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2007.10.03

ワークショップ型の積み重ね

昨日は算数部会授業研究会であった。
3年生の授業をもとに、研究会を行う。例によって「ワークショップ型」である。
このワークショップ型を続けてきて、いくつもの変化が出てきていることに気付いた。

1 付箋紙のグルーピングの大幅短縮
 授業参観の時に、授業の視点で気付いたことを付箋紙に書いている。それらを研究会では、模造紙に貼り、グルーピングをする。
 最初に取り組みはじめた時には、どうグルーピングしたらいいのか迷う部分もあったが、取り組み初めてから数分でできるようになってきた。これはにより、大事な話し合いの時間がより確保されるようになった。

2 成果と課題が明記できる
 グルーピングする時点で、「この点は今日の授業の成果」だな・・・とおぼろげながら考えている。実際の話し合いで、それが明確になる。そして、書き込み担当者が成果をはっきりと書くことによって、全員で成果が確認できる。

3 教師自身のまとめる力、プレゼン力もつく
 模造紙にまとめたものは、代表者が発表をする。発表者に選ばれるのは、「勉強をする」という意味合いもあり、若手の教師が多い。その先生にとっては、話し合ったことを「まとめる力」「プレゼンする力」が間違いなくつく。説明が上手になっていくことがわかる。

4 何よりも研究が積み重ねられる
 前回までの研究会の内容が話し合いでどんどん出てくる。つまり、前回までの成果と課題が生かされるのが、ワークショップ型である。その点では間違いなく、研究が積み重ねられる。

 先生方もワークショップ型のよさを感じて、毎回充実した部会研究会を行っている。むろん、課題点はあるのだが、それも一回ずつ改善していっている。私自身もいい勉強をしている。 

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Comments

 たかはしです。公開研も終わり、ホッとして読ませていただきました。例のごとく、ワークショップ型事後研究会を行いました。先生がお書きになっている点、私も賛同できる内容です。つけ加えるとすれば、子どもの「見とり」も確実に向上しています。本校では協議の柱立てを事前に報告していますが、それに沿った子どもの姿を名前をあげて、詳細に語り合う様子が見られます。

 最後に、教えて頂きたい点です。「前回までの成果と課題が生かされるのが、…」とありましたが、本校では
ここが少しネックになっています。佐藤さんのところの
事後研後の推進委員会等の活用方法を教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

Posted by: たかはし | 2007.10.05 at 02:20

たかはしさん、コメントありがとうございます。確かにそうですね。「見取り」も向上しているように思います。その点は、これから話題になっていくことと思います。
ネックの部分、いずれ書いてみます。ありがとうございます。

Posted by: サトマサ | 2007.10.05 at 07:15

僕は、大学2年生対象の授業(全15コマ)の最初の6コマくらいを、ワークショップ型で行っています。

高校で生物学を履修した学生としていない学生がいますので、話し合わせることによって、知識レベルは違っても共通の疑問を持っていることが発見できるのです。また、知識のある学生は教え、ない学生は質問する。そして、何がわからないのかが明確になる。これがスムーズにできることが、やはり人間の学びの姿だと思うのです。
昔僕らは自主ゼミなんてのをやっていましたが、今の学生はやらないので、この方法をしばらく続けることで、テストには出ないけど、学問に対して話し合う方法を身につけさせています。

テーマは「生命とは何か?」です。答えは出ません。
でも、最終コマでは、今まで話し合って来たことを、3つにまとめなさい、という形にしています。それから僕の講義に入って行く。

これをやると、卒論発表会の際に、3年生でありながら、どんどん質問が出せます。つまり、質問の仕方が分かっている、ということだろうと思います。それによって、質問した学生だけでなく、された方も思考が整理されます。

先生の書いていらっしゃる、だんだん早くなる、とは、一つにはまとめる方法を身につけた、ということだろうと思います。これが身に付いていないと、話し合ってもなかなか結論が出せません。

Posted by: 梶原昌五 | 2007.10.05 at 08:10

梶原先生、コメントありがとうございます。
大学でも「ワークショップ型」。さすがです。
自分が大学生の頃(古すぎ?)は、そういう授業はなかったので、今の大学生さんは幸せです。
発表会で質問が出せるようになるということは、なかなかできないことだと思います。いずれは学会で質問ができるようになるのでしょうね。

Posted by: サトマサ | 2007.10.05 at 22:27

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