点が線になりそうだ
読書する時、納得する部分や気になったところはアンダーラインを引いたり、書き込みをしたりする。同時に、再読する時にそれらが検索しやすいようにそのページの上端を少し折っておく。その折り目が多ければ多いほど、自分にとって学びが多い本といえる。
「『教えて考えさせる授業』を創る」(市川伸一著 図書文化)は、最近最も折り目がついた本だ。共感する部分が実に多い。実際の授業設計→実践まで踏み込んでいるので、主張も明快である。
具体的な内容は省くが(下手な解説を避けるためにも)、一つだけ点が線になった部分があったので紹介をする。「予習タイム」のことが書かれていた。これは家庭学習の話ではなく、授業の最初の5分間ぐらいで本時の予習時間にあてるものである。志水先生の講演の中にも、「授業の最初の時間に予習させればいいのです」という趣旨の発言があった。私も社会科で、その時間に扱う教科書の部分を授業の早い段階で音読させることがけっこうある。これらが結びつくのではないか・・・という話である。今日の学習会でも、それに類する実践が紹介された。新たな授業展開のパターンが自分の中に出てきそうである。
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