ワークショップ型研修会で深める
研究主任としての仕事のうち、研究会をコーデネートすることは一番重要な仕事の一つである。
今日は指導主事来校の全体授業研究会。研究会の中でも年数回の重要研究会である。
今年になってから、ワークショップ型の研究会を、教育センターの協力校として取り組んできた。今回も当然取り入れる。
しかしながら、不安もあった。今までは各部会で行っていた。少ない部会は5人。多い部会でも12人である。アットホームな形で、できていた。今回は全体で40人近く。しかも、時間も限られている。さらに「ワークショップ型で授業の成果・課題点を話し合う」だけではなく、その後どう交流をするかという点も工夫が必要だ。
ということで、前日に司会者と部会の部長さんで作戦を練った。
・グループリーダーの役割を明確にする。
・グループ分けで各グループに国語部会員が入るようにする。部会の考えをグループ内で質問された時には答える。
・4つのグループが、ワークショップで話し合った内容をプレゼンする時に、視点をもとに話してもらう。
・各グループから出された共通課題を全体で深める。
最後の深め合いが厳しくなるのでは・・・と思ったが杞憂だった。事前にワークショップ型で検討しているだけに、次々に意見および代案が出てきた。むろん、ワークショップ自体も各部会で取り組んでいた成果で、各グループとも深いものとなった。
さらに、各グループのプレゼンも若手が中心。全体研究会では発言しにくい世代だ。それが堂々と成果と課題を語る。いい研究会になった。助言の先生も「本当に高いレベルの研究会だった」というように話してくださった。
責任者としてホッとした。
といっても、同じような授業全体研究会は3回ある。現状維持に満足してはいけない。少しずつでも進化させるように工夫していきたいところだ。
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Comments
たかはしさん、コメントありがとうございます。
ワークショップ型でもいろいろな組み合わせができそうですね。
授業研究会が多いので、いろいろと試行してみたいと思います。
ありがとうございました。
Posted by: サトマサ | 2007.09.20 04:56
ワークショップ型+フリートークの組み合わせは効果的だと思います。
学期や年度末の校内研究会の総括は、上記の方法で取り組んでいますが、焦点化された協議ができて、具体的な解決策も出てきやすくなっています。
Posted by: たかはし | 2007.09.20 02:17
たかはしさん、コメントありがとうございます。
今日も部会の研究会でワークショップ型でした。といっても、このごろは前半ワークショップ型、後半は前半の話し合いに基づいたフリートーク検証型です。十数人の部会だとうまくいく方法だと思っています。
いろいろと試してみることが大事と思っています。
Posted by: サトマサ | 2007.09.19 22:46
ワークショップ型の研修会を始めて本校は2年目になりますが、回数を
増す度に難しさを実感しています。全体で25人程度の学校ですが、今
年度は他校の先生方が希望して参加してくださり、同僚も刺激を受けて
自然に奮起しているようです。また、以前も書き込みしましたが、全体
交流後の5分間のふり返りカードに記入された内容が、研究の推進力に
なり、力不足の研究主任の私を助けてくれます。
Posted by: たかはし | 2007.09.19 17:48
梶原先生、コメントありがとうございました。
ワークショップ型の研修会はやっている時には「いいなあ」と思っていますが、その後が確かにポイントです。成果をどう生かすか。思案のしどころです。
環境学習、2学期から本格的にスタートします。
Posted by: サトマサ | 2007.09.18 07:07
久しぶりにお邪魔しました。
ワークショップ、いいですねー。
問題は、そのときの発表の内容を、維持し、具体的な活動に繋げられているかどうかです。水小の先生は優秀なので危ぐすることはないと思いますが、忙しさの中で、せっかくのワークショップが活かされないことは多いです。その連続性を活かすよう、取り組んでいただければと思います。自己反省からの言葉です。
Posted by: 梶原昌五 | 2007.09.17 22:56