社会科学習の振り返り2
昨日に続き、子どもたちの書いた作文から抜粋する。
・今年の社会科の学習は、歴史のことを中心に学びました。一番印象に残った学習は昭和時代の戦争についての学習です。多くの苦しむ人を出してまで戦争をしたことがわかりました。これからの未来は戦争を絶対にしない日本になってほしいです。下の教科書では、世界にはまだ戦争によって苦しんでいる人がいることを学習しました。僕たちが大人になった時には、世界に苦しんでいる人が一人もいない世界になってほしいと思いました。
・社会の勉強は歴史から始まって、どんどん昔のできごとが分かるようになってきました。そして、どんどん今に近づいてきて、おもしろくなってきました。私が一番おもしろかった時代は、明治時代あたりで日本が変わってきてからです。戦争の勉強では、悲しいことばかりで絶対に戦争をしてはいけないと思いました。
戦争については特に強調した実践をしたわけではない。むしろ、悲惨な出来事ほど事実を淡々と伝え、思考を委ねた実践であった。これは昭和の単元だけではなく、他の単元でも同様だった。事実をきちんと解釈したり理解したりして、知識や技能を身につける。それをもとに思考を深めるというパターンだ。それなりに、知識・技能だけではなく、自分なりの「歴史観」なり「社会観」を身につけた子もいるであろう。それが社会科では大切だと思う。
Comments