年末・年始に読んだ本から
年末・年始。たくさんの本が読めるのでは・・・・と思っていたが甘かった・・・。それでもふだん以上のインプットはできた。その中から2冊紹介。
1 「見抜く力」(平井伯昌・幻冬舎)
平井氏は水泳の金メダリストである北島選手のコーチである。NHKの特番でもそのコーチぶりが放送されており、書店で本を見つけた時には迷わずに購入。某所のアトラクションの待ち時間で読了。本があれば待ち時間もあっという間だ。
内容は自分の仕事のヒントになるものがたくさん。
・私が指導するときに気をつけているのは、何よりも選手自身の人間性を把握し、本質を見抜くということ。
・古橋廣之進氏が、選手に対して事あるごとに「挨拶、言動、礼儀」について苦言を呈しているのを耳にしたことがある。
・もっと大切なのは、調子が良くても記録も上がったときに、「どうして良かったのか?」と考えることである。
・「自分の目を信用するな。もっと機械を使え!」という教えがある。
・その成功は、勝った瞬間に捨て去らなければならない。立ち止まっていたら、その日が人生のピークになってしまう。
教員一人一人への対応や、実践に対する考え方、そして自分の人生への心構えについて考えさせる本である。自分には「勝った瞬間に捨て去らなければならない」という言葉がぐいぐいと入ってきた。なかなか捨て去ることができないのが普通である。
算数の基本的な教え方が87項目書かれている。まさにガイドブック。「教科書の役割は」「問題と課題の違いは」といったものから、「意味づけ復唱法」のような志水先生の主張まで網羅されている。これ一冊で多くのことが学べる。むろん他教科にも応用できる。
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