適切なICT活用
今日の研究授業で「このICT活用はいいなあ」と思った。
教科は国語。説明文の学習である。実物投影機とプロジェクタを使っていた。
といっても教科書本文を写すのではない。学習範囲の説明文はきちんと模造紙に書かれていた。サイドラインを引いたり、常に活用したりするので、確かにこれは紙の方がよい。
では何に使うのか。ワークシートを拡大して映す時のみ、活用をしていた。当てはまる文章を書く時や書き方を説明をする時のみの使用だ。使う時間は限られている。不必要な時には消している。まさに部分活用だ。
子どもたちは文章を書く時に、スクリーンを見て、自分が書いているのが正しいのかどうか教師が書くのを見て確認をしていた。子どもにとって、有り難い投影だったことがわかった。ワークシートの書き方を説明するのなら、確かに子どもたちと同じものを示した方がよい。
今日拝見した先生は、日常的にICTを活用している。実物投影機の活用率も校内NO1であろう。活用の経験回数が多ければ、効果的な活用方法が身に付くということがわかった。やはり、「経験」なのである。
※それにしても本校の場合は、実物投影機は女性教師に人気である。男性教師はPCを活用したデジタルコンテンツ提示が多い。性差による違いがあるのかもしれない。
Comments
たかはしさん、コメントありがとうございます。ICT活用の分析までは考えていませんでした。新しい視点をありがとうございました。
Posted by: サトマサ | 2007.10.31 05:56
性差によるICT活用の違い、興味深く読みました。これって、もう少し突っ込んで分析したりすると、子どもへの指導法のアプローチにもいかすことができたりするのかなとも思いました。ICTの部分活用は、日々の授業に根付いている証拠ですね。
Posted by: たかはし | 2007.10.30 23:45