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2009.03.19

「学校を活性化する伝統・文化の教育」

この春、今年度執筆したいくつかの書籍が発刊される。あくまでも部分執筆であるが、本になるということは一定期間、読者の目に触れるということであり、価値がある。

今日届いたのは、「学校を活性化する伝統・文化の教育」(梶田叡一監修・中村哲編著・学事出版)である。(まだWebには反映していない。)
この中に前任校の実践である「水墨画教材の指導事例」を書かせていただいた。自分の実践の中ではパーセンテージは低くなったが、もともと自分のこだわりの中のメインは「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」であった。それがホームページやブログにも反映されている。それだけにこの本への執筆は嬉しいものである。

さて、監修者がビッグネームであるが、実際に原稿も執筆されている。実に読み応えがある。その中で「日本の伝統・文化の教育の具体に潜む『落とし穴』」として、
・思い付き的趣味的な活動が少なからず見られる
・エスノセントリズム(自民族中心主義)」と「回顧主義」への警戒の念が常にあってほしい
ということをあげている。確かにそうだ。子どもたちにどのような力をつけるのか。自国だけではなく、他国の伝統・文化も尊重するものにもなっているか。自戒したい。

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