言葉と形式を考える
役職上、いろいろな文書を見るのが重要な仕事の一つである。
特にも1年目なので、文書で「あれ?」「どういう意味だ?」と思った時には時間をとって考えたり、調べたりする。文章解釈力を向上させなければいけないと思っている。
先日「統導」という言葉を久しぶりに目にした。教員になった時に、職員会議の提案文書に「統導者」という文字があって、「聞いたことはないけど、『連れている先生』という意味だな」と解釈した。
そのうちワープロを使うようになったが、「とうどう」と打っても「統導」とは出てこない。辞書を調べてもない。とある人に聞いたら、「それは教育界の独特用語」と言われた。そのうち、「統導」という言葉も「引率」に変わっていった。
今回久しぶりに見たので、「統導」で検索をしてみた。すると、使われているホームページは岩手県が多いことがわかった。「教育界の独特用語」だけではなく、「岩手県教育界の独特用語」だったらしい。調べてわかったことだ。
形式についても同様だ。文書を出す時に、定型の形式に合っているか、そうではない場合にはこの形式で妥当なのか、よく考えるようにしている。
言葉と形式。授業と同じように力をつけていきたいと思っている。
Comments
梶原先生、コメントありがとうございました。
大学でも同じ言葉が使われていたのですね・・・。さすがに今は使われていないと思います。こういう言葉はけっこうあるのかもしれません。
Posted by: サトマサ | 2008.06.13 05:35
「統導」という言葉は、私も岩手大学に来て初めて聞きました。
が、教員は岩手大学でしか経験していませんから、今まで全国の大学で使われているのだと思っていました。
ありがとうございます。
Posted by: 梶原 | 2008.06.13 01:19