寺子屋の活動
今週の1日に寺子屋の活動に保護者の立場として参加した。(水沢寺子屋の活動についてはこちらを参照。)地元では二十数年続いている活動である。
今まで本校の子どもたちがお世話になっていたこともあり,その概要については知っていた。また,何度か実際にお寺にその様子を見に行って,お世話のリーダーである中高生もよくがんばっているなあと感じていた。
しかし,今回子ども会育成会副会長という立場となり,実際の寺子屋の準備段階の会議から関わることにより,この活動が実に有意義なものであることがよくわかった。
まずは,小学生対象のイベントでありながら,裏の目的は中高生のリーダーを育てる活動であるということ。そこには,実行委員会の方々や公民館が強力にバックアップしている。そして,中高生も年長者が実践リーダーになるのではない。高校1年生が,会を進めていく。2年生や3年生はそのサポーター。中学生は次期リーダーだ。
また,地域子ども会の担当者(私の立場はこれ)も参加はするものの,「見守ってください」と指示されている。職業柄(笑),しばしば口を出したい衝動にかられたが,じっと我慢した。しばしば口を出すと子どもたちは,大人の様子を伺うようになる。チラッ,チラッと発言のたびに顔を向ける・・・。今回の中高生には,全くそんなことはなかった。自分たちで3日間(すべて午前中)の企画し,材料を準備し,実行する。どうしても手がまわらないところだけ大人に頼む。実に頼もしかった。
むろん,小学生の子どもたちは意欲的に活動に取り組む。お兄さん,お姉さんたちに一生懸命に話しかける。あこがれの気持ちでサインももらう子もいる。その中から,中高生でリーダーになる子たちもいるであろう。
その点ではこの寺子屋のしくみにも感心する。誰にとってもメリットのあるしくみなのだ。
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