ペア学習3
一週間ほど前に書いたペア学習。3つ目を紹介する。「ペア学習」と「ノート指導」である。
■ ペア・都道府県質問ゲーム
私は「都道府県質問ゲーム」をよくさせる。次のような手順で行う。
①ペアを回答者と質問者に分ける
②回答者が「正解の都道府県」を決めておく。
③質問者が地図帳の都道府県一覧の地図を見ながら質問をする。(例「それは何地方ですか」「どのような形をしていますか」「海に面していますか」等)
④回答者の答え(例「東北地方です」「海に面しています」)をもとに質問者はその都道府県をあてる。ただし、質問は三つまで。
質問をしながら、そして回答を考えながら、その都道府県の特色(地方、地形、有名なもの等)について学ぶことができる。これはペアならではのゲームである。
■ ペア・ノート交流
一時間のノートは子どもたちの学習の軌跡だが、いい加減な書き方をしたり、ほとんどとらなかったりという子もいる。そこで、時々ペアでノートを見せ合うということを行っている。次のような方法である。
①授業の最初に「今日のノートはペアで見せ合います」と予告をする。
②授業の終了を五分間ぐらい早め、その間を見せ合う時間とする。
③見たあとにお互いのノートのよさを相手に直接伝える。
④教師は全体のモデルになるノートをチェックし紹介をする。数人選び、そのノートを見にいくようにさせるとよい。
あえてペアで見せ合う点のよさは「他の人に見せるためのノート」を子どもたちは意識をする。④のように教師は上手な子のノートを見本によくするが、それだけではノートが苦手な子は変わらない。自分が「見せる立場」になってこそ、工夫している点やよさにも気づく。しかも、自分のノートはペアで見せ合うので必ず評価を受ける。むろん原則は「よい点を言う」ということである。
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