本校のICT活用・1年間の象徴
今日は今年度最後の授業参観日。1時間の授業を保護者に公開し、懇談会で終わりである。
キャリアが一番少ない担任の先生が15年目。中堅やベテランの先生方であるから、授業参観の内容は当然お任せである。
私も一部授業参観して、ICT活用の視点から見ると目を見張ることばかりだった。
まずは4学級中3学級が実物投影機とプロジェクタで活用していた。本校の実物投影機は3つ。フル活用である。
それほど活用が今まで多くなかったベテランの先生も、「今日は1年間の出来事を思い出させたいから、写真をたくさん見せたい」と印刷してきた写真を次々と提示していた。子どもたちも、「そうそう・・・」といい反応をしていた。
よく使う先生は、子どもたちが実物投影機で写真プレゼンをしていた。自分たちが製作した「本校のうがいの取り組み」のニュース番組だった。シナリオと写真と音楽がぴったりだった。子どもたちも実物投影機を使った発表に慣れていた様子が伺えた。
教室に常置している先生は実物投影機だけではなく、動画もパソコンで提示していた。実物投影機とパソコンの切り替えも実にスムーズ。
繰り返すが、3人の先生方に「参観日には実物投影機を使って」といったことは一切言っていない。しかしながら、3学期に一番大事だと思われる授業で、それぞれ学習目的に応じて効果的にICTを活用していた。むろん、私のサポートなどは不要だった。
これがこの1年間の本校のICT活用の広がりを象徴しているなあ・・・と教室を周りながら、一人感銘を受けていた。嬉しい授業参観日であった。
Comments
kubotaさん、コメントありがとうございました。
確かに口で何回も言うより、実際に貸し出して体験してもらう方が校内に広まりますよね。その先生方が喜ぶのは貸した方の喜びにもなりますね。幸せも広がります。ありがとうございました。
※先生のブログでの著書紹介にも感謝いたします!
Posted by: サトマサ | 2009.02.21 11:46
勤務校でも,昨日が授業参観でした。
今まで一度も拡大投影機を使われたことのない先生が,「貸してほしい」と言うので,セットを手伝ってもらったら,「こんなに簡単なの!」と驚いていました。
私が受けた助成で借りたものですが,使いたい先生には自由に貸しています。
便利さを実感してもらえるとうれしいですね。
Posted by: kubota | 2009.02.20 22:27