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2007.12.09

その場主義

先週の木曜日は出張、金曜日は年休だったので、休日の今日学校に行った。予想通り机は書類の山。
整理しながら、仕事も少し。

取り組みながら「その場主義はやはり大切」と思った。一つは卒業アルバムの原稿。担任以外は、一言書くだけのものだ。しかし、これがピタッとは揃わない。締め切り日になって、子どもたちが担当の先生のところに行き、「原稿を取りに来ました」と言ったら、「ごめん、まだ書いていない。明日来てね」という受け答えの様子を何回か見ている。
「そういえば、自分がいない間が回収日だった」と思い出した。依頼された直後に書いて、確か不在ということで、隣席の先生にお願いをしていたのだった。その場で書いていなかったら、すっかりと忘れていたところだった。その場で書いたからこそできたことだ。

もう一つ。社会を担当している学級のノートを見た。どちらかというと確かめに近い。授業直後にその場主義で子どもたちがノートをもってくることの方が多いからだ。だから、だいたい子どもたちのノートの特徴は理解している。それを改めてじっくりと確かめたというところである。
このその場ノート点検は、ノートを見る他にも効果がある。子どもたち全員に声がけができること。さらに、子どもたちがチェックされるということでノートをしっかりと書く意識が高まるということである。これもその場主義の効果だ。

今のポジションは担任の頃とは違って決裁が必要なことがけっこうあり、すべてが「その場主義」ではない。しかしながら、仕事術としてその場主義は通していきたいと思う。

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Comments

せきちゃんさん、コメントありがとうございます。そうですよね。小さなことなのですが、継続するとしないのではノート力が大きな違いになって表れます。

Posted by: サトマサ | 2007.12.10 21:09

わたしもノートは,「さっと見るだけ」にしてます。
持ってこさせて,ちょっとチェックするだけで,ノートを書きますから……。
3学期にもなれば,楽になりますよね。

Posted by: せきちゃん | 2007.12.10 02:07

かつのりさん、コメントありがとうございます。
子どもたちにも教えるという点、秀逸ですね。子どもたちがその場主義だったら、再度の促しや注意がかなり減りますね。もっとも大人でもなかなかできないのですから、難しい部分はありますが。
ただ、子どもたちの中でもすぐに実行する人は明らかに信頼されています。そのことは、よく話します。

Posted by: サトマサ | 2007.12.09 21:44

お久しぶりです。
仕事術の話題、好きです。

「学校研究のまとめをしますので、反省を1月11日までお願いします」と言われたとしても、その日のうちに出してしまいます。
子どもからの依頼は、なおさらですね。すぐ書いて、すぐ渡せるように見えるところに出しておきます。
(すぐには渡しません。このことは、以前、書かせていただきましたね。)

その場でノート点検の効能については、初めて気づかせていただきました。ありがとうございます。

「その場主義」などの仕事術は、子どもたちにも教えるようにしています。
たとえば図書委員が「好きな本アンケートを、来週の金曜日まで書いておいてください」と言って置いていったら、「みんな、すぐ書いた方がいいよ。忘れたりなくしたりするから。」と言います。「メモは、安心して忘れるために書くんだよ」とも言います。

Posted by: さとうかつのり | 2007.12.09 21:29

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