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2007.11.01

ノート展示会

学力のつくノート指導のコツ」にノート展示会のことを書いた。
以下のような内容である。

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参観日にはノート展示会を

ノート展示は何も子どもたちだけのものではない。授業参観にも全員分を展示しよう。教師にとってはプレッシャーがかかるが個の力を伸ばすチャンスととらえよう。

★ ポイント

1ノート展示会の方法
(1)子どもたちに見開き2ページのベストノートを一人一冊選ばせる。教科ノートでも家庭学習ノートでもよい。
(2)誰のノートかわかるように横4cm、縦ノート大の大きさの短冊に名前と見どころを子どもたちが書き、ノートにはさむ。(例:山川千里 「矢印と線をくふうして引きました」
(3)廊下に長机を用意し展示する。(並べると壮観である)

2事前に予告する
 学級通信で「明日の参観日はノート展示会をします。いつもより5分早目に来て、ぜひご覧ください」と呼びかけておく。同時に「他のお子さんと比べず、一人ひとりの努力を見てください」と伝えておく。「さゆりさんのように丁寧に書かなければだめ!」と言われるような「比較の展示会」にしないようにする。

★こんなことも
 ノート展示会を今までのノート学習のゴールと考えて、数日前から子どもたちに予告するのもよい。目的意識が高まれば、子どもたちの技能も高まる。

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これはあくまでも自分の学級の実践だった。
今日の一斉参観日では全校でこのノート展示会に取り組んだ。「家庭学習週間」の取り組みの1つである。上記のようにはならなかったものの、廊下にあるノートを興味深げにのぞき込む保護者の皆さんの様子を見て、提案したかいがあったなあと思った。まずは第一歩だけど。

それにしても、自分のいる立場を感じる。学年主任時代は取り組んでも学年だけ。今は全校一斉。価値ある提案をすれば、学校はよりよい方向に向くだろうし、逆もその通り。責任の重さを感じる。

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