高校1年4月
小中併設校ということで、中学校の卒業文集の執筆依頼を受けた。
これは初めての経験。しかも、仕事柄、中学校3年生とは十分に話したり、何かに取り組んだり・・・ということはない。
そこで、自分の高校1年生の4月のことを書くこととした。
子どもたちが目の前に控えていて、期待感と不安感の両方があり、少しでも参考になれば・・・・という思いで書いた。
高校1年の4月
私の高校1年の4月。もう32年も前のことだ。王選手が通算ホームラン世界一となり、映画では「ロッキー」がはやった年だ。
自分の中学校から同じ高校に進んだのは十数名。1クラスに2名ほどだった。最初は友達もいなくて淋しいものだった。
しかし、クラスメートに声をかけると、今度はクラスメートから声をかけられた。ニコッと微笑むと相手も微笑む。そのうち、何人もかけがえのない親友もできた。今も年賀状の交換をしている。
あとで、これが「鏡の法則」だと知った。つまり、自分が相手に好意的な態度をとれば相手も好意的な態度になる。逆も然り。こちらが避ける態度をとれば相手も避けるようになる。まさに鏡のようだ。
高校=青春時代(そういう歌も流行っていた)と思っていた自分は、すぐに軟式テニス部に入っていた。中学校でもしていたからだ。
スポーツ店にラケットを買いに行き、なぜか「快活」という文字の入ったものが気に入った。当時ラケットに文字の入っているものは珍しかった(今も?)。
それを使っているうちに、先輩から「快活」と呼ばれるようになった。「おい、快活。元気か?」という具合だ。不思議なもので、「自分は快活だ」と思うと、本当に快活な気分になるようになった。「プラスの思い込み」かもしれない。でも、それは大事なことだ。自分を元気づけるのは自分なのだから。
3年生の皆さん、ご卒業おめでとう。皆さんと同じ頃の自分を思い出しました。自分を元気づけるのは自分です。鏡の法則を忘れずに、いい青春時代を過ごしてくださいね。
Comments
しんさん、たくさんのコメント、ありがとうございました。
自分では「教師の高校時代の話など・・・」とも思うのですが、子どもたちからするとやはり興味があるようです。ちなみに、授業での脱線する話で一番多いのは、「私の小学校時代の悲惨な話」と「教え子たちの面白事件」ですね。特に、小学校時代の担任が軍隊経験のある先生でよくビンタをくらいました。そのことを話すと次々と子どもたちが質問してきて、全く授業が進みません(笑)。ちばしんさんも雑談が得意そうですね。
Posted by: サトマサ | 2009.02.24 22:42
正寿先生、こんばんは。
偶然ですが、私も先日昔の教え子(中3)が来校し、
自分の高校時代のことを話す機会がありました。
何分、あまり優等生ではなかったので・・・
いい話は全然できなかったのですが、
それでもなんとか興味を持って聞いてもらえました(汗)
高校時代の友人と久々にあってネタ(思い出)を仕入れなくては・・・と思いました。
「鏡の法則」もハッとしました。
以前読んで意識はしていたつもりでしたが、
この頃はちょっと抜けているところがあるよなぁとおもいました。
学級経営の中でも意識しなければ・・・
ということを再確認しました。
あと、偶然ですが
「快活」
私も好きな言葉です
Posted by: ちばしん | 2009.02.24 22:30