原稿にも「その場主義」を入れたいが・・・
「その場主義」で仕事をするようにしてきた。あと回しにする方が結局効率が悪いからだ。
しかし、依頼原稿は別だった。20代の頃、依頼原稿を書くのは大変な仕事だった(今もそれなりに大変だが)。
じっくりと関連文献を読み、時間をかけて執筆をして、締切ギリギリまで粘って推敲して発送したものだ。その名残りか、「原稿はぎりぎりまで粘る」という習慣がついてしまった。
しかし、今月連絡を受けた2つの原稿は2日後には書いて発送をした。書きやすい内容、短い分量ということはあるのだが、自分として今までなかったことだ。それには冬休み中に読んだこちらのブログの影響もある。
考えてみれば、ギリギリまで粘る原稿もすぐに取り組んで仕上げる原稿もかける時間自体はそれほど変わらない。そうであれば、依頼されて思考がホットな状態のまま構想を立て、原稿を書いた方が勢いのある原稿を書けるのでは・・・と思っている。
いわば原稿にも「その場主義」を組み入れるのである。もっとも他者との関わりもあるので、必ずできるというわけではない。だからあくまでも願望である。その習慣を身につけるだけでも大きいと思う。
Comments
かつのりさん、コメントありがとうございます。
西川先生のブログもよく拝見しております。その更新ページにも驚きます。だから、書かれている仕事術も頷けます。
推敲に推敲を重ねた原稿と聞いて・・・だいぶ反省をしています。それならばぎりぎりまで待つ価値がありますね。
Posted by: サトマサ | 2008.01.22 21:30
西川純先生のブログですね。
さすが守備範囲が広い!(^o^)
授業作りネットワークの研究会に講師でお招きするくらいですから、当然、大きな関心をお持ちになっておられるわけですね。
自分も、幸せなことに、何度かですが、原稿を書かせていただく機会がありました。もちろん、ぎりぎりまで考えて推敲に推敲を重ねて…。
そういうピュアな気持ちを忘れたくない、もう一人の自分がいます。
もっとも、基本的に、何でもさっさと出してしまいますけど。(^_^;)
Posted by: かつのり | 2008.01.22 21:15
池田さん、コメントありがとうございます。
これも一つの仕事術ですね。
「依頼された時が考えどき」という文章をどこかで読んだことがあります。まさにそうですよね。依頼された時には頭がフル回転します。
すでに溜まっている分は遅いのですが(笑)、今度からは心掛けます!
Posted by: サトマサ | 2008.01.22 07:12
私は、原稿依頼があったとき心掛けているのは、一ページにつき、一つぐらいの箇条書きのメモをその日のうちに書いてしまうということです。そして、放っときます。そしてそのメモが醗酵するのを待ちます。すると、締切の一週間前ぐらいになると書き頃となっていて書けると言う事です。
ま、今回のネットワーク原稿は別でしたがf(^^;。
Posted by: 池田修 | 2008.01.22 07:07