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2008.11.30

ネタをもつ

 テレビで綾小路きみまろさんのCDがミリオンセラーを記録したことを取り上げていた。その中で「ネタ帳」も披露していた。一冊が積み重なってダンボール箱数箱になっているという。
売れるための戦略もおもしろかった。高速道路のサービスエリアで、団体バスの運転手さんやガイドさんに、自作のテープを「ガイドさんが疲れた時やネタにつきた時に流してください」とタダで配付したとのこと。そこから火がついたらしい。

 学級経営上、この笑い話のネタをもつことはけっこう重視していた。「明るい笑いのある学級」と「暗い雰囲気の学級」。子どもたちが好きなのはもちろん前者である。そのためには教師が笑わせる話のネタをもつことだと思っている。自分の場合に多いのは次の3つ。

1 ネタその1 教師の小学校時代のおもしろ話
  特に教師自身が担任の先生に怒られた話は子どもたちが喜ぶ。
2 ネタその2 教師の失敗談
  教師といえども失敗は誰しもあるだろう。それを子どもたちに話すことにより、子どもたちは親しみを持つ。
3 ネタその3 かつて担任した子の笑い話
  「傑作な子」は必ず学級に一人はいるものである。実話に創作を加えてお話にする。ただし、その子が誰かばれないように!

 話す時には表情やパフォーマンスも重要である。ちょっと大げさなぐらいがちょうどよい。「先生っておもしろいよ」と子どもたちが言うようになるとしめたものである。
 今も1年~高学年までの各学級で子どもたちに話すのを楽しみにしている。

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2008.11.29

「教育の情報化に関する手引」

国の動きを知るために文科省のHPは定期的にチェックしている。
情報教育関連で今一番注目しているのは、「教育の情報化に関する手引」の新版が作成されるということである。10月に作成検討委員会がスタートし、来年の2月にはプレス発表の予定である。

今回特に注目しているのには理由がある。それは作成メンバーのすばらしさである。今まで自分が情報教育について学んできた先達がズラリ。間違いなく価値あるものができるという期待でいっぱいである。
有り難いことに会議の議事録で現在の動向も学ぶこともできる。

過去の新「情報教育に関する手引」(H14)や「初等中等教育の情報教育に係る学習活動の具体的展開について」(H18)も今一度読み返そうと思っている。

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2008.11.28

岩手県学校レクリエーション研究会冬季セミナー

続いて冬休みの研修案内です。なお岩手県内の学校には文書で配布されているものです。

★平成20年度 岩手県学校レクリエーション研究会冬季セミナー★

1 趣 旨 

今日、全国的規模で教育の再生が問われています。今こそ、教育の根底になる「お互いに認め合える関係づくり」を構築する必要があります。「お互いに認め合える関係」があってこそ、子どもたちの「学び合う力」「自ら創り上げる力」が育つと考えています。
レクリエーションは、生きる喜びづくりです。人間関係づくりを根底におき、楽しく生き生きとした場をつくりだすことができます。子どもたちの生き生きとした学びを創りだすために、どのようなことができるか一緒に考えていきましょう。
今回は、お笑いの世界に学ぶ教育技術や授業づくりという視点で、本セミナーを開催いたします。

2 主 催 岩手県学校レクリエーション研究会 

3 後 援 岩手県教育委員会  盛岡市教育委員会 (財)日本レクリエーション協会 (NPO)岩手県レクリエーション協会  全国学校レクネットワーク

4 日 時 平成21年1月7日(水) 10:00~16:00  

5 会 場 盛岡地区合同庁舎8階大会議室 
       〒020-0023 盛岡市内丸11-1  

6 講 師 
■上條 晴夫 氏 (NPO法人授業づくりネットワーク理事長 東北福祉大学准教授)
「お笑いの世界に学ぶ教師の話術」「お笑いに学ぶ教育技術-教室がなごませるアイデア集-」
「子どものやる気と集中力を引き出す授業」「授業導入100のアイディア」等著書多数。
■佐藤 正寿 氏 (軽米町立笹渡小学校教頭 NPO法人授業づくりネットワーク会員)
「社会科の授業ミニネタ&コツ101」など、上條晴夫氏との共著多数。
学習ゲーム、情報教育を取り入れた教育実践の数々。

7 定 員 60名 

8 参加費 3,000円 (一般)
       2,000円 (会員) 当日会員になることができます。

9 対 象 
小中学校教職員、教育行政関係者、特別支援学校教職員、教員養成系大学生、社会教育リーダー、その他教育に興味関心のある方
※ 参加希望の方で小さなお子様(5才から小学生)がいらっしゃる方、子どもたち特別メニュー「子どもワクワク隊」(実費)があります。ぜひ親子で参加ください。

10 申し込み 
・申し込み用紙に記入の上、12月19日(金)までにFAXで連絡して下さい。
※岩手県の小中学校には用紙が配付されています。県外の方は、佐藤正寿までメールで希望を出してください。ブログ左上の「メール」をクリックしてください。(佐藤記)
・参加費については、当日受付にて徴収いたします。

11 携行品    筆記用具、運動に適した服装、

12 日程及び内容 
10:00~12:00 開会 
       《講義・演習》 「お笑いに学ぶ教育技術」(仮題) 講師 上條晴夫 氏
12:00~13:00 昼 食 
13:00~15:00 《演習》 授業づくり最先端~学習ゲーム~  講師 佐藤正寿 氏
15:00~16:00 <実技>最新レク財紹介(全国学校レク大会横浜大会より) 閉会

<講習会内容詳細の紹介>

《講義・演習》 お笑いに学ぶ教育技術 ~教室をなごませるアイデア~(仮題) 
お笑いの世界の住人から、現代の子どもたちともっと楽しくやりとりしながら指導を進めるにはどうしたらよいかを学ぼうと考えました。お笑いの世界で蓄積されたコミュニケーションの達人技を多くの先生方に使えるように、講義演習をいたします。
(講師 上條 晴夫 氏)

≪演習≫ 授業づくり最先端 ~授業に集中する学習ゲーム~ 
授業は学級づくりの基本。子どもたちが集中し、楽しみながら学ぶ学習ゲームを紹介。実際に参加者が児童や教師の立場になって、模擬授業も体験してもらいます。授業や学級づくりにすぐ役立つ実践を紹介いたします。
(講師 佐藤 正寿 氏)

≪実技≫ 最新レク財紹介  
全国学校レク研究大会横浜大会で紹介された、すぐ使える楽しいレク財を多数紹介します。人間関係づくりや集会活動等に活用することができます。 
(講師 岩手県学校レク研究会会員)

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東北青年塾

以前にもお伝えしましたが、12月の研修会と1月に研修会について再度お伝えいたします。
興味のある方、是非ご参加ください。最初に第8回、東北青年塾です。

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「東北」で「理科の授業づくり」と言えばこの方!『小学校理科の学習ゲーム集』『理科の授業ミニネタ&コツ101』(以上、学事出版)等の執筆や授業実践で著名な真田伸夫氏(山形・寒河江市立白岩小学校)をお迎えして、第8回東北青年塾を開催いたします!

☆東北青年塾でご一緒に!
「子どもとのコミュニケーションがうまくいっていない気がする」「授業になると休み時間で見られるような明るい表情が消えて子どもたちは沈んだ表情になる」「授業中のよどんだ空気をどうにかしたい」そんなことを感じたことはありませんか。一人で考え込むよりも同じような悩みを抱えている人たちが共に集まり学び合うことで、明日の授業を考えることができるのではないかと思います。学校に行くことが楽しくなるのではないかと思います。
 そんな考えのもと、東北地域に住む若手(だと思っている)教員、講師、教員志望の学生と一緒に「授業成立の基礎技術」の集積、開発、習得を行う「東北青年塾」を立ち上げることにしました。
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いつも通り、青年塾員・スタッフによる発表もあります。
詳しくは以下のWebで。
■東北青年塾

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2008.11.27

人形劇団から学ぶ

ゲストティーチャーは子どもたちにとってはもちろん、自分にとっても有り難い。
「専門家として知や技」を聞くことができるからだ。

今日は図書祭りで人形劇のボランティア団体「じゃんけんぽん」をお招きした。毎年のことで、子どもたちも楽しみにしていた。
今日の劇は「3枚のおふだ」。
「机1つだけ準備をお願いします」と言われていたので、勝手にシンプルなものだろう・・・と推測していたが、全然違っていた。スクリーン、舞台袖、OHPや音響等の機器、いくつものグッズというように、プロに近い準備にまずはびっくり。始まりも腹話術でトークする。むろん、内容も効果的なスライドや影絵をふんだんに取り入れた人形劇で、子どもたちもすっかりと惹き付けられていた。

読み聞かせと読書が盛んな学校なだけに、様々なこのようなプロの技に触れることができる。この間の樹原ゆりさんの朗読会。9月の講談社のお話探検隊。日常の読み聞かせボランティア等々。「仕事で・・・」という方もいるが、「社会のために・・・」「読書文化を広げたい・・・」という思いは同じである。
大学を出てから仕事オンリーで来た自分。こういう方々に接するといろいろと思うことがある。
まあ、こうやって思うことができるのもゲストティーチャーからの学びである。

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2008.11.26

「大人になれなかった弟たちに・・・・・・」

大人になれなかった弟たちに・・・・・・」(米倉斉加年・偕成社)
中学校の国語の教科書にあるお話。今まで題名は聞いたことがあったが、今回の研究授業で初めてじっくりと読んだ。(これも小中併設校のメリット)
さらに助言者の先生から、絵本を紹介していただいた。内容はもちろんだが、あとがきにもジーンときた。
読み聞かせをしたい本がまた増えた感じ。

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2008.11.25

原稿で新しい取り組み

今月号の雑誌には2つの原稿が掲載されている。その2つの原稿は自分にとって新しい経験のあるものだった。

1つは「月刊国語教育」(東京法令出版)。「書評」を初めて書いた。「楽しく学ぶメディアリテラシー授業」(藤川大祐・塩田真吾編著・学事出版)である。

初めてのパターンの原稿には「研究」が必要だ。「書評の書き方」という視点で文献を読む。
・執筆する書が必要な理由
・本の全体像
・具体的な例
・まとめに「この本の価値を一言で」
というふうにまとめようと考えた。これは貴重な経験だった。

もう1つは「授業づくりネットワーク」での「生活習慣の新しい指導法」という原稿。これは5人が執筆している。このリーダーとなってこの特集専用のメーリングリストを作って、5人で検討をした。本等で、このようなパターンはあったが、雑誌原稿では初めて。確実にお互いの原稿のレベルは上がった。

やはりアウトプットは、新しい学びを生み出す。どんどんアウトプットしていこうと改めて思った。

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2008.11.24

ライブのすばらしさ

職員旅行でラグビー早慶戦を観戦した。同僚がチケットをとってくれていたもので、学生ラグビーファンの私も喜んで秩父宮ラグビー場に行った。ちなみに、この早慶戦は毎年11月23日に行われ、テレビで観戦していた。

ライブでなければ感じられなかったことがたくさんあった。
まずは会場の雰囲気。美しい芝生。向いのスタンドは早稲田と慶応に分かれ、母校愛の応援。自分たちがいる方のスタンドでも「ケイオー!行けー!」「ケイオー!止めろー!」と盛んにエールを送る女性が近くにいた。我が大学に誇りを持つ・・・羨ましいことだと感じた。(自分は大学の先生方や友人には誇りはもっているが、大学に・・・と言われれば・・・)

むろん試合も最高だった。
何しろ選手が近くでプレーする。迫力満点だ。
1つ1つに「ワー!」「ア~!」と思わず声が出る。
ライン沿いのトライの時には、他の皆さんと同じように思わず立って覗き込んでしまった。
1つのボールに対して、全員が自分に与えられた仕事をきっちりとする。全体のこういう動きはテレビでは見られない。
レフリーの動きや、チームをサポートする人の動きにも感心した。
ちなみに私は早稲田のファンであるが、慶応のウィングが同じ高校の出身。トライした時には大きな拍手をした。さらに宮古時代の教え子が東海大(違うリーグで現在首位)ラグビー部に入学して、努力をしている。

どれもこれもライブだからこそ感じることができることだ。自分1人ではこういうことはしないだろう。(たぶんすぐに帰ってしまう)
有り難い職員旅行だった。

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2008.11.23

部分執筆書の紹介

自分の執筆物が成果物になって出てくるのは、どのようなものでも嬉しいものです。
今月1つの成果物が書籍になって出てきました。
「クラスがまとまる!わくわく学級イベント104」(ひまわり社)です。アマゾンはこちら、紀伊國屋書店はこちら

以下、紹介文です。

5分~20分程度ですぐにできるイベント(短時間編)とややていねいに計画や準備をして1~2時間以上かけてじっくり取り組むイベント(長時間編)の二つの方法に分け、それぞれ「学級のふしめをつくるイベント」「交わりを育てるイベント」「学級を明るくし、協力性を育てるイベント」「学習を深めるイベント」「特別なイベント」に分類してイベントを紹介。各項目には、すべて小学校・中学校に適したすすめ方を記述。

私も「授業参観でのイベント」「新年のイベント」「朝の会でのイベント」「お世話になった方へのお礼」「腕ずもう大会」「読書集会」の6本を執筆しています。ぜひご覧ください。直接お会いできそうだという方はご連絡ください。

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2008.11.22

学会

過去3年間、学会発表を続けていた。「情報化社会について教える」が共通テーマだった。
今年度は立場が変わったこともあり、発表はなし。しかし、有り難いことに全日本教育工学協議会のシンポジウムに登壇依頼があり、三重に行かせていただいた。

発表から学ぶことは多かった。参加させていただいて本当によかった。
ただ、やはり自分は発表することにはかなわないとも思った。発表するからこそ、他の方の論文もプレゼンも、質問への答えも、見逃さない、聞き逃さないとする。一生懸命にだ。発表しなくてもすればよいのであるが、なかなかそう単純にはいかない。もっともそれがわかったのも学会に参加したからだから、発表しなくても、最低限学会参加は続けていきたいと思った。

しばらくは自分の立場は変わらない。今後どういう形で自分が関わるか。しばし考えたい。

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2008.11.21

その場主義で途中までする効果

いくつかのメーリングリストに入っている。入っていると、メール発信の時間帯で、「この人は朝型」「この人は夜型」とだいたいわかってくる。中には「この人は全日型(!)」というようないつ寝ているの?という方もいる。

とあるメーリングリストで仕事術のことが話題になっていた。それも早朝から。5時前だったが、私も思わず反応してしまった。「その場主義」の話題が出てきたので。

「その場主義」はけっこう多くの方がやっていることだと思う。私の場合には、ほとんどが途中までの作業だ。
その「途中まで」でもするという点がポイントだと思っている。

たとえば職員会議で担当から提案される。行事で自分に関係のある分野の計画をすぐにその場でメモする。学年主任の頃は職員会議後にすぐに雑談で、「さっき提案された〇〇、こういう形でしたいんだけど」と話題にすることもしばしばだった。学年の先生方も頭が働いていましたから「同じことを思っていました」というようにポンポン反応が出てくる。これで基本線はできる。あとは学年会でゆっくりと話しても大丈夫だ。

依頼原稿も同様。「依頼された時が考え時」である。その時にパッと考えてメモを残しておく。
それによって、情報が入る引き出しが頭の中にできるので、実際に調べたり、書いたりするまでの間に閃いたり、いい情報が入ってきたりする。引き出しがないと情報は入ってこない。

アンケートも仕上がらない・・・とわかっていても、休み時間机上にあがっていたら途中まで書く。そうすると助走ができているので、次のすき間時間にまた書ける。提出物の一番のロスはそのものを探したり、取り出したりする時間だと思っている。

仕事に関しては私はコツコツ型だ。通知表など、一気には書けない。一日何人と決めて一週間ぐらいをかけていた。(担任時代の最後はそういう時間をとるのが厳しくて、結果的に一気型になっていたが・・・) 「心配性」あるいは「締め切り気になる性」とでも言うのだろうか。そんな私には有る程度メドがつく「途中までしかできなくてもその場主義で進める」というのは自分に合っているのだ。

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2008.11.20

反省

ブログに書くことは「うまくいっていること」を書くことが多い。
日常の仕事ではミスもあるし、「まずい」と思ったら、他の人に助けてもらった・・・ということもある。

ここ数日でミスが連続であった。
原因は「見落とし」。メールにしても、文書にしても、自分の仕事ノートにしても、時々数日前のものを見直しする場合がある。「見落とし」がないか、チェックするためだ。昨日、見落としに気付いた。返信が遅れたものである。「気付いた分、いいのでは・・・」と思われるかもしれないが、実は前にも調べていて気付かなかったのである。

また、文書をしっかりと見ておらず、少し迷惑をかけるということもあった。全体には全く影響はないのだが、自分の見落としが大変気になった。

その理由を考えたが、どちらも「思い込み」で見ているからだと感じている。「メールが来ていない」「時間について書かれていない」といったような思い込みである。思い込むとチェックも甘くなる。そこが落とし穴である。

幸い大事には至っていない。このミスを日々の仕事にぜひとも生かしたいものだ。

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2008.11.19

地区大会で学ぶ

教頭だけの大会がある。先月秋田に行った時の大会は東北教頭研。他県の情報は貴重だった。
今日は地区教頭研。42人の地区の教頭が発表、運営をする。大変勉強になった。いくつか書こう。

■「わかる」と「できる」の間には溝がある。その溝を埋めるには行動しかない。
講演でのお話。これは仕事での話。確かにそうだ。わかっただけでは授業は変わらない。できるために何をすべきかがポイントなのだ。

■担任は来週のことを、主任は来月のことを、教頭は来学期のことを、校長は来年のことを考える
助言者の言葉。これも仕事術。担任時代、主任時代のことを考えるとそうだった。今の自分は・・・・少し反省。

■質問の受け答えがまさにコーチング
コーチングの講演者の質問に対する答え方。名前や質問を繰り返し、うなずく。目をしっかりと見て聞く。その答えも素晴らしかった。まさにコーチング。

■リーダーにはパッション
助言者の校長先生方からは学校経営にかける熱き思いを聞いた。まさにパッション。

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2008.11.18

少し早い予告

次の単著の再校正を終えました。
これが最後。もうあとは出版を待つだけだ。今年中にはできあがるのでは・・・と思っています。

今までの単著(3冊)はノート指導や学級通信をテーマに、ノウハウをイラスト入りで書いたものでした。今回は全て文章のみ。しかも新書版。内容は教師としての自分の生き方や仕事のしかたを書いたものです。
「まえがき」の一部を紹介します。

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自分にとって幸いだったのは、すばらしい出会いがあったことです。初任校でのすばらしい先輩方。その後の勤務校での同僚の先生。各種研究会で学ばせていただいた先生。そして、何百人となる教え子とその保護者の皆さん。それぞれが、自分にとってかけがえのない出会いでした。そして、出会った分だけ自分が教師として学ぶ興味も対象も広がりました。
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この出会い、そして興味のあった分野について書きました。本ができたらまた紹介をします。

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2008.11.17

本屋は欠かせない

先週の土曜日、東京での会議前に30分ほどいつもの丸善に立ち寄った。地元の本屋には時々行っていたが、丸善は久々。次々と書いたい本が出てきた。「山のように」買いたかったが、4冊を購入。
そのうち3冊は移動や待ち時間、帰りの新幹線で即読んだ。「出し惜しみ」ならぬ、「読み惜しみ」してはいけないと考えた。それぞれ満足。

公務員教師にダメだしを!』(戸田忠雄・ちくま新書)
戸田氏の本はいつも辛口批評。今回も教師批判が炸裂して、小気味よいぐらいだ。もっとも元校長先生で、しっかりと実践を重ねてきたことが随所からわかる。管理職について書かれている部分は特に納得。

授業の作法』(野口芳宏・学陽書房)
長らく野口先生の本に接している者にとっては、「どこかで聞いたな・・・」という話が多い。それが自分にとってはいいので購入。「そうそう、このお話には感動した」と十数年前の東京での講演を思い出した。「授業の作法」という書名ながらも、教師として、人としての生き方も考えさせられる本。

教師のコミュニケーション力を高めるコーチング』(千々布敏弥編・明治図書)
教育と関わりのあるコーチングリーダー9人による書。「学校風土変革」の部分が特に参考になった。もっともっとコーチングを学びたくなる本である。


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2008.11.16

出し惜しみしない姿勢

久しぶりの新幹線で、いつものように「トランヴェール」を読み始める。車中に備え付けのJR東日本の薄い月刊誌である。
この中の内館牧子さんのエッセーはいつもおもしろい。
今月号には、内館さんが橋田壽賀子さんに手伝いをしていた時のエピソードが書かれていた。やがて、内館さんが「ひらり」の脚本を書くようになり、一席設けられた。
その時の橋田さんのアドバイス。

「出し惜しみしちゃダメよ」

連続ドラマだから半年続く。この話を後に取っておくとか、この展開はあとから・・・なんて考えずにどんどん投入しなさいというアドバイスだった。これで内館さんは、すでにつくっていた半年分の大まかなストーリーを全部捨てた。「向き合う姿勢が間違っていた」という考えで。

身につまされる話だ。具体的に何か自分が出し惜しみしている・・・という仕事はない。しかし、今の自分の姿勢が何か中途半端だなあ・・・と思うことが時々ある。この「出し惜しみしない」という姿勢・・・内館さんが書いているように生き方全てに通じることである。

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2008.11.15

指示の原則

「冬は4駆でなければダメ」と何人もの同僚に言われたので、泣く泣く車を買い換えた。
先の車(シビック)はまだまだ十分に走れる。何よりも燃費がかからないので(リッター19kmぐらい)、長距離移動の自分はガソリン高騰時でもずいぶん助かった。
ところが、新しい車(またまたシビック・中古)は燃費が12~13kmほど。ガソリン代が1.5倍になった。月に3000km走る自分にとっては少し痛い。

ちなみに自分は車にお金をかけない。これは大学時代に恩師が話されたことがずっと心の中にあるからだ。

「この間、卒業生が来て『先生、ぼくもようやくソアラを買えるようになりました』と言うんだよね。これはダメだと思った。若いうち(その卒業生は20代後半だった)は、車にかけるお金の分を自分に投資しなくては・・・」

ソアラは二十数年前も高価だったと思う。貧乏学生で、バイトで自活をしていた自分は「全く、その通りだ」と思ったものであった。それ以来、「車にはお金をかけない主義?」である。

さて、そんな自分であるから、この燃費の悪い車で、エコドライブをしなければダメだと思うようになった。そんな時にラジオから「エコドライブの勧め」が流れてきた。意識していると関連情報が入ってくるものである。

「アクセルを踏む時には『風船を踏んでいる』と思ってください。発進の時には、5秒をかけて時速20kmにしてください」

「なるほど。わかりやすい」と思い、すぐにそのドライブ中から始めた。確かに風船だと思えば、強くアクセルは踏めない。ソーッとという感じだ。さらに「5秒をかけて時速20km」はかなりゆっくりである。バスの発進のような感じだ。ゆっくりやっても「3秒で20km」になる。ふだんなら1~2秒ですぐ20kmだ。数字を意識するとこういう感覚がわかる。
この話が自分に入ってきたのは、よく考えたら「指示の原則」に基づいていたからだ。

・イメージ語を使う
・数字を入れる

自分が子どもたちに語る時に意識化していたことである。改めてその原則を自分が体験して意識化した。すばらしい原則は応用が効くものだ。
ちなみに燃費は少しよくなった。それなりの効果はあるものだ。

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2008.11.14

「教育委員に机を」

時々見るサイトに「教育委員に机を」というタイトル。
確かに私が今まで勤務した地では教育委員さんの机はない(と思う)。もちろん教育長さんは別。
外部から見れば「おかしいこと」に思われるのであろう。教育業界にいれば、そういうこともあまり違和感がなくなっていた。外部の視点から見たら・・・ということを重視しなければいけないとこの記事を読んで思った。

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2008.11.13

学校公開

今日はとても嬉しい出張である。
他校の公開授業研究会参観。全員参加の公開研究会なので、授業を見られる。
担任の先生方にはどんどん他校に行って、刺激を受けていただきたいと思っている。しかし、学校割当旅費も限られているし、自分が行く出張は教頭の職務関係のものがメインになるので、今年初めて他校の授業を見ることができたというわけである。

人数の面で本校と似た環境の子どもたちだったので、参考になる部分が多かった。特に複式授業を見る機会も限られているので、これも勉強になった。
同時に学校公開の「文化」についてあれこれ考えることができたのも価値があった。

・公開自体の流れ
・研究説明でのプレゼンの在り方
・司会や助言の在り方・・・等々

特にプレゼンについての「スライド」と「資料」の兼ね合いについては、いろいろな場でおぼろげながら感じていたことをはっきりと理解することができた。その点で参考になった。

それにしても、学校公開校は私の若い頃に比べたらずいぶん減った。岩手県の公開校はこちらに掲載されているが、全小中学校のおよそ1割である。かつては2割近くあったのでは・・・と推測する。自主公開校も少ない。自分は2校目が自主公開をする学校だったので、6年連続公開という経験がある。この時代に研究授業をたくさん経験できたのは、自分の授業力を鍛えるうえで幸せだった。
むろん、公開するからには負担はかかる。しかし、その負担は自分の授業力がアップする喜びに比べたらたいしたことがなかった。
「いつでも自分の学級を公開できるようにしよう」
「研究授業はいつでも引き受けよう」
という心構えを教えてくれた学校だった。

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2008.11.12

グーグルアース

全国各地でグーグルマップによる個人情報の流出が出ている。「今度のコンプライアンス通信はこの個人情報の保護についてだなあ・・・」と思っていて、ふと「そういえば、グーグルアースを授業で使っていたなあ・・・」と思い出した。
現在、社会は担当していない。また、学校ではネットはコンピュータルームでしか使えない。しかもISDN。すっかりと授業でのグーグルアースはご無沙汰である。

久しぶりに見て驚いた。岩手も細かいところまではっきりと見えるようになっていたからだ。水沢を見てみると、前任校周辺の部分はかなりの解像度である。「これなら社会科の授業で使える!」と感心。しかも移動中の飛行機から見た感じで見える。地域の前方後円墳もその様子がはっきりとわかる。紹介するだけでも、いい教材になりうる。
今受け持っていないからといって、教材開発をあきらめているわけではない。いつか「その日」は来る。そのための教材開発は怠らないようにしたいと思う。

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2008.11.11

「タフネス」が必要

毎週火曜日となると日本教育新聞が届く。
不思議なもので、自分がある分野に興味をもつとその情報が入ってくる。今回の新聞もそうだった。

社説では「伝統と文化」の指導について。今日まで執筆していた原稿のテーマである。また、教えて考えさせる社会科の実践例が掲載されていた。最近本格的に実践したいと思っている。さらに、書評では『「教えて考えさせる授業」を創る』が紹介されていた。自分が刺激を受けた書である。

それらと別に目が行ったのが、「高止まりする教頭の希望降任」というもの。先月のこちらの記事についての解説である。最後の文言が印象に残った。

一点付言すれば、管理職としての適性に「タフネス」を加える必要があるのかもしれない。

全くその通りだ。長時間の勤務にも対応できる体力的なタフネス、困難な業務に対するタフネス、常に前向きでいられるタフネス・・・。1つのキーワードになりそうである。

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2008.11.10

二つの窓口

今日は昨日の代休。あちこち行ったが、二つの窓口の対応があまりにも違っていた。

一つ目。平日でなければいけない手続きに行く。
依頼をする。他にお客さんがいないので、1、2分で名前を呼ばれるかと思ったが、なかなか呼ばれない。ふと見てみると、どうやら別業務をしている。そして、ようやく自分のお願いしたものを処理し始めているのが見えた。
きっと途中で中断すると不都合があった作業だったのであろう。自分も急いでいるわけではなかったので、名前を呼ばれていつものように「はい!」と返事をして、「ありがとうございます」と御礼を言って出た。
しかし、急いでいる人だったら、この対応にはきっとイライラするであろう。明らかに「お客様より自分の仕事を優先にしている」ように見えるからである。

二つ目。いつもの旅行会社さん。とあるプランで予約をとろうと思っていた。パンフレットに書かれているもので「まあ、これでいいだろう」というものだった。オプションで、そのパンフレットに書かれているもので1つのお願いをした。そうしたら、すぐに別のパンフレットを一生懸命に探して、「条件は違いますが、こちらの方が少しお安いです」ともってきた。
確かに比較するに値するものであった。「お客さんによりよいサービスを」という心が伝わってきた。

こういう対応を立て続けに経験すると、「本校の窓口」の業務も受け持つ自分の行為を反省する。いい学びである。

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「日本の文化」

「伝統と文化」の授業について原稿を書くこととなった。
ネットで参考になったのが、Wikipediaでの「日本の文化」というキーワードで検索したサイト
発想を広げるにはぴったりだった。

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2008.11.09

初めは義務感が強かったが・・・

昨日の樹原ゆりさんの朗読会の話。

この会の実行委員となった。教員OB、図書館関係、読み聞かせボランティア、PTA役員さん等、十数名が実行委員である。すべて軽米町在住の皆さんである。自分は「読み聞かせの盛んな小学校の教頭」ということで実行委員をお願いされた。他校の教頭もお一人、実行委員である。
休日の開催であること(ということは実家に帰られない)、夜の会議が数回あること(そのために学校の仕事も途中で切り上げ、さらに帰りも遅くなる)、チケット販売のノルマがあること等、正直気が重かった。一回目の会議の話し合いの雰囲気がさらに気を重くさせた。「義務感でするしかないなあ・・・」と感じた。

しかし、1回目の会議後、改めて自分の立ち位置を考えた。
自分に期待されている仕事は、学校関係への働きかけと機器関係であると感じた。特に機器の操作は、実行委員の年齢層を考えたら、自分がしなければいけない感じだった。2回目の会議では、その役割が明確になった。
特に読み聞かせのスライドをPC+プロジェクタで映すという重要な仕事を任せられることとなった。
不思議なもので、周囲に頼られると義務感が責任感に変わっていった。

当日は機器の入念なチェックし、、台本とスライドを合わせる練習を何度もした。実際に台本とスライドを渡されたのはリハーサル30分前である。
こういう仕事はうまくいって当たり前。何も目立たなくて当然という仕事だ。逆に、トラブルがあると担当者が注目される。今までもこういう仕事はあったが、何度やっても緊張するものだ。
いざ本番。「ちいちゃんのかげおくり」とあと1本の30分間は、ものすごい集中で仕事をした。何事もなく無事終わってホッとした。スタッフの方にも「完璧でした」と声をかけられ、実行委員のお一人にも「『あの方も樹原さんのスタッフのお一人ですか』と聞かれたぐらいよかった」と言われた。
リップサービスもあろうが、嬉しいことだ。
こうなると責任感から充実感に変わる。

義務感→責任感→充実感に変わった今回の実行委員の仕事であった。

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2008.11.08

プロの読み聞かせ

「樹原ゆりかるまい朗読会」に実行委員として参加した。(樹原ゆりさんのブログ
実行委員会が立ち上がったのが3週間前。3回の夜の会議を経て、本日を迎えた。自分が実行委員になった経緯は、読み聞かせの盛んな学校の教頭という理由だ。自分の取り組みについては、また別の機会に書くことにして、今日はプロの読み聞かせに感心した。会場の皆さんが「素晴らしかった」と口にされていたが、本当にそう思った。初めてプロの読み聞かせがこういう形で聴けたのは僥倖であった。
感心したところを列挙する。

1 読む時の表情
 朗読がすばらしいのは言うまでもない。それ以上に私が感心したのは、その表情だ。浅田次郎氏の「ラブレター」を読んだのであるが、会話文の時には本から目を離し、実際に会話をしている表情をする。だから、聞き手はずっと樹原さんを注目する。
 手紙を読む場面では、感情が高ぶって実際に涙を流して朗読をしていた。聴衆ももらい泣き。

2 音楽と光の効果
 樹原さんに付き添っているスタッフはお一人。岩手で開かれる場合の専門的な方である。音楽はばっちりであった。また読み聞かせの時には周囲が暗くスポットライトが樹原さんに当たる形になっていた。映画と同じ環境で聴き手は集中して聴くことができた。

3 原文との違い
 自分はスライド投影役だったので気付いたのであるが、「ちいちゃんのかげおくり」を朗読している時に、会話文のあとの、「と、おとうさんは・・・」の「と」を省略していた。その方が確かに聞きやすい。また詳しい説明も、自然に組み入れていた。どう読んだらよいか、原文の研究をしていることがわかった。

4 いきなり導入
 司会が紹介して、礼をして即読み聞かせ。余計な挨拶など一切なし。

5 プロとしての心構え
 読み聞かせをする前は食事はもちろん、飲み物も水しかとらないという。ベストの状態にもっていく方法を知っているその姿に感心。

 やはり「プロ」から学べることは多い。1と3は実際に自分の読み聞かせでも意識すればできそうなことである。 

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2008.11.07

複式のよさ

補欠授業で3・4年生の学級に入る。
総合のまとめをしていた。福祉の内容で、模造紙に、「調べたこと」「学んだこと」「これから自分たちがしていきたいこと」等を書いていた。11人が3グループに分かれてまとめていた。
私は子どもたちの質問に対応したり、様子を詳しく見ていたりした。

すると、4年生の子たちがしっかりと3年生をリードしていることがわかった。
まとめ方についてアドバイスをしたり、すべきことを指示したり・・・。4年生だけ相手に授業もしているが、その時に以上に張り切って、グループリーダーになっていた。
考えてみれば、総合の経験は3年生より1年間長い。まだ3年生は半年あまり。身に付いている力はずいぶん違う。当然のことながらリーダーである。そして、この組み合わせは子どもたちの学習にとって、いい関係である。
やがて3年生も4年生のリーダーのもと、身につけるべき力をつけるであろう。そして、4年生になってまた3年生を育てる・・・。複式はこのサイクルがずっと続くののである。
複式学級の1つのよさを見た思いであった。

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2008.11.06

いい仕事

施設管理に関わることで、事務さんがいい仕事をした。学校現場は事務さんや養教さん、用務員さんらのこういう働きで支えられているといつも思っているが、今日は特にそう感じた。

詳しくは書けないが、事務さんが書類上で先月までとの違いを発見した。それをすぐに教頭に報告。原因調査に乗り出す。電話をかけたり、現場を見たりしたが、よくわからず。しかし、事務さんがあきらめずに幅広く現場を見て、その原因と思われるものを見つけた。しかし、対処が今度はわからない。
そこからは教頭の仕事。連絡をして、プロに昼過ぎに来ていただいて無事解決。ホッとした。
自分は施設管理面の知識が疎いが、今の仕事ではそんなことは言っていられない。とにかく点検や困り事には一緒になって知識を増やすしかないと思っている。今回も新しい施設管理の知識を学んだ。

それにしても、事務さんが最初の書類上の違いをよく見つけたものだ。その後の報告、対応もよかった。結果的に被害がもっと大きくなる・・・という事例を防いだ。「助けられた」と思った。

担任時代はこういう部分はあまり見えていなかった。それなりに担任外の先生方には感謝をしていたが、当事者になってこそ実に多くの支えがあって、学校現場は成り立っているのだと実感している。そして、その支えを誇りに思う気持ちも今の立場であれば、よくわかる。今日もそのことを感じた。

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2008.11.05

賞状には句読点をなぜつけないのか

賞状は学校現場では日常的なものである。
若い頃、「賞状には句読点をつけない」ということを知ったが、その理由は分からずじまいだった。
昨日文献で関連情報を読んで、さっそくネットで検索。こちらにくわしい理由が書かれていた。
ささいなことであるが、こういうことを知ると嬉しくなる。

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○つけ法

十分に理解しているとは言い難いし、我流であるが「○つけ法」を少しずつ授業に取り入れている。
(志水先生のブログのカテゴリの中に、様々な解説がある。こちら。)
まだまだ勉強不足であるが、「まずはやってみる」という姿勢で取り組んでいる。その中で、実践への興味や意欲が向上して、本格的に勉強をすればそれでいいと思っている。

実際にやってみて感じているのは、○つけ法は様々な波及効果がありそうだということである。(始めた段階であるから、「ありそうだ」にとどめておく。)

・授業に活気が出る
・子どもたちの満足度がアップする
・子どもたちのノートを教師がよく見るようになる
・一人一人への声がけが増える
・スピーディーな個別指導となる
・子どもたちの考えを肯定的に見るようになる

こんなことを感じている。あくまでも感触である。こうなってくるともっと学びたいと思ってくる。

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2008.11.04

「失敗はチャンス」に共感

時々に見ているWebにスクール55がある。
その中に「若い教師が元気になる先輩の失敗談」というのがある。これが実におもしろい。「あの先生でもこんな失敗をしていたのか」と感じて、確かに元気になる。
今回は野中信行先生のコラムであった。実に共感できる内容である。こちら

最後に野中先生は書かれている。

大切なのは、その失敗を単なる失敗に終わらせないことです。失敗は、「人生の宝庫」なのです。
失敗したなと思ったら、迷惑をかけた人に正直に謝ることです。正直であることが、人間としてとても大切です。そして、その失敗を二度としないために、どうしたらいいだろうかと考え抜くことです。「失敗はチャンスなんですから」

全く同感である。初任の時には数多くの失敗をした。ある時など翌日から初任者対象の出張で2日間不在なのに、集金袋を配付しわすれた。その学校は「集金日」を設定していた。保護者もその日に合わせて準備をしている。
気付いたのはすでに5時過ぎ。出張関係の準備をし終わってから、6時半頃から一軒一軒集金袋を届けた。車で移動しても8時半頃までかかった。「渡し忘れました。すみません。明日から出張なので届けにきました」と正直に謝った。アパートに戻って、「あ~あ、また失敗だ」と落ち込んだ。
しかし、この出来事は一部の保護者から信頼を勝ち取ることとなった。「明日でもいいものをわざわざ届けてくれた。その真摯さがいい」と保護者会で話してくださった方がいたのである。有り難いことであった。同時に、「失敗を生かす」ことの大切さをその時に感じたのである。

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2008.11.03

連休中に読んだ本から2

何度も書いているが、原稿執筆はインプットのチャンスである。
雑誌の原稿依頼を受け始めた頃は、可能な限り関連文献を集めた。勉強不足の分野の依頼の時には原稿料以上の出費(それもかなりの)になった。それでも「自分の書いたものが雑誌に掲載されることは実に光栄なこと」という満足感の方が大きかった。
今も文献を集めるというのは変わらない。とあるテーマで、関連文献を読み、考察や実践をしてアウトプットするわけだから、これほど効率的な勉強はない。
さて、今回は原稿執筆のために何度も読み返している本の紹介。今回も役立った。それだけではなく、新しい発見が必ずある。

授業づくり上達法」(大西忠治著・民衆社)

アマゾンではこの書名ではなく、「シリーズ・教育技術セミナー」と書かれている。今回は連載原稿のヒントを得るために読み返したのだが、「しゃべる」という項目に目がいった。「声の悪い教師はどうしたらいいのか」「自分の声を使いこなしているか」「自分の口ぐせを自覚しているか」・・・・今はすっかりこのような視点が授業づくりで抜け落ちている。さらに、「読み聞かせ」がしゃべり方の訓練になるとも・・・。改めてこだわる部分が出てきたという感じである。

発問上達法」(大西忠治著・民衆社)

先のシリーズの2である。書名では「発問」がメインで書かれているが、教師の「説明」「指示」「助言」を含んだ「指導言」という括りが魅力的である。

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2008.11.02

連休中に読んだ本から

連休中であるが、読んだ本の中で印象に残ったものを紹介。

■「脳を活かす仕事術」(茂木健一郎・PHP)

自分がしていることの意味づけが多く書かれていて、その点に納得した本。たとえば、自分がこうやってブログを書いていることは「運動系学習」として意味があるということがわかった。自分のためにも書き続けることが大切だと強く感じた。
「偶然の幸運に出会う能力」・・・これは実感としてよくわかる。自分は本当に僥倖と言える出会いをしてきたと思う。出会うための努力はこれからもしていこう。
「瞬間集中法」は明らかに自分に欠けている部分。トレーニングしようと思わせる本である。

■「相手に「伝わる」話し方」(池上彰・講談社現代新書)

「週刊子どもニュース」の元キャスターということで、参考になる部分が多かった。同時にキャスターのプロとしてのトレーニングが教師のトレーニングと似ていて、「プロになるための修業は同じ」と感じた。
 

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国際派日本人養成講座

「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」という自分のテーマとの関連で8年ほど前から購入しているメルマガ
毎朝日曜日にしっかりと読んでいる。
今号は『日本を支える「いい会社」』。こういう話が自分は好きである。

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2008.11.01

どこでも「先生」

いつもの理容店。ここはカット、顔剃り、シャンプー、仕上げと次々に人が変わる。その過程で座る場所も変わる。分業化されている分、価格も手ごろだし、仕上がりも早い。駐車場も広いので繁盛している。

いつものようにイスに座ってカットがスタート。担当は20代後半ぐらいの女性。すぐに声をかけられた。
「違っていたらすみません。学校の先生をしていませんでしたか」と。
ドキッとする瞬間である。担任した子であれば、当然すぐにわかる。担任した子でなくてもリーダーだった子や印象的な子も覚えてはいる。しかし、それ以外の子となると・・・正直厳しい。
聞けば初任校時代に小学生だった子どものようだ。しかも自分が担当した学年とは全く離れている。
その学年の何人かはミニバスを教えたり、担任した子どもたちの兄弟だったりで覚えてはいるが、その子は全く記憶になかった。

それでもお客さんに対するサービスということもあるだろう。こちらの「担任は誰だった?」「今は〇〇小にいるよ」「その地区だったら、〇〇くんのお姉さんも同級生だったのでは」と、20年前の記憶を呼び戻して、楽しく会話をさせていただいた。
何よりも同じ学校にいた担任以外の先生の顔を、20年近くたってもわかるのが嬉しかった。心地よいひとときだった。

休日に水沢で過ごしてお店に入ると、たまに店員さんが自分を知っていることがある。かつて在籍していた学校の子どもや保護者に会うことはしょっちゅうだ。スーパーで立ち話も時々ある。この仕事ならでは・・・と思っている。


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