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2009.03.31

今年度の反省2

昨日に続き、今年度の反省である。

4 プロジェクト&講師の機会を大切にする
 ・今の立場では限られた機会となる。その分、充実した準備をする。

○→昨年度やその前に比べたら、あちこちに出掛ける回数は当然減った。それでも、まだプロジェクトに入れさせていただいたり、講師として登壇する機会も何度かあった。特に充実していたのは、実物投影機のプロジェクト。これは冊子発行への協力や今度発行される書籍への原稿執筆等もあり、充実したものとなった。また、社会や学習ゲーム、ICT活用、消費者教育、若手教員対象のセミナー等で講師を務めた。条件設定をしている中でもお声をかけてくださる方がいることについては感謝以外の何物もない。

5 社会科実践・ICT活用・地域のよさ・日本のよさを伝える授業
 ・自分の強みの部分である。授業実践は限られるが、何らかの形で発信していく。

△→学力向上のためにと授業をうけもって、毎日3時間程度は実践の機会はあった。活動としてICT活用や少しの社会科実践はできたものの、何らかの形での発信は無理であった。ただ、昨日も書いたが、ICT活用を校内に広めることができた点は「○」である。

6 原稿を自ら執筆
 ・何らかの形での原稿執筆を自主的にしていきたい。 

◎→これは管理職になると、原稿執筆の機会が減る・・・・そう想定して書いた。ところが、逆であった。教諭時代より、なぜか執筆機会が増えた。雑誌原稿が2倍ぐらいになり、新書版の単著も12月に発行できた。部分執筆書は4冊。間もなく2冊が追加となる。新聞の連載も進行中。これらの仕事が来年度の大きな仕事につながっている。

トータルで見ると、6つの目標は3勝2敗1引き分けというところか。目標は立てるが、勝ち越せば十分と思っている。毎年勝ち越せば、必ず前進していることになる。その点では、今年度もいい年だったと言える。

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2009.03.30

今年度の反省1

教師にとっての元旦は4月1日だと思っている。(担任なら子どもたちと出会う始業式もそうだ。)
そう考えると3月末は年度末の反省の時期。
今年度の目標に沿って反省したい。ちなみに今年度は、新しい職ということで、5月5日が目標設定の日だった。

1 教頭職の職務を覚える
  ・職責を果たすだけではなく、そこから「原則」「大切なこと」等を記録化する。

○→これは当然のことであるが、仕事を覚えざるを得ない。覚えなければ責任問題である。幸いだったのは、小中併設校だったので、中学校の教頭もいたことだ。不明の部分は何度も質問をした。これは普通はできないことだ。無駄な試行錯誤をしなくてもよかったことは、自分にとってはプラスであった。また、記録化という点では、このブログも活用させてもらった。自分なりにファイルにまとめ、今年度の実践はA4で50枚分ぐらいになった。

2 本校の特色を生かした「教頭実践」をする
 ・地域との連携、Web発信等、具体的な内容は今後検討する。

△→地域との連携という点では、昨年度並みのことはできた。しかし、「特色を生かした実践」という点ではまだまだ。学校ホームページも次年度回しになってしまった。ただ、「自分の強み」を生かした働きかけはある程度できたと思う。ICT活用の環境整備、2度の飛び込み公開授業、研究会の改善、次年度への布石等々。自分の強みがやはり取り組みやすいし、先生方も納得してくれる。その点では、目標とは少し違うが「○」である。

3 新たな分野の学びを深める
 ・「複式指導」「教育コーチング」にまずは取り組む。

△→これについては、完全に不十分。複式もコーチングも少ししか学べなかった。ただ、学校マネジメントということについては、職務上多くのことを学ぶことができた。教頭会という組織の研究もわりと盛んなことに驚いた。そこでの研究は今後も深めていくことになる。

4 プロジェクト&講師の機会を大切にする
5 社会科実践・ICT活用・地域のよさ・日本のよさを伝える授業
6 原稿を自ら執筆

 4~6については明日。

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2009.03.29

監督稼業は「気づかせ屋」

ふだんは新聞の読書欄など見ないのだが、今年に入ってから2冊読んだ野村克也監督の本が紹介されていたので、じっくりと読んだ。
その紹介文の中に、今の自分の仕事のヒントが書かれていた。

・名監督の条件は、「人を遺したか否か」につきる
・監督稼業は「気づかせ屋」。選手たちに、結果を出すまでの最善のプロセスに気付かせ、自ら育ち、彼らが次世代を育てていく。それが理想。

自分たちの世代も次世代のことを考える年齢となった。そういう立場でもある。その時に、どう接していったらいいかのヒントが書いてありそうだ。「あぁ、監督」という紹介されていた本を即購入したのは言うまでもない。

紹介されていた最後の野村監督のメッセージもよい。

「よい仕事をしていれば、誰かが必ず見てくれるんだってね。実際、ちゃんと見ているものですよ」
・・・尊敬する有田先生のメッセージと同じであった。

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2009.03.28

高速道路千円

景気対策として打ち出された高速道路1000円。今日から地方の高速道路でスタートである。テレビの朝のニュースもトップにもってきていた。さらには、ヘリコプターで高速道路の様子も写しだしている。
ビッグニュースであることがわかる。
これは週に2回、高速道路を使っている自分にとってもビッグニュースである。初めて、このプランを聞いた時には「まさに朗報」と思った。軽米の家と水沢は180km離れている。高速料金は4300円。これが1000円になるのだから、経済的なメリットは大きい。自分の場合、日曜日だけだが(帰ってくる日は金曜日)、半分でも大きい。金曜日も平日割引が効くので、通勤割引を過ぎた時(20時)でも乗る機会が増えるであろう。

ただ、単純に喜んでもいられないと思っている。正直なところ、高速道路での運転で「恐いなあ・・・」と思ったことは何度もある。回数が増えれば、そういう思いも多くなるし、緊張もかなり強いられる。
特に職場で12時間勤務後の高速はやはり疲れが出て、「まずい」と思ったことが何度もある。これが一般道ならすぐに停車してリフレッシュできるのだが、高速はSAまで行かなければいけない。
そして、何といっても冬の高速道路。吹雪の怖さ。
経済的な理由とこのようなことを思って、今までは一般道と併用だった。
これからも、「常に高速」とは考えずに、一般道も併用しながら・・・と考えた方がよさそうだ。

昨年の4月にこういう生活スタイルになった時に2つのことを決めた。
・交通事故にあわない
・かぜをひかない
目標ではなく、「決めた」というところに意味がある。「最優先」を意味するからである。だから、以前より睡眠時間も増えた。そのデメリットも感じてはいるが、現在のライフスタイルでは仕方がない。そのおかげで1年、決めた通り過ごせている。それでも「ヒヤリ」というのは何度もある。「千円だから・・・」と拘束されず、考えていこう。

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2009.03.27

アマゾンに反映

以前紹介した部分執筆書がアマゾンに反映されていました。

学校を活性化する伝統・文化の教育」(学事出版)
小学校学級生活マニュアルプリント」(たんぽぽ社)

他にも紹介したい本がまだまだあります。

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2009.03.26

蛍雪時代

蛍雪時代といえば、私たちの世代は受験雑誌・・・・と連想するであろうが、そうではない。
「釣りキチ三平」で有名な矢口高雄さんのマンガである。ふだんは自炊をしているのだが、たまに外食をする時の食堂に置かれているものだ。

このマンガは昭和30年前後の中学校が舞台である。矢口さんが育った秋田県の増田町。自分も秋田出身なだけに、これだけで親しみを感じる。
さらにその時代の生徒たちのすばらしさ。「7人の侍」の上映会を地域の人対象に行ったり、グランドを自分たちで造って「陸の祭典」をしたり・・・とその自主性には目を見張る。むろん実話であろう。
こんなにも中学生はパワーがあるんだと思うと同時に、そのような生徒の発想を「無理だ」なんていわず、サポートし実現を後押しする教師集団。「理想の学校」がそこにあるのだ。読んでいて、思わず熱くなる。

矢口さんは、生活科発足の頃、教育関係者に講演をしていた。記録を読んだことがあった。自分が生まれ育った自然が、今の自分を作っているという内容だった。美しい自然にすばらしい中学校生活。羨ましくなると同時に、勤務校にも共通するものがあると感じた。

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2009.03.25

ベテラン校長のメッセージ

教諭時代に著名な実践家で、現在著名な管理職になっている方は、それほど多くはないのでは・・・と思っている。向山行雄氏はその一人である。

その向山氏が日本教育新聞にベテラン校長としてのメッセージが書かれていた。

・赴任先が決まったら、地域を事前に調べに行き、実態を把握しようとしたこと。
・授業観察を行った時には授業記録をA4一枚にまとめ、それほもとに課題と改善策を丁寧に説明したこと
・授業がおもしろくなるサポートをしたということ

これらを読んで、向山氏のかつての原稿を思い出した。もう20年近く前のことだと思う。「社会科教育」に連載をされたり、他誌にも多くの原稿を寄稿されていた。その中で、転勤先に行って、地域のフィールドワークをして、そこから教材開発を行っているという話が書かれていた。また、授業記録を1枚にまとめる技術を紹介した時もあった。そういう工夫を管理職になってからも「強み」として、生かしているのだなあ・・・と感じた。
教諭時代の強みは、そのまま管理職の強みになることを実感しているので、大変共感する記事であった。

さらに、「名刺を与え、外部と交渉させる」「会議を増やせば組織が活性化するのではなく、仕事をスムーズにできる環境ができれば、無駄がなくなり残業も減る」といったうなずける提言も多い。注目の管理職だと改めて思った。

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2009.03.24

農業経営に共通すること

今日は地区のPTAの方々との送別会。今までも何回もあり、地域の窓口である自分にとっては大切な場である。
また、違った職業の方とお話できる貴重な機会である。

PTAの中に酪農農家の方がいた。以前テレビで見た、搾乳ロボット(動画がわかりやすい)の話をした。24時間、自動化されていて、パソコンで一頭一頭の管理もできるものである。
そのロボットのことは評価しつつ、次のことを言っていた。

機械はあっても基礎的なことは絶対必要。生き物を対象としているだけに、生きるか死ぬかといった時は自分の経験で対応するするしかない。機械があっても、もともと持っている力が大事。

機械が仕事にもたらす効果は大きい。それでも酪農農家として必要な基礎力、考え方が一番大事だいうことだ。
ふだんのICT活用の授業に共通するなあ・・・と共感してしまった。

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2009.03.23

当事者になってわかる

今年度は校長先生他2名が転勤ということで、離任式で「転任者紹介」をすることとなった。
県や学校によって違うであろうが、岩手県では、転任者の挨拶の前に、簡単な紹介を校長がすることが多い。校長が転勤する時は、これが教頭の役目になる。

ところが、今まで「転任者紹介」で印象に残っていたシーンがあまりない。人数の多い学校にいて、一人一人の紹介する時間が短かったからかもしれない。また、紹介のしかたが事務的だったからかもしれない。
今回はせっかくの機会である。一人あたり1分半程度と計算をして(合計5分弱)、紹介の内容を組み立てた。
基本パターンは一緒である。

・本校在任の期間
・校長・担任・保健というそれぞれの職務で、子どもたちのために努力されたこと
・その人の人柄を示すエピソード
・転任される学校のこと

子どもたちのその先生との思い出が想起される内容を工夫したつもりだ。また、転任される学校は「岩手山が近くに見える学校」というように特徴を必ず入れた。
子どもたちにどれほど印象に残ったかはわからない。しかし、自分なりに工夫したことについては充実感がある。いい経験にもなった。

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2009.03.22

「小学校学校生活マニュアルプリント」

この春刊行の書籍の第2弾です。
「小学校学級生活マニュアルプリント」(上條晴夫編著・たんぽぽ出版)が出版されました。

えんぴつの持ち方、トイレの使い方、そうじのしかた、友だちへの言葉のかけ方、メモのとり方etc。学級担任の指導をサポート!!子どもにわかりやすく教えられる134枚のビジュアルプリント集。

これが表紙帯に書かれた紹介文です。まさにこの通りで、学校生活に関わる全学年の指導プリントがぎっしりと詰まった本です。むろん生活だけだけではなく、発表や辞典の使い方といった授業や活動に関わるプリントもあります。
具体的に指導したい時にプリントがあるとないとでは大違い・・・・そういう経験は誰しもあると思います。しかしながら、実際にプリントを用いて指導できないこともしばしばです。作成するのは、忙しい中大変だからです。その点、こういうプリント集があるととても便利です。職員室や教室に1冊置いておきたい本です。

今回私が書いたのは、学級活動に関わるものです。「朝の会、これでばっちり」「発見!友だちのいいところ」「ポイントはここ!議長のしごと」「心が一つになるキャッチフレーズを作ろう」「世界に一つ!わたしたちの学級歌・学級旗」等、今まで自分が学んだことをプリントにしました。

まだ、アマゾン等には反映していません。先の伝統文化本と同様に反映されたら、また紹介します。

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2009.03.21

40万アクセス

あまりアクセス数にはこだわらないのであるが、区切りとなる時は意識している。
今日、カウンターを見たら40万アクセスを記録していた。04年5月から続けているから4年10カ月での達成である。昨年までは毎年アクセス数があがっていたが、今年度はアクセス数が昨年度より減った。これは管理職になって書く内容も変化したからであろう。もっとも、ページビューでのアクセス数であり、実質的に見た人の数は変わっていない。自分としては、とにかく見ていただけるだけで嬉しいし、「毎日チェックしています」というメールが時々来ると本当に有り難いと思う。

また、おもしろいと感じているのは右下の「検索フレーズ」である。その時々で検索される言葉が時期的なものが多い。たとえば2月だったら、社会科での沖縄と北海道の学習に関するものが多かったし、今は離任式に関わるものも入ってきている。また、春野家ケータイ物語というのも評判であるということがわかる。

本体のホームページは15万アクセス(カウンターが表示されなくなったが・・・)、日記も14万アクセス近くになっている。本当に有り難うございます。

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2009.03.20

予定より早く・・・

今年度の備品購入が完了し、来年度から全学級に「実物投影機+プロジェクタ+マグネット付きスクリーン」が配置されることになった。普通学級が4つ(複式学級が2クラス)と特別教室が1つ(これは私が毎日2~4時間授業を行っている)である。もっとも私物を含めてのことではあるが。

1年前に赴任した時には、ゼロからのスタートだった。「少しずつ増やしていって、数年後には何とか各学級で常置できれば・・・」と思っていたが、これほど早くできるとは思わなかった。上司の理解の大切さを痛感した。
「2学級に1セット」と「各学級に1セット」というのは大きな差がある。他校に転勤する先生が、しみじみと「今年は本当に実物投影機とプロジェクタのお世話になった。転勤した学校でもあればいいのだけど・・・」とつぶやいて、機器がどれくらいの値段なのか聞いていたのが、印象的だった。

今年度は「まず使うのを日常化する」ということだったが、次は「どのような活用をしていくか」というが先生方の話題になるであろう。自分の働きかけも変わってくる。どのような自分の実践ができるか、楽しみである。

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2009.03.19

「学校を活性化する伝統・文化の教育」

この春、今年度執筆したいくつかの書籍が発刊される。あくまでも部分執筆であるが、本になるということは一定期間、読者の目に触れるということであり、価値がある。

今日届いたのは、「学校を活性化する伝統・文化の教育」(梶田叡一監修・中村哲編著・学事出版)である。(まだWebには反映していない。)
この中に前任校の実践である「水墨画教材の指導事例」を書かせていただいた。自分の実践の中ではパーセンテージは低くなったが、もともと自分のこだわりの中のメインは「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」であった。それがホームページやブログにも反映されている。それだけにこの本への執筆は嬉しいものである。

さて、監修者がビッグネームであるが、実際に原稿も執筆されている。実に読み応えがある。その中で「日本の伝統・文化の教育の具体に潜む『落とし穴』」として、
・思い付き的趣味的な活動が少なからず見られる
・エスノセントリズム(自民族中心主義)」と「回顧主義」への警戒の念が常にあってほしい
ということをあげている。確かにそうだ。子どもたちにどのような力をつけるのか。自国だけではなく、他国の伝統・文化も尊重するものにもなっているか。自戒したい。

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2009.03.18

8年越しのイベント

メーリングリストやよく見るブログでの話題が「修了式・卒業式まであと〇日」というのを見かける。
今がまさにそういう時期だ。岩手では今日修了式、明日卒業式というパターンが多い。

さて、卒業記念イベントはあれこれ行ったが、とあるメーリングリストで紹介していただいたので、改めてブログでも紹介したい。

■8年後への自分への手紙
 子どもたちに20歳の自分宛に手紙を書かせる。それを教師が保管しておいて、実際に8年後に子ども達宛に送るというものである。くわしくはこちら

■8年後の再会
 卒業式の日に、20歳になった子どもたちと再会する日時と場所を決めておく。くわしくはこちらこちら

これらは、タイムカプセルと同じように行っている人もけっこういると思う。担任にしかできないことであるし、教師冥利につきるものである。

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2009.03.17

4月号雑誌

4月号の雑誌が発売されている。十数冊年間購読している自分にとって、4月号は注目の号である。どのような新連載が始まっているか。トレンドは何かがわかる。その中から、2冊紹介。

・「学校マネジメント」(明治図書)
特集テーマが「移行期研修-疑問に応える重点資料25選」である。タイムリーな特集は、やはり雑誌ならでは。学力テストの秋田と大阪の話が興味深い。

・「授業づくりネットワーク」(学事出版)
 今月号には執筆していないが、お二人の先生が私のことを取り上げてくださっている。上條先生の連載の中で、自分の実践である「質問がメインの授業」のことを、長瀬先生の楽しい実践の中に自分との出会いが短く書かれている。取り上げてもらえることは、やはり嬉しいことである。

・「ベテラン教師の超ワザ222」(ひまわり社)
 雑誌ではないが、自分も関わった仕事術ミニネタ集。1年で2刷になった。やはり、ニーズがあるのだろう。


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2009.03.16

カーナビ親

ラジオで新語紹介というコーナーがあった。
そこに出てきた言葉で「カーナビ親」ということがあった。我が子の進むべき道を指図し、その通りリードする親ということのようだ。マイナスイメージとして使われているようなので、改めて検索してみた。
どうやら日本経済新聞(1月9日)の記事で使われている言葉らしい。

 ・定義…子どもの進路をカーナビのように案内・指示する親
 ・長所…短期的な処世術を子どもに教えられる
 ・短所…子から失敗体験を奪うため、自己決定力が身につかない
 ・盲点…あくまで我が子中心。社会変革への視点を欠く
 ・背景…派遣社員など非正規雇用の増大、雇用不安を反映

そうそう、確かに長所もあるだろう。特に未来が不安なご時世だったら尚更だ。しかし、短所もその通り。逞しさは身につかないであろう。

ふと連想したのは、「カーナビ教師」だ。少し変えてみると、次のようになるのではないか。

 ・定義…子どもの活動をカーナビのように案内・指示する教師
 ・長所…短期的な活動術を子どもに教えられる
 ・短所…子どもたちから失敗体験を奪うため、自己決定力が身につかない
 ・盲点…あくまで我が学級が中心。その子の長期的な視点を欠く
 ・背景…学級崩壊への不安、学級や児童の問題の過度の意識化を反映

管理職になってみると、子どもたちの失敗体験に対して、自分がゆとりをもたずに対応していた時もあった・・・と気付く。新学期等で、学級を規律あるものにするカーナビ化は必要であるが、過度のカーナビ化はマイナスになる。教師にそのまま当てはまる「カーナビ親」の視点だと感じた。

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2009.03.15

中学道徳副読本

補欠授業で時々道徳の授業をする。急遽の対応の時などに、「では、道徳をしますか?」と申し出るのだ。副読本をもとに子どもたちに考えを発表させる。少人数だから、全員の考えを引き出しやすい。

今日中1の二女が道徳の副読本を読んでいたので、借りた。さっそく読んでみる。実に読み応えがある。「あいさつ」「席がえ」「いじめっ子の気持ち」といった身近な題材は深く考えさせる内容だし、星野富弘さんや骨髄バンク移植の話は感動的だ。小川未明、大仏次郎、水上勉といった著名作家が書かれた話も掲載されている。岩手県版の話も感動的だ。

このような題材を使って中学校では授業をしている。中学校の様子を知ることは、小学校の教育を考える素材にもなる。今回も考えさせられた。

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2009.03.14

バックアップの大切さ

「うまくやって当たり前。間違えると目立つ仕事」はつらい。
大きな行事の放送やプロジェクタでの投影、司会、ピアノ伴奏などは特にそうだ。卒業式にはそのような仕事が多い。

今日は卒業式だった。自分の立場は卒業式での統括である。細かな分担の仕事もあるものの、各自の仕事をチェックしたり、フォローしたりする仕事だ。初めての統括で留意したのが、フォローの方だった。今までの経験から、卒業式ではトラブルがつきものだ。それをどうカバーするかが大事だと思っている。
過去に呼びかけ担当の児童が具合が悪くなって、退席したことがあった。先生方との雑談でこういうことも予想されるということで、そうなった場合でフォローする先生の担当を決めておいた。実際に、式で呼びかけの途中で具合が悪くなった子がいたが、自然にその先生がフォローしてくれた。これは助かった。
放送のトラブルも一部あった。そこで式の途中で、CDラジカセの準備もお願いした。いざという時にはCDラジカセにマイクを近づければ、フォローできると考えてだ。実際には杞憂になった。それはそれでよい。

むろん、自分の出番(開式・閉式の言葉、来賓紹介・祝電披露)はぬかりのないように努めた。無事終了した時には、ホッとした。
自分の立場では、バックアップの大切さを感じた卒業式であった。それにしても、このような形で卒業式に臨むとなると、今までのように「感動に浸る」という部分が薄れるかもしれないなあ・・・と思っている。仕方のないことだが・・・。

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2009.03.13

最後の学級通信は一人一人への思い出メッセージ

本校は学級通信を発行前に教頭が見るしくみである。校長には発行後に提出する。
明日の卒業式前に6年生担任が最後の学級通信を作成していた。
事前に拝見させていただく。そこには、6年生の子たち一人一人のメッセージが書かれていた。
先生方の通信には、「OKです」の他にコメントを書いてお返しすることがしばしばある。琴線に触れた時には特にそうだ。今回は担任の思いが文章から伝わってきて、長めのコメントを書いた。

私自身の学年末の学級通信は「思い出シリーズ」だった。卒業生の担任ではない時もそうだった。
その子へのメッセージ。ちょっと気取った感じで書いたものだった。

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■Hくん
 他の先生方が言う。君の目が変わったと。落ち着きのある優しい目になったと。それは以前の君を否定しているわけではない。人間は、成長すればするほど目が変わって、いくものなのだ。今考えると、水泳強化練習は自分を鍛えるいい場だった。そして、それに君は一生懸命に参加した。自分で自分を変えるチャンスを君自身が生かしたのだ。

■Iくん
 正直に言おう。5年生の時の水泳強化練習の時、君が厳しい練習にどこまでついていけるか不安だった。それが、一日も休まず練習をした。それが、6年生の時に実を結び、選手になった。それだけで十分と思ったが、市内6位と入賞を果たした。スタート台で緊張しきったあの表情が忘れない。同時に、ゴールでタッチした直後の満足そうな顔も。

■J子さん
 君は読書家。誰も認めるところだ。平均一日一冊のペース。5年生の時にも驚いたが、6年生でもそのペースは変わらなかった。そして、私が感心するのは、忙しい中で上手に時間をやりくりしている点だ。合唱クラブも、おけいこごとも並行して読書する。しかも、中途半端にしたのは一つもない。君のその徹底ぶり、今後の何事にも通用することだ。

■K子さん
 君に「代表委員をやって」と私は気軽に頼んだ。「エッ」と一瞬困った表情をしたことを今でも覚えている。ところが、実際になってみるときちんと自分の責任で仕事をしてくれた。それもそのはず。君は水槽が汚くなってくると、いつの間にか水を交換してくれていた。寒い中、係でもないのに・・・細かなことによく気付く人は責任感ももちろんあるのだ。

■L子さん
 君は最初、自分に自信がなさそうだった。自分を出すことを遠慮しているように見えた。でもそうではなかった。活躍の場が与えられると、どんどん積極的になってきた。君の活躍の場は、6年生では陸上だった。4月から朝練習をはじめて、10月までやり通した。陸上競技場で走る君は、何と大きかったことか。自信はその人を大きく見せるものだと感じた。

■M子さん
 君は、何ごとにもズバリと言う。誰が相手でも構わない。たとえ、学級のやんちゃな男の子でも、言うべきことを言っていた。自分の考えがしっかりしていなければできないことだ。それがふだんの生活だけでなく、学級会でどんどん出るようになってきたことを嬉しく思った。一人一人の個性が輝いてこそいい学級だ。君の個性も、学級で光っていた。

■N子さん
 努力の人。今まで君に言い続けてきた言葉だ。聞き飽きたかもしれない。しかし、あえてまた言おう。君は本当に努力の人だ。それも、人に言われての努力ではない。すべて自分で考えて、努力するというの点が尊いのだ。だから、君は自分の人生を切り開いていくであろう。それは、努力という財産が君にあるからできることなのだ。

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今から14年前。教師になって10年目の子どもたちへのメッセージである。
この時には卒業式で大粒の涙を流し(式場を出た後、子どもたちの第一声は「先生が泣いている!」)、教室でも泣きながら一人一人に学級通信を渡した。全員分を書くと4枚ぐらいになる。それを真っ白い封筒に入れて渡したのだ。その個へのメッセージを添えて。一番泣いた卒業式だった。

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2009.03.12

第10回東北青年塾

4月に第10回の東北青年塾が開催されます。
今回はこのブログでも何回か紹介した岩手県の野口先生がメイン講師です。
新学期の学級づくりのいいヒントが間違いなく得られます。
私自身は不参加ですが、ご都合のつく方はぜひご参加ください。

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 授業中、子どもたちが教師の話を聞かなかったり、すぐに立ち歩きを始めてしまったりして、授業成立が難しくなってきている状況に「授業づくりネットワーク」ではいち早く注目し「授業成立プロジェクト」を立ち上げ、研究を進めてきました。
 ここ東北でも「授業成立の基礎技術」に関する考えを深めようと「東北青年塾」を2007年9月に立ち上げ「『授業成立の基礎技術』の集積・習得・開発」を行って参りました。
 東北青年塾も3年目になり「授業成立の基礎技術2」として、より「授業の荒れ」に対応したイベントや話し合いを続けていこうと考えております。

 2009年度最初の東北青年塾は、メイン講師に野口晃男先生をお迎えします。テーマを「子どもの内面を理解するための考え方」と題し、東北青年塾生の模擬授業、野口晃男先生の講座、上條晴夫先生と野口晃男先生によるライフヒストリーを意識した対談で半日を過ごす予定です。新年度を迎える今、やる気エネルギーを倍増させるには最高の時です。ぜひ、お申し込みください。

 メイン講師の野口晃男先生は、元公立小学校の校長先生で現在は全国各地に赴き「保護者や子どもをどのように理解し、対応していくか」といった内容の講演や講座を数多く開いておられます。

■テーマ  子どもの内面を理解するための考え方
      ~子どものメッセージをキャッチする!~
■主 催  東北青年塾
■日 程  2009年4月11日(土) 12:50~17:00
■場 所  仙台市青葉区中央市民センター 第2会議室
■参加費  2000円
■内 容

12:50~13:00
1 開会行事

13:00~14:40
2 模擬授業、ミニ講座、レポート発表
「子どもの内面を理解するための考え方」に沿った東北青年塾生
3人の発表を予定しております。

14:50~16:20
3 野口晃男講座 「子どもの内面を理解するための考え方」
         
16:20~16:50
4 上條晴夫・野口晃男【対話型インタビュー】「野口晃男実践の
特徴とその由来」

16:50~17:00
5 閉会行事

18:00~
懇親会

■定 員  50名
■締 切  4月10日(金)(または、定員に達し次第)
■申込方法 以下の必要事項をご記入の上、メールにてお申し込み
ください。
      iabetaka@yahoo.co.jp(東北青年塾代表:阿部隆幸)
      参加費、懇親会費は当日受付でお支払いください。

 1 名前
 2 勤務先
 3 メールアドレス
 4 懇親会参加の有無

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2009.03.11

一人一人が緊張するいい瞬間

今日は修了式予行だった。
卒業式は学校によって違いがあるものの、修了式は今までの学校はほぼ同じだった。
それが、最初の学年の様子を見て、「あー、小規模校だったらこうなるんだ」と感じた。
今までの学校では、「第5学年修了生、男〇名、女〇名、計〇名、起立。代表〇〇〇〇」というような形で一斉に立っていた。今日見たのは、「第5学年修了生、〇〇〇〇(名前)」「はい!(起立して礼)」というように一人一人が名前を呼ばれて、立って礼をするのである。5人なら5人全員が一人一人名前を呼ばれる。
「そうか、全員の名前を呼ぶのか。本来であれば、これが正しいのであろう。人数が多いので省略しているだけなんだ・・・」と改めて気付いた。小規模校ならでは・・・である。もっとも修了証書をもらうのは代表児童だが。

それにしても、一人一人、名前を呼ばれて返事をする時には、けっこう子どもたちは緊張している。全力で「はい!」と返事をして、きちんと礼をする。その子にとっていい瞬間である。大規模校だとこうはいかない。

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2009.03.10

リレー物語作文

久しぶりに授業実践のエントリーである。
今日は都合により、高学年の国語をもつこととなった。すでに教科書は終えている。1時間で終える授業をその場で行う。
パッと思い浮かんだのが、「リレー物語作文」である。

・6人程度のグループを作る。
・5分ぐらいずつリレーで物語を書く。
・6段落の物語が6つできることとなる。
・下品なこと、人を傷つけるようなこと等は書かない。

簡単に説明をしたら、子どもたちは「おもしろそう」とノッテきた。
最初は全員物語の場面設定である。主人公と周囲の様子についてまずは書いてもらった。その他付け足して、4~5分で、用紙を次の人に回す。2つ目からは、前の人が書いたものを読んでから物語を書き始める。ここが頭の使いどころである。後半になればなるほど、それまでの物語がおもしろくて笑いも起きている。それは、子どもたちの創作意欲をさらに高めるようである。
合計30分ほどで6つの物語が完成した。終わってから、みんなで回し読み。子どもたちは創作活動を十分に楽しんだ。「先生、次の時間もやりたい!」とアンコールの声が子どもたちから出たほどだ。

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このネタは子どもたちから学んだものだった。ちょうど10年前。6年生の担任をしていた時に、卒業を控えて、「アンコール授業」を最後にしていた。小学校生活のラストに思い出に残った授業を再現するというものだ。
そこには、自分が実践していない授業もあった。それがこの「リレー物語作文」である。確かに子どもたちが夢中になる。表現の楽しさを誰でも味わっている。もちろん、作品を読む楽しさも。それ以来高学年担任の時には必ず行っており、毎年楽しんでいた。オススメの実践である。

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2009.03.09

卒業証書を受ける手はどっちから?

本校の卒業式は中学校と一緒のため、県内でも小学校では一番早い(たぶん)。
今週の14日(土)である。(だから春休みが長い。冬休みや夏休みとほぼ同じぐらいある。夏休みも冬休みも春休みもほぼ同じ日数という学校は珍しいであろう)
そのため、今が卒業式練習のピーク。
そんな中、先生方との雑談で、卒業証書を受ける時、右手からか左手からか話題になった。今までは左手からでやっていたとのことだったが、自分が前任校時代は右手からだった。「その学校なりでいいのでは・・・」と思ったが、気になったのでネットで検索してみた。

そうすると質問サイトに同じ質問をした先生がいた。それへの回答も右手からと左手からと様々。ただ、先のサイトの紹介されていたこちらのWebは深い礼儀作法を心得ているような方のようだった。
今回これらのサイトを見て思ったことは、「〇〇という方法が一般的」という場合、えてして自分の経験だけの範疇で言っていることはないかということである。その地域だけの常識というのが、教育の場合はあるのではないか。心したい。

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2009.03.08

このごろ失いつつあるもの

いつだったか、「先生のブログを読んで、『どうしてこんなに前向きになれるのか』とよく思う」という感想を言われたことがあった。自分の思いを率直に書いているものの、「ブログには前向きなメッセージを書こう」という意志表示も一定の割合であるのかもしれない。
それでも、日々学ぶことは事実として多い。年齢を重ねるほど、「我以外皆師也」という吉川英治の言葉が身に染みる。

同時に、失いつつあるものも意識している。担任の立場であれば・・・というものはけっこう多いし、集中力の減退も時々感じる。
そして、この1年、強く意識したのが体力である。環境が変わったということもあるが、休日の有り難みを感じる日が増えた。幸い健康に事故もなく過ごすことはできたが、今の体力とうまく付き合って毎日過ごしていかなければいけないなあ・・・と思う日々である。(体力維持のための運動を本気で考えなければ・・・)

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2009.03.07

実践がWebに

2月に行われた本校の授業のことがWebに出ていたので、その紹介です。

一つ目は、「食育の授業」です。実際に参観された方によるレポートです。
5・6年に入り、2時間授業をしたものです。私の授業の意図も書かれています。
デジタルコンテンツをどう使うかという点を考えた授業でした。紙プレゼンは実物投影機で映すことを意図したもので、結果的に子どもたちは喜んで取り組みました。

もう一つはユニセフの授業です。こちらはプロデュースする側。このような授業を・・・ということをお願いしました。
専門家の話はやはり貴重でした。それにしても、蚊帳(かや)については子どもたちは全く知りませんでした。すっかり「昔のもの」です。自分はしっかりと使っていた世代ですが・・・。

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2009.03.06

若手の声

この頃、若い先生や学生さんのメールが月に数通届く。ほとんどが「価値ある出会いが教師を変える」を読んだことがメールのきっかけのようである。「教師という仕事について改めて感じた」「もっと自分から研究会に出ていこうと思った」等、それぞれ感想は異なるが、何からの印象に残ったのは同様のようであった。

これは今までの著書ではあまりなかったことである。授業のアイデアやノート指導、学級通信関係の本を今まで出してきたが、これらはやはりノウハウ中心であった。それらはそれらの役割がある。(事実、「学力のつくノート指導のコツ」は今も一定数、売れている)
同時に「価値ある出会いが教師を変える」も、読んだ人にとっては教師人生を考えるきっかけとなっているようである。

また、とあるセミナーで講師の役割を終えた時に、残っていた若手の先生から相談や感想を言われた。講座の内容に呼応してのことだった。自分もそうだったが、若手時代は実践してもうまくいかない時の方が多かった。特に初任時代は、「今回はうまくいった」という方がはるかに少なかった。日々悩んでいる若手の先生方に自分にできるアドバイスをした。

このような若手の声を聞くと、自分たちの世代の使命を改めて感じている。もっともっと自分たちより下の世代のために精力を注がなくては・・・と。

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2009.03.05

「子どもも先生も思いっきり笑える73のネタ大放出!」

2005年から2年近く、「授業成立プロジェクト」というメルマガの編集長をしていた。週1回の発行である。原稿を集め、編集しての発行。時には自分も原稿を書いたから、時間がない時は編集作業が厳しかった。
その後、山口の中村健一先生に引き継いだ。中村先生は計画的に原稿を依頼し、適切に編集してくださった。一応自分も「編集サポート」として、スタッフになっているが、サポートは全く不要だった。それだけで、中村先生に敬意を表したい。その他にも、編著「社会科の授業ミニネタ&コツ101」の本にも副編著者として、たくさんのネタを執筆していただいた。
もう何年も一緒に仕事をしているのだが、実はまだ一度もお会いしたことはない。全てネット上でのやりとりである。それでも、日ごろの仕事ぶりには敬意を表している。

その中村先生が単著を発行された。
子どもも先生も思いっきり笑える73のネタ大放出!」(黎明書房)である。「笑い」で子どもたちの心をつかみ、子どもたちが安心して自分の力を発揮できる教室づくりの、楽しい73のネタを紹介している。

「初めての出会いのアイディア」「月曜朝のどんより重たい空気を変える!」「自然に拍手が起こるクラスをつくる!」「教室がなごむ教師のちょっとした話術」といった項目を見るだけで、楽しい学級が想像できる。自分もそのような学級を目指しただけに、共感できる。
実際のネタも、「拍手の練習―いいとも風の終わりかた」「仲直りはショートコント風で」「小声で正解を教える」というように教師の遊び心だけではなく、子どもに対するやさしさが垣間見える。(くわしい目次はこちら

さらにこの本で特徴的なのは、「携帯ブックス」と銘打っているという点である。文庫本より少し大きいだけのサイズであり、教室の教卓や本棚に置くだけではなく、移動した時にも持ち運びに便利である。むろん、鞄に常時入れて、すきま時間に読みミニネタを自分のものにすることも可能である。

ということで、温かい学級経営を目指している先生方にはお薦めの一冊である。

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2009.03.04

読書ボランティアさん

昨日で月2回の読書ボランティアさんによる読み聞かせが終わった。
最終回ということで3人の方のスペシャルバージョン。
・2冊の本の読み聞かせ
・読書クイズ
・全国各地の方言による「かさこじぞう」(3人での)
というように、構成も工夫されたものだった。「いやー、すばらしい!」と本当に思った。これがボランティアなのだから。

読書運動の盛んな地域の学区である。ボランティアの皆さんも、お子さんの頃からきっと読書に接していたに違いない。その影響がしっかりとプラスになって、こういう形になって表れているのだと思った。
今年学校に出向いていただいた回数は何と19回。熱意がなければできないことだ。

そして、このボランティアの皆さんの影響は子どもたちだけではない。実は私にもある。多くのすばらしい児童書があることを改めて感じた。20代の頃は学級の読み聞かせもよくしていたが、ここ十数年は読み聞かせも年に数回程度。すっかり遠ざかっていたが、読書のすばらしさという点を自分自身が学んだ。
終了後の談話で来年度の新しい構想も決まりつつある。来年度の実践が楽しみである。

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2009.03.03

授業づくりネットワーク2009春

 毎年開催されている授業づくりネットワーク春集会が今年度も行われます。
 新年度に向けて多くのことを学ぶ貴重な機会です。いかがですか。

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授業づくりネットワーク2009春

「教師の学び ― 安定した授業・安心のある学級を」

 授業づくりネットワークでは、今まで「授業成立の基礎技術」の成立を柱に活動を重ねてきました。すでに4年が経過します。ほぼ成功を収めたと言ってもよいと自負しております。これからは、「教師教育」にさらに力を注ぎ、そこに焦点を絞りたいと考えています。

 最近、若い先生方の採用が徐々に増えてきています。その若い先生方をも仲間に入れて、新しいものを求めていこうと思っています。ベテランの先生方から若い先生方と多くの文化を伝えながら、逆に若い先生方のフレッシュな考えを引き出しながら、楽しい研究会を企画できればと多くのテーマを模索している研究会が授業づくりネットワークです。

 今回の春の大会では、教師の学びにおいて、さらに詳しく言えば、教科書定番教材やそれに対する学習方法への姿勢において、蓄積感に裏打ちされた安定した気持ちで授業を構築でき、子どもたちと接していくことができればと考え、様々なプログラムを用意いたしました。
 具体的には、「教科書定番教材で学ぶ言語活動」「授業の導入・つかみ型の工夫」「ライフヒストリーからの学び」という三つの切り口から、授業・学級経営に対する研究成果を求めていこうというものです。
 最後に、情報提供として、文部科学省初等中等教育局教育課程課長から、現代の様々な問題を踏まえながら、現場の先生方の理解を広め、新学習指導要領が実りあるものになるようにしていくために、できる限り具体的な講演をお願いする予定です。

 すべての教師が日常的に学ぶために、さらに安定した授業を求めて、安定した学級経営が模索できるように、21の講座を設定いたしました。この中から、3つを選びご参加ください。お待ちしております。

■日時 2009年3月29日(日) 10:00~17:30(受付は9:30~)

■会場 成蹊大学8号館
 http://www.seikei.ac.jp/university/
 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
 〈アクセス〉
  JR中央線・総武線(東京メトロ東西線)・京王井の頭線吉祥寺駅下車
  ・吉祥寺駅北口バスのりば1・2番より関東バスで約5分成蹊学園前下車
  ・吉祥寺駅より徒歩約15分

10:00~10:20 全体企画「教師の学び-安定した授業・学級経営の模索」とは。

10:30~12:30 ワークショップ1 教科書定番教材で学ぶ言語活動

 教科書には定番教材があります。それを着実に授業にかけることができるというのは、授業に対する安心感・安定感につながっていきます。その教材に対して、新しい学習指導要領では、すべての教科について、「言語活動」という言葉が登場しました。この言語力を身につけ、発表ができるように子どもたちを鍛えていくためのワークショップです。

 A 「小学校国語の文学教材に活用する群読」
             加藤 恭子氏(北海道・伊達市立東小学校)

 B 「中学校国語の文学教材に活用するミニワークショップ型授業」
             平山 雅一氏(北海道・三笠市立三笠中央中学校)

 C 「国語の説明文教材に活用する要点・要約・要旨学」
             白石 範孝氏(東京・筑波大学附属小学校)

 D 「国語の音声言語教材に活用する学習ゲーム」
             鈴木 啓司氏(千葉・市川市立曽谷小学校)

 E 「国語の作文教材に活用するライティング・ワークショップ
             池田 修氏(京都橘大学)

 F 「理科の実験教材に活用するミニネタ」
             真田 伸夫氏(山形・寒河江市立白岩小学校)

 G 「社会の歴史教材に活用するワークショップ型授業」
             松島 久美氏(山形・天童市第二中学校)


12:30~13:30 昼食休憩


13:30~14:30 授業の導入・つかみ型の工夫

 授業の最初の5分が勝負と考えています。その5分の間に、子どもたちの興味・関心を取り上げたい内容に引きつけ、授業のメインの活動に引き込むポイントがあるはずです。例えば、教師が教材に関する発問をして、それとくっつけて、その後に子どもたちのアクティビィティを用意します。具体的には、ゲームであったり、クイズであったり、パフォーマンスであったり、最近のICT型の授業スタイルであったりします。

 H 「教室の空気をあたためるなごみ・トーク系導入」
             田中 博司氏(東京・杉並区立杉並第九小学校)

 I 「落ち着いた雰囲気をつくるいやし系導入」
             米望 久美子氏(埼玉・さいたま市立与野八幡小学校)

 J 「学習主題に迫る授業目標系導入」
             星 彰氏(東京・調布市立調和小学校)

 K 「教室を盛り上げるパフォーマンス・いたずら系導入」
             田中 光夫氏(東京・羽村市立栄小学校)

 L 「子どもたちを注目させる小道具・ビジュアル系導入」
             中嶋 卓朗氏(宮城・仙台市立桜丘小学校)

 M 「頭の回転を高めるクイズ・ゲーム系導入」
             堀 多佳子氏(宮城・仙台市立小松島小学校)

 N 「楽きびしく鍛える脳トレ・トレーニング系導入」
             大谷 雅昭氏(群馬・藤岡市立藤岡第二小学校)


15:45~16:15 ライフヒストリ-からの学び

 一人ひとりの教師には他人には真似のできない、独特の授業スタイルがあります。しかしその教師の技術は共有されて始めて、すべての子どもたちの役に立ち、一般化されて始めて、みんなのものとなります。ライフヒストリ-研究は、実践家の先生方に、なぜそのような形の授業スタイルを取るのか、根掘り葉掘り質問を行いながら、それを明らかにしていきたいコーナーです。

 O 「個人史としてのユーモア詩」   増田 修治氏(白梅学園大学)

 P 「個人史としてのICT活用教育」   阿部 隆幸氏(福島・本宮市立糠沢小学校)

 Q 「個人史としてのアドラー心理学」 赤坂 真二氏(上越教育大学教職大学院)

 R 「個人史としての群読授業」     高橋 俊三氏(前群馬大学)

 S 「個人史としての体験学習法」   甲斐崎 博史氏(東京・羽村市立栄小学校)

 T 「個人史としてのお笑い教育」   中村 健一氏(山口・岩国市立通津小学校)

 U 「個人史としてのミニネタ」    土作 彰氏(奈良・広陵町立広陵西小学校)


16:30~17:30 「新しい学習指導要領をどのように活用するのか」(講演)
 文部科学省 初等中等教育局 教育課程課長 高橋道和氏

 新しい学習指導要領の改訂のポイントの整理と、現場の先生方にどのように学習指導要領を理解し、現場のなかで活用していってもらいたいと考えているのかについて、できる限り、わかりやすく解説してもらいます。

18:00~19:30 懇親会(希望者のみ)

【参加費】
 一般   4,000円
 会員   3,000円
 一般学生 2,000円
 会員学生 1,000円

【懇親会費】
 3,000円(希望者のみ)

●申し込み方法
 下記についてHP、Eメール、郵便、FAXでご連絡ください。
  (1)氏名
  (2)一般・会員・一般学生・会員学生の別
  (3)〒・住所
  (4)電話・FAX番号
  (5)Eメールアドレス
  (6)勤務先名
  (7)希望するワークショップ
    10:30~12:30 1(A~Gを選択):(  )
    13:30~14:30 2(H~Nを選択):(  )
    15:15~16:15 3(O~Uを選択):(  )
  (8)懇親会参加の有無
 *参加費、懇親会費は当日払いです。
 *当日受付も行いますが、希望する講座に参加できない場合もあ
  ります。(各講座の定員30名前後)
 *各講座の詳しい内容は次のアドレスをご覧ください。
  http://www.jugyo.jp/nw2009haru/
 *申し込み後、連絡が全くない場合はトラブルが予想されます。
  恐れ入りますが、再度ご連絡ください。

●申し込み先
 (HPの場合)
  http://www.jugyo.jp/nw2009haru/
 (Eメールの場合)
  nw2009haru@jugyo.jp
 (郵便・FAXの場合)
  〒162-0814 東京都新宿区新小川町6-12
         授業づくりネットワーク事務局
  TEL&FAX 03-3269-3715

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2009.03.02

最近の本棚から

久しぶりの図書紹介である。読んだ本のうち3割~5割を紹介しているが、久しぶりということは、それだけ読書量が最近少ないことを表している。反省。

□「社会経済システムの理解」(福山憲市著 明治図書)

著書の福山先生は20年以上も前から有名だった。同世代として「すごいなあ」と思っていた私は、福山先生の「学習ゲームのネットワーク募集」の呼びかけにすぐに申込み、数ヶ月ほど情報を送っていただいていた。インターネットなどない時代。郵便で定期的に魅力的な学習ワークが届いた。お礼を書くとすぐに返信が届いた。そのエネルギッシュな様子に刺激を受けたものだった。
さて、この本は先週の出張で経済教育に興味を感じたので購入。小学校での経済教育の本は限られている。これを読むと3年~6年の社会で十分に実践できることがわかる。特に歴史分野での実践には驚いた。

□「野村再生工場」(野村克也著 角川書店)

野村監督の本はいつ読んでもおもしろい。この本の副題は「叱り方、褒め方、教え方」と書かれており、教育に通じる部分も多い。一番参考になったのは、田尾監督解任のエピソード。管理職として、どういう振る舞いを同僚にすべきか考えさせられた。むろん単なる読み物としてもおもしろい。

□「学ぶ意欲の心理学」(市川伸一著 PHP新書)

このような本を学生時代や若い頃に読んでおけばよかった・・・とこのごろ痛感する。基礎的な知識を身につけるだけではなく、どのような考え方をしていけばいいか読みながら考えさせられる本である。


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2009.03.01

ようやく3月

無事3月に入った。「無事」と書いたのには訳がある。
今の自分の環境で「冬」を乗り切るのが、今年の重大事だったからだ。

今の勤務校は県内でも寒さが厳しい。さらに自分は毎週片道200km近くを往復している。生活面、安全面でも冬を無事乗り切ることが、今年は重要なのである。心配事や迷惑をかけることがあっては、仕事にも私生活にも支障をきたす。

一番は雪である。これについては暖冬で助かった。雪道での運転は、慎重に慎重を重ねても「ヒヤリ」という瞬間がある。それが暖冬で少なかった。それでも雪道3~4時間の運転はやはりきつかった。今まで感じたことのない肩こりはするし、疲れも残った。
高速道路が封鎖された時には、噂通り大変だった。20kmを進むのに2~3時間。もっとも1回限りだったが。

もう一つは寒さ。「軽米の寒さは厳しい」と以前住んでいた人は皆話していた。確かに水沢よりはそうだった。が、これも覚悟をしていただけに、「それほどでも」というのが実感だ。ただ、学校の水道が凍った時には参った。その仕事にかかりっきり。冬休みだったから助かったが、「水はライフライン」ということを痛感した。

もっとも大変なことばかりではない。スキー場初体験や校内雪像祭りといった冬ならではの経験ができた。これは雪のよさを生かしたものだ。

3月といっても油断してはならないが、それでも春の足音が近づいている。来年度のことも同時進行で進んでいる。校内はもちろんだが、自分の中でも重点に置くものはすでに決めている。「まとめの時期」と同時に「スタートのための準備時期」ということを意識して、1カ月がんばっていこう。

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