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2008.09.30

半年が過ぎた

教頭職になってから今日で半年が過ぎた。
「すっかり慣れて・・・」と言いたいところだが、次々と新しい仕事が出てきて、そのたびに勉強をしている。
きっと1年を経なければ、やはり「慣れた」とは言えないのであろう。
ただ、「新しい仕事」というのは教頭でなければ経験できないこと。いわば本務である。それを勉強するということは、自分の仕事の幅を広げている。

「時間の経つのははやい」というのは、月を経るたびに感じている。8月、9月は本当にあっという間だった。日々充実していることの裏返しとも言える。
それは教頭職の本務に加えて、自分なりの生産活動を行う機会に恵まれているからであろう。
たとえば、「可能なら管理職でも授業にこだわりたい」と思っていた。あくまでも「可能なら」だ。それが授業できる環境にいる。そして、自分の受け持っている授業で新しい実践もできる可能性も出てきた。
また、原稿を執筆する機会も教諭時代と同じぐらい(それ以上?)恵まれている。
このような状況が充実感をもたらしているのであろう。

さて、残り半年。今行っている本務と生産活動を継続しながら、今年度の「教頭実践」をまとめていきたいと思っている。どのような形かは未定だが、自分の立場だからこそまとめられることがある。そう考えている。

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2008.09.29

読売教師力アップセミナーDVD

いろいろなセミナーに参加したくても、都合があって参加できない・・・・そういう人は多いであろう。
都合の中には、時間的理由、経済的理由、家庭的理由等があるだろう。自分もそうだった。特に我が子が2人とも保育園時代などは、なかなか研修会に参加できなかった。
今は、子どもたちも大きくなり、数年前からわりと出たい研修会には行くことができている。それでも時間は限られているから、行きたい研修会全てに行くのは無理だ。

自分も含めてそういう人たちの味方になるのが、セミナーのDVDや本についてくるDVDだ。情報を探せば、けっこう多くの教育関係のDVDが発売されている。
先日も志水廣先生のブログから、読売教師力アップセミナーのDVDを購入した。これは価値があるものだった。
「コーチング」の講座、模擬授業が2本、そして解説。どれも価値がある内容だった。音もプレゼン画面もクリアーで、セミナーの雰囲気も伝わってくる。
こういうDVDのよさは、一度見たあと音声だけなら車中でも聞くことができるという点だ。車中時間が長い自分にとって、大きなプラスである。自分の勉強法の選択肢が広がるきっかけとなるDVDであった。

なお、志水先生のブログはこちら

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2008.09.28

電子書籍データに助けられた

ネットに自分のデータがあって助かった。
自分のホームページやブログの話ではない。明治図書の電子書籍である。

かつて雑誌に執筆した原稿を見る必要が生じた。一つではない。かつて執筆した分を一通り見て置かなければいけない仕事である。「掲載原稿一覧」を作成したり(かつてはしていたが)、掲載雑誌コーナーを設けていればいいのだが、そんなことはむろんしていない。

そこで、先のWebを自分の名前で検索をしてみた。すると、過去10年分ぐらいの自分の執筆本や雑誌が出てきた。これだけでも助かる。ターゲットがだいぶ絞れる。
目次を見ていくと2つの雑誌の閲覧が必要だ。たくさんある雑誌群から探してできないことではないが、今日は盛岡でのマラソン応援もあり、そういう余裕もない。そこで電子書籍をさっそく申し込み。むろん有料だが、情報料や手間暇を考えたら安いもの。申し込みをしたらすぐにダウンロード。あっという間に必要な原稿が出てきた。あまりにも早くて、ちょっと拍子抜けをしたほどである。

それにしてもこういう時代になっているんだ・・・と痛感。現在『超「超」整理法』(野口悠紀雄著講談社)を読んでいるが、その中に「デジタル・オフィスはオンライン」という章がある。これはGメールの話だが、タイムリーで「なるほど」と納得をした。

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2008.09.27

清水隆一氏の講演

地区PTA研究大会。今回の大会での講演は清水隆一氏。軽米町に来てから初めて知った方である。

ブログを見ると分かるが、早実・早大・熊谷組とアマ野球では有名な方である。自分より2つ年上なので、「甲子園ベスト8」というのは、「ああ、あのバンビくん(坂本投手)が活躍した大会か・・・」と自分の高校1年生の夏を思い出した。ちなみに自分と同学年の高校野球球児で活躍したのは、箕島ナイン(春夏連覇)、浪商の牛島・香川らである。

清水氏は現在コーチングで著名。自分の興味ある分野だけに、この講演も楽しみだった。

講演は期待に沿うものだった。
話されている内容はコーチングの基本だった。ただ、それらを解説するのではなく、実体験やたとえ話からする点に惹き付けられた。
特に、野球の様々な場面でのコーチングの話はわかりやすかった。たとえば、空振りの三振をした選手にどのような声がけをするか。結果は三振だが、それを叱るより、積極的に振った過程を褒めることが大事という話をされていた。「結果管理」より「過程管理」という原則。

新しい言葉もいくつか学んだ。「オートクライン」「フィンランドシンドローム」などは家に帰ってからネットで検索をしたほどである。もしかしたら、本で読んでいたかもしれないが、講演の話はやはり強烈な印象として残る。これが、話を聞くメリットである。

また、清水氏は講演者としても一流で、聞き手とやりとりをしたり、簡単なミニ実験をしたり、笑いを適宜入れたり・・・・と1時間20分があっという間だった。内容のあるスライドに私も何枚か写真をとった。なかなかそういう講演会には巡り会えない。

今度は地区の教頭会研修会でまた来られるとのこと。次回も楽しみである。

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2008.09.26

3日間の担任気分

本校では、担任の先生方が出張等で不在の場合、即私がその学級に入る。今まで他の先生方が不在ということは、一日だけだった。

ところが、今週は2日間、同じ学級に入った。しかも、その前日は別の学級。つまり、3日連続して学級に一日中入ったのである。

一日子どもたちを見ることができるのは、やはりいいと思った。
いろいろな子がいろいろな場面で活躍するのを見ることができる。
逆に、前の時間に注意した子をフォローする場面も出てくる。
自分の好きな方法で授業ができる。(これは担任の先生に「教頭先生にお任せします」と了解済み。)
そして、何よりも子どもたちとの距離が近くなる。
今日は2年生と遊んでいて、抱っこしてぐるぐる回していたら、「ぼくも」「わたしも」と次々に来た。もちろん、何度もしてやった。すっかりと目が回ってしまったが。

3日間の担任気分。とても爽快だった。

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2008.09.25

いい経験

 今日は本校ならでは・・・という経験を2つした。

 一つ目。2年と5年の合同授業。校内事情で2年と5年の体育を一緒にすることとなった。ともに5人ずつで、合わせて10人である。
何をしたらいいか・・・学年差が出てしまうのはダメだし・・・・あれこれ考えた末に、まずは鬼ごっこ。
 「地蔵鬼」を子どもたちがリクエストしたので、さっそく開始。これで違う学年のメリットが出てきた。
 地蔵鬼は、鬼にタッチされるとその場に止まり、地蔵のポーズをする。ただし足は開く。そこを味方がくぐるとまた逃げることができる。この場面で、2年生が5年生の足の間をスイスイ。確かに通りやすい。下学年が上学年を助けることができる運動なのだ。
 さらに、今度は2年5人鬼になり、5年5人を追いかける。ずっと終わらないのではないか・・・と思ったら、ちゃんと全員が捕まった。これには5年生も「今度はぼくらが最短時間で」と燃え、鬼になる。確かに15秒で全員捕まえた。その後も何度か、目標時間を設定してそれをクリアーできるかどうか行った。
 とにかく子どもたちは熱中。気付けば20分も地蔵鬼をしていた。涼しい日だったが子どもたちも汗をかくほどだった。

 二つ目は中学校の弁論大会の審査員。中学校では当たり前の行事だが、小学校では行っていないというものがいくつもある。弁論大会はその一つであろう。
 4人の弁士の内容、表現力、態度とも立派だった。先生方の指導のすばらしさを感じた。
 同時に小学生にも、このような弁論の基礎的な力をつけさせたいと思った。作文力、プレゼン力、そして表現力。すべきことはあるなあ・・・と感じた。今回も小中併設のメリットである。

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2008.09.24

教育ルネサンス

教育ルネサンスで「学校の情報化」をテーマにしている。
今日がその6回目。自分の興味のあるテーマだけに、注目して読んでいる。

先進的な動きを紹介しているのであるが、教員だけではなく、世の中の人に今の学校の方向性を知ってもらうのにいい内容だと思う。一般の方にも興味をもっていただき、「我が子の学校ではどうなのか?」と思ってもらうだけでも嬉しい。
今回のシリーズの中で自分がなるほどと思ったのは、第3回と第4回。
第3回では、岐阜の井上校長先生の「年配の教員はパソコンに向かえ、若い教員は子供に向かえ」というスローガン。全くその通りである。著書を読んだ時にもこのことが書かれていた。
第4回は、事務職に関すること。本町でも「事務の共同実施」が週1回行われ、県内では先進的な取り組みとして評価されている。今後の仕事の在り方は事務職だけではなく、教員もどんどん変わっていくのではないか・・・と予測している。「効率化」がキーワードになるののではないかと予測する。

いずれこれらのWeb情報はあくまでもガイダンス的なもの。興味をもった分野をもっともっと勉強していきたいと思う。

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2008.09.23

仕事のヒントをつかむ本

ここ数日読んだ本で、今の職で役立ちそうな本。

1 「教員の多忙を解消する」(群馬県教育委員会著 学事出版)
  「『忙しい』と言っている人は『自分には能力がない』と言っているようなもの」ということを聞いてから、「忙しい」は禁句にしている。しかし、それはあくまでも個人レベル。職場では、何らかの業務改善を行い、効率化できる部分は効率化するのが自分の役目である。そこでできた時間が「先生方が子どもたちに向き合う時間」になればいいと思っている。そういう動機から期待して購入した本。
 自分の職場に即応用できるかといえば、それはまた別の話だが、実際に取り組んだモデル校の管理職のインタビューが参考になった。方法だけではなく、「考えを知る」という点がやはり本を読むメリットである。
 ちなみに、群馬県の教育委員会の取り組みはこちら
 岩手県も同様に取り組み、提言をまとめている。こちら

2 「教師のための実践マナーブック」(有村久春編 教育開発研究所)
 教員のマナーについて自分自身がまずはしっかりとしなければいけない・・・と思い購入。いくつもの耳の痛いエピソードが出てくる。
 たとえば、陰山英男氏が書かれている部分。
「ある年の土堂小学校の研究発表会のとき、閉会のあいさつの終了を待たず、帰り支度をして出ていく教師が多くいました」
 確かに出ていくまではないにしても、閉会のあいさつの時に、筆記用具を片づける音に「失礼だなあ・・・」と思ったことが何度かある。
 「『モンスター』になりたくてなったわけではない」という文言にもドキッとする。安易に「モンスターペアレンツ」と決めつけて、真摯に保護者とのよりよい関係を築く努力を怠っているのであれば、それは反省すべきことである。 というようにあれこれ考えさせられる本であった。

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2008.09.22

ラジオ野球中継がおもしろかった

休日の夜は翌日の勤務に備え長距離移動タイムである。6月上旬までや夏休み中は勤務日早朝(それも4時ごろ)に移動をしていたが、体力的に厳しかったので、体力第一ということで前日にしている。到着は23時を過ぎるが、日中に体力を使うわけではないので、翌日も体調はよい。

さて、長い車中では飽きないようにいろいろと工夫をするが、昨日は珍しくラジオの野球中継を聞いた。終盤に来て、大接戦を演じている巨人・阪神戦である。これだけデッドヒートをすれば、やはり盛り上がる。
そのラジオ中継から「なるほど」と思ったことがいくつもあった。

・一人のモデルがあれば、組織は変わる
 解説の田淵幸一氏の話。巨人の打線が変わったのは、ラミレスの加入による。ラミレスの打ち方を若手が見て真似た。数年前の阪神も同じだった。金本が入ってから若手が体を鍛えるようになり、ケガをしないで試合に出続けるようになった。
・アナウンサーの上手な対応
 解説者が翌日からの対戦相手について明らかに勘違いをして放送された場面があった。アナウンサーはあわてず、上手に話をつないで、自分の話の中に明日の対戦相手について話していた。解説者に「明日の対戦相手は・・・ですね」と訂正を求めることなく、自然の流れの中で告知する・・・これぞプロであった。
・「強い気持ちの者がちゃんとした仕事ができる」
 正確なコメントではない。おおよそこういうことを原監督が勝利監督のインタビューで言った。終盤のリリーフ投手がふがいない投球をしたことに対しての辛口コメントである。大一番であればこそ、より強い気持ちが求められる。だからこそのセリフであろう。

聞き慣れた野球中継であったが、真剣に聞けばいくつも学ぶ点があるものだと思った。

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2008.09.21

「検索フレーズ」を活用する

いつの間にか、自分のブログに「検索フレーズベスト10」がつくようになった。
(ベスト10になるほど、検索されているとは思えないが・・・)

いつだったか、設定を少しいじっているうちについてしまった。そのままにしておいたら、日々変わるので、けっこう面白く見ている。
「こんなフレーズ、自分のブログにあったっけ?」
「誰?この人名?」
と思うこともしばしばだが、クリックしてみると、「ああ、こういうこともあった」と思い出す。

さて、無用のものに思われるが、この検索フレーズ、自分にとって都合のよいものだとわかってきた。もともとは、自分に何らかの関係のあるフレーズである。だから、クリックして関連サイトを見ることが、自分の幅を広げるのに好都合なのである。
たとえば、今日掲載されていた「学級通信 見本」をクリックしてみた。
すると、こちらのサイトが検索で出てきた。かつても見たサイトであったが、すっかりと忘れていた。自分は今は学級通信は書かないが、学校だよりや職員向け通信を書いている。何か参考になるかもしれないと思ったのである。

偶然でついたものだが、これは時々「利用する価値あり」と感じている。

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2008.09.20

講演での学びは自分次第

盛岡で学校裏サイト等の研究に詳しい下田博次氏の講演会があるということで、参加した。
ある程度情報は得ているし、一般市民向けの講演なので概論かな・・・と思い、参加するかどうか迷ったが、行くことにした。「授業批評の技量は、その教師の力量の反映」と同様に、「講演からの学びは自分の力量の反映」と考えているからである。

結果的に行ってよかった。講演内容自体は知識として知っていることが多かったものの、やはりライブでしかわからないこともあったからだ。

・聴き手はおよそ300名。親の世代を中心に集まっている。やはり保護者の関心は高い。
・スライドが効果的。市民向けの講演会は、スライドではなく話術で勝負という講演が多いが、今回は内容を伝えるにはやはりスライドが不可欠。刺激的な部分でじっと見ている姿が印象的。
・消費者教育との関連も出てきた。自分の歩んできた道が点ではなく線になりそうだ。
・市民講座の取り組みも紹介された。学校だけではない・・・というところがやはりポイント。
・小冊子が便利。ネットトラブル体験サイトも活用できそうだ。

自分の実践のためのヒントも出てきたし、何よりも視野が広がったことで入ってくる情報もさらに増えそうだ。
ちなみに主催は市の医師会。こういう講演会を継続して開催しているのであろう。社会貢献の一つである。一昨日の講談社のお話隊も社会貢献。自分が貢献できるのは何か。そんなことも考えた。

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2008.09.19

職員会議でのヒット

自分が司会をする職員会議は自分の重要な実践の一つである。
といっても内容自体は通常の学校での職員会議と同じである。翌月の行事や指導に関わる基本方針が出され、検討される。8人で行うので共通理解も早く、議事進行はスピーディーな方だと思う。

さて、せっかくの共通理解の場であるから、議事の検討に加えて情報交流をしたいと思っていた。以前にも書いたが、児童の共通理解の場ということで個々の子どもたちの情報交換の場に一つはなっている。

今回から、事務さんにお願いをして、事務職という専門分野からミニレクチャーの場を設定した。1回目は「給料表の見方」。「教職調整額」「へき地手当」「扶養手当」等について説明してもらった。概略はわかっても、その詳細まではわからないところが多いだけに、事務さんの説明を皆、真剣に聞いていた。プリントにアンダーラインを引く先生、何度もうなずきながら話を聞く先生、そして感想で「今度じっくりと給与明細を見ます」と言った先生。
自分たちが新しい知識を得る貴重な場となった。
私も「それぞれの手当の意義や背景を知ることは大事」と今回のミニレクチャーの意義を伝えた。

今回の企画もヒットだったと思う。すでに事務さんは、第3弾まで準備をしている。多くの情報が飛び交う・・・そんな職員会議なら待ち遠しい。

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2008.09.18

紙芝居・読み聞かせの技術

講談社の「全国訪問おはなし隊」が来校した。
新聞の募集記事を見て出したものが、見事に「当選」。はるばる本校訪問となった。
内容は読み聞かせ30分。キャラバンカー(移動図書館)の自由読書30分である。

読み聞かせは、3人の先生方が行った。
自分が注目したのは「紙芝居を読む技術」であった。低学年担任の時にはよく読んでいて、それなりに工夫をしていたと思っていた。今日の紙芝居を見て、もっと技法を学んでいれば・・・と思った。たとえば・・・

・聴き手を意識した読み方(つまり、紙芝居の内容やセリフを覚えている)
・音の工夫(最初に拍子木、ノックの場面では机をノックする)
・紙芝居のサッと抜くその鮮やかさ

むろん、読み方が上手なのは言うまでもない。子どもたちは聞き惚れていた。
他の2人の読み聞かせも実にしっとりとしていた。まさに子どもたちが「本の世界」に引き込まれた30分間だった。こういう時間を経験すると、やはり技術も大切だなあと思う。

ちなみに読み聞かせは「三びきの子ぶた」。今回は「最後に子ぶたが狼を食べる」という原作のままで紹介していただいた。初めて原作のストーリーを知ったという子どもたちも多かったようである。

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2008.09.17

地域の「宝」

地域の皆さんの強力なバックアップについては、何回かこのブログに書いてきた。
地域の窓口である教頭職としては、本当に感謝している。

今日もそのことを感じた一日であった。
「勤労奉仕作業」・・・地域の老人クラブ、児童の祖父母が子どもたちと一緒に草取りをするというものである。
PTAの奉仕作業は別にあり、年2回行われているが、今日はお年寄りの皆さんが学校のために作業をしてくださる。
いくつのもの印象的なことがあった。

・作業の1時間近く前に学校に来て、「時間があるから」と言って、早めに作業に取り組まれたおばあさん
・子どもたちと会話をしながら、「それはすごいね」と子どもたちに励ましの言葉をかけていたおばあさん
・にこにこしながら、草を遠くの場所に一輪車で捨てに行くおじいさん
・退院して体調も十分ではないのに、「作業はできなくても、励ますことはできる」と学校に来てくださった老人クラブの会長さん

本当にお一人お一人が「おらが町の学校のために」と暑い中、一生懸命に草取りをしてくださった。しかも、草取りの手際も抜群。担当の先生が、「草取りオリンピックの金メダルです!」と話したが、本当にそうだと思った。

終了後は、ホールでお菓子とお茶。お菓子の買い出しは自分の仕事。前日にリサーチして、好みのお菓子を聞いてスーパーに買いに行った。これは喜ばれた。
さらに、接待する子どもたちの担任の先生のアイデアで、急遽リコーダー演奏と歌を行った。これは大ヒット。お年寄りの皆さんが、一生懸命に聴き、一生懸命に拍手をしてくださった。「ふるさと」の演奏の時には「うさぎおいし・・・」と口ずさむ方も・・・。
「本当にいい地域だ。子どもたちも幸せだ」とつくづく思った。
まさに地域の中で子どもたちは育っている。

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2008.09.16

施設管理

施設管理は管理職の重要な仕事の一つだ。
何かものを修理・修繕することは、自分にとってはやや不得手な分野である。文系だったから、各種機械の操作等も同様。マニュアルを読むのも好きではない。

しかし、役職上、そんなことは言っていられない。この半年で、水道の故障、ドアの修理、細かいところでは蛍光灯の入れ替えといった作業をしてきた(本校用務員は女性)。もっとも、事務さんがこの手のものは得意で、自分の手に負えないものは、お願いをしている。
しかし、ボイラー室、地下灯油タンク、電気関係といったものの話となると、理解に時間がかかる。今日は避難訓練のために消防署の方が来校し、あちこちの施設を見学していった。その時に、あれこれ話して、機械についてもっともっと勉強をしなければいけないと感じた。「施設管理」の重要な勉強である。

映画「県庁の星」で、織田裕二演ずる主人公がスーパーマーケットに民間派遣される。そのスーパーマーケットが、施設管理の不備で消防署の立ち入りにあう。映画(DVD)を見ながら、「学校だったら自分がこの担当者になって説明をしなければいけないんだなあ・・・」と思ったものだった。

映画を見ながら、そういうことも頭をよぎるほど、自分にとっては勉強が必要な領域。今学期は講習を受ける機会もあるが、まずは自分でできる勉強をしていこう。

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2008.09.15

管理職としての実践を考える

今日もインプットとアウトプット。いい3連休だった。
今日読んだ2冊は共に教頭としての実践を考える点で優れた本だった。

■「教師のための「クラス・マネジメント」入門」(岡本薫著・日本標準)
岡本氏の新著が発刊されたと聞き、即購入。「クラス・マネジメント」と書かれているが、「スクール・マネジメント」としても応用できる内容である。
管理職になってからは、「マネジメント」というキーワードがあちこちで聞かれる。その研修も何回かあったが、今一つピンとこなかった。この本で納得。

■「新学校づくりの記」(大森修著・明治図書)
6年前に読んだ本。今回の整理で巡り会った。
斎藤喜博の「学校づくりの記」に確かに匹敵する。校長が「ふきだまり」と言われる学校をどのように変えていくか、具体的に書かれている。授業等に厳しい反面、年休や病気をもっている先生への配慮などを読むと、「大校長」という言葉がぴったりである。

このお二人、共に講演で似た話を聞いている。
岡本氏は3年前の教育工学協議会(長野)で、大森氏は7年前の東京での研修会で。その時の、お二人の熱弁ぶりが思い起こされた。講演で聴いたからこそ、本を読みたくなる。逆もそう。そういうものである。

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2008.09.14

整理をしていて巡り会う

長年購入し続けている教育雑誌やかつて参考にした本等を処分することに決めていた。
今日、ちょうどリサイクル日なので、大量に搬入。感謝の気持ちを込めて出した。およそ1000冊ぐらいと推定。
多くは教育雑誌である。「いつかは役立つ」と思っていて保存をしていたものが大多数。
しかし、今後のことを考えて一定の基準のもとに処分することを決断(というほどのことでもないか)。
雑誌や本を大量に保管できるスペースがあればいいが、子どもたちのものも増えてきた今、厳しい状況である。そして、多くの書籍によって、自分にとって価値ある情報が埋もれてしまっていると感じていた。

そして、整理をしていてさっそく巡り会った。昨日ブログに書いた戸田先生の著書である。
・「教師になるということ
「手紙で綴る北方教育の歴史」
不思議なことに整理し始めてから、すぐに巡り会った。これが、整理をする効果なのであろう。かつて読んだが内容も忘れていたので、スピード再読。自分が今の職場で実践するもののヒントを得ることができた。
さらに大学時代に読んだ斎藤喜博の「教師の仕事と技術」にも目が行き、パラパラ読み。そして・・・・といつまでも巡り会いが続きそうだったので、途中で整理をストップをした。
結局自分の歩んできた道を時々通ることが必要と認識した。

なお、処分したものについては、「惜しい」「もったいない」という気持ちはない。むしろ、役目を果たしてもらったので、ご苦労様という思いである。

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2008.09.13

恩師の著書

大学時代の恩師から、著書発刊のお知らせが届いていた。自分が大学生になったのは、もう30年近くも前になる。その時にすでに50歳ぐらいだった。改めて手紙を読むと、78歳とのことであった。そういえば、親父と同じ昭和5年生まれであることを思い出した。この年齢で学術書を出すエネルギーに驚いた。

戸田先生。ウィキペディアにも掲載されていた。北方教育研究の第一人者である。「北方教育」と言ってもご存じない方も多いであろう。昭和初期から戦前にかけて、東北を中心に起こった綴り方教育をメインとする教育運動である。秋田には北方教育社(サークルのようなもの)があり、その実践は当時輝けるものだった。その影響は戦後にも及んでいる。大学時代、そのような教育が秋田で行われていたことを自分も誇りに思っていたし、研究室の先輩が卒論で取り上げるのをみて、自分も取り組もうかと迷ったほどである。結局は「文学の中に見られる教師像の変遷について」というテーマの卒論になった。
戸田先生は栃木県のご出身であるが、この北方教育をはじめ、「秋田」にこだわった研究をされていた。今度の著書も同様である。

大学2年生の時に、戸田先生のお宅でお酒をいただいたことがあった。帰る時に、満月を見て言われたことを今も覚えている。ここに書くのは控えるが、「自分も鋭く、勇気をもって発言できるようにならなければ・・・」と思ったものだった。
決して第1希望の大学ではなかったし、第1希望の学科も落ちて、第2希望でようやく引っかかった秋田大学教育学部教育学科だった。しかし、このような恩師に巡り会えたことを誇りに思う。

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2008.09.12

2つの研修会

私が関わっているもので10月3日と4日に研修会があります。
今回は都合がつかなくて私自身は不参加ですが、共にお勧めの充実した内容です。
前にも一度掲載しましたが、再掲いたします。ぜひご参加ください。

1 東北青年塾

「国語の授業づくり」「学級通信づくり」において東北地方で屈指の実力派!石井淳氏(秋田県公立小学校教師)をお迎えして、第7回東北青年塾を開催いたします!

■日時 2008年10月4日(土) 13時20分~17時
■場所 仙台市民会館 第4会議室
■会費 2000円
■定員 50名
■内容
13:00~13:20 開場&受付
13:20~13:30 開会
13:30~14:50 第1部 模擬授業・ミニ講座・レポート検討
1 仕組み
立候補制で、かつ早いものから受付の「模擬授業」「ミニ講座」または「授業レポート検討」会です。早く立候補した方から受付しますので躊躇せずどんどん立候補してください。概要や立候補の仕方は以下の通りです。レポートの形式は授業づくりネットワーク誌の「あすの授業」形式とします。
過去に模擬授業やレポート発表をされた方の発表も大歓迎いたします。
とにかく早い者順の登録になります。
「あすの授業」形式につきましては、以下のホームページをご参照ください。

■東北青年塾で使用する「授業実践レポート」のフォーマット(ひな型)

(1) 模擬授業の場合の進め方
 ア 指示発問を中心とした授業の場合
  ・模擬授業時間は10分。
  ・質疑応答時間は10分
 イ 活動を中心とした授業の場合
  ・模擬授業時間は20分
  ・質疑応答時間は10分
(2) ミニ講座の場合の進め方
  ・特定の教育技術、ミニネタを2、3披露する。これを15分。
  ・質疑応答時間を10分。
(3) レポート検討の場合の進め方
 ・レポートを読み上げる時間と質疑応答時間を合わせて15分。

2 立候補方法
 「第7回青年塾発表者立候補」というタイトルをメールに付けて以下の内容をお書きの上、阿部隆幸(iabetaka@yahoo.co.jp)までメールをお送りください。
 (1) 名前
 (2) 発表の種類(指示発問を中心型模擬授業か活動執心型模擬授業かミニ講座か授業レポートか)
 (3) メールアドレス
 (4) 勤務名

15:00~16:50 第2部 石井淳先生講座「教師の表現力(パフォーマンス)が高まる実技講座」
 (1)音読指導
 (2)読解指導
 (3)歌唱指導
 (4)作文指導
以上のジャンルで実技を通して,教師の指導力向上や授業成立には必須であると考えている教師自身の表現力アップに役立つ実践を紹介していただきます。
「音読・朗読・群読の授業づくり」「やる気と集中力を持続させる国語の授業ミニネタ&コツ101」「超簡単!デジカメでつくる学級通信」などの著書がある石井淳氏。石井氏が追求されてきた子どもと共に創る「授業づくり」「学級づくり」についてじっくり考えてみませんか。
進め方は以下のように行います。
Q&Aの時間を30分確保しました。ぜひ石井先生のご著書を事前に読むなどして、積極的な交流をいたしましょう。
 (1)石井淳先生の講座(70分)
 (2)Q&A(30分)

16:50~17:00 閉会
18:00~ 懇親会(仙台駅近辺) 会費は4000円程度を予定

■申し込み方法
以下の内容を書いて、阿部隆幸(iabetaka@yahoo.co.jp)までメールを送ってください。
参加費、懇親会費は当日受付でお支払いください。
 (1)お名前
 (2)勤務先
 (3)教師(講師)経験年数
 (4)メールアドレス
 (5)懇親会参加の有無
 (6)一言(申し込み理由、学びたいことなど)

Web情報(第7回東北青年塾のご案内)

2 「教員のICT活用指導力向上」フォーラム

10月3日に標記のフォーラムが東京であります。受付はこちら。
私も委員として関わっているものです。

このフォーラムの副題として「TRAIN活用による教員研修の可能性」と記されています。TRAINはICT活用指導力を向上させるためのビデオモジュールが100本以上、そしてFAQが200本以上登録されています。
「どのようにして研修したらいいかわからない」という学校はもちろん、「個人で勉強しよう」という先生にとっても、大変効果的なシステムです。
私もビデオモジュールとFAQから定期的に学んでいます。まずはアクセスしてみてください。

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2008.09.11

町内陸上記録会への取り組み

本町には7校の学校がある。うち5校が複式学級がある学校である。全校児童が30人~50人台といったところだ。その中でも本校は一番の小規模校だ。

町の陸上記録会では、そんな規模の中で行われる。選手になれる確率も高い。前任校は4クラス、150人ぐらい学年にいたが、その中で選手は20人ほど。本当に選抜された子たちだった。
その記録会が昨日あった。小規模校が多い記録会のよさをいくつも感じた。

・「どの子も伸びる」記録会であること
 本校は全員が選手。正直運動が苦手と思っている子もいるであろう。それでも選手であるからには練習をしっかりとする。実際の記録会では、そういう子たちの目標は他校と競うことよりも自己ベストを更新することだ。その点では目標を達成していた子が大部分だった。記録を知って喜んでいる子どもたちの表情は実によかった。

・3年生から経験できる
 全体の参加人数が少ないので、3年生から競技種目がある。60mと800mである。また、走り幅跳びといったオープン種目にも参加できる。大会の経験自体が子どもたちにとっては貴重だ。それを3年生から経験できる。

・「選手団」という意識
 小規模校だからお互いを学年関係なくよく知っている。涙している子に周囲が励ましたり、予想以上の結果の子に駆け寄って抱きついたりと、子どもたちのチーム意識を強く感じた。

 今年は例年以上に練習に取り組んだ。専門家である校長先生自ら指導にあたったし、夏休みも特別練習をした。2学期になってからは、例年とは違った練習時間の設定をし、教職員全員で指導をした。昼休みも担任外でリレー練習に取り組んだ。その結果、リレーをはじめいくつかの種目でめざましい結果になった。やはり子どもたちは鍛えれば伸びる。そんなことを実感した陸上記録会だった。

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2008.09.10

他市町村の財産を生かす

本校は読書活動が30年以上前から盛んな地域だ。
当時から、地域の人が子どもたちに自主的に読み聞かせをしていた。この伝統は今も続いており、年に数回保護者が地域ごとに読み聞かせをしている。
さて、その読み聞かせを、先週の金曜日、一戸図書館にお願いをして、2人の講師にブックトークをしていただいた。低学年は「自然」、高学年は「歴史」をテーマに本の紹介を次々にしていただいた。本自体の紹介だけではなく、ペープサート劇にしたり、興味を引くクイズをしたりとその手法が実に参考になった。
さらに、もってきていただいた本85冊を2週間貸し出ししていただけることとなった。本の少ない本校にとっては、有り難い話である。しかも、ブックトークで子どもたちが興味をもった本なので、「読みたい本がずらり」という感じだ。

ちなみにこの一戸町。中心部は本校から車で1時間ぐらい。少し遠いが、「図書」について力を入れている町である。小学校の図書館も充実している。決して近いところではないが、このような財産のある町の力を役立てることができるのは有り難い。
図書購入の予算は限られている。その点では、このように財産を生かすことは本校にとって重要だと感じている。

ちなみにこの一戸町には御所野縄文公園がある。初等教育資料の今月号にも紹介されていた。これもまた社会科教師にとっては大きな財産である。

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2008.09.09

蒔かれた種が育ちつつある

自分の公開授業&研究会から一週間がたった。
仲間のメーリングリストでは今もこの情報の交流が続いている。訪問団の皆さんや私はもちろんだが、他の皆様からも記録を見ての感想が発信されている。このような形で自分の学習指導案や実践が評価されることは有り難い。

さて、今日は関わって嬉しいことがあった。「私もデビューします」と言って、とある先生が実物投影機を初めて使った。前日に「教頭先生、明日算数の教科書を映したいので、セッティングを教えてください」と言われていたので、喜んで教室に入らせてもらった。
もともと1学期に周りの先生の活用話を聞いて、「2学期は自分も」と話されていた。活用のための土壌自体は作られていた。しかし、きっかけがなかなかつかめなかったのかもしれない。
ところが、先週の研修会が明らかにきっかけになった。「使ってみたい」と思ったのであろう。一歩踏み出したのである。実際に使ってみて、そのよさを話していた。同時に「子どもたちが使い方を知っていて、『前に出て書きます』と言うのです・・・」とも話されていた。私がその学級に入った時に、よく活用していたのだ。いずれ集中して学習する子どもたちの様子に、使った手応えを感じたようだった。これからきっと加速されていくであろう。それは本校でのICT活用の加速化にもなる。

一週間前の研究会は、それまでの土壌に種を蒔いたものだと言える。それも、強力な種だ。すでに育ちつつある。

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2008.09.08

今日も少し行動が変わる

昨日、本の紹介をした。シリーズものだったので、昨日のうちにアマゾンに注文をした。といっても午後である。届くのは火曜日あたりか・・・と思っていたら、何と職場に昼過ぎに到着した。荷物を受け取った事務さんにそのことを話したら、びっくりしていた。へき地でもこうである。どこでも学べると実感。

さて、注文した本は「超一流の仕事術」と「超一流の時間術」(ともに中谷彰宏著 ファーストプレス)。
今日も行動が変わる(といっても少しだが・・・それでも変わるということが大事だ)言葉が並ぶ。

・速くするより、止まらないようにしょう。
・速い人を、基準に進めよう。
・しないことを決めよう。
・「その次のプレゼン」も、しておこう。
・答えながら、考えよう。

自分に合った本に出会うと仕事も生活にもリズムが出る。さらにインプットもアウトプットも増えそうだ。

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2008.09.07

行動を促す本

アウトプットが多ければインプットも盛んになる。最近読んだ本から・・・。

超一流の整理術」(中谷彰宏著 ファーストプレス)
 この本を読んで、なかなか処分できなかった本や雑誌を処分する気になった。「捨てることの大切さ」は今までもいろいろな本で読んできたが、「運をよくしたいと思ったら、スペースをつくることです。運は、自分のスペースを探します」という言葉にハッとした。自分の行動を変える本にはなかなか出会えない。
 人をやる気にする本に時々巡り合う。しかし、実際に行動を変える本に出会えるのは幸せそのものである。

数値目標が学校を変える ゴーン流で学校改革」(小堀道和 学事出版)
日産出身の校長の学校改革記。民間出身ならではの強みを生かした学校経営。特に、「PDCAサイクル」が「PDPDサイクル」「PPPPサイクル」となっているという指摘に共感。

「ひねり出す時間術」(清水克彦 角川書店)
 副題の「30分ジグザグ仕事術」という部分に反応して購入。「小さな一勝で仕事に勢いをつけよう」「『熟考』はやめて『即決』に」「満点を狙うのではなく70点を目指そう」と自分のモットーと似ている部分が多い。新しいものだけではなく、読者が「自分と同じ」と思う本もいいものと感じた。

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2008.09.06

職場の年齢構成

教員の平均年齢が過去最高になった。そして、自分もその平均を押し上げる年齢になった。これは全国平均だが、採用数の十数年厳しい時代が続く岩手県の平均年齢はもっと高いのではないかと思われる。

思えば、自分の新採用時代もそうだった。20代が3人。30代が1人。あとの13人は40代後半から50代だった。男の教員は自分と30代の先生を除けば50代が5人。自分の父親と同じ世代の方々ばかりだった。
ただ、これはこれで自分には好都合だった。ベテランの先生方の指導法を学ぶことができたし、「若い」ということだけで、子どもたちには珍しがられて担任以外の子どもたちも積極的にコミュニケーションをとってきた。学区外なのに、休日になるとアパートにはどの学年の子どもたちが次々とやってきた。

それが7~8年すると、大量採用時代の50代が退職し、新採用者がどんどん増えていった。大規模校は毎年2人ずつ採用されていった。5年もすれば20代が10人にもなる。2校目はそんな職場だった。20代、30代前半が担任の8割といった職場。自分はその中で29歳から7年間、学年主任をさせていただいた。3~4学級ある学年は平均年齢が常に20代。若い分、未熟な部分もあったが、新しいことにチャレンジできたし、何よりも活気にあふれた学校だった。自分も学年主任ということで、学校全体のことも視野に入れて学ぶことができた。

前任校は、20代から50代までバランスがとれた大規模校だった。岩手では珍しかった。バランスがとれていたが故に、ワークショップ型研究会がうまくいったと思っている。若手・中堅・ベテランとそれぞれの長所やよさがかみあった。各自がそれぞれ他世代からの刺激を受けて育つ・・・そんな理想的なところがあった。

今まで勤務した中規模校・大規模校は「ベテラン中心」「若手中心」「バランスのよい学校」と3パターン。そして、どのパターンがいい・・・・ということではなく、それぞれその特徴が生かされた学校だったと言える。自分もその中で伸びてきたと言えるであろう。
全国での教員の平均年齢が高くなったというのであれば、その環境の中で教員集団の力がうまく機能されればいい・・・そう思っている。

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2008.09.05

教え子からのメール

ホームページを開設してよかったと思うことの一つに、「教え子からメールが届く」ということがある。担任時代から子どもたちは私がホームページをつくっていることを知っている。卒業後、メールで連絡をとりたければ、私の名前で検索をして、アドレスを知るわけである。

先日、担任最後の教え子からメールが届いた。「中学校の教師を目指したい」と。さらに「先生の授業が受けたいです」とも書かれていた。中2である。どうやら職場体験があるので、自分の進路を考えたらしい。もっとも実際の職場体験は別の仕事だったようだが。(これは受け入れ先のことがあるので、しかたがない)

自分が中学校の時など、将来何になるかなど、全く考えていなかった。「目標の高校に入る」ということが将来の唯一の進路希望だった。その点、職場体験というのは大切なのだと感じた。職場体験そのものはもちろん、それに至るまで自分の進路を真剣に考える・・・・それだけでも、大人の仕事への見方も変わってくるであろう。ちなみに岩手県ではキャリア教育にかなり力を入れている。本校に併設されている中学校でも、今月末から3日間の職場体験が計画されている。併設校のメリットで、どのようなものかその様子を小学校でも知ることができる。楽しみである。

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2008.09.04

仕事術をまた学ぶ

今日も9月2日の話題。
今回の学びの一つは一流の人の仕事ぶりだ。

以前北海道に行った時に、堀田先生に同行したことがあった。そこでも次の5つの仕事術を学んだ。

1 複数の仕事を同時進行で
2 カメラマンとしてのこだわり
3 その人を即調べる
4 臨機応変に対応
5 人をよく覚える・よく知っている

くわしくはこちら
そして今回。やはり多くのことを仕事術として学んだ。

・プレゼンでの事前リサーチのしかた
・先生方の名前を覚えることによる効果
・短時間の視察を生かす→その教師の自信になる取り上げ方
・授業を見る時の予習ぶり・・・・等々

いつものことながら、その行動一つ一つが学びとなった。
さらに今回は訪問団としての長所を生かすしくみ作りもしている(研究会の記録化と参観者の発信)。仲間のMLでは、今回の訪問に関わるメールへの反応が続いている。
授業者である自分が学ぶ。本校の先生方も大いに学ぶ。参観者も学ぶ。そして、メーリングリストの仲間も学ぶ・・・。一つの研究授業と研究会が広がりをもっていることを嬉しく思う。

 ※堀田先生のブログにも参観の様子が掲載された。

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2008.09.03

公開授業2

(前号の続き)

公開授業。1時間丸ごと公開の授業は6カ月ぶり。いくつも感じたことがあった。そのうちから3つ記す。

1 意図的な努力を継続しなければいけない

「授業の腕を上げることを意図した努力を継続しなければ、授業の腕は下がるだけだ」という点がまず一番であった。「努力を継続しない=現状維持」ではない。管理職になっても、なるべく多くの授業をもつようにして(これは
学校の子どもたちの学力アップのため)、今も毎週十数時間の授業をしている。
しかし、それらのレベルが「意図した努力」かと言われれば甘かった。特に、子どもたちの反応への切り返しや
「何を削るか」という決断力が以前より鈍っていることを自覚した。

2 教科書本文の表現の絶妙さ

今回は教科書本文を中心に子どもたちは読み取る。子どもたちは表面的な部分の記述にしか着目できない。それはそれで基礎的な知識になるし、それが子どもたちの読み取りの限界である。それらは自力でできる。
ポイントはその次から。ここは教師の出番。「(伊能忠敬たちに対して)幕府の態度はどう変わりましたか」といった発問で深められる。この2ページで本文の表現の絶妙さがわかった。教科書を中心して教える時の原則を確かめられた。

3 フラッシュ型教材、実物投影機、Web教材の脇役的活用

今回のICT活用は上記の3つ。導入のみの活用だったり、1分程度の紹介だったりといつも通り脇役のような形である。これについては、子どもたちの集中度・理解度が高く、嬉しい反応が続いた。きわめて基本的な活用法だが、本校の先生方にとってもよさを実感できたと思う。

担任の先生がしっかりと鍛えている子どもたちだったので、よく考え、よく発言した。私も久しぶりの感覚に、もっともっと自分を鍛えなければ・・・と思った1時間であった。

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2008.09.02

公開授業1

今日は公開授業。堀田先生はじめ4人の訪問団が来校された。
同じ岩手から本校に来るだけでも大変なのに、縁のある皆さんが東京と北海道からやってくる・・・・そのことだけで感謝の気持ちでいっぱいである。

今回は自分が5・6年生の学級に飛び込みで入り社会の授業を行う。その後堀田先生のご講演を中心としたトークセッションである。時間からすれば3時間程度の訪問であるが、ぎっしりと密度の濃い内容だった。この感覚、久しぶりだったし、「やはり学び続けなければ・・・・」と強く強く自覚した一日であった。本校の先生方にとっても、大変刺激的な一日であり、貴重な機会であった。

今回の授業は伊能忠敬の場面。これは進度が小単元で「江戸時代の文化」に今週入るので、その中で選んだ。
授業で自分が重きを置く点を次のようにいくつか考えていた。

・教科書を中心とした授業とする
・フラッシュ型教材と実物投影機を効果的に活用する場面を示す
・子どもたちに学習技能を教える場面を組み入れる(飛び込みなので)
・伊能忠敬の人物像に迫るだけではなく、当時の国情の押さえもきちっと行い、社会的なものの見方・考え方に結び付ける。
・伊能忠敬について教材研究した成果を生かす・・・等々

これらはふだんの自分が社会科授業で考えているスタンスである。かつては「いろいろな資料を活用させて・・・」というスタイルの歴史授業だった。子どもたちは教科書、資料集の他に参考書、国語辞典をもちこんでいた。
今は違う。「教科書がメイン」プラス「資料集とデジタル資料が少し」といった感じである。教師が教科書の教材研究を原則に基づいてとすれば、授業はしっかりとした構成になると思っている。
今回の伊能忠敬の見開き2ページも実によくできている。それを生かした授業である。(つづく)

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2008.09.01

社会科の音読

社会科における知識が重要なのは言うまでもない。子どもたちにも都道府県、歴史人物等、基礎的なことは担任時代に方法を様々行って覚えさせた。
いつだったか、5・6年教室で社会科で音読をしていた。国語ではなく、社会科である。
同じように私も音読させていたので大変共感をした。

聞き慣れない言葉が多いということもあって、社会科の教科書がスムーズに音読できないという子が、わりといる。これは慣れるしかない。家庭学習で「〇ページから〇ページまで読んできなさい」と指示をすることもあった。
しっかりと音読することによって、理解度はアップする。有田先生の教科書を活用した模擬授業でも、3回音読をさせていた。その時には3回音読をすることによって、本文や資料で気付くこともあった。子どもたちも同様であろう。

明日の公開社会科授業でも音読をする。担任の先生もしているので、これはぜひとも取り入れたい活動である。

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