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2008.08.31

指導案作り

この土日は学習指導案作りに時間を割いた。
9月2日に堀田先生ら計4名が来校される。自分が5・6年生の教室で公開授業を行うための指導案である。むろん、本校の先生方も参観される。

指導案を書くこと自体は、全体にかける時間の比率からすればそれほど多くはない。その時間のための教材研究、授業構想、関連文献の読書に限られた時間ではあったが、精力を注ぐことができた。久しぶりだった(今年1月の北方小飛び込み授業以来)ので、その過程を楽しむことができた。

今回は伊能忠敬について研究授業をする。教材研究をすればするほど初めて知る事実も出てくる。そのこと自体が自分の学びとなった。授業は教科書中心。これも読めば読むほど、実に適切に書かれていると感心する。
管理職になっても、このように校内で公開授業をすることができるのは幸せなことである。

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2008.08.30

DVDサンプル映像

今まで2度紹介してきた社会ミニネタDVD。
発売元のジャパンライム社のホームページでDVDのサンプル映像が見られるようになりました。
こちらです。

■地図記号作文を読み取ろう
■班対抗さくいん活用競争
■歴史人物ヒーローインタビュー
■古今東西ゲーム

この4本のサンプル映像が掲載されています。
もっとも1本は、1分半程度と短いですし、どんなミニネタなのか十分にはわからないと思います。
ただ、どんなDVDかという雰囲気は、確実に伝わります。私自身もミニネタ実践なので、ふだんのテンションよりは、やや高めで収録しました。その様子もわかります。
まずはクリックしてみてください。

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2008.08.29

第7回東北青年塾

東北青年塾も第7回を数えます。青年塾員も順調に増えています。
今回も盛り上がるセミナーになるのでは・・・と思っています。
以下広報文です。ぜひご参加ください。

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「国語の授業づくり」「学級通信づくり」において東北地方で屈指の実力派!石井淳氏(秋田県公立小学校教師)をお迎えして、第7回東北青年塾を開催いたします!

■日時 2008年10月4日(土) 13時20分~17時
■場所 仙台市民会館 第4会議室
■会費 2000円
■定員 50名
■内容
13:00~13:20 開場&受付
13:20~13:30 開会
13:30~14:50 第1部 模擬授業・ミニ講座・レポート検討
1 仕組み
立候補制で、かつ早いものから受付の「模擬授業」「ミニ講座」または「授業レポート検討」会です。早く立候補した方から受付しますので躊躇せずどんどん立候補してください。概要や立候補の仕方は以下の通りです。レポートの形式は授業づくりネットワーク誌の「あすの授業」形式とします。
過去に模擬授業やレポート発表をされた方の発表も大歓迎いたします。
とにかく早い者順の登録になります。
「あすの授業」形式につきましては、以下のホームページをご参照ください。

■東北青年塾で使用する「授業実践レポート」のフォーマット(ひな型)

(1) 模擬授業の場合の進め方
 ア 指示発問を中心とした授業の場合
  ・模擬授業時間は10分。
  ・質疑応答時間は10分
 イ 活動を中心とした授業の場合
  ・模擬授業時間は20分
  ・質疑応答時間は10分
(2) ミニ講座の場合の進め方
  ・特定の教育技術、ミニネタを2、3披露する。これを15分。
  ・質疑応答時間を10分。
(3) レポート検討の場合の進め方
 ・レポートを読み上げる時間と質疑応答時間を合わせて15分。

2 立候補方法
 「第7回青年塾発表者立候補」というタイトルをメールに付けて以下の内容をお書きの上、阿部隆幸(iabetaka@yahoo.co.jp)までメールをお送りください。
 (1) 名前
 (2) 発表の種類(指示発問を中心型模擬授業か活動執心型模擬授業かミニ講座か授業レポートか)
 (3) メールアドレス
 (4) 勤務名

15:00~16:50 第2部 石井淳先生講座「教師の表現力(パフォーマンス)が高まる実技講座」
 (1)音読指導
 (2)読解指導
 (3)歌唱指導
 (4)作文指導
以上のジャンルで実技を通して,教師の指導力向上や授業成立には必須であると考えている教師自身の表現力アップに役立つ実践を紹介していただきます。
「音読・朗読・群読の授業づくり」「やる気と集中力を持続させる国語の授業ミニネタ&コツ101」「超簡単!デジカメでつくる学級通信」などの著書がある石井淳氏。石井氏が追求されてきた子どもと共に創る「授業づくり」「学級づくり」についてじっくり考えてみませんか。
進め方は以下のように行います。
Q&Aの時間を30分確保しました。ぜひ石井先生のご著書を事前に読むなどして、積極的な交流をいたしましょう。
 (1)石井淳先生の講座(70分)
 (2)Q&A(30分)

16:50~17:00 閉会
18:00~ 懇親会(仙台駅近辺) 会費は4000円程度を予定

■申し込み方法
以下の内容を書いて、阿部隆幸(iabetaka@yahoo.co.jp)までメールを送ってください。
参加費、懇親会費は当日受付でお支払いください。
 (1)お名前
 (2)勤務先
 (3)教師(講師)経験年数
 (4)メールアドレス
 (5)懇親会参加の有無
 (6)一言(申し込み理由、学びたいことなど)

Web情報(第7回東北青年塾のご案内)

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2008.08.28

『楽しい「指導」入門』

アウトプットはインプットのチャンス。
昨日に続き、学級活動原稿の話である。この原稿に関わって、いくつもの文献を読んでいるが、一番心に残ったのがこの『楽しい「指導」入門』(高文研・家本芳郎著)である。

家本先生の「指導」へのこだわりにはいつも学ぶことばかりであった。たとえば、体育館での集会での生徒の態度があまりよくない。ふつうなら「きちんと体育すわりをしなさい」と注意で終わる。それを教職員で「座り方」の研究をしたこというエピソードが強く印象に残っている。調べてみると、座り方だけで十数種類もあり、実際に子どもたちにいろいろな方法を試させて、どれがいいか選ばせた・・・・というものである。これぞ「実践」だと感じた。

この書も随所にこだわりが感じられる。たとえば、第1章は「「注意」に注意」である。注意だけでも、これだけの指導法があるのかと唸ってしまう。もちろん、NGのものも紹介されている。こういうことを知識として身につけているかいないかだけでも、指導法は変わってくるであろう。
最後の章は「子ども共和国づくり」。学級を一つの共和国とみなした実践である。憧れではあったが、とうとう実践できなかったことが自分の中では悔いが残る。

この書は、5年ほど前に家本先生が水沢に講座で来られた時に購入した本である。
その時にサインもいただいた。家本先生のお名前と共に「星を望み地を歩む」という座右の銘をいただいた。家本先生にお聞きしたら、「星」とは「理想」、「地」とは「現実」とのこと。つまり、「理想をめざして現実を歩む」ということであり、「理想を胸に現実を歩み続ければ、いつしか、この手に理想をつかむことができるだろう」という意味である。むろん、「現実の歩み」は平坦ではないし、時々休みたくもなる。しかし、確実に歩んでいく以外に理想に近づく道はないと思っている。アウトプットすることにより、多くのインプットができ、人生訓を学ぶ。こういう機会は有り難いと改めて思った次第である。

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2008.08.27

レストラン給食

縁あって、学級活動に関わる原稿を書いている。これはやや長めの取り組みとなる。
ここ数年は「学級活動の実践」自体は遠ざかっていたが、初任校、2校目と自分なりに楽しみながら実践をしていた。そのいくつかはホームページ「明日の学級活動」にアップしている。(アップしようと思った内容の目次は作ったのだが、「実践資料はあっても、まだまとめていない」というものは結局アップできないでいるが・・・)
今回、この原稿のために久々にクリックをした。当時のいろいろな実践が思い出された。
その中で「レストラン給食」が目に入った。もう11年前の実践であるが、当時の子どもたちのアイデアぶり、「楽しかった」という笑顔が思い出された。
以下、ホームページからそのまま転載する。

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★発問1  ふだんの給食時間で楽しいことは何ですか。
  ・友だちとおしゃべりをする  ・おいしい給食を食べること  ・いろいろと情報交換すること  ・笑うこと

★発問2 では、給食時間に困ることやいやなことは何ですか。
  ・とてもうるさい時がある  ・食べる時間が短い  ・下品なことを言う人がいる  
  ・立ち歩く人がいる

★発問3 どうして、そのようになってしまうのでしょう。
 ・話が盛り上がってしまって、つい大声になってしまう  ・おしゃべりに夢中になって食べるのが遅くなってしまう  ・準備や片付けの時についふざけてしまう

★発問4 楽しい給食時間にするためには、どうしたらいいでしょうか。
       ・「準備の時」「食べている時」と今までの約束事を確認する。

★発問5 もっと楽しくするために、先生にアイデアがあります。この教室を給食時間にレストランにしてしまうのです。どんなアイデアが考えられますか。
 ・テーブルに花をかざる  ・テーブルクロースをしく  ・BGMを流す ・かべの模様を変える ・好きな人と一緒に食べる

★発問6 では、それぞれ係を決めてやってみましょう。係が決まったら、お世話することを話し合います。
 ・子供たちから出た提案に基づいて、係を決める。全員が希望している一つの係に入る。
  係が決まったら、名前を決めてお世話することを話し合う。

★発問7  係で決まったことを発表しましょう。
 ・食べ方係・・・・班の中だったら席は自由にしていいです。
 ・かべ係・・・・・・休み時間、折り紙で壁に模様をはります。
 ・テーブル係・・・各班でそれぞれクロースと花を持ってきてください。花瓶はコーヒーのビンなどを使ってください。
 ・音楽係・・・・・・希望のBGMをかけます。リクエストがあったら言ってください。

★楽しいレストラン給食になりそうですね。実行の日は〇月〇日としましょう。

  実際のレストラン給食の日。教室の雰囲気はがらりと変わった。机にはお花。壁には「3の1レストランにようこそ」という看板に、輪飾り。テーブルクロースを持ってくるのができなかった班はナプキンで代用した。BGMは子供たちに人気のアニメソング。ただし、音は小さめである。
  「ふだんより楽しい」「落ち着いて食べられる」と子供たちも感想を述べていた。
 最初は1日だけのお楽しみということだったが、子供たちの希望により1週間することとなった。なお、ずっと継続するのはマンネリ化につながるので、回数は限定した方がよい。

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これは、給食の学級指導を一般的なマナーという観点とは別の視点から実践したものである。「教室をレストランにしちゃえ」という遊び心である。その方が結果的にマナーも向上した。一般的な実践ではなく、別の観点から攻める・・・30代半ばはどの実践でもそういうことが多かった気がする。

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2008.08.26

戦略があってこその勝利

オリンピックが終わるとNHKでは特集を組むだろう・・・・と思い、昨日は帰ってからテレビ視聴。
さっそくやっていた。もっとも8時過ぎから見たので、後半部分しか見られなかったが。
それでも、丁寧な事前取材や「『柔道』か、『JUDO』か」といった独特の切り口で、面白かった。

そのままダラダラとNHKをつけ続けていたら、22時から「NHKスペシャル」で「熱投 413球 女子ソフト・金メダルへの軌跡」という番組が入った。自分も感動した女子ソフトボールの金だったので、思わず見入ってしまった。
上野選手の準決勝、3位決定戦、そして決勝の軌跡を追うものであるが、それだけではなく全員が戦略をもってゲームに臨んでいたのがわかる内容だった。

たとえば、予選でなかなか打ち崩せなかったアメリカのピッチャーの微妙な癖を見抜き、ライズボールだと「上」、ドロップだと「下」とベンチからすぐに大声で教える様子が映しだされていた。まさに「徹底した研究」の戦略だ。そして、ボールにもかすらなかった投手を打ち崩す。
また、上野投手も新しく覚えた変化球をオリンピックでここぞという時に多用する。キャッチャーも、配球の的を絞らせないように細かく動いて工夫する・・・・。
テレビ中継では全く想像もつかなかったが、様々な戦略があってこその勝利だということがわかった。こういう裏側を知ることができる番組は面白い。
番組の中には、上野選手やチームメイトにゲームを回想するインタビューの映像が流れていた。それも時間をかけたインタビューであった。帰国してから間もないのに、インタビューをして番組に仕上げる。そして、オリンピックの興奮さめやらぬ閉会式翌日に放送する・・・このプロ魂にも拍手をしたくなった。これも一つの戦略だと思った。

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2008.08.25

共感する言葉

職務上、担任時代より多くの文書を目にする。様々な会報もそのうちの一つである。そこには、大会等の講演も時々掲載されている。今日見た「岩手県教頭会報」の講演録の中に、「理想の上司」として米内光政のことが書かれていた。戦前の首相である。(ちなみに岩手は日本で第2位の総理大臣輩出県である)

ではどういう点が理想の上司なのか。

1 部下職員の言うことをきちんと聞き、
2 部下には、自分の主義、方針、問題点を簡明、率直に示し、
3 実施は全部任せる
4 責任は全部とる

これらが米内光政がとっていたやり方だとのことである。まさに「その通り!」と唸ってしまった。自分自身にとっては、まだまだ遠い境地である。
しかし、よく考えてみれば、これは学級経営方針にもあてはまることである。子どもたちの言うことをきちんと聞き、明確な方針を示し、任せ、責任は担任がとる。そうであれば、子どもたちにとっては「理想の先生」となるのであろう。

そして、これは子ども社会の理想の上級生にもあてはまるであろう。本校は縦割り清掃を行っている。低学年の掃除を考えたら、この方法が一番である。その中で、上級生が下学年の子どもたちに、しっかりと大事なことを教え、見本をやってみて、任せ、大人ほどではないがうまくできなかった部分は上級生がカバーしている。今日は、2年生が1年生の子にしっかりと教えている様子を見て、「すばらしい!」と共感し、2人に話しかけた。

つまり、先の方法はどの社会でも大事なことを示している。いい言葉に巡り会い、その実例に巡り会った一日であった。

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2008.08.24

プロの編集力

実践や原稿のための文献探しのために、雑誌のバックナンバーを時々見る。教育雑誌を定期購読するようになって数年たってからの習慣である。
9月に公開授業を自分がすることとなった。教頭職になってもこのような機会が与えられているのは、間違いなく自分にとってプラスである。雑誌のバックナンバーを見ながら、「このような視点で授業を考えていけばいいかも・・・」といったヒントがいくつか見つかった。定期購読しているからこそ、こういうことも同時にできる。

同時に編集者の特集テーマの決め方にも唸る。というのも、これだけ長い期間購読していても、同じテーマはないからだ。むろん、似たテーマはあるが、それはそれで「発問・学習課題」といった授業で多くのウェイトを占めるものだからだ。たとえば、地図指導でもいくつかバックナンバーがあるが、その視点は異なっている。

また、同時に目次についても「よく、これだけ幅広く考えられるなあ・・・」と思うこともしばしばだ。9月号の雑誌群の中で思わず目が行ったのが「社会科教育」。特集テーマは「地図てんこ盛り授業”習得・作業活動37選」である。この「37」という数字に目がいった。
自分自身が同じテーマで37もの分野は到底思い浮かばない。それを編集者は、準備している。そしておそらく、もともと準備した数は37よりはかなり多く、削って削って37になってのではないかと推測する。本や原稿は予定量より多くの分量を書き、削ったものが、実際の内容となる。雑誌も同じだと考える。
このように考えられることが雑誌編集・企画のプロなのであろう。

また、今日は送った原稿について、編集者さんから原稿の自分の傾向と今後のアドバイスをいただいた。ズバリ、自分が思っていたことを指摘されたので、改めてその眼力に感服した。これまたプロの力を感じた。

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2008.08.23

体調管理

オリンピックのテレビを見続けているからではないが、体調管理は今の自分にとって本当に重要だと思う。
昨日夜から今日にかけては、大変だった。

昨日いつも通り、200kmの道を自動車で帰る。12時間勤務の後の帰宅は日によって不調の場合もある。昨日はそうだった。3分の2までは順調。残りの60kmがきつかった。信号待ちしている間に、ハッとする瞬間もあった。まさにヘロヘロ状態。こういうことを考えて、高速道路は帰路後半はあまり利用しないようにしている。「きついなあ。ここで休憩するか」ということができないからだ。
こういう日の翌日は体調が決まって不良だ。今日もまさにそう。一度起きてから、再度休息をとらなければいけなかった。結局、昨日のブログが更新できたのも、午後になってから。予定していた仕事は狂いっぱなし・・・という状態である。

職場と自宅の関係でいえば、理想は「職住接近」である。前の勤務校はまさにそうだった。自宅と学校まで車で2分。いろいろなことに即対応できた。仕事で疲れても、出勤等での気苦労はなかった分、体調管理もしやすかった。休日にプロジェクト等で遅い帰宅なっても、影響はなし。今考えると理想的だった。

まあ、そんなことを思い出しても仕方がない。問題は今の環境にどう適応するかということだ。新しい環境になって5カ月近くになっても「ベストパターン」ができないのが一番の原因。試行錯誤はまだまだ続きそうである。

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2008.08.22

アンケートに励まされる

講師をした「授業づくりネットワーク2008」のアンケートが届いた。
私の他にレポーター(3人)、記録者を入れても10人の分科会。これはこれで一人一人のニーズに応じた講座ができると、改めて小規模講座のよさを感じた。小回りの効く小規模校のよさと似ている。

そうだからか、アンケートには好意的な感想が書かれている。

・書籍、ネットではわからない生の声に触れられてよかったこと
・2学期の授業が具体的にイメージできたこと
・実物投影機が欲しくなったこと

今までいろいろな講師をしてアンケートを拝見する機会も多いが、官製研修のそれと民間研修のそれは違いがある。民間研修では参加費を払っていることもあり、本音を書いてくださる方が多い。「〇〇という内容を期待していたのに残念」といった声をもらったこともあった。
今回のアンケートの声は、自分にとっても大きなエールである。一緒に運営したスタッフの皆さんに感謝すると共に、一人一人を大切にする講座の重要性を感じた。

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2008.08.21

「情報化時代の 学校変革力」

情報化時代の 学校変革力
「いい本を読んだ。また読み直そう」と思って「すぐに」読み直す本はそんなに多くはない。多くは、あとで必要が生じた時や気の向いた時に読む。ところが、この本は違った。読み始めて「これはすごい!」と感じ、読み終わってからもすぐに再読した。

学校と情報化に関するテーマについて、日本教育界の各分野でトップクラスの先生方に、インタビューをした本である。まず、インタビューされている方々に驚く。本の順番に書いていくと、梶田叡一氏、清水康敬、陰山英男氏、堀田龍也氏、石原一彦氏・・・第2部でも玉置崇氏、副島孝氏と続き、最後は野口芳宏氏とまさにゴールデンメンバーである。書かれている内容も、「子どもの学び・教師の学びと情報化」「電脳陰山メソッドアイテムと学力向上のための新展開」「ここからはじめるICT活用」「学び合いを創り出す学校経営と情報化」「元気な学校づくりに学ぶICTの活かし方」等、読み返したいテーマがずらりと並ぶ。

特に、中教審副会長の梶田氏や授業名人の野口氏がICTについて語っているところは読み応えがある。

・一番大事なのは、「子どもに力をつけること」と、「子どもを育てる」ことです。そこに結びつくものであれば、黒板も大事だし、パソコンも大事です。結びつけなければ黒板も要らないし、パソコンも要らない。話は簡単なのです。
・パワーポイントの不完全さが話題になると、もっと完成度を上げようということになりがちです。そして、パワーポイントと子どものかかわりがどうかということにはあまり目が行かない。

 このような文章がぐいぐいと頭に入ってくる。一流の思考はどのような分野においてもやはり輝いている・・・そう感じさせる本である。

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2008.08.20

「教員のICT活用指導力向上」フォーラム受付開始!

10月3日に標記のフォーラムが東京であります。その受付が昨日からスタートしました。こちら。
私も委員として関わっているものです。

このフォーラムの副題として「TRAIN活用による教員研修の可能性」と記されています。TRAINはICT活用指導力を向上させるためのビデオモジュールが100本以上、そしてFAQが200本以上登録されています。
「どのようにして研修したらいいかわからない」という学校はもちろん、「個人で勉強しよう」という先生にとっても、大変効果的なシステムです。
私もビデオモジュールとFAQから定期的に学んでいます。まずはアクセスしてみてください。

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2008.08.19

原稿書きはインプットのチャンス

このごろ、いろいろな原稿を書く時間が増えている。
管理職になって、そういう機会も減るのでは・・・・と思っていたが、逆に例年より多いぐらいである。有り難いことだ。原稿は簡単には書けない。苦しみの方がはるかに多いし、書き直しも多い。それが当たり前だと思っている。

さて、原稿書きに取り組んで思うのは、「原稿書きはインプットのチャンス」ということである。全く自分の考えや発想だけで、原稿は書けない。その分野の基礎的な情報を得たり、自分の考えを確かめたりするためにいくつもの文献にあたるのは必須のことだ。そうすると、不思議なことだが、生きた情報がどんどん入ってくる。
かつて読んだ本も、「原稿を書く」という目的があると、今まで読んで見えなかった部分が見えてくる。その面で、原稿を依頼されることは、本当に有り難いと思う。

しかし、原稿を常に依頼されるわけではない。20代の頃の自分がそうだった。そういう場合には、「自己研修通信」を書くことをお勧めする。自分から自分への原稿依頼と考えるとよい。内容はその時々に、自分が取り組む内容なら何でもよい。誰かに見せる機会がなくてもよい。自分自身があとで見るだけでもよい。貴重な実践記録になる。

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2008.08.18

プロは業種の分だけある

学校の設備が不良の時や、壊れた時には修理を業者さんに依頼する。
その時に、「さすがプロだなあ」と思うことがしばしばある。今日は電気屋さん。体育館の電灯が数個つかなくなったので、見積もりを依頼していた。素人感覚で「地震の影響では・・・」「電球を代えれば大丈夫なのか・・・」等々、同僚と話していた。しかし、そこはプロ。ものの10分程度で原因を見つけた。部品交換となるが、「ブレーカーをスイッチ代わりにすれば、電灯がつくことも可能です」という。まだ若い方である。

プロというのはどの仕事であっても、時間とサービスが優れている。時間は短ければ短いほど、サービスは高品質であればあるほどよい。その点で、今日の電気屋さんはまさにプロである。短時間で、限られた条件の中で最大限のサービスだったと思う。

これは教育だって同じだ。野口芳宏先生が、音楽の先生が1時間の中で子どもたちを変容させることのすばらしさを何かの本に書いていた。担任にとっては授業の中で子どもたちを変容させることが、まさにプロの条件である。
では、プロの教頭とは何か。〇〇の時間で〇〇ができる・・・あてはまることはいくつか考えられるが、まだまだ自信がない。これから追究していこう。

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2008.08.17

夏休みを振り返る

本日で夏休みも終了。
読者の方で「えっ、もう?」と思われる方もいるかもしれない。北国は夏休みが短い。本校はわずか3週間である。
むろんその分、冬休み、春休みが長いのであるが。(冬休みは26日、春休みも21日ある)

期間が短いこともあったが、あっという間の夏休みだった。管理職ということで、学校での勤務が教諭時代より多くなった。さらには、水泳の引率、水泳記録会、演奏会引率等、通常の実務に加えて勤務時の仕事もあれこれあった。それでも、子どもたちが登校している時に比べたら、負担は少ないが・・・。

3カ所で講師をさせていただいたのは僥倖。職場の上司、周囲の理解があってこその講師役だった。かなり限定された条件の中でしかできないのであるが、今後も機会があったら、自分を鍛えるチャンスとして生かしていきたい。同時に、力を蓄えること、新しい主張を蓄積することも忘れてはいけない。

夏季休暇の4日は有効に使うことができた。2日間は家族旅行。さらに2日間は充電&アウトプット。学習会への参加は一つにとどまったことが残念であるが、現状からいけば仕方がない。その分、学期中に参加できれば・・・と思っている。

今後の自分の取り組むべき方向性を自分の中で決めたのは収穫であった。「集中と選択」の原則は変わらない。
さあ、2学期。充実した日々になるようにしよう。

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2008.08.16

オリンピックを楽しむ3

またまたオリンピックネタ。

前のアテネオリンピックのインタビューで一番印象に残ったのが、伊調千春選手であった。銀メダルにも、「ただ悔しいだけです」と厳しい表情で答えていた。試合直後ではない。翌日のメダリスト招待のテレビインタビューの場面だ。「銀メダルは立派」と思っていたのに、これだけ自分に厳しい選手がいることに驚いた。

それだけに、今日の決勝戦は注目した。特にも大逆転で勝ち上がってきただけに、金メダルを取るのでは・・・と思っていた。しかし、無念の銀メダル。
インタビューでも、また同じコメントになるのでは・・・と思っていたら、今後は逆に「銀メダルだけど、妹と同じ道を歩んだことは誇りです」と張りのある声で答えていた。表情も晴れ晴れとしていた。この4年間、苦しみながら練習をして、結果は目標のものを得られなくても、最高の満足度だったのであろう。これまた印象に残るコメントであった。
当たり前のことであるが、精一杯努力した者にしかわからない境地なのであろう。

ちなみに伊調姉妹は青森県の八戸育ち。先日、所用で八戸に行った時に出身中学校があった。そぐそばの横断歩道橋には伊調先輩への励ましの横断幕があった。後輩達にとっても本当に誇れる先輩であろう。自分のために行っているスポーツが、結果的に多くの人の喜びや励みになる。オリンピックのすばらしさ、スポーツのすばらしさを改めて感じた。

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2008.08.15

オリンピックを楽しむ2

今日もオリンピックをあれこれしながら楽しむ。
今日の話題は元選手達。
指導者として、あるいはテレビ局コメンテーター・レポーターとして各種目のオリンピックOBがテレビに映る。「ソウルでの斎藤選手は、日本の窮地(柔道での金メダルなし)を救ったなあ・・・」とか、「「バルセロナの時の岩崎選手のコメントは、翌日の朝日新聞の天声人語に書かれていたなあ・・・」等、元選手が映る度に思い出していた。

皆さん、指導者やコメンテーターとしてかつての経験を生かしていた。オリンピックに出たからこそ言えることもあるのだろう。「名プレーヤー、名監督にあらず」ということをプロ野球で聞いたことがあるが、オリンピックについてはその経験は大きいような気がする。
自分の経験を「強み」として生かす。これは何事にも通用することだろう。

さて、コメンテーターの中に長崎宏子さんがいた。私が話しかけたことがある唯一のオリンピック選手である。
長崎さんは秋田県出身。私が大学生の時に、小学生で平泳ぎのオリンピック代表に選ばれていた。モスクワオリンピックだったので、その代表は幻となったが、当時の秋田ではヒーローそのものだった。
彼女が中3の時に、その学級に家庭科授業のビデオ撮影を依頼されて行った。大学4年の時に教育工学センターのお手伝いをしており、その仕事の一つである。
もともと成績優秀な彼女は授業でも積極的だった。飛び込み授業の先生も頼りにして、何度も指名していた。その授業後に、授業の感想をたまたま教室にいる彼女に聞いたのである。(たいしたことのないプチ自慢でした・・・)

そのロス五輪では、金メダルを期待されながら4位だった。「重圧に負けた」と言われた。
その後のエピソードが印象に残っている。留学先のアメリカで、「負けたはず」の4位が、「世界の4位はすばらしい」と評価されたのだ。それが水泳への接し方や見方の変化につながった。
今は、「水泳の楽しさ」を教えている。先日は、子ども電話相談室の水泳の先生として、わかりやすく子どもたちの悩みに答えていた。オリンピックのために一生懸命に練習した彼女だから言えることもいっぱいあるのだろうと思う。
期待されてメダルをとれなかった選手の方がメダリストよりも多い。インタビューでは「敗者の弁」となりがちだ。しかし、それでもオリンピックに出たこと自体でも凄いことなのだ。全員にすばらしい拍手を送りたい。

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2008.08.14

オリンピックを楽しむ

今日はゆっくりとオリンピックを楽しむことができた。
4年に1回のオリンピックはとても楽しみである。きっかけは小学校5年生の時のミュンヘンオリンピックである。
その頃テレビに入っていた「ミュンヘンへの道」を夢中で見ていた。これは大会前に男子バレーの一人一人の選手の物語をアニメ化したものである。そして、実際に男子バレーは金メダルをとる。(ちなみに今はYou Tubeで懐かしい主題歌も聴ける。有り難いものだ)
その時からオリンピックが大好きになった。歴史そのものもである。この知識は教師になってから、オリンピックの授業をする時に大変役に立った。

さて、今回のオリンピックで楽しく感じていることがいくつかある。

・一人一人の選手のエピソードがわかること
 有名な選手だけではなく、あまり注目されていなかった(されていたのかも?)フェンシングの太田選手のエピソードなどは面白い。まさに「物語」を感じる。

・感謝の言葉
 金メダルをとった選手はもちろん、敗者の選手もインタビューでは「自分一人ではできなかった。周囲に感謝したい」という旨を述べている。実感だろうし、美しい言葉だと思う。

・努力する天才
 北島選手のコーチが述べていた。かつて有田先生も長嶋選手のことを同じように表現していた。これもいい言葉だ。(競技する時の北島選手の研ぎ澄まされた目も印象的だ)

自分の夏休みはもう終わってしまうが、オリンピックはまだ続く。もっと楽しむことにしよう。

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2008.08.13

校長室の窓から

管理職になってから購読している新聞に、「日本教育新聞」がある。学校経営に関わる情報が豊富で週1回届くのが楽しみである。けっこう知っている先生や岩手の実践例も出てくるので、それらも参考になる。

今週号に、盛岡の野口晃男先生の冊子「校長室の窓」が紹介されていた。それもかなり大きな扱いである。
野口先生には2年前に前任校の校内研修会でお話をいただいた。さらに遡れば、自分が20代の頃に、公開授業を参観したり、版画の指導の相談にものっていただいた。全て、すばらしいもので、「勉強になった」という言葉がぴったりだった。

新聞に紹介されている冊子は、野口先生が学校便りに掲載したものをまとめた私家版のものである。出版社から発行されてもいいぐらいの充実した内容のものである。新聞にも具体的な内容が紹介されている。その中での学年主任に対する「心構え10箇条」。

あなたの力を見込んで主任になっていただきました。
1 慰められるより、慰めるものに
2 理解されるより、理解するものに
3 愛されるより、愛するものに
4 愚痴を言うより、愚痴を聞くものに
5 人を当てにするより、当てにされるものに

あなたに似合わないことが5つあります。
6 焦っているあなた
7 怒っているあなた
8 威張っているあなた
9 ふさぎ込んでいるあなた
10 怠けているあなた

これはそのまま管理職の心構えにも当てはまると思っている。このような印象に残る言葉・内容の冊子である。日本教育新聞が紹介するのも頷ける。なお、これらの内容は地元新聞にも連載されている。盛岡タイムスのWeb内のグーグルで「校長室の窓から」というキーワードで過去の記事が見られるようになっている。

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2008.08.12

DVDの紹介

この夏の研修会で、ミニネタ社会のDVDのことが話題になりました。改めて紹介します。

ジャパンライムからの発売で、詳細はこちらです。上條晴夫先生の監修です。次のようなミニネタが収録されています。

D06-3
●今なぜミニネタが必要なのか
●社会科でのミニネタ活用について
<ミニネタ実践例>
●地図記号作文を読み取ろう(3年)
●簡単アンケートで資料作成(3~5年)
●いくつ言える?先生と勝負(4年)
●安全のまとめはキャッチコピーで(4年)
●風呂敷の中は何?(4年)
●地図記号を当てよう(4~5年)
●班対抗さくいん活用競争(4~6年)
●都道府県3クエスチョンゲーム(4~6年)
●何でも復習ビンゴ(4~6年)

D06-4
●賛成反対コンテスト(5年)
●この数字は何?(5年)
●お気に入り人物を選ぼう(6年)
●みんなで作ろう「解体新書」(6年)
●ミニ・ロールプレイ・コンテスト(6年)
●歴史人物ヒーローインタビュー(6年)
●チャレンジ!時代暗記テスト(6年)
●ダウトを探せ教科書版(3~6年)
●古今東西ゲーム(3~6年)

一つのミニネタが7~10分程度で紹介されています。ミニネタ教材・発問・指示・対応が、教室での授業と同じように(大学生相手ではありますが)収録されています。
DVDなので、書籍のような価格ではありませんが、興味がある方は先のホームページからご購入ください。(ちなみにパンフレットもあります。→「minineta.pdf」(約1MB)をダウンロード

このような自分の作品が先生方の役に立つということは、実に嬉しいことです。先日も初著書の「授業のアイデア」から、「ワンテーマのヒントを得た」という先生の実践発表をお聞きしました。著者冥利です。

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2008.08.11

パワーアップ!ネットワーク集会

「授業づくりネットワーク2008 in仙台」に参加した。
一時期毎年のようにネットワークの集会に参加していた。2001年~2005年ごろまでだ。三重、北海道、千葉、福島・・・と全国各地に行っていた。
この2年間はお休みをした。これは、講師役の仕事が多く、日程がつかなかったためだ。今年は地元仙台(水沢からだと職場に行くよりも80km近い)、東北青年塾の強力なバックアップ、そして自分も講師ということもあって、参加させていただいた。ただし、勤務の都合で1日だけ。それでも「本当に参加してよかった」と思えるような集会だった。印象に残ったことをいくつか。

1 実行委員での皆さんのがんばり
 私も実行委員だったが、名ばかり。東北や北海道の先生方を中心に、メーリングリストで盛んに情報が交換された。むろん、事前の準備も念入りだった。その熱意に頭が下がる思いだった。私も参加できる日は何か役に立てれば・・・ということで受付を行った。表舞台には見えない土台を実行委員会の皆さんがしっかりと築いた集会だと感じた。

2 「Mini-1グランプリ2008」という企画のおもしろさ
 午後のプログラムで「Mini-1グランプリ2008」というのがあった。ご存じ、漫才のM-1の真似である。若手が5分間の模擬授業に挑み、チャンピオンを決めるものである。勇ましいBGM、軽快な司会で実に盛り上がった。ただ、単に模擬授業〇本紹介より、確かに面白い。むろん、模擬授業の内容も秀逸なものが多く感心した。このような若手がどんどん出てくる。実に楽しみである。来年もこの企画は続く。

3 ICT活用の講座
 自分が受け持った講座である。レポーターは3人。皆、東北青年塾。東北青年塾は層が厚いことを実感した。レポーターと私以外は6人と小規模の分科会だったが、その分、深い話し合いができた。しかも実物投影機への注目度も今まで自分が受け持った講座で一番熱かった。その点で、意義のある講座だったし、「人数ではない」と改めて感じた。参加者の思いや深さが伝わってくる講座の講師は幸せである。

4 東北青年塾員の活躍
 会場準備、講師、レポーター、そして懇親会。ホームということもあるが、東北青年塾の皆さんの活躍はすばらしかった。立ち上げ集会から実はまだ1年も経っていない。しかしながら、このような集団になっていた。感嘆。
 さらに懇親会では久しぶりにお会いする方々とあれこれお話ができた。これまた嬉しかった。

 やはり、積極的に参加してこそ実りある集会なのだと感じた。関わった先生方、ありがとうございました。

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2008.08.10

働くことは最高の道徳教育

今日は第2回目のPTAの奉仕作業であった。
2地区から四十数名の参加者だった。ちなみにその2地区は小中合わせても子どもたちは二十数名。その倍ぐらいの参加者ということになる。
というのも、本校はPTAに準会員制度を設けている。保護者ではなくても、PTA会員ということである。かつて我が子が卒業した学校、地域の学校ということで多くの方が会員になっている。そのお気持ちだけで嬉しいのだが、会費もいただいているので、たいへん有り難い。
そして、準会員の皆さん(年配の方が多い)も地域の学校ということで、PTAの奉仕作業に参加してくださるのである。暑さの中、これまた有り難いことであった。

さて、今回は中学生も参加した。
本校に転勤して思うのは、「何と、よく働く子どもたちだ」ということである。人数が少ないから、校舎内の掃除も必死になってやらなければなかなか終わらない。その分、一生懸命である。小学校1年生も縦割り班で、上級生から教わって、貴重な働き手だ。トイレ掃除など、だいぶ上達した。
中学生になれば、本当によく働く。今日もそうだった。男子は大人が機械で草刈りした草を集める。これがものすごい量。汗だくになって集め、草の山を作る。それを軽トラックの荷台にのせ、踏みつぶし・・・という作業を2時間休まずに行った。本当に頼りになる子どもたちだと思った。

よく考えれば、家でも学校でも、「働くこと」が義務づけられ、それが当たり前になっている。働く時には、大人の手際のよさを見て、素直に「すごいな」と思いながら、自分もそれに近づこうとする。そして、よく働いた時には家族や今回のように地域の大人からも声をかけられる。
これらは最高の道徳教育だ。勤労・奉仕の精神、大人への尊敬の念、そして協力する態度・・・様々な面が凝縮されていると感じた。今回の奉仕作業はあくまでもその中の一つであるが、今の教育で不足しているものを十分に見させてもらった感じである。

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2008.08.09

刺激的なビジネス書

夏休み中に読んだビジネス書で刺激を受けたものを2冊紹介したい。

『ラクをしないと成果は出ない』(日垣隆著 大和書房)
 日垣さんの本は自分にとっていつも有益だ。ハズレがない。
 この本は題名を真に受けると勘違いされるかもしれない。ここで言う「ラク」というのは、「賢さ」という意味に近いと思う。それにしても刺激的な言葉が並ぶ。
・自分に対する相手の優先順位を上げてもらうことが仕事の基本
・若いうちは1日1冊、40代は1日で5冊
・依頼には即決で答える
・「この社と切れたら自分がアウト」という取引先は作らない
・好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年2割ずつ削除する
・今いるメンバーを前提にする。「上手くいかない」のを彼らのせいにしない・・・・
 まだまだあるが、書ききれない。「あとがき」によれば、これらの原型がある日の風呂上がり、天から降ってきたとのこと。このエピソードも面白かった。

『「残業ゼロ」の仕事力』(吉越浩一郎著・日本能率協会マネジメントセンター) 教頭職になって、自分の仕事の密度を時々考える。薄くなってはいないかと。担任であれば、子どもたちの指導に集中する時の密度は濃い。では、教頭職で密度の濃い仕事をしているか。生産性の高い仕事の方法どのようにあればよいか。そんなことを考えさせられる本である。
 圧巻なのは、残業ゼロにもっていくプロセスである。意識改革だけではなく、「定時になったら電気を消して歩く」「残業したら罰金」というように半ば強制発動のような形も入れて取り組む。むろん、「生産性を上げながら・・・」ということが前提である。単に「勤務時間終了時刻なので終わり」ではないのだ。特に全員が2時間集中して働く「がんばりタイム」の設定は働く環境作りのモデルである。

 この2冊、読み進めていくと共通する主張がいくつもあることに気付いた。関連図書を集中して読む効果である。

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2008.08.08

教育の情報化の実態等に関する調査結果

文科省における「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」が発表になった。こちら
くわしい都道府県別のデータもこのWebの中の速報値に書かれている。

昨年度の調査で我が岩手県の「教員のICT活用指導力」の「軒並み3位」には驚いた。
さすがに今年は難しいだろうと思ったら、今年は「すべて4位」。トップ5を依然キープしている。
ところが細かな数値を見ていくと理解ができた。本県の高等学校がトップ項目が多いのである。高校の事情はわからないが、ITの整備がはやかったのは確かである。
しかし、小学校のそれは高校や中学に比べたら、かなり数値が低くなっている。これは、いろいろな話を聞くと確かにその通りであろう。
この結果によって、本県ではもっともっと「小学校において」ICT活用指導力を伸ばしていく必要があることがわかった。自分に何ができるか、考える機会を与えてもらったような感じである。

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2008.08.07

芸人たちを見て

お笑い好きの我が家の子どもたちに付き合って、年に1回は「ルミネtheヨシモト」に行く。
今日がその日だった。
いつも通り、芸人たちのパフォーマンスに大笑いをした。新喜劇は今まで見た中で一番おもしろかった。
会場が超満員だったが、確かにわかる。十分な満足感がある。
そんな中で思ったこと。

・昨年M-1で敗れたこの2人。忙しい中でもしっかりと準備をした芸だった。スピード感抜群で笑い続けた。
・3年前、学級の子どもたちも真似をしていた2人。しかし、今や歓声が一番少なかった。内容も他の芸人に比べたら・・・。やはり定番が一つで、それが飽きられたらつらい。
・7~8組の芸人が出たが、実力派の中に若手も出ていた。こうやって、若手も育っていっているんだと感じた。

さて、いいのか悪いのかわからないが、こういうイベントを見るとついつい自分の仕事と関連づけて考えてしまう。
芸人の様子は教師修行にたとえられるし、構成は教育イベントと共通点がある。そういう意味でも十分に見る価値があった。

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2008.08.06

ワークショップ型で学校経営反省会

昨年度は研究主任としてワークショップ型研究会に取り組んだ。大いに成果を上げ、学校の研究スタイルが変わった。
しかし、今年度は研究主任ではないので、研究会はきわめてオーソドックスな形である。(ただ付箋紙の導入で今後変わる可能性は大いにある。)
「これは厳しいかな・・・」と思っていたら、夏休み中に学校経営反省会がある。これは自分が担当の会議なので、ワークショップ型の導入のチャンスと考えた。もともと少人数の会議なので、その効果はどうなのか・・・という思いもあったが、それもやってみなければわからない。

昨日、45分という短い時間のミニワークショップ。結果的にやってよかった。
本校では初めてということで、お互いに慎重になった点はあったものの、会議の時とは違った本音や広い視点からのアイデアが次々と出てきた。フォーマルな時の発言ぶりと本音のそれとでは表現が違ってくる。それが明らかにわかって、よかったと思う。
今回行ってのメリット。

・2学期にすぐに改善しようとする内容が決まったこと(外遊びの奨励、外部講師・人材の積極導入、相談室の活用の工夫)
・来年度以降考えていきたい重要案件がわかったこと(時程と集団下校)
・一人一人の学校改善の思いを知ることができたこと
・付箋紙を使ったワークショップの方法を本校でできたこと

教諭時代の自分も経験があるのでわかるのだが、学校改善のための提案をしても、何も変わらなければ発言意欲も薄れる。
しかし、このようなワークショップ型の学校経営反省会を続けていけば、その意欲も継続されるのでは・・・と感じた。それぐらい一人一人の発言には価値があったと思っている。次回が楽しみである。

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2008.08.05

自主モニターの勧め

とある教育雑誌のモニターを終わった。
雑誌が送られてきて、それに対して感想や意見を述べるものである。
モニターをして、一番のメリットは、その雑誌を「真剣に読む」ということである。やはり、人に対して感想を述べたり、意見を言ったりするためには、そうせざるを得ない。真剣に読めば、得るものも多い。
同時に雑誌の全体構成や特集以外の記事にも目がいく。「編集」という視点も広がるわけである。

以上のことから、モニターになることをお勧めする。
もちろん、モニターには簡単にはなれない。そもそもモニター制度を設けている雑誌自体が少ないであろう。
ここで言うのは「自主モニター」である。雑誌を読み「感想を必ず書く」という強制を自分に課すのである。それを実際に編集部に送ってもよいであろう。大事なのは、その強制によって、先のような読み方の変化が出てくるのである。

そもそも自分が教育雑誌原稿を書くようになったきっかけは、「読者の声」がきっかけだった。
今は廃刊となった教育雑誌であるが、「読者の声」の応募があり、真剣に読んだ感想を書いた。教師4年目のことだった。そうしたら、編集者さんから「実践レポートがあったら送ってください」という連絡があり、それまで書きためていたレポートを送った。そこから原稿依頼されるようになった。
あのハガキがなかったら、サークルに入っていない自分が原稿を書く機会はなかったであろう。あったとしても、すぐには巡ってこなかったであろう。

その後も時々自主モニターを行った。雑誌の「真剣読み」としてお勧めである。

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2008.08.04

海と温泉と星空と

5時で今日は勤務終了。中学生のサマーキャンプのキャンプファイヤーで2時間空いた。
このパターンは初めて。今まではそのまま7時まで残っていた。
「これはご褒美」と思い、「いつか行こう」と思っていた所に行った。

一つは海。学校から大きな道路に出てそのまま東に車を走らせると25分ほどで海である。種市の海浜公園。波が強くすでに海水浴客もわずかだったが、潮の匂いが何ともいえない。いい景色だった。それにしても学校からこんなに海が近いとは・・・。

次は温泉。おおさわ温泉という看板をいつも気にしていた。ちなみに岩手には花巻に大沢温泉というかなり有名な温泉があるが、それとは別。ちなみにこの大沢温泉の風情も評判通りである。こちらは学校から10分。晩ご飯をいただいて、温泉に入る。露天風呂もある。大広間でしばしゆっくり。今までは勤務後だともう遅いと思って来る気にもならなかったが、7時頃に帰っても十分に晩ご飯と温泉を楽しめそうだ。やはり来てみるものだ。

学校に戻ってキャンプファイヤーの時に、空を見た。「夏の大三角」「北斗七星」「天の川」がよく見えた。本校以外に周囲に建物はない。本当に美しい星空だった。見とれてしまった。

海と温泉と星空。多くの人が羨む環境の中にいるんだと実感した一日だった。

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2008.08.03

改めて原典にあたる

教頭の職務関係のインプットは今年度は不可欠である。
しかしながら、1学期は目の前の業務に追われた部分もあった。それはそれで実務を覚えるという点では大切であった。
夏休みは学期期間中に比べたら余裕がある。今日は、文科省のホームページを見ながら、職務に関わる部分を学んだ。最近関わった「学校評議員」と「学校評価」について特に詳しく調べた。

むろん、管理職登用になる前にもその概略は学んでいる。しかしながら、新しい情報については改めてチェックして初めてわかったこともあった。「外部評価」が「学校関係者評価」という表現に変わっていたこともこちらのホームページで知った。これは今週行われる自己評価(教師による学期ごとの学校経営反省会)の会議を運営するにあたって、まずは原典を・・・ということで調べていくうちにわかったことである。
今回は改善プランのアイデア出しのために、ワークショップ型で行おうと思っている。その趣旨を説明するためにも、原典を読んだことは意義があった。

それにしても、重要な情報が次々と施策として出ているものだ。学校関係の報道発表一覧を定期的に読んでいくことの必要性を感じる。これがへき地に赴任しても情報格差のない今のメリットなのだから。

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2008.08.02

「決断力」

夏休みはいい。休みが増えるわけではないが(「教師は夏休みは休んでいる」と思っている人もまだいるだろうか)、心理的な負担や時間外の勤務が少なくなる。その分、読書の時間も確実に増える。
何冊か読んだ中で『決断力』(羽生善治・角川書店)が今の自分にぐいぐい入ってきた。ちょっと前に話題になった本である。

内容はむろん将棋の話だが、それが一般化され、自分の生き方や仕事にも通用する部分が多い。

・知識は「知恵」に変えてこそ自分の力になる
・経験は、時としてネガティブな選択のものにもなる
・すべてを捨て、一から学び直した
・人間は、どれだけ訓練をつんでもミスは避けられない
・才能とは継続できる情熱である

特に強く印象に残ったのは、米長邦雄氏の話だ。なかなか名人戦に勝てない米長氏は、今まで自分が経験して培った将棋のスタイルを全て捨て、若い人に最先端の将棋を教えてもらう。フルモデルチェンジしたからこそ、50歳近くで名人になれたという。経験豊富が逆に足かせになり、その壁を突破するために、その経験を捨てる。かなりの勇気が必要である。まさに決断力と感じた。

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2008.08.01

やりがいと学びのあった水泳記録会

子どもの作文のような題名である。
しかし、純粋にそう思った。

本校にはプールがない。20年前に新設する時に作らなかった。隣の小学校にスクールバスで移動して、プールを借りるという方法をとった。ちなみにそのプールは屋内プール。
これは正しい選択であった。何せ、本校はかなり涼しい。プールを作ってもなかなか水温が上がらなかったであろう。その点、屋内プールは週1回、1時間あまりの水泳学習が確実にできる。

ただし、回数が限られている。それでも水泳記録会に子どもたちは出る。
今まで勤めた学校では水泳記録会に出られるのは一部の子のみ。その多くはスイミングスクールに通っている子たちだった。しかし、本校はそういう子はゼロ。しかも、高学年で泳げる子は全員記録会に出すとのこと。
というわけで、私も水泳学習のある日は担任と一緒に引率し、プールに入って指導をした。少人数ということもあって、指導をした分、確実に子どもたちは伸びていった。子どもたちも自分の伸びを自覚して意欲的にがんばるし、私自身も教えがいもあった。
特に、なかなか25mを泳げなかった子やバタ足も厳しかった子がぐんぐんと力をつけてくる様子は、本当に指導することの面白さを感じた。水泳記録会でも全員が記録を伸ばしたのも嬉しいことだった。

実は指導面だけではない。
今回の町の水泳記録会では審判長となった。専門家ではないし、水泳も得意ではない。しかし、小さな町で人手も足りないとなれば、依頼された仕事は断れない。
そこで、水泳連盟の競泳規則を熟読したり、水泳の動画サイトを見て、自分なりに学びを深めた。特に規則は「そういうわけだったのか」と頷くことが多かった。
今日の本番では判断に迷う部分もあったが、何とか重要な役を果たすことができた。むろん、知識も増やすことができた。
自分に未知の分野の仕事が来た時には、新たな知識を自分が得るチャンスだと改めて感じた。未知の分野の依頼がきたら、そうとらえていくべきである。

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