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2007.09.26

話題にならないのが広がりの証明

今日は算数の全体研究会の授業。2年生のティームティーチングの授業だった。
途中でICTを的確に活用していた。合計3回。実物投影機とプロジェクタの組み合わせ。
導入では、あえて実物写真を拡大提示。これは掲示用にも使うため。
途中で教科書のアレイ図を拡大提示。必要な部分以外は隠して提示するという工夫をしていた。
最後はワークシートの書き方を教師がモデルで実際に書いてみせていた。指示が徹底する。
必要な場面で、工夫して行った活用であった。

さて、研究会。このICT活用がメインの話題になることはなかった。付箋紙に書いた人もそれほど多くはない。
私はこれを「日常的に活用している人にとっては、当たり前のこと。話題に出すまでもない」と考えたのだととらえた。
各学級の今までの活用ぶりを考えたら、それもうなずける。逆説的だが、話題にならないのが、広がりを証明しているのだ。
むろん、今回の研究の視点にはICT活用は入っていない。だからということもあるだろう。しかし、今までの研究授業の多くも同様であった。視点にはないが、ICTは積極的に活用されている。その結果広まっている。研究テーマでなくても、広まるのだ。

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