茂木氏の仕事術
昨日紹介した茂木氏の講演を移動の車中で聞いた。3時間の移動のうちの1時間あまりを有効に使えた。
道徳の研修会なので、「いかに生きるか」という話や専門分野の脳の話、そして実際の道徳の授業の話と興味をもつような内容だった。
その中で「そうか・・・」と思った印象的な仕事術があった。
「1秒集中法」というものである。
「自分はよく原稿を書く。書く前に何かがあるわけではない。でもとにかく座って1秒で書き始める。書いているうちに『これを書きたいのだった』とわかる。」
自分は遅筆である。それは仕方のないことだと思っている。取り組みを早くすれば、そして時間をかければ、遅筆でも締め切り日には間に合う。20代の頃は、原稿依頼を受けて1カ月ぐらいはじっくりと取り組んだ。その経験を経ていくうちに、いくらか書くペースは最初の頃よりは早くなった。しかし、遅筆であることには変わりない。
しかし、可能なら、書くペースをもっともっとアップしたいと思っている。この「1秒集中法」(注・茂木氏は明確に定義しているものではないようだったが)は、とにかく試してみる価値があると思っている。自分の中で、試せるものは常にトライしていきたいと思っている。仕事術には完成型はないのだから。
ちなみに、茂木氏司会のNHK「プロフェッショナル」では、昨日「プロに学べ!脳活用法スペシャル」を特集していた。その中に「考え事は場所を選べ」ということが紹介されていた。きっと1秒集中法は優れた場所があるから成り立つのではないか・・・と推測した。
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