仕事のヒントをつかむ本
ここ数日読んだ本で、今の職で役立ちそうな本。
1 「教員の多忙を解消する」(群馬県教育委員会著 学事出版)
「『忙しい』と言っている人は『自分には能力がない』と言っているようなもの」ということを聞いてから、「忙しい」は禁句にしている。しかし、それはあくまでも個人レベル。職場では、何らかの業務改善を行い、効率化できる部分は効率化するのが自分の役目である。そこでできた時間が「先生方が子どもたちに向き合う時間」になればいいと思っている。そういう動機から期待して購入した本。
自分の職場に即応用できるかといえば、それはまた別の話だが、実際に取り組んだモデル校の管理職のインタビューが参考になった。方法だけではなく、「考えを知る」という点がやはり本を読むメリットである。
ちなみに、群馬県の教育委員会の取り組みはこちら。
岩手県も同様に取り組み、提言をまとめている。こちら。
2 「教師のための実践マナーブック」(有村久春編 教育開発研究所)
教員のマナーについて自分自身がまずはしっかりとしなければいけない・・・と思い購入。いくつもの耳の痛いエピソードが出てくる。
たとえば、陰山英男氏が書かれている部分。
「ある年の土堂小学校の研究発表会のとき、閉会のあいさつの終了を待たず、帰り支度をして出ていく教師が多くいました」
確かに出ていくまではないにしても、閉会のあいさつの時に、筆記用具を片づける音に「失礼だなあ・・・」と思ったことが何度かある。
「『モンスター』になりたくてなったわけではない」という文言にもドキッとする。安易に「モンスターペアレンツ」と決めつけて、真摯に保護者とのよりよい関係を築く努力を怠っているのであれば、それは反省すべきことである。 というようにあれこれ考えさせられる本であった。
Comments
池田さん、コメントありがとうございます。
池田さんはいろいろなところに縁がありますね。しかもそれらが、著名な先生が多いですね。新卒の時から学ぶことがあれこれあったのでは・・・と想像しました。
Posted by: サトマサ | 2008.09.24 22:38
有村久春先生は、私が新卒の頃青梅市教育委員会で指導主事をされていた先生です。生意気な私をかわいがってくださいましたf(^^;。
その後、昭和女子大学に転進されて、一昨年私が大学に移ったときに連絡をしたら覚えていてくださいました。恩師の一人です。
Posted by: 池田修 | 2008.09.24 22:05