本屋は欠かせない
先週の土曜日、東京での会議前に30分ほどいつもの丸善に立ち寄った。地元の本屋には時々行っていたが、丸善は久々。次々と書いたい本が出てきた。「山のように」買いたかったが、4冊を購入。
そのうち3冊は移動や待ち時間、帰りの新幹線で即読んだ。「出し惜しみ」ならぬ、「読み惜しみ」してはいけないと考えた。それぞれ満足。
『公務員教師にダメだしを!』(戸田忠雄・ちくま新書)
戸田氏の本はいつも辛口批評。今回も教師批判が炸裂して、小気味よいぐらいだ。もっとも元校長先生で、しっかりと実践を重ねてきたことが随所からわかる。管理職について書かれている部分は特に納得。
『授業の作法』(野口芳宏・学陽書房)
長らく野口先生の本に接している者にとっては、「どこかで聞いたな・・・」という話が多い。それが自分にとってはいいので購入。「そうそう、このお話には感動した」と十数年前の東京での講演を思い出した。「授業の作法」という書名ながらも、教師として、人としての生き方も考えさせられる本。
『教師のコミュニケーション力を高めるコーチング』(千々布敏弥編・明治図書)
教育と関わりのあるコーチングリーダー9人による書。「学校風土変革」の部分が特に参考になった。もっともっとコーチングを学びたくなる本である。
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Comments
部長Mさん、ありがとうございます。
なるほど。埼玉に兄がおり、新宿から大宮まで埼京線を一度使ったことがあります。また試してみます。
紀伊國屋書店で新宿で行くのはまさにそこです。家族がタカシマヤ(と東急ハンズ)に行っている時に、私は本屋行きです。なぜ新宿か・・・といいますと、ルミネのヨシモトに年に1回は行くからです。今年末にも行く計画を立てています。
Posted by: サトマサ | 2008.11.21 20:26
サトマサ先生お返事ありがとうございました。
私も仕事で東北・上越新幹線はよく利用しますが、実は東京駅からではなく、
新宿→大宮→新幹線
というルートを使うことが良くあります。
新宿大宮間は、埼京線か湘南新宿ラインを使えば時間的にさほど変わりません。一度お試しを。
紀伊國屋書店でも、タカシマヤタイムズスクエアにある「新宿南店」ならば、教育関係の書籍も結構ありますよ。
それから東京駅でしたら、八重洲口の八重洲ブックセンターは、かなり充実している方だと思います。
Posted by: 部長M | 2008.11.21 08:12
hfurutaさん、コメントありがとうございました。いい本を発刊されてすぐに読んでいるのですね。感心いたします。
家計上、なかなか購入できない時期が自分にもありました。その時には、実力アップと研修費獲得を目論んで懸賞論文を書いていました。1つの方法としてお勧めです。
Posted by: サトマサ | 2008.11.19 21:48
サトマサ先生の読書の速さにはかないませんが,自分は1週間に1冊という無理のないペースで時間を見つけて読書しています。本を選ぶ際にはサトマサ先生の書籍紹介記事も参考にしています。教育書は値段が高いので(自分への投資と考えれば安いのでしょうが)家計上,なかなか買えず,図書館で借りたり,名古屋のジュンク堂で直接買ったり,Amazonで購入(あれば中古を)しています。
今回紹介された「授業の作法」や以前紹介のあった「教えて考えさせる…」はサトマサ先生が紹介される前に購入して読みました。サトマサ先生が紹介されると「この本買ってよかったんだな。もう一回じっくりと読んでみよう」と安心します。今後もためになる本をどんどん紹介していただければと思います。よろしくお願いします。
Posted by: hfuruta | 2008.11.19 10:58
部長Mさん、コメントありがとうございます。
そうなのですね・・・。東京滞在時間と乗車駅の関係でいつも東京駅そばでしたが、今度時間を作って行ってみます。新宿は紀伊国屋書店には数回入ったことがありますが、こちらは教育書が少なめでした。
Posted by: サトマサ | 2008.11.19 05:18
サトマサ先生の読書傾向でしたら、池袋か新宿の「ジュンク堂書店」がお勧めです。なんといっても書棚の構成が読み手の立場になっている、という点が他の書店とは比較になりません。
蔵書数が多いのもよい点です。
Posted by: 部長M | 2008.11.19 00:57