一般講習も勉強になる
研修会といえば、当たり前だが教育がらみがほとんどである。
しかし、大多数が教育と関係のない方ばかりの講習会に2日間参加した。防火管理講習会である。
学校管理に携わるものとして、教頭職にとっては必須のものである。県内数カ所で講習会は行われ、二戸市でも100人ぐらいの受講者であった。
この講習会、知識を得るということで十分に学びがあるのだが、その他に「聞き手の立場」として考えさせることがけっこうあった。その意味でも有り難い講習だった。以下、ランダムに・・・。
・テキストがいいと的確に学べる
講習会では2冊の分厚いテキストが渡された。日本防火協会が作成したものである。読みやすい文章、図や写真を多用し、ポイントも絞られている。「話すだけ」の講師さんが忠実にこのテキストに沿って講義をされた。けっこう頭に入ったのはテキストのよさだろう。「情報テキスト」を思い出した。
・見通しをもたせる
最初の説明で「2日目の最後にテストがあります」と予告があった。この一言で、講義に対する受講者の姿勢はずいぶん違っていたと感じた。途中で「この点は特に重要」という言葉が入ると、一斉にアンダーライン。「短期間での知識注入型」の学習の場合には、このような強制力も必要と感じた。一緒に参加した友人が「新しい知識を得る場合には『自習の時間』があればなおよい」と言っていた。同感である。
・スライドの効果
パワーポイントの講座ではやはり写真が有効だった。日本各地の備蓄タンクなどは、「これって社会科ネタだよな・・・」とつくづく思った。しかしながら、テキストと違った形で同じ内容を示された時には理解に時間がかかった。テキスト併用で同じ内容を学ぶ場合には、やはりテキスト通りのスライドがよいと感じた。
・教師の思いが入る
とあるテーマ。講師さんが一生懸命調べたことを語ってくれた。「なるほど。そうだ、そうだ」と感じながら聞く。しかし、それは「防火管理」の前段であり、後半は少し端折る結果となった。自分も深く教材研究した部分を伝えたくて熱心に語り、肝心の部分は急いで・・・・という授業を何度もした。全体のバランスの大事さを考えた。
一般の講習会だったが、自分の授業に関わるヒントを改めてたくさん感じたいい講習会だった。
今年度は新任教頭ということで、多くの必要な研修会に参加した。その都度学校をあけるのが申し訳なかったが、これで一段落。腰を落ち着けて業務ができる。
Comments
ケンケンさん、長い長い2日間、お疲れ様でした。ブログには書けない部分もありますが、聞き手の立場としてはいろいろと考えました。これは貴重な体験でした。はい。またお会いした時に。
Posted by: サトマサ | 2008.12.13 17:20
講習お疲れ様でした~サトマサ先生さすがです
すべてのコメントが前向きで元気もらってます(^O^)やっぱり泣きごとはダメですよね
見習います
Posted by: ケンケン | 2008.12.13 17:05