「教育実践練習問題」
以前に「どうして教頭先生になろうと思ったの?」と聞かれたことについての記事を書いた。
やはり関連情報が集まってくる。
雑誌の中にある笑い話である。
生徒A「せんせい~。教頭先生ってなにやってるんスか~?」
担任 「教頭先生ねえ・・・」
生徒B(自分)「無職・・・」
全員爆笑。だって、1年間、教頭先生がなにかやっているところをみたことないんだもん。(1年生)
家本芳郎先生の『教育実践練習問題』(ひまわり社)の中にあった話である。おそらく高校1年生と担任の会話だろう。高校となれば、教頭は確かに生徒とは遠い存在になるであろう。それにしても「無職」と感じられるのは、生徒にとっては「何の仕事をしているのか」わかりにくい存在だと言える。
さらに担任が子どもたちの前で説明にしにくそうにしている。これも教頭の位置をある意味物語っているのだろう。
さてさて、これは笑い話として紹介されているが、その後に「教頭先生って偉いの?」と聞かれたら、どう答えるかという「練習問題」があった。この本はそういう練習問題が実際に書かれている本なのである。
「そういわれれば・・・」と考えてしまう練習問題も多い。
・チョークの保管で注意しなければいけないことは何だろうか。
・次の掃き方はどんな掃き方か、説明しなさい。「円舞掃き」「止め掃き」「お墓掃き」・・・
指導法や子どもへの対応法だけではなく、このような知識を得ることができる。
まさに知識を増やす本である。
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