タイムスリップ
時々教え子からメールをもらう。
ホームページやブログからメールを出せるしくみになっているの。私のWebを見つけて、「懐かしい」という気持ちになった時に、メールを出すようだ。
昨日はそれが2つ。初任の時の教え子と5年前の教え子だ。初任の時に担任した子たちは今年32才になる。自分が32才になる年は、教師になって9年目である。アメリカ研修に行った年だ。そういう目で見なければいけないのだが、教え子はやはり教え子。どうしても、担任していた頃のイメージで見てしまう。5年前の教え子は今中学校3年生。高校受験間近である。現任校で初めて担任した子たちであり、個性豊かな学級の一員だった。
初任の時の教え子がメールに「窓ぎわのトットちゃん」の話を書いていた。当時、「朝の連続ドラマ」と称して読み聞かせをしていたのだ。ベストセラーで小学校の時の話。しかも一話が短い。毎日読み聞かせるのにぴったりだった。時には子どもたちにせがまれて、給食後にも読むことがあった。今思えばゆとりのある時代だった。(授業日数は250日近くあったと記憶する)
さらに、「個人より全体優先」とよく言われたことを覚えていた。これは、学級の規律作りのためによく言っていた。本当は言わなくても個々人が行動できればいいのだが、悲しいかな初任にはそういう腕がない。言葉で何度も指示するしかなかった。でも、教え子が覚えているのなら、それはそれで意味があったと思う。
二つのエピソード。確かに自分の初任時代の話だ。一気にタイムスリップした。だから、HPやブログを開設していてよかったと本当に思う。
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