
明日以降の連載に「研修会に自腹を切って参加する様子」がでないかな・・・とこっそり思っている。

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2007.08.21

情報テキストセミナーの学び直し

セミナーに参加しても10年前なら、あくまでもその日限りのものだった。その後の報告があるにしても、紙ベースで数日後に関係者に送られてくる・・・・という感じだった。数日後と書いたが、それはかなり早い方。通常は、数週間かかった。

それが今は違うなあ・・・と情報テキストセミナーを終えて感じている。
まずはメーリングリストで、感想の情報交換がある。これが実に参考になる。参加者の感想はもちろん、登壇者からの報告は身近だっただけに実にリアルだ。
もう一つ。ブログの存在だ。チェックしただけでも、情報テキストセミナー関係のブログは、10近くもあった。
たとえば、模擬授業者だったら、かげsenさんみやわきさん。模擬授業に関わって、真摯な姿勢で臨んだことがよくわかる。
登壇された先生方では、高橋先生中川先生。セミナーの意義を価値づけている。
さらに参加された先生方。今日のみやくん毎日読み聞かせさん放送教育ディスクトップさん。それぞれの視点から、ご感想を述べられている。(掲載しているのがまだまだあるかもしれない・・・)
セミナーの登壇者、参加者が情報発信者であれば、セミナーについて学び直せるしくみになっていることがわかった。

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2007.08.20

いい夏休みだった

明日から2学期。今日は学校で担任の先生方は2学期学級開きの準備。
私はプール当番や2学期からの研究活動の調整、事務処理等の準備。
いずれにしても、明日子どもたちは学校に来る。

今年もいい夏休みだった。
昨年があちこちで呼ばれたり、出歩いたりするのがピークだろう・・・・と思っていたら、今年はそれ以上だった。
北海道を皮切りに、鳥取、東京、再び東京、兵庫、三たび東京、福島、そしてまたまた東京。この3週間あまり、いい経験をさせていただいたと思う。
特に今年は模擬授業の要望が昨年以上に多かった。これは自分の授業力を鍛える場になった。特に授業構成を考えることは自分にとって有り難かった。
それに比べ、話すことはまだまだ。自分の弱さは、一つの事例を関連づけて話す幅が狭いことだ。これはまだまだ自分の知識や勉強量が少ないことを意味する。弱点はわかっているのだから、努力あるのみだ。

いろいろなところに行くということは、自分と縁のある皆さんとお会いするということだ。いろいろな方とお会いできる縁を嬉しく思った。また、先の機会を利用して東京では出版社の方々とお会いすることもできた。書籍も大事な仕事だ。

もちろん、これらは学校の仕事があってのこと。出かける仕事の分以上にしっかりと取り組まないと意味がない。その点も自分の責任は果たしたと思う。

不足したのは読書だ。時間はあったのに。本当に時間を上手に使っている人を見ると、まだまだインプットができると思う。体力面の衰えも実感しているから、時間の工夫を真剣に考えなければいけないあ。

さあ、明日から2学期。また、新しい実践を楽しもう!

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2007.08.19

模擬授業への姿勢

気付けば、この夏にお呼ばれされた研修会・セミナー等では模擬授業をよくしている。雪プロ、明倫小、メディつき、三木市、郡山市、そして今日の情報テキストセミナー。来週の徳島では午前と午後で場所を変えて模擬授業だ。セミナーの趣旨が違うので、違った内容での模擬授業。さらに一回のセミナーで一本は今回だけで、数本行っているから、場数が一気に増えている感じだ。自分を鍛える場としては申し分ない。

この模擬授業だが、研究授業と似ている部分は、ぎりぎりまで修正があるという点だ。特に時間的な制約が厳しい(1本で10分が多い)ので、「削れるところはないか」「別の案はないか」と常に考える。先ほど「修正がある」と書いたが、「修正を探している」と言った方がいいだろう。研究授業と同様にすらすらと諳んじて言えるように練習すると同時に常に修正している。

さて、今回の情報テキストセミナーは同時に5人が模擬授業をした。他の先生方からは、この模擬授業にかける意気込みが伝わってきた。早々と構想を練り、メーリングリストにスライドを提示する。そして、ディスカッション。
それだけではない。昨日の研究会後にも、八重洲地下飲食街の一軒で模擬授業の検討だ。まさに「いつでもどこでも」模擬授業検討会。そして、さらに修正・練習をして今日。とある先生は、携帯の録音機能を使ってホテルで練習→チェックしたという。
一つの模擬授業に対するこのような努力に頭が下がる思いだった。それは、同時に自分の模擬授業に対する姿勢を見直すことにもなった。他者から学ぶことは多い。

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2007.08.18

キーワード

「役割」
「立ち位置」
「貢献」
・・・自分にとっての最近のキーワードである。
この3つは職場はもちろん、自分が関わっている研究会やプロジェクトでも常に意識せざるを得ない。
そして、自分の行動基準にもなっている。

さらにこの夏休み、これらについて改めて考える機会が多い。
これからの自分の役割は何か。
どのような立ち位置なのか。
何で貢献するのか。
またしばし考えたい。

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2007.08.17

「引き出す質問」を考える

研究主任になってから、全体研究会での自分の発言にかなり頭を使うようになった。(本校は司会を部会の部長さん方が輪番で行う。)
昨年度までは、ストレートに自分の意見・代案を述べていた。

今年は「話題の方向づけ」「ポイントとなる場面の指導意図を深く聞く」「研究主題との関わり」というように、「本校の研究にとって、この発言がどういう意味をもつのか」ということを意識している。

今日の全体研究会もそうだった。1学期のまとめのレポートをもとにした発表。内容は充実している。そこから、さらに今後の研究のために有益な発言をどう引き出すか。これを発表を聞きながら一生懸命考えていた。

ある意味、授業の発問を考えるのと似ていると思った。むろん、ストレートに言う方法もあるだろうが、今は「引き出す」方が効果的。どのような質問がいいのか考えていくのが、研究会活性化のためには重要である。

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2007.08.16

夏休みが終わる

夏休みといってもあくまでも子どもたちにとってのもの。
教師は通常は勤務、出張、有給休暇等の服務となる。日番、プール当番、街頭指導、事務仕事等を勤務日は行う。その他は出張か休暇。今年も出張が多かった。しかし、学校にもこまめに行かないといけない事情もあり、夏季休暇をとっていても「ちょっと学校へ」ということもしばしばだった。

さて、明日17日と20日は全員出勤。実質的には教師にとっての「夏休み気分」も今日までだ。
今年心がけたことは「放電状態」にならないように・・・ということだ。自分の場合には、ちょっとゆっくりすると「充電」ではなく、「放電」になる。もとの状態に戻すのがたいへんである。だから、毎日コンスタントに仕事を続けることが自分のペースにあっていると考えている。(もちろん、「仕事のみ」の毎日ではない)
今年の夏休みはその点では、「放電」にはならずにすんだ。

しかし、「毎日仕事をするのだから時間がある」と気持ちが慢心を生む。とてもじゃないが、この夏休みは生産性から言えば密度が薄かったと思う。
レポートにしても、プレゼン作りにしても、講座の準備にしてもとにかく時間がかかった。昨日、今日と取り組んだ原稿にも苦しんだ。
明らかに学校で授業をして、限られた時間でどんどん仕事を進める方が、効率的だし質も高い。
「自分の仕事の仕方も常に進化していかないとな・・・」と反省をした夏休みでもあった。

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2007.08.15

母校

昨日が日番だった。(ちなみに某MLでこの「日番」の呼び方が話題になっていた。「日直」「特定勤務」「代表勤務」等,地方によっていろいろな呼び名があるものだ・・・)
お盆の時の日番は,大変よい。まず電話やお客さんが少ない。勤務する先生方も少ない。多くは夏季休暇をとっている。さらにプールもこの時期は閉鎖されている。日番としての仕事が少なくなる。ということで,我が家の事情が許せば,お盆に日番をすることが多い。

さて,昨日のお客さんで,2歳ぐらいの小さな子を連れた若夫婦がいた。入り口で母親が,「卒業生なんですが,中を見ていいですか?」と言う。どうやら里帰りで,母校が懐かしくなって,訪れたらしい。聞けば,本校を卒業したが,中学校1年の時に,青森に転校したとのこと。その青森から,現在住んでいる群馬に移動中に「水沢」の看板を目にして,急遽母校に立ち寄ったらしい。
当時の担任は私も知っている先生だったので,「退職しましたが,今もお元気ですよ」と伝えると,「とっても印象が強いです。懐かしいです」と口にしていた。体育館の校歌のプレートを見た時には,自然にメロディが出てきて,口ずさんでいた。

「いい思い出ができました」と若夫婦は去っていった。
「そうか,そうだよなあ・・・」と思った。母校というのは,やはり思い出の宝庫なのだ。遠くにいてふと「小学校に行ってみようかな・・・」というのは,その頃の思い出に浸りたいからであろう。
自分たちにとっては,当たり前すぎる職場。でも,それは卒業生にとっては特別なものだということを改めて感じた日であった。

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2007.08.14

「スクールリーダーのためのコーチング入門」

夏休みは発表・講座・講演で自分自身が勉強させていただいているようなもの。
同時にアウトプットをたくさんするのだから,インプットも同じくらい(本当は倍くらい)必要と思っている。
それなりに読書をしているが,ペースダウンしているのが実情だ。
そんな中,今まで読んだ中でのベストは「スクールリーダーのためのコーチング入門」(千々布敏弥著・明治図書)である。
昨年度「学校マネジメント」(明治図書)に連載されていたものである。その時から,本になって発行されればいいなと思っていたら,さっそく発刊された。ここでの具体的なコーチングの会話は,教員同士のやりとりに大変有効である。

この本の中で「教員研修センター」の存在を知った。いや正確に言えば,自分も14年前に海外研修の事前研修会で4日間ほど利用したのであるが,その時には単なる「建物」という記憶しか残っていなかった。Webを拝見すると役立つ動画もいくつかある。
その中にコーチングの動画教材もあるのだ。本とWebの連動がさりげなくここでは行われていた。ちょっとお得な気分である。

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2007.08.13

東北青年塾立ち上げ集会!

 今年の新しい取り組みとして「東北青年塾」の運営に携わっています。授業づくりネットワークではすでに,東京青年塾,関西青年塾が立ち上がっており,それに続くものです。阿部さん@福島が代表,私は副代表です。他にも佐々木JJさん@宮城,上條さん@東北福祉大がメンバーです。
 私たちの力で新しい波を東北に・・・と考えております。参加希望者の方,9月に仙台でお会いしましょう!

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「子どもとのコミュニケーションがうまくいっていない気がする」
「授業になると休み時間で見られるような明るい表情が消えて子どもたちは沈んだ表情になる」
「授業中のよどんだ空気をどうにかしたい」
 そんなことを感じたことはありませんか。一人で考え込むよりも同じような悩みを抱えている人たちが共に集まり学び合うことで、明日の授業を考えることができるのではないかと思います。学校に行くことが楽しくなるのではないかと思います。
 そんな考えのもと、東北地域に住む若手(だと思っている)教員、講師、教員志望の学生と一緒に「授業成立の基礎技術」の集積、開発、習得を行う「東北青年塾」を立ち上げることにしました。

 以下の通り、第1回の東北青年塾主催のイベントをご案内いたします。どなたでも、ご参加できます。下記をお読みの上、お気軽にお申し込みください。多数のご参加をお待ちしております。

■日時
 2007年9月8日(土) 13時~17時
■場所
 宮城県民会館 401(中会議室)
■定員
 30名
■内容
1 東北青年塾設立の趣旨説明 東北青年塾代表 阿部隆幸
2 自己紹介
3 模擬授業

(1) ICTを活用した授業
 ●佐藤正寿(岩手県奥州市立水沢小学校)
今,ICTを活用した授業が重視されてきています。しかし,あくまでICTは授業の脇役。ただし,それは「名脇役」です。今回は,フラッシュ型教材・クイズ型教材・画像や図を活用した教材等の模擬授業を,名脇役とともに行います。

(2) クラスの雰囲気を明るくするミニネタ
 ●佐々木潤(宮城県石巻市立湊第二小学校)
 朝から子どもたちがどよ~んとしていることはありませんか?その雰囲気をそのまま一日引きずってしまうことも。そんなときにクラスの雰囲気を明るくするミニネタを紹介します。

(3) ワークショップ型授業
 ●阿部隆幸(福島県本宮市立糠沢小学校)
 教師の説明、発問、指示だけで進める授業が苦手な子どもたちが増えてきています。これに対応する方法として、教師の働きかけを減らして子どもたちの活動時間を増やし、自由度を広げる授業が考えられます。その一つであるワークショップ型授業を体験していただきます。

4 ミニ講演「授業成立の基礎技術の今」
 ●上條晴夫(東北福祉大学)
 上條先生は全国の学級崩壊現象を詳細に分析したことで有名です。最近では、日常化した学級の荒れに対し警鐘を鳴らし、それに対応できる授業技術を広めていこうと日本全国を駆け回っていらっしゃいます。
今回の講演では、全国を巡っての様子から「授業成立の基礎技術の今」について語ってもらうようにお願いしてあります。
講演20分+質疑30分(計50分)という時間構成です。授業成立に関連する疑問をぜひ問いかけてみてください。

5 「授業成立の基礎技術を考える」ワークショップ
 参加者はいくつかのグループに分かれてもらいます。2学期に行う教科、単元を念頭に小グループで話し合ってもらい「授業成立の基礎技術」を意図した模擬授業を考えてもらいます。ワークショップのゴールは小グループごとに見せ合う5分間の模擬授業です。

6 次回(第2回東北青年塾)の連絡
* 終了後、仙台駅近くのお店で懇親会を開催します。

■参加費
 500円
(懇親会に参加する方は別途3000円)
*当日受付にてお支払いください。
■申し込み先
iabetaka@yahoo.co.jp(阿部隆幸)へ以下の必要事項を書いてお申し込みください。
(1) お名前
(2) 勤務先
(3) 教師(講師)経験年数
(4) メールアドレス
(5) 懇親会参加の有無
(6) 一言
■問い合わせ先
阿部隆幸(iabetaka@yahoo.co.jp)

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2007.08.12

満7周年&投稿のお願い

今日は本体HPの満7周年の誕生日。
7年前の2000年8月12日,HPがスタートした。7年前のこのHPが結果的に自分自身の存在を世の中に知らせることとなった。むろんそれまでも,雑誌原稿に書いたり,いろいろなところで発表はしていた。しかし,HPがあるとないのでは全然違っていた。一番のメリットは過去の自分の実践が記録化できたことだ。しかもそれらは,遠い地にいる人にとっても名刺代わりとなった。アクセスは13万5千。

2002年の1月からは仕事日記をスタート。これは5年8ケ月,一日も休みなく続いている。アクセスは9万4千。さらに2004年5月からはブログがスタート。半年ぐらいしてから,こちらも日刊となった。今はこれがメインになっている。24万アクセス。最近はページビューで一日平均300アクセス。
いずれ見てくださっている皆様に感謝。

さて,その皆様にお願い。
7月30日(月)~8月3日(金)にNHK教育テレビで「わかる授業のためのICT活用講座」が放送されました。
質の高い番組で,私もこの夏,2回の研修会で活用させていただきました。その中で,「再放送はないのですか」と質問されました。確かに,放映時間に都合が悪かったり,あとで放送を知ったということもあると思います。
ただ,今のところ再放送やDVD化は未定のようです。
そこでお願いです。こちらにアクセスしていただいて,番組のよさ・再放送の要望等を書いていただきたいのです。番組をご覧になった方はぜひお願いいたします。
そのことが結果的に身近な方々にICT活用を広めることにつながると思います。
よろしくお願いいたします。

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2007.08.11

はだしのゲン

テレビで「はだしのゲン」を見た。
ふだんはあまりテレビドラマを見ることはないのだが,子どもたちが楽しみにしていたということ,また自分自身も思い出のあるマンガであることで,2日間,4時間以上じっくりと見させてもらった。秀逸そのものだった。

そして,「はだしのゲン」に関わっての自分の取り組みを思い出した。
今はその時のレポートも記事も残っていないと思われるので。
初任2年目の夏休み,民間教育団体の全国大会が岩手であった。もう20年以上前だ。その頃は様々な民間教育団体の活動に興味があり,岩手や東北で大会がある時にはまずは参加したものだった。(ちなみに,東京にでかけて行くようになったのは10年ぐらい前からだ。ICT活用を本格的にするようになったのも4年前から。まだまだ若手だ。)その時に,平和教育の実践に感動をした。「ああ,こんなに信念をもって実践しているんだ」と。しかし,同時に「でも過激だなあ・・・」という思いもあって,自分が実践するには至らなかった。
2学期になって,組合の教研で,「授業をしなくても平和教育はできる」という取り組みを知った。それが,「はだしのゲン」を教室に置いておくことだった。さっそく自費で購入。教室に置いておいた。子どもたちは夢中で読んだ。知識も増えていった。家にもっていって家庭学習ノートに感想を書いてくる子もいた。

そのうち青年部の教研で平和教育の実践レポートを書くこととなった。その時に,ミニアンケートをとった。4年生の子どもたちが,「はだしのゲン」を通して平和の大切さを願っている結果が出た。授業実践も大事だが,「教育環境」も重要だということも感じた。
やがてそのレポートの一部が,地元新聞のコラム欄に掲載された。今考えれば,自分の実践が初めてメディアに掲載されたのはこの時が初めてであった。

昨日の「はだしのゲン」を見ながら,その時の実践,教室,子どもたちを思い出した。20年以上前だが,まだまだ鮮明な思い出だ。

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2007.08.10

郡山市教育研修センターで講座

今日は郡山市教育研修センターでの講座講師。
テーマは「ICT活用の授業づくり」。昨年に続いてだが,今年は受講者が倍増。「私が講座をするということで参加された方も何人かいる」ということを聞いた。これは励みになる。

さて,今回の講座に関わっては,事前にいろいろと考えた。
・ニーズが幅広いと予想される。初心者の方も,ICT活用ベテランの方もいると思われる。そのニーズにどう対応するか。
・場所はパソコンルーム形式。通常と違う。これを「強み」にできないか。
・模擬授業を主体として行うが,連続で行うのは受ける身にとってみれば大変なのではないか。
・2時間40分という時間をどう考えるか・・・等々

上記に対応して,講座の内容もいつものパターンと違った形で構成した。特に今回は,「模擬授業後にICT活用のよさを分析する」という形式を取り入れた。受講者には大変だったと思う。模擬授業を受けるのもいろいろ考えるわけだが,それと同時に分析もするのだから。
しかしながら,期待できる反応が数多く返ってきて嬉しかった。模擬授業を体験したからこそ,分析できたというものもあった。また,パソコンの強みは「興味のあるICT活用サイトを実際に見てみる」という活動につながった。その点でも自分にとっても,新しい方法での講座が少しはできたと思う。

それにしても,今回のセンターの講座では所長さんはじめ,担当の指導主事のお二人の先生には大変お世話になった。特に細やかな気配りは,感心するばかりであった。自分も事務局で似た仕事をする場合がある。心しなければいけないと感じた。

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2007.08.09

姿勢を学ぶ

昨日の松下教育研究財団助成金の成果発表会で,「人の姿勢」から学んだことがあった。
自分の分科会は「情報」。全員で7名の会だった。
その中に著名な熊本の前田先生もおられた。同世代。教師になって数年目で前田先生は,いろいろな教育雑誌にご執筆されていた。その内容もすばらしく,「すごいなー」と憧れの思いで自分は読んでいた。

ここ数年は,「情報教育」という接点で前田先生のお話を聞く場が何回かあった。実践内容はもちろん,プレゼン力,コメント力ともずば抜けており,相変わらず「すごいなー」という思いであった。
昨日の分科会でもすばらしい実践を報告された。それと同時に,前田先生の振る舞いに感心してしまった。

・ほとんどの発表者にすぐに質問や意見を述べようとしていた。
・その実践について「興味ある実践です」というように必ずプラス評価をしてから,質問をしていた。
・質問内容も,その人の研究テーマの本筋に迫るものばかりだった。
・終始にこやかだった。

情報の分科会といえども,その内容は幅広い。それなのに,すぐに質問や意見が言えるということは,やはり幅広い知識・思考力があることの表れだろうし,的確に表現できるコメント力もなければいけない。
さらにどのような実践報告も「プラスの面から見ていく」という姿勢は,「この報告はテーマと内容が一致していないのでは・・・」というようにパッと思ってしまう自分には,眩しく思えた。そのことを,懇親会の時にお聞きしたら,「必ず学ぶことがありますから」というお答えだった。
やはり「一流は違う」と感じた。そういえば,堀田先生は登壇した先生方に関わるスライドによく「〇〇実践に学ぶ」というタイトルで,プラスの評価を行う。石原先生は情報テキストの会議で,各自の報告に対して,真っ先にコメントを述べていた。
一流はやはり違う。そのことを学べる機会があったのは幸せであった。

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2007.08.08

本物を食べさせる話

昨日の市教研のフィールドワークで印象的な話があった。
農業高校の案内をしてくださった担当の教師の話である。次のような内容だった。

私たちが,小学生を案内していて気付いたことがあります。プチトマトが嫌いな小学生がけっこう多いということです。
そういう子たちにビニールハウスのプチトマトを勧めても最初は食べません。
でも,高校生が工夫して勧めて食べると「おいしい」と言ってくれます。
そして,学校に戻ってから「トマトが好きになった」という手紙をもらうことがあります。
大事なのは「本物」を食べさせることだと思います。
おいしくないトマトを初めて食べたら,嫌いになるのはしかたないです。でも,「おいしい本物」を最初に食べたら,きっと好きになることでしょう。自分たちの大事な仕事だと思っています。

「なるほど」と思いながら,聞いていた。これは実は全てのことにあてはまる原則なのではないかと思った。たとえば,「教育の情報化」でやたら難しい,しかもマニアックな内容をさせられたら,「嫌い」というようになるかもしれない。「これはおいしい方法だ。自分もしよう」と思ったら,ICT活用が好きになるかもしれない。
自分の夏休み中の大事な仕事に,各地での発表・講義・模擬授業等がある。心したい話だと感じた。

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2007.08.07

「ニコニコ45分」

エルモ社の実物投影機のプロジェクトに6月から係わっている。
担任であれば,教室に備え付けて実践をするのだが,担任外の自分はそういうことができない。しかしながら,それが逆にICT活用を広めている。
「今日の1時間目,貸してください」
「今日の3時間目,空いていますか」
「研究授業の時に使いたいんだけど」・・・・
短期間のうちに,実物投影機がひっぱりだこになった。
私の授業でももちろん使っているが,それ以上に他の先生方が使うようになった。
2学期ももっともっと活用していこうと思う。

さて,そのエルモ社がICT活用に係わるブログを公開している。
ニコニコ45分」である。
昨年12月からスタートしている。
最初の日のブログには次のように書かれていた。

このブログは、私たちメーカーだけが一方的に情報発信をするものではなく,先生方のコミュニケーションの場として利用していただくことが目標です。

まさにその目標通りのブログで,ここ1カ月は実物投影機を活用した実践が次々に掲載されている。
様々な実践を見られるだけではなく,堀田先生への9回のインタビューシリーズもある。
実物投影機を使ったICT活用を考えるうえで必見である。

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2007.08.06

ミニ遠征第2弾終了

この夏の遠征の第2弾が終了した。今回は2泊3日。(「遠征」というほどでもない?)

昨日のメディつきセミナーの感想を拝見すると,自分の授業行為での特徴が見えてくる。以前は,「ここは強めに話して」「ここではじっくりと間をおいて,全体を見回す」といったことを意識していたものだが,今はどちらかというと自然体。それでも感想には「間の取り方が参考になった」「語り口が安心できる」といった声。有り難い感想だ。

今日は兵庫県三木市教育センターで講座。「自分の授業を再認識」という主題で「模擬授業」という広告文がついている。センターの研修も「模擬授業」は不可欠になってきているのではないかと思う。社会科のネタばかり,4本を行う。残り半分は,講義。熱心に反応してくださってこれも有り難かった。直後に見たアンケート結果にもホッとする。また,対応してくださった先生方・職員の皆様のお気遣いもすばらしく,帰りは新幹線駅まで送っていただいた。

こうやってあちこちで模擬授業ができるのも,お誘いしてくださる方がいるからこそ。次回の遠征は17日から。10日あまりは,じっくりと腰を落ち着けて,今しかできないことをするつもりだ。

さて,一昨年までは毎年のように参加していた「授業づくりネットワーク」。昨年,今年は自分の都合がつかないために不参加ですが,明日が参加締切。充実した内容です。東京開催ということなので,お近くの方(むろん遠い方も),ぜひご参加ください。

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授業づくりネットワーク2007 in 東京
授業成立の基礎技術~「ネアカ教師」になるためのおもしろ授業入門~

 主催 NPO法人「授業づくりネットワーク」
 後援 東京都教育委員会(予定) 武蔵野市教育委員会(予定)
    お笑い教師同盟

 子どもたちの私語・立ち歩きに、授業が成立しにくい状況が増加しています。
 従来の「真面目(一点張り)教師」による一斉画一授業だけではなかなか子どもたちがついてきにくくなっています。いま教室では、いわゆる「ネアカ(演技のできる)教師」による楽しくエキサイティングな授業が求められるようになっています。
 この夏、「授業づくりネットワーク」は、東京で開催します。
 たくさんの皆さま方のご参加をお待ちしています。

■開催日
2007年8月9日(木)~10日(金)
■会場  
成蹊大学3号館、4号館
 東京都武蔵野市吉祥寺

■以前にくわしい案内を掲載しました。興味のある方はこちらに。 

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2007.08.05

模擬授業に吟味は欠かせない

今日は第6回メディアとのつきあい方セミナー。毎回思うのだが,練りに練られた構成。積極的な参加者の皆さんのおかげで今回も大成功だった。スタッフ役の一人として,実に嬉しい。
自分は,第5回に続いて今回も模擬授業者役。
自分の授業力を鍛える場として,私の場合には「模擬授業」は欠かせない。もちろん,模擬授業と子ども相手の授業では目的が若干異なる。それでも,素材研究・教材研究レベルで「授業を構想する」という点ではほぼ同じと考える。

今回はセミナーの趣旨から,テレビコマーシャルと新聞についての模擬授業を行った。新聞については,「メディアのつきあい方学習実践編」で実践をしていたもの。新聞の資料もありスライドを作るだけ。テレビコマーシャルはスライド・指導の流れがすでにあり,それを授業化するだけだ。
自分の今回の事前準備はそれらを10分という「模擬授業」にスリム化すること。これは吟味が必要だ。時間も予想以上にかかる。授業の流れを再吟味する。修正する部分が出てくる。それに合わせてスライドも修正。その繰り返し。結局,今日の模擬授業の直前まで修正の連続だった。
発問・説明・指示にしてもそうだ。余分なのをそり落とす。それでもまだ多そうだから,さらに削る。さらに,実際の模擬授業で「時間オーバーをしたら,ここを削ろう」というところを決める。

昨日,今日はその吟味の繰り返しだった。実際の模擬授業は参加者の皆さんのご協力で,いい反応が返ってきた。これは嬉しいことだった。
実際の授業は子どもたち対象で一回勝負だが,模擬授業は趣旨に合っていれば,何回かはできる。その点では,今回は模擬授業で自分の持ち駒も増えた。これは,よき副産物。これから活用していきたい。

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2007.08.04

寺子屋の活動

今週の1日に寺子屋の活動に保護者の立場として参加した。(水沢寺子屋の活動についてはこちらを参照。)地元では二十数年続いている活動である。

今まで本校の子どもたちがお世話になっていたこともあり,その概要については知っていた。また,何度か実際にお寺にその様子を見に行って,お世話のリーダーである中高生もよくがんばっているなあと感じていた。

しかし,今回子ども会育成会副会長という立場となり,実際の寺子屋の準備段階の会議から関わることにより,この活動が実に有意義なものであることがよくわかった。

まずは,小学生対象のイベントでありながら,裏の目的は中高生のリーダーを育てる活動であるということ。そこには,実行委員会の方々や公民館が強力にバックアップしている。そして,中高生も年長者が実践リーダーになるのではない。高校1年生が,会を進めていく。2年生や3年生はそのサポーター。中学生は次期リーダーだ。

また,地域子ども会の担当者(私の立場はこれ)も参加はするものの,「見守ってください」と指示されている。職業柄(笑),しばしば口を出したい衝動にかられたが,じっと我慢した。しばしば口を出すと子どもたちは,大人の様子を伺うようになる。チラッ,チラッと発言のたびに顔を向ける・・・。今回の中高生には,全くそんなことはなかった。自分たちで3日間(すべて午前中)の企画し,材料を準備し,実行する。どうしても手がまわらないところだけ大人に頼む。実に頼もしかった。

むろん,小学生の子どもたちは意欲的に活動に取り組む。お兄さん,お姉さんたちに一生懸命に話しかける。あこがれの気持ちでサインももらう子もいる。その中から,中高生でリーダーになる子たちもいるであろう。

その点ではこの寺子屋のしくみにも感心する。誰にとってもメリットのあるしくみなのだ。

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2007.08.03

朗報

今年も教育助成金の申請をしていた。
助成金によって,経費の心配なく実践ができるのは有り難いことだからだ。
学校では,すでにエネルギー教育実践校の助成を受けている。これは3年間。
さらに,シティ・サクセス・ファンドの助成を個人でしていた。一昨年も助成を受けていたものだ。

今日がその発表日。無事,助成の申請が通っていた。これで,実践に必要な経費の一部を賄うことができる。有り難いことだ。
ちなみにテーマは情報化社会に関するもの。学会および助成のテーマはこれに集中化している。
助成一覧を見ると,京都の糸井さん,鳥取の山脇さんの学校,徳島の村井さんと私がお世話になっている皆さんがずらり。それぞれいい実践が行われるのだろう。その交流も楽しみである。

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2007.08.02

環境学習アクティビティ

1日に地球温暖化防止協議会設立の会議に参加した。
市役所の担当の方が音頭取りをして,役所関係+民間の方,そして学校関係者は本校から3人である。
堅苦しくなく,ラフな会であった。

その中で,最初に環境学習アクティビティを経験させてもらった。これは,盛岡での環境学習に関わる団体の方が担当となって行ったものである。(ネットで調べてみると,本当に多くの団体が関わっている。)
二つ行ったのだが,どちらも社会科の内容に関わるものであった。手法も「アクティビティ」というぐらいだから,体験的なプログラムである。
そのうちの一つは「フードマイレージ」。ネットにはこんな例が示されていた。環境学習だけではなく,食の学習,開発教育教材にもなる。

今まで,この手の分野は興味はあったものの,実践に至ることはほとんどなかった。しかし,学校事情により,必然的に関わることになる。それもいいだろう。今までも同様にして,いろいろな取り組みをしてきた。その点では,「強制」することの大切さも感じる。

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2007.08.01

ベスト3

「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」が出た。
今年の3月に「ICT活用指導力チェックリスト」として,教員全員が4段階で答えたものだ。
結果はこちら
都道府県別の結果はこちら

これを見て,驚いたのが本県の実態だ。
都道府県の全体のランキングでは岩手県が3番目。茨城,沖縄という先進県に続いての3番目なのだ。
「エッ」と思い,改めて見る。小中高別で見てみると高校がトップを争っている。この実態は,高校に知り合いの先生方がほとんどいないのでわからない。しかし,高校だけでこんなに全体のランキングがあがるわけがない。
改めて小学校も中学校も見てみると,全体の中で十数番台をキープしている。同じ東北で比較してみると,多くの実践者がいる宮城,山形,福島より上位なのだ。
なぜこういう結果になっているのか,いろいろと考えをめぐらしたが・・・。

いずれ,このベスト3という事実は変わらない。
ならば,このベスト3は,「注目されるチャンス」と位置づけた方がよい。これを機に,ICT活用がさらに広まればいいのだから。そう思った。

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