講演会の見方
一昨日の日曜参観では、「家庭教育学級」が開催された。「子どもの幸せのために」というテーマで、県の要職であられた講師の先生が、ご講演された。ユーモアたっぷりの具体的なお話に、聞き手(私も含めて)も満足した。教職員からも「いい講演だった」という声が出ていた。
さて、講演を聞きながら、最近の自分の中の意識の変化に気付いた。自分があちこちで話す立場となると、「どういう方法で聞き手に注目させているのだろう」「笑わせるコツは」「どんな時に聞き手は反応するのだろう」といったことにも目が行ってしまう。これはこれで当然のことだろう。見方の変化だ。
今回の講師の先生は「ユーモアある子どもたちの詩や作文」を紹介してくださった。子どもらしい視点からの詩や作文に、保護者の皆さんがドッとわく。同時に「子どものセンスっていいな」と思われたことであろう。国語の先生ならではの方法だと思った。
また、子育てに関して言えば、自分の子育ての失敗談も入れていた。これは共感を呼んでいた。成功した話も印象に残るだろうが、それ以上に失敗談や苦労談は引きつけるものがある。「なるほど」と思いながら聞いていた。
こういう様子は実に参考になる。自分自身は、「話す」「プレゼンする」ということに長けてはいない。もっとも、講演アンケートで時として「話に引き込まれました」という有り難い声(郡山でのアンケート)もある。これを手がかりに、今まですばらしい先達から学んできたことを生かしていきたいと思う。そして、これからも「出稽古」で学んでいきたいと思っている。
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