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March 2008

2008.03.31

ご挨拶

転任のご挨拶です。

明日、4月1日より、軽米町立笹渡小学校に赴任します。
水沢から200km近く離れた全校児童31名の小学校です。
今度は教頭になります。
新しい職で今まで学んだことを生かしていきたいと思います。

このブログですが、今までは教諭の実践として書いてきました。
しかし、今度は新しい学校であること、そして管理職になるということで、今まで通りのペースや内容では書くことができません。今後は学校の話題よりも、自分の研究・イベント・コラム的な内容が多くとなると思います。しかも、更新も不定期となります。
皆様の励ましの声に支えられたブログでしたが、今度はこのような状況になります。ご容赦いただければと思います。

ちなみに6年ぶりの単身赴任。今日がその移動になります。
今までありがとうございました。

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2008.03.30

今年度最後の講座

今日は授業づくりネットワーク春集会の講座講師。
3月末の忙しい中、事前申し込みは250人。新学期を前に多くの皆さんが「学びたい」と意欲をもっていることがわかる。
会場の成蹊大学は初めてだ。吉祥寺駅からバスで5分。街中にありながら、大学に入るとそこは静かな世界だった。ちょうど桜が満開。桜とキャンパスがお似合いだった。

さて、多くの講座があり、それぞれ定員は30名。私の講座「ICTを活用した社会科授業」にも30人程度の皆さんがこられた。9割方は初めての方であるが、「常連」さんもおり、同じ内容があるのは申し訳ないと思うのだが、「同じ内容でも何度聞いても新しい発見があります」という言葉に救われる。

今年度、これが最後だ。今年も二十数回の発表・講座・模擬授業等を行った。一つ一つが自分にとっても貴重な学びになっている。来年度は立場も変わり、限られた回数の登壇となる。逆に言えば、ここ数年アウトプットが多かったから、「インプットを増やす」チャンスだと思っている。どのような状況でも、チャンスはある・・・そう考えていこう。

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2008.03.29

2007年度のまとめ2

昨日のまとめの続きである。

6 ICT活用の幅を広げる
→○ 昨年度とは違い担任外ということで講師依頼等は少なくなるだろうと予想していたが、意外と昨年度並みにあった。取材授業も何度かあり、担任の協力で行うことができた。「社会科におけるICT活用」は今後も追究していきたいテーマである。

7 立ち上げ事業を成功させる
→○ 何といっても東北青年塾の立ち上げが大きい。サブという立場だが、重要な仕事の一つだと思っている。

8 学校ホームページを充実させる
→○ 昨年度以来の懸念だったが、強力なバックアップ体制により、高い更新率が可能なHPとなった。自分だけではなく、同僚と共に作っていることが嬉しい。

9 地域でのセミナーを充実させる
→△ 今年も胆沢図工研セミナー(新しい講師)、地区社研研究会(研究授業プラス自分が講師役でICT活用)を開催することができた。こじんまりとしたセミナーだが、続けることが重要だと思っている。

10 原稿を自ら執筆
→△ 依頼された雑誌や共著の原稿は責任をもって書いた。しかし、書く量は明らかに減ったし、新書版の本の依頼も受けていたが、なかなか進まなかった。意を決して冬に集中的に書いたが、再度修正が必要だと思っている。

10項目のうち○が5つ(◎を含む)、△が3つ、×が2つである。5勝2敗3引き分けといったところか。そう考えれば、ある程度目標を達成できたいい年だったと言える。

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2008.03.28

2007年度のまとめ1

教師の元旦は4月1日だと自分の中では決めている。
昨年の4月1日のブログには目標を書いた。そのまとめである。

1 自分の担当の仕事で成果を
 今度新しい担当となる。学力面、マネジメント面で成果を出すようにする。
→◎研究主任として「ワークショップ型研究会」を定着・発展させることができた。教育センターの協力によるところが大きい。さらに、県教育研究発表会でその成果をライブで披露するに至った。

2 自己研究(情報社会を教える教材)を継続し学会発表をする
 今年も2つの学会発表を目指す。
→△日本教育工学会で発表した。しかし、勉強不足と力不足を感じている。

3 各種プロジェクトを充実させる
 有難いことに今年度もいくつかのプロジェクトに参加できることになっている。
→〇情報テキストと実物投影機、そしてNIMEのビデオモジュール等、いくつかのプロジェクトで成果をあげた。ミニネタのDVDも出るということで、今年度は映像関係が充実していた。

4 社会科実践をまとめる
 自分の授業の柱はやはり社会科。特色ある実践をまとめていく。
→×6年社会を2学級で行い、子どもたちには「社会が好き」と言ってもらえたが、「特色ある実践」はできず。残念。

5 「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」を
 自分の原点はこれ。いろいろな場で発信していく。
→×これも4と同様。

担任外となったことにより、やはりいろいろな制約があり、授業実践という点では後退した感がある。授業にこだわっていかなければ・・・と思っている。

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2008.03.27

ノート本4刷に

時には自分の本のPRを。
2冊目の単著である「学力のつくノート指導のコツ」(ひまわり社)が4刷になったという連絡が入った。
「〇刷」というのは出版社、本によって部数が異なる。ひまわり社は教育書としては多くの部数を印刷するので、累計で6200部となる。これだけの方に読んでいただけるということは本当に幸せなことだと思う。

時々チェックしているアマゾンのランキングでも下がったかと思えば、また上がるという感じ。こつこつと買ってくださる方がいるからである。有り難いことである。

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2008.03.26

先輩方からのお便り

異動が新聞発表になってから、県内の多くの方から連絡をいただいている。
メールが多いのだが(これは今までの異動ではなかった。やはり「時代」である)、教え子たちのように直接訪ねてくる人もいる。
そんな中、ハガキで励ましをいただいている。
かつての上司である元校長先生や元教頭先生である。「メールが使えないからハガキ」というのではない。メールも使えるが、あえてハガキなのである。
文面も本当に温かいもので、有り難いことだとつくづく思っている。

思えば本当に尊敬できる先輩ばかりであった。自分のこともよく見ていてくださった。そして、ご退職後もこのように励ましていただいている。
昨日の送別会で同僚の先生が「同じ時に、同じ場所で勤めていたことが、(お別れしても)私たちの心をつないでいる」と話された。本当にそうだと思った。かつての先輩方も実際にこのようにつながっている。そして、いただいたお便りに私が励まされている・・・。

幸せである。有り難いことだ。そして思った。
今度は自分がそうする番だ。いつまでも励まされているばかりではいけない。

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2008.03.25

離任式のメッセージ

みんなへのメッセージです。
6年生!最高学年として全力で取り組むみんなが好きでした
5年生!人なつっこく話しかけるみんなが好きでした
4年生!給食当番でしっかりとあいさつするみんなが好きでした
3年生!落ち着いていて、しかもよく笑うみんなが好きでした
2年生!授業に行った時、パワーあふれるみんなが好きでした
そして1年生!かわいい中にもあいさつが立派なみんなが好きでした

先生は、全校で29人の小さな学校に行きます。
最後にお願いです。
先生が「お元気で」と言ったら、先生の3倍の声で「お元気で!」と言ってください。
それが先生のパワーになります。
ではいきます。「お元気で!」(子どもたち「お元気で!」)
ありがとう。さようなら!

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これが最後の本校での実践となった。離任式では十数人が登壇する。限られた時間の中で伝えたいこと、させたいことを考えたメッセージである。

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2008.03.24

集める仕事

某事務局をしている。
本部から会報が先週末届いた。会員に発送しなければいけない。しかも、転勤する人がいるから急がなければいけない。ということで、自分の年度末の仕事もあるが、今日の午前はこの事務発送仕事にかかりきりだった。

年度末の文書や冊子は時期柄、ゆっくりとは見られない。とある方もこのように書かれている。

ただ、実際に自分が先のような会報を発行する立場の事情も理解できそうな気がする。
きっと、締切に間に合わない方がいて、ぎりぎりまでかかったのでは・・・と推測する。たった一人のためにと思うが、そういう人が一人いるといないでは大違いなのだ。
「では締切日を早めては・・・」ということも考えられるが、それもあまり効果はない。これはこの事務局の集金事務をした時に痛感した。間に合わないことに慣れてしまっている人がいるのだ。

では、どのような作戦で集める仕事をすればいいのか。呼びかけの他にできることがあるのではないか。事務局をしている間の課題だった。転勤により、事務局の仕事はしなくなるが、せめて自分が依頼された時には締切厳守でいきたいと思う。

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2008.03.23

地域に支えられている

毎年、地区の班の常会が1回ある。
12世帯が我が班だが、班長さんの家であれこれ地域のことについて話す貴重な機会である。
隣近所で挨拶はしていても、なかなか家にあがることもない。入るだけで同じ班の連帯感も増す。

あれこれ話す中で、スクールガードの話が出た。
今年度スタート時点では当町内会は行う人が少なくて毎週だったが、そのうち人数も増え、月に1~2回程度になったということだった。予定表の用紙も見せていただいた。毎日ぎっしりと計画されていた。
このような地域の支えがあってのスクールガードだと思った。本当に「見守られて」いる。

さらにはこんな話も聞いた。
・子どもたちが「いつもありがとうございます」と声がけをしてくれるのが嬉しい。
・学校の出来事を話してくれるのが楽しい。
・「一年間お世話になるので、名前を覚えたい。教えてください」と言われた。
本当に小学生の子どもたちがかわいいという感じで話をしてくれた。このような話を聞くと、地域の中にある学校、地域の人とつながっている学校ということを痛感する。
子どもたちの行動もいい。その背後にある担任の先生方の配慮にも感心する。私の心も温かくなる常会だった。

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2008.03.22

ありがとう 岩教組

大学時代、石川達三の「人間の壁」に感銘を受けた。子どもたちに寄り添う沢田先生のようになろうと思った。同時に教員になったら、すぐに組合に入ろうと思った。民主教育を推し進めていこうと思っていた。

初任校の職場はほとんどが組合員だった。当時の40代以上はほとんど加入をしていた。同年代の教師が迷っている中、自分は即組合に入った。教研に一番の魅力を感じていた。

青年部や社会の教研にさっそく参加。1年目は傍聴だったが、2年目、3年目とレポートを出した。特に県の教研で「岩谷堂タンスの実践」を出したことが、自分のまとまった1単元の初レポートだった。ここから自分の教材開発の実践の記録化が始まった。その後、10回程度は県教研に参加することとなる。
県教研から全国教研に行ったのも2度。2003年1月の奈良と翌年の埼玉教研。共に教育の情報化であった。

生活指導の実践からも多くのことを学んだ。その中で家本先生を知る。組合に入っていなければ、家本先生の教えを受けることもなく、単著も存在していないかもしれない。

そして、何よりも、同じ職場の中で語り合えたこと、支部の中で多くの人と出会えたこと、幅広く教育、教員の仕事について考えることができたこと・・・これが組合員としての価値だった。
動員や役員の仕事の時には「きついなあ・・」という時もあったが、義務の部分があるのは組織では当然のことだ。それ以上に得たものは大きい。

その組合も今月で一区切り。昨日は分会の送別会。有り難さを感じながら、23年間の活動に浸ることができた。

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2008.03.21

雑誌も進化する

先月取材のあった「小4教育技術」誌4月号が送られてきた。
「新年度スタート!年度初めにこれだけはやっておきたい学びの場&学習ルールづくり 」という8ページの特集記事になっている。3時間半の取材だったので、エネルギーを使ったが、8ページの原稿を書くのは何倍もの時間がかかるので、このようにスマートにまとめてくださったことは本当に有り難い。

さて、今号の同封DVDに驚いた。学級通信等の実務テンプレートだけではなく、大村はまさん等の先達の講演等が収録されている。これが「付録」である。
雑誌といっても紙媒体だけではなく、時代に合わせて変化をする。事実、本にCDが付いているものも増えてきた。こういうスタイルはこれからも広まっていくのではないか・・・そんな気がした。

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2008.03.20

Web2題

以前お知らせしたものがWebに反映されています。
お知らせします。

情報モラルの取材が岩手日報の記事になりました。Webはこちら
この記事は地元では見た方がけっこう多いです。今だに「新聞に出ていましたね」と声をかけられる。この間、幼稚園の卒園式でも声をかけられた。
直接声をかけられるのであれば、内容についての感想があれば有り難いのだが、だいたいが「出ていましたね」で終わってしまう。でも、こういうことが必要と考えて実践している・・・ということが伝わればいいかなと思っている。

もう一つはグッズ本。アマゾンに反映された。こちら。
ただし、今見た時点では在庫切れになっている。この間のワザ本もそうだが、システム上仕方がないとはいえ、欲しい人が即買えるようにならないかな・・・と思っている。

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2008.03.19

娘と一緒の6年間

本日、無事本校の卒業式を終えた。
今回は放送担当。失敗したら目立つ担当なだけに、慎重に行った。トラブルがなくホッとする。
在校生は立派だった。呼びかけの声は練習以上だった。
145人の卒業生は最高の態度だった。証書を受ける態度、気持ちをこめた呼びかけ、そして歌。さすが本校をリードした子どもたち。6年間の学習の集大成だった。

さて、さて。実は我が家の二女も145人の中の一人だ。私が本校に赴任した年に入学したから、本当に6年間一緒だったことになる。我が子と一緒の学校に赴任する例は本県では時々あるのだが、6年間一緒となればまれである。その点では貴重な日々だった。
「やりにくいでしょう」と同僚にはよく言われたものだったが、圧倒的にプラスの方が多かった。
最初のころのエピソードは本体ホームページの「我が子と同じ学校もいいものだ」に書いている。最初の頃はこんなエピソードもあったなあ・・・と思い出す。

一番のプラスは当然のことながら、6年間、学校での様子を見続けられたということだ。学校行事はもちろん、研究授業、金管クラブ、そして休み時間等々。これは恵まれた以外の何物でもない。また、力のある同僚の中で本当に保護者としていい教育をしていただいたと思っている。

ちょうど今日が人事異動の発表日。娘が本校を巣立つ日に、私も本校を卒業することとなった。この6年間に感謝あるのみだ。

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2008.03.18

初来賓

今日は初の来賓を経験した。
今も時期になると多くの幼稚園、保育園から卒園式のご案内が学校に来る。校長、教頭をはじめとする担任外が対応をする。自分も今年担任外になって初めて行くことになった。
「祝辞」を言う可能性があるということで、ひな形をいただいた。講演、講義等で話はするので、緊張はしないものの、祝辞はまた別だ。適宜アレンジして、練習をする。なかなかうまくいかない。それでも型があるので、内容は十分だと思った。そう考えると、型通りの祝辞ではなく、ハッとする言葉を祝辞の中に盛り込める人はすばらしいとやはり思う。

幼稚園に行くと、さっそく控え室に通される。隣の学校の校長先生が来られたので、祝辞は代表ということで校長先生にしていただく。初祝辞ができなくて残念なような・・・でも、正直ホッとした気持ちであった。
式が開始。園歌の作曲者が渡辺岳夫さんだった。有名なアニメの作曲を手だけられた方かな・・・そうだったら、すごいなあ・・・と思いながら歌を聴く。園児の態度も立派。日本教育美術展で多くの作品が入賞されていることを知った。
園ではリーダー、絵もすばらしい・・・小学校に入ってから、「一番の下学年だからみんなでお世話」というのが適切かどうか改めて感じた。
来賓の立場でいると、「礼はどこから、するのか」「どのような祝辞がいいのか」という視点も入ってくる。これはこれで大事なことだ。やはり、自分がその立場に立つということが経験だと思った。
式終了後に10分ほど、控え室で笑談して園をあとにした。

このような経験も貴重であった。

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2008.03.17

教育研究岩手

県立総合教育センターが発行している「教育研究岩手」が届いた。
「ワークショップ型で授業研究会が変わる」という題で、本校の研究会の様子について4ページの寄稿をした原稿が掲載されている。年に1号の発行なので、なかなかこの冊子には載る機会がないが、かつて1度寄稿したことがあり、これが2回目だ。

今号の特集は、「いま、求められるキャリア教育とは」「校内研修・研究の活性化」である。キャリア教育とワークショップ型研修会がキーワード。地元岩手だけではなく、県外の著名人も執筆されているので、読み応えがある。たとえば、講演記録は東北大学教授の川島隆太氏のものが掲載されているし、ワークショップ型研究会の特集では村川雅弘氏に6ページの原稿を書いていただいている。むろん、県内からの原稿も読み応えのあるものが多く、力を入れた内容であることが伺える。

さて、この中で斜め読みをして印象に残ったのが、八丸由紀子さんのコーチングの原稿である。
・先生たちはコーチングを通して、本来自分が考えていた理想像に改めて気付いていきます
・教員同士が普通に相互にコーチングし合える・・・・そんな学校にしたい
・自分にコーチをつける時代になってきました
・「やりたい」を「実行する」ために必要なこと・・・思い出すこと、誰かと約束すること
こんな言葉が自分にぐいぐいと入ってきた。「自分にコーチをつける時代」。そうか。自己流でストップしたままだと伸びないのだ。

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2008.03.16

部分執筆書の紹介

自分の執筆した本が出ることはやはり嬉しいことである。
今回は部分執筆書。(「共著」であることは間違いないのだが、今回は4ページの執筆なので部分執筆と表現する。)
「パッと使える学級づくり便利グッズ」(重水健介著・フォーラムA)がその書である。
教室にいろいろなグッズを持ち込む教師は多いであろう。私も、「子どもたちのためになるのなら・・」と様々なグッズを入れてきた。そのような学級作り・授業作りに役立つグッズを紹介するものである。
ちなみに私は「世界地図」と「地球儀」。珍しいグッズではないのだが、案外使われていないものではないかということで、紹介をした。
他にも「ピカピカ賞状」「くす玉」「スピーチ用サイコロ」「割り箸くじ」等、役立つグッズとその使い方が具体例で紹介されている。アマゾンに反映したらまた紹介したい。

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2008.03.15

異学年学習

今朝の新聞で「課外学習 ようこそ先輩」の番組欄に田中博史先生(筑波大学附属小)が出ることが書かれていた。
あれ?と思った。というのはこの番組は、教師以外の方々が出て、特別授業をする番組だからだ。
同姓同名かと思って見たら、やはり田中先生であった。

算数の授業をするのかと思っていたら、違っていた。中学生が小学校3年生に「分数」を教えるという設定だった。目的意識をもった子どもたちの奮闘ぶりが面白かった。いかに理解してもらうかということで、具体物や教材を工夫して作る。ゲームを行う等々。事前に自分たちも「分数」について学習をする。最後は3年生の子どもたちの変容も見られた。
以前、雑誌等で「異学年学習」という言葉を知った。自分は実践したことがないが、今回の番組で関心をもった。いずれ自分の実践のヒントになるかもしれない。

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2008.03.14

有り難かった専科授業

「一年間、ありがとうございました」
「先に言われてしまった!一年間、ありがとうございました!!」

昨日の6年社会の授業後である。
この一年間、専科という形で6年生の社会を2学級でさせてもらった。
本校では研究主任が何らかの専科を受け持つ。
今まで専科といっても「習字」がほとんどだったが、今年度は自分の強みを生かしたいということでお願いをしてもたせてもらった。(残りの時間はティームティーチングや少人数指導として、3年と5年に入る)。

担任をもたない自分にとって、この1年間の社会は「実践」の場として貴重だった。過去の自分の実践を確かめたり、新しい実践を試みたり・・・。朝日新聞の「花まる先生」での水墨画実践、NHKのICT活用番組の授業も自分が専科として社会を受け持っているからこそできたことだった。
さらに励みになったのは子どもたちの「意欲」と「声」だった。担任ではないので、1時間勝負。布石も授業中に投げかけはするが担任時代のような工夫はできない。でも、子どもたちが意欲的に反応、追究することが嬉しかった。さらにアンケートでも「社会科が好き」という声も有り難かった。

こんな思いから、授業後「ありがとう」という言葉が自分から先に出た。担任ではない自分にとっては社会の授業は貴重な時間であった。

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2008.03.13

自分の勉強になる

通知表シーズンの今、自分がすべきことは某作業。
今日は一日中専念をする。
4人で25学級数分。しかも1学級で2人ずつ。
私は今日は時間に余裕があったので、全学級に関わらせてもらった。
わからないことはすぐに辞書を引く。それによって知ることもある。
たとえば、「配布物」と「配付物」の違い。

・配布・・・広く行き渡らせるために配ること
・配付・・・一人一人に配ること

というように違いがある。これらは辞書を引くからわかることだ。
子どもたちには辞書を使いなさいと言いつつ、自分は辞書を使う機会が限られている。今日は作業のために使ったが、大人も日常的に使うと自分の知識は間違いなく増える。まさに、自分の勉強になるのだ。

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2008.03.12

2つのWeb

皆さんに紹介したいWebです。

1 第7回メディアとのつきあい方学習セミナー
 2月に行われたセミナー記録がアップされました。こちらです。
 私も社会科のワークショップとして運営に携わりました。
 ファイナルということで、この記録も今まで以上に力が入っていると感じました。様々な教科で実践が可能ということが写真からもわかると思います。セミナーは終わりましたが、今後もメディつき実践は続けていきます。

2 2008年ロング企画「大人たちよ」
 2月29日に取材(情報モラルの授業)が岩手日報の記事に昨日なっていました。
 これは「大人たちよ」という企画で、記者さんは私の主張を限られたスペースで丁寧に書いてくださいました。(事前取材、当日取材、その後の内容確認と本当に丁寧でした)
 まだWebには出ていませんが、過去の記事はこちらです。教員に関わるものもけっこうあり、読んでみる価値はあります。
 それにしても岩手県の地元紙はけっこう読まれているようで、すぐに4人の方から反応がありました。マスコミの威力です。

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2008.03.11

中学校へのプレゼント

6年の社会も今週で終わりだ。
担任の先生と相談して、予定より2時間多く授業ができることになった。
時間があったらしたいと思っていたことは、「47都道府県を覚える」という学習だ。
5年生ではその機会はけっこうあるが、6年生になると学習内容からなかなかそういう時間はとれなかった。
それでも3学期は予告をしたり、プリントを配布したりして意欲を喚起してきた。しかし、十分なまとまった時間はなかなかとれなかった。
今日、1時間でさっそく実践。

1 都道府県3クエスチョンゲーム(この学級で初めて行ったが、予想以上に盛り上がった)
2 47都道府県に挑戦(プリントに書き込んでいく。今までも行っていたので、正答率は高かった)
3 こちらのサイトで地理クイズ。6年生だとちょうどいいクイズ。適度に歯ごたえがあり、夢中で解いていた。

様々な方法で都道府県名を覚えていかせるのだ。家庭学習で行ってくる子どもたちも増えていると担任の先生は話していた。授業のしがいがあるというものだ。

さて、都道府県名を覚えていくことは中学校へのプレゼントだと思っている。ある程度知識が身に付いていれば、授業のレベルもあがっていく。子どもたちの理解度も増す。工夫して覚えさせることは、6年生の社会を担当している者の責務である。

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2008.03.10

若さという強み

昨日、初任の時に担任した子から結婚披露宴の招待状をいただいた。
有り難いことだ。
初任は3年担任。その後4年、5年(クラス替え)、6年と4年連続担任した子たちだ。その時の6年B組は26人の学級だったが、これで7人目である。

教師として間違いなく一番力のなかった時代だ。授業はメチャメチャだったし、怒る時にはストレート。保護者対応も不十分だった。
それでも子どもたちは人生のもっとも重要な輝く場に招いてくれる。確かに、関係でいれば一番密接な時代だった。休み時間はひたすら子どもたちと遊んだし、休日には学区外に住んでいた私のところに走ってくる子たちもいた。時間があることに任せて学級通信に燃えていた。まさに「若さ」が武器だった時代だ。だから、つまらない授業でも何とか学級経営が成り立っていたのかもしれない。

ちょうど、野中先生がブログに次のような文章を書いている。

 教え方がうまい、下手で、教師と生徒の関係をすべて語ることはできない。
 初任の先生などは、教え方で言えばうまいはずはない。
 ところが、その初任の先生に子供達がついていく。
 それは、初任の先生の熱意や迫っていく若さに子供達が惹かれるからである。
 そこで先生と生徒の通じ合いが起こっている。

同感である。だから、若い教員を担任にする価値があるのだと思う。むろん、教え方は上手ではない。しかし、若さを強みにすれば、担任している子どもたちが感化するような実践ができると思っている。その中で教え方は上手になっていけばよい。
逆にベテランは若さという強みはないのだから、しっかりと上手な教え方や対応で子どもたちの力を伸ばすとよい。そして、若手とベテランがうまくかみ合って学校全体のバランスがとれていくのだと思う。

そんなことをふと思った。
さて、教え子の披露宴。スピーチも依頼されている。久しぶりに20年前の学級通信を見てみようと思う。

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2008.03.09

社会科学習の振り返り3

振り返りの中には、私の教え方や感謝の言葉もけっこう書かれていた。
学期末であれば、感謝の言葉はどうしても、子どもたちは「美化」してしまいがちだが、担任ではない自分にとっては、それはそれで嬉しいものだ。
教え方についての感想を2つ。

・今まで私は、社会が苦手で、自ら勉強しようとしたことはあまりありませんでした。でも、6年になって、歴史や国の文化などを勉強するようになり、楽しく学習することができました。でも、その理由だけではなく、先生が楽しく進めてくれるし、フラッシュテストも楽しくでき、思ったよりもたくさん覚えることができました。
・この1年間、みんなで先生とおしゃべりをしながら、楽しく学習ができました。また、プロジェクタを使って、いろいろなエピソードを見たり聞いたりしたので、たくさん覚えられました。この1年でならった学習は、中学校でも生かせると思いました。

「おしゃべり」「フラッシュ型教材」「プロジェクタ」といったキーワードが並ぶ。まさに自分の授業の強みとなる部分だ。
ただ、正直担任ではないので、一歩踏み込めない部分があったのも事実である。学習ルールにしても、時間的なものも、そして「布石」の部分も。いや、やればできたのであろう。しかし、様々な宿題や放課後の活動を抱える子どもたちにその部分まで要求できなかったのも事実である。ここが専科の難しさである。それがわかった1年間であった。

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2008.03.08

社会科学習の振り返り2

昨日に続き、子どもたちの書いた作文から抜粋する。

・今年の社会科の学習は、歴史のことを中心に学びました。一番印象に残った学習は昭和時代の戦争についての学習です。多くの苦しむ人を出してまで戦争をしたことがわかりました。これからの未来は戦争を絶対にしない日本になってほしいです。下の教科書では、世界にはまだ戦争によって苦しんでいる人がいることを学習しました。僕たちが大人になった時には、世界に苦しんでいる人が一人もいない世界になってほしいと思いました。

・社会の勉強は歴史から始まって、どんどん昔のできごとが分かるようになってきました。そして、どんどん今に近づいてきて、おもしろくなってきました。私が一番おもしろかった時代は、明治時代あたりで日本が変わってきてからです。戦争の勉強では、悲しいことばかりで絶対に戦争をしてはいけないと思いました。

戦争については特に強調した実践をしたわけではない。むしろ、悲惨な出来事ほど事実を淡々と伝え、思考を委ねた実践であった。これは昭和の単元だけではなく、他の単元でも同様だった。事実をきちんと解釈したり理解したりして、知識や技能を身につける。それをもとに思考を深めるというパターンだ。それなりに、知識・技能だけではなく、自分なりの「歴史観」なり「社会観」を身につけた子もいるであろう。それが社会科では大切だと思う。

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2008.03.07

社会科学習の振り返り

毎年であるが、社会科学習の振り返りを最後には書かせている。
子どもたちがどんな学習に興味をもったり、自分の授業についてどう感じているか知る貴重な「資料」だ。
今年も最後のテストが終わってから書かせた。何人分かこれから抜粋していく。

・今年初めて習った歴史がぼくは一番楽しかったです。歴史に名を残す人がいっぱいいるのを知って、おもしろいと思いました。特にぼくは、徳川家康が一番すごいと思いました。ずっと時を待ち続けてチャンスがあるとすぐに行動に出る、その決断力がすごいと思いました。
・初めて歴史を勉強して、最初は全く歴史の意味がわからなかったけど、時代が進んでいくにつれて、歴史のつながりがわかってきました。今、国会があったり、医学があったりするのは歴史人物ががんばったからだと思いました。野口英世のことは千円札で見る位だったけど、昔黄熱病の研究をしていて、身近に見ている人物も今に役立つことをしていてすごいなあと思いました。

子どもたちが一番興味をもったのはやはり歴史の学習である。人物のエピソードについてもよく話し合ったし、NHKのクリップ教材も活用した。その中からこのように共感する部分も出てきたのであろう。中学校へのつながりという点でも意欲や興味を高めることは不可欠である。

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2008.03.06

授業づくりネットワーク2008春(3月30日)

以前にも一度掲載しましたが、授業づくりネットワーク春の案内を再度します。
私もワークショップ1で講座をもちます。
HPが充実して各講師に関連するWebが魅力的です。
ぜひのぞいてください。

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「授業づくりネットワーク2008春」直前案内

参加費4000円で三つのワークショップが体験できるオトクな集会です。すでに100名以上の申し込みがあります。現時点で例年の倍の人数が集まりました。受け付けを締め切る講座が出てくるのも時間の問題です。申し込みはお早めに!
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授業づくりネットワーク2008春

 授業成立の基礎技術
  ~4月から元気が出る!授業・学級・教室づくりワーク
ショップ24~

  主催 NPO法人「授業づくりネットワーク」
  後援 東京都教育委員会
     武蔵野市教育委員会

■日時 2008年3月30日(日)10:00~
17:00(受付は9:30~)

■会場 成蹊大学3号館(東京都武蔵野市)

■日程
9:30~10:00 受付
10:00~12:00 ワークショップ1「楽しく力がつく授業づくり」
12:45~14:45 ワークショップ2「明るく元気な学級づくり」
15:00~17:00 ワークショップ3「ユーモアのある教室づくり」
13:00~17:00 特別ワークショップ

【参加費】
 一般   4000円
 会員   3000円
 一般学生 2000円
 会員学生 1000円

●詳しい内容・申し込み先はこちら
※各講師・講座の詳しい情報があります。書籍や研究会情報も充実していますので、ぜひ、ご覧ください。

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2008.03.05

3世代をつなぐ

昨日スクールガード感謝の会があった。
日頃、子どもたちの下校に合わせて地域のあちこちで見守ってくださっている方々を招いての会である。
本校では300人以上の方がスクールガードをされている。寒い日などは大変なことだ・・・と常々思っており、本当に頭の下がる思いである。

昨日体育館にいらした方々は70名近く。我が家の町内会の方々も数名いらっしゃるし、さらに初任校時代の校長先生も来られた。本当に多くの方々のボランティア精神で成り立っているのだと感じた。
本校だけではなく、近隣の学校も緑のベストを着用して活動をしている。こういう姿を見せること自体が不審者対策になっているであろう。

さて、その日の夜にPTAの常任委員会があった。ここで各子ども会から活動報告があったが、いくつかの子ども会でスクールガードの方々との交流を行ったという報告があった。スクールガードをされている方の多くは子どもたちからすれば、祖父母の世代である。今まで地域で接点がなかった子どもたちと祖父母世代との交流ができているとすれば、このしくみが3世代をつなぐものになっていることを感じている。
不審者が出ないような社会が一番なのであるが、その対策をする過程で今までとは違った形で、地域が深まっている。これはこれで価値あることだと感じた。

 ※ちなみにスクールガードというキーワードで検索すると「手引き」まで見つかった。新語辞典にも登録されている。言葉として一般化しているんだなあ。

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2008.03.04

2件連続

昨日のこの記事で「またか」と思っていたが、
今日のこの記事で「これは大変なことになるかも」とのんびり構えていた自分を反省した。
子どもたちに教えなければいけないことをしっかりと教えないと、社会的な被害が拡大する。今やそういう時代なのだと再認識した。

私自身5年前に同様のことを経験した。「近隣の市の小学生を殺す」という書き込みが警察の掲示板にあり、その対応のために大変な思いをしたのだ。7月中旬で集団下校させる毎日。しかも家庭で一人になる子は、家の人が迎えに来るまで学校で預かる状況。その連絡や対応は神経と時間を減らし続けた。折しも通知表書きの時期で、疲れがピークの中で仕上げたことを覚えている。結局それも中学生のいたずらだった。

5年経ち、子どもたちのネット環境はますます身近になっている。先日の取材授業ではメール経験をしたことがある子たちは7割に達していた(ほとんどが家のパソコン、親のケータイ)。
便利なツールである反面、使い方をあやまると先のような事件も引き起こす。そういうことをしっかりと家庭で教えている例は多くはないと推測する。そうならば、学校で教えるしかない。
具体的な事例をあげ、いたずら程度と思った書き込みが社会的な大騒ぎになり、大人であれば犯罪になるということを。担任であった時に、学級では時々話していたことだ。大事になってからは遅いのだ。

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2008.03.03

教えることの大切さ

社会の教科書に国旗と国歌のコラムがある。
半ページほどだ。
ここでは昨年授業用にプレゼンを作成している。
1時間用のものだが、今年はテスト後の15分ほどで実践した。

詳しい実践内容は省くが、子どもたちには次のようなことを教えた。
・外国の国旗の特徴
・日章旗についての法律とその歴史
・国旗がないと困ること
・君が代の意味と感想
・外国の国歌の意味と感想
子どもたちにとっては未知のことだったようで、興味をもって聞いていた。

教えて、改めて「地域のこと」「日本のこと」を教えることの大切さを感じた。
このブログのテーマである。
もともとは「子どもたちが大人になった時に、自国のことについて語れるようになってほしい」という願いから作成したものである。
今回のことで子どもたちは(わずかだが)国旗と国歌について知った。語れるようにはなっていないが、次回学習をする時に、今日の学習を思い出してくれれば・・・と思う。

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2008.03.02

地域の活動

年度末になるとあれこれ自分が関わっていることの行事が多くなる。
今週はそのピーク。子ども会関係、PTA関係(教師として)、学年PTA関係(こちらは保護者として)、そして地区役員関係等の会議やイベントが合計5つ。今日はそのうちの2つ。

一つは二女の子ども会お別れ会。6年生の子どもたちの司会・進行だったが、リーダーを中心に男女協力して行っている点に妙に関心してしまった。「何でもバスケット」は、未就学児や1年生には難しいのかもしれないと思ったが、思いやりのある配慮が上級生にたくさんあって、何とも温かい会だった。
その後の総会では今年の報告と来年度の計画。仕事の合間の活動ということで、先だって行っている役員の皆さんには本当に頭が下がる思いだ。

午後からは地区の理事会。2年続けて理事を拝命している。班長よりは仕事が少ないので、今年は「いろいろと働いた」という実感は少ないのだが、地域の皆さんとつながるには役員を引き受けることは重要だと思っている。会議の中でスクールガードの話が出て、「寒い中、1時間ほどがんばっている」という話を聞いた時には、これまた頭が下がる思いだった。

いろいろな場面で、「地域に出よう」と教師は言われる。
しかし、同僚や知人の教師を見ても、「教師は地域の活動に参加しない」とは思わない。人並み以上に熱心に参加している教師も多い。あくまでも自分はできる範囲での参加だが、それでも今の職場でのメリットは多い。その点で「(教師は地域に出ないから)地域に出よう」というのではなく、「(メリットが大きいから)地域に出よう」という意味なのではないかとふと思った。

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2008.03.01

ペア学習3

一週間ほど前に書いたペア学習。3つ目を紹介する。「ペア学習」と「ノート指導」である。

■ ペア・都道府県質問ゲーム
 私は「都道府県質問ゲーム」をよくさせる。次のような手順で行う。

①ペアを回答者と質問者に分ける
②回答者が「正解の都道府県」を決めておく。
③質問者が地図帳の都道府県一覧の地図を見ながら質問をする。(例「それは何地方ですか」「どのような形をしていますか」「海に面していますか」等)
④回答者の答え(例「東北地方です」「海に面しています」)をもとに質問者はその都道府県をあてる。ただし、質問は三つまで。

 質問をしながら、そして回答を考えながら、その都道府県の特色(地方、地形、有名なもの等)について学ぶことができる。これはペアならではのゲームである。

■ ペア・ノート交流
 一時間のノートは子どもたちの学習の軌跡だが、いい加減な書き方をしたり、ほとんどとらなかったりという子もいる。そこで、時々ペアでノートを見せ合うということを行っている。次のような方法である。

①授業の最初に「今日のノートはペアで見せ合います」と予告をする。
②授業の終了を五分間ぐらい早め、その間を見せ合う時間とする。
③見たあとにお互いのノートのよさを相手に直接伝える。
④教師は全体のモデルになるノートをチェックし紹介をする。数人選び、そのノートを見にいくようにさせるとよい。

 あえてペアで見せ合う点のよさは「他の人に見せるためのノート」を子どもたちは意識をする。④のように教師は上手な子のノートを見本によくするが、それだけではノートが苦手な子は変わらない。自分が「見せる立場」になってこそ、工夫している点やよさにも気づく。しかも、自分のノートはペアで見せ合うので必ず評価を受ける。むろん原則は「よい点を言う」ということである。

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