連休中に読んだ本から2
何度も書いているが、原稿執筆はインプットのチャンスである。
雑誌の原稿依頼を受け始めた頃は、可能な限り関連文献を集めた。勉強不足の分野の依頼の時には原稿料以上の出費(それもかなりの)になった。それでも「自分の書いたものが雑誌に掲載されることは実に光栄なこと」という満足感の方が大きかった。
今も文献を集めるというのは変わらない。とあるテーマで、関連文献を読み、考察や実践をしてアウトプットするわけだから、これほど効率的な勉強はない。
さて、今回は原稿執筆のために何度も読み返している本の紹介。今回も役立った。それだけではなく、新しい発見が必ずある。
「授業づくり上達法」(大西忠治著・民衆社)
アマゾンではこの書名ではなく、「シリーズ・教育技術セミナー」と書かれている。今回は連載原稿のヒントを得るために読み返したのだが、「しゃべる」という項目に目がいった。「声の悪い教師はどうしたらいいのか」「自分の声を使いこなしているか」「自分の口ぐせを自覚しているか」・・・・今はすっかりこのような視点が授業づくりで抜け落ちている。さらに、「読み聞かせ」がしゃべり方の訓練になるとも・・・。改めてこだわる部分が出てきたという感じである。
「発問上達法」(大西忠治著・民衆社)
先のシリーズの2である。書名では「発問」がメインで書かれているが、教師の「説明」「指示」「助言」を含んだ「指導言」という括りが魅力的である。
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