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2009.04.30

やはり1年生Ⅱ

今日も1年生。
「やはり1年生」と感じることが何度もある。

朝の会。一通り今日の予定を説明してから、「何か聞きたいことは?」と言うとある子が手を挙げた。
指名すると、「勉強することが楽しいです!」。こちらの意図とは違うのだが、「おー、それは楽しみだね」というと別の子も「国語が好きです」。さらに、呼応するように他の子も・・・・。何ともすばらしい学習意欲。

本校には観測塔がある。生活科の学習でそこに登ってみた。学校の屋根よりも高いところから周囲を見ることができる。裏にある牧場(牛がたくさん放牧中)もはっきりと見えた。思わずみんなで「ヤッホー!ヤッホー!」。観光気分だった。

帰りの準備の時。いったんランドセルを「ロッカーに置きなさい」と指示をした。そうしたら、ある子がまじめな顔で、廊下にランドセルをもっていって置こうとした。「ロウカに置きなさい」と聞こえたようだ。思わず「クスッ」。そういえば、かつて1年担任をした時に、前を向かせようと「先生におへそを向けなさい」と言ったらおへそを出して見せようとした子がいた。こんなところも1年生だ。

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2009.04.29

 転勤挨拶状への返信

 今年も転勤者からの挨拶状が来る時期となった。
 一人一人の文面自体は定型的なもので似ているが、添え書きがやはり嬉しい。「いきなりの6担になりました」「自然豊かな学校です」「明るい職員室です」等々、少しではあるが近況がわかる。「ああ、がんばっているなあ」「これから教師として成長するだろうな」と思う。

 さて、この転勤挨拶状は教師になってからずっといただいている(当たり前だが)。それに対して返信することは、わずかであった。その頃の筆不精が原因であるが、周囲が「返信無用」のような慣例になっていたのも原因である。事実、自分自身が初の転勤の時に挨拶状を出してもそれほど返信はもらわなかったので、「そういうものだ」と思っていた。

 ただ、2度目の転勤が130km離れた宮古市だったので、諸先輩から「どんな場所にも子どもたちはいます。海辺の子どもたちのために仕事に励んでください」「成長して戻ってくるのを待っています」といった励ましをいただいた。岩手県では、県北出身の教師が少ないために県南部や中央部の教師も一定期間は県北勤務を経験しなければいけない。住宅がその地にあっても、引っ越したり単身赴任したりする。「いよいよ県北だ」と思っての転勤だったので、その励ましが大変心にしみた。
 また、こと返信に関しては有田先生の行いから学ぶことが大きかった。ハガキを出した数日後には返信が届いていた。おそらく、即返信されていたのであろう。お忙しい中でも1日数十人ずつ書かれていたに違いない。

 このような経験を経て、今は挨拶状に可能な限り早く返信を出そう・・・と思っている。メールと違いハガキも手紙も時間がかかる。その時間も、「その人のために費やす時間」と思えば有り難い時間である。

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2009.04.28

やはり1年生

昨日、今日と1年生に補欠授業で入っている。
入学してまだ3週間あまり。
「1年生はやはり1年生」と何度も思ってしまう。

まずは反応が豊か。思わずこちらも反応が豊かになって、表情や声も変えてしまう。すると、それがまた子どもたちにとってはおもしろかったようで・・・。
帰りの会では「今日がんばったみんなに花丸をあげます」と言って空書きで花丸を書いた。それを「はい!」とみんなにプレゼントするポーズをとったら、その「エア花丸」を「いいものもらった!しまっておこう」と子どもたちがランドセルに入れる真似をした。その動作に思わず微笑む。
こんなことが1日に何度もある。

自分が1年生を担任したのは20代の頃だ。それも2回。その時の子どもたちを思い出した。やはり反応が豊かだったし、たくさんのエピソードがあった。違うのは自分の対応。「若くてしかも担任」だったから、はみ出した行動への対応はゆとりがなかった。反省しきりである。

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2009.04.27

共感できる原稿

スカッと気持ちのよい原稿に出会った。
こちらのメールマガジンである。
書かれている内容が具体的にイメージできる。そして、子どもたちにきちんと求めるべきものが明快。子どもたちも教師に言うことに納得するであろう。
そして何よりも自分が担任時代に実践していたことに共通するものが多く共感してしまう。「形式行為をやめる」「お願いをする」ということなどは、低学年時代ほど徹底したものだった。すると、子どもたちもぐんぐん成長していった。

こういう原稿がメールマガジンで読める。有り難いことである。
このメルマガには私も5年半連載させてもらった。3年分ぐらいはこちらに整理されている。
メルマガなので、原稿料などはない。その分、自分のデザインで好きなことを好きなだけ書けた。しかも月に1回、定期的に書かざるを得ない。自分の実践を積み重ねるにはもってこいの自由連載だった。有り難い原稿であった。

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2009.04.26

季節はずれの雪

今日も寒い日だった。4時過ぎのテレビを見ていたら「高速道路閉鎖」のニュースが入ってきた。「そんなに風が強いのか」とWebを見てみたら、何と「県北の雪で閉鎖」とのこと。

いつも夜に移動している自分にとっては、驚きである。県南では予想できない天気であった。天気予報にも雪は出てこなかった。こういう時にネットは強い。改めて天気予報を確かめると、曇りマークであるが、yahooの「みんなで実況!今の天気」は雪の数値ばかり上がっていた。今度はライブカメラを探してみる。すると、高速道路は真っ白。

ここからは即決。かなり早い晩ご飯を食べ、すでに交換していたタイヤを冬用に交換。ガソリンスタンドにもっていったら、「えっ?」と店員さんが驚いていたけど、「県北は雪です」と言って、急いで前だけ交換してもらった。
高速道路が閉鎖されると国道が大混雑する場合もあるので、降りるインターチェンジも混雑しないところに決めた。5時出発。

結果的に自分が県北に着く頃には雪も小降りであった。高速道路は閉鎖されたままだったが、道路もノーマルタイヤでもゆっくりいけば大丈夫だった。
結果論から言えば、そんなに急いで出発しなくても・・・ということになるかもしれない。
しかし、「自分が余裕をもって運転できる」ということを考えたら、今回の判断はよかったと思う。遅い出発だったり、「ノーマルタイヤで大丈夫か?」と不安を抱えたまま運転したりしていたら、少なくても安全面の確率は低くなっていたであろう。
さらに今回の出来事で改めてわかったことがあった。「リアルタイムのWeb情報の有り難さ」と「自分の中での優先基準があれば判断も早い」ということである。情報収集と判断基準は危機管理においての重要ポイントであろう。これも一つの学びである。

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2009.04.25

失敗談と参考文献

昨日紹介した「明日の教室」を読む。
この本の特徴は一定のフォーマットに従って書かれていることである。
1つのテーマが8ページで構成され、最初の2ページで、そのテーマの「基本的な考え方」「主な失敗例」「ポイント」「この他に押さえたい活動」をまとめ、その後に「ポイント」のひとつひとつについて、さらに詳しい内容を紹介している。このフォーマットが執筆時には「厳しいなあ・・・」と思ったこともあったが、いざ完成物として手にしてみるととてもいい。

まず失敗例。これが共感を呼ぶ。「ある、ある。こういう失敗」という感じだ。自分自身の経験でもよくわかるものが多い。それらを読むから、「基本的な考え方」や「ポイント」が説得力を増す。
また、 参考文献も最近の図書だけではなく、10年以上前に自分が読んで実践のヒントになったものも結構出てくる。もちろん自分ももっているので、改めて読んでみようと思った。

これらは、そのままこのブログのヒントとなりそうだ。これから自分の失敗例やかつての参考文献が出てくるかもしれない。

★改めて今春の自分が関わった発行図書
・「学校を活性化する伝統・文化の教育
・「小学校学級生活マニュアルプリント
・「すべての子どもがわかる授業づくり 教室でICTを使おう
・「明日の教室

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2009.04.24

「明日の教室」発刊!

この春発刊の執筆本の紹介(ラスト)です。

「明日の教室」(ぎょうせい)が発刊されました。全5巻のうちの第1巻です。編者は京都の池田先生と糸井先生。授業づくりネットワークで、8年前からの知り合いです。お二人のパワーにはいつも圧倒されっぱなしです。それは日々のブログを見てもわかります。(池田先生糸井先生

そのお二人が池田先生の転職を機に京都で一緒になり、「明日の教室」を始めました。私も講師として一昨年の7月におじゃましました。そして、どんどんプロジェクトが発展して、今回の発刊となったわけです。
HPによると発刊の趣旨は次の通りです。
-----
団塊の世代の大量退職・若手教師の大量採用が続いています。
こうしたなかで、ベテラン教師の優れた力量が、
次世代にきちんと継承されないおそれが生じています。
一方では、「モンスターペアレンツ」と呼ばれる保護者の要求に応えるなど、
教師の置かれている状況は厳しさを増すばかりです。

このシリーズは、こうした状況に対処すべく、
ベテラン教師の力量を「明日の世代」につなげていくものとして刊行します。

子どもをひきつける学級経営をテーマとし、
学級づくりや授業づくりなどの具体的ノウハウをまとめ、
ベテラン教師のテクニックを伝える視点で執筆しました。
テーマの設定についても、「朝の会」、「席替え」、「チョークの使い方」など、
具体的なものとしています。
校内外研修のテキストとしてご活用いただきたいシリーズです。
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月に一冊ずつ、毎月発刊されていくが、今回は第1巻。私も24ページ分、書かせていただきました。
しかも、「1 教師の一日」の「・朝起きたら/出勤中」「・学校についたら」「・朝の会」というようにトップバッターです。この書籍の最初のページに書かせてもらったことを本当に光栄に思います。
目次と購入はこちらから。アマゾンでも予約できます。それにしても全巻の執筆者には圧倒されます。池田先生、糸井先生が編集段階で何度も「すごい本」と言っていました。私も全巻読むことが楽しみです。

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2009.04.23

苦手なもの

昨日は地区の副校長会の歓迎会であった。41人の副校長会の組織。4人の新メンバーを加え、にぎやかな会であった。自分も2年目ということで、知っている先生方が多くなり、あれこれ楽しい話を聞かせてもらった。

さて、これで一通り歓迎会が終わった。歓迎会に出て、つくづく感心するのが挨拶する皆さんの上手さである。

・聞き手の顔を見て、思いを込めて語る方
・準備をしっかりとしてきたことがわかるメモを時々見ながら、わかりやすいお話をする方
・印象に残るフレーズ、トレンドの話題を入れて話す方
・短時間でも一つクスッと笑えるお話ができる方・・・等々

「教員の話は長い」ということをかつてよく感じていたが、そんなことはない。なかなかの挨拶ばかり聞かせていただいた。
私自身は挨拶はとても苦手である。立場上、挨拶をしなければいけない時がある。それなりに準備はするものの、「定番のセリフ」すらうまく言えないこともある。ユーモアなんて全くなし。
だから、「突然の指名」なんてとんでもない話である。

ただ、この挨拶の分野だけは今まで「原則」を学んでいない(学ぼうとしていない?)ということも理由として上げられるであろう。それは逆に言えば、原則を学べば伸びる余地があるということだ。決して得意分野にはならなくてもいいが、「苦手」が「やや苦手」という程度になっても立派な成長である。そうなるように努力していこう。

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2009.04.22

学校質問紙

本校でも無事、全国学力・学習状況調査が終了した。
問題について先生方とディスカッションするのはもちろんだが、私は「学校質問紙」にも注目していた。
これは校長先生の責任で書くものなので、私は書いていないが、これらのチェック項目が管理職として取り組まなければいけないことを示していると思われるからだ。
ちなみにこちらから見ることができる。

たとえば、校長先生からは次の質問をについて確認を求められた。

■教員が,コンピュータ等を使って,資料等を拡大表示したり,デジタル教材を活用したりするなどの工夫を行った

これは自信をもって答えた。本校のICT活用は昨年からスパークしている。

■授業学校の教育活動の情報について,前年度にどれくらいの頻度でホームページを更新し,情報提供を行いましたか。
■模擬授業や事例研究など,実践的な研修を行っている

これらは前任校ではしていたことだが、勤務校ではまだできていない。

■あなたは,校内の授業をどの程度見て回っていますか。

管理職として重要なのは先生方の授業力向上である。そのためには、参観は不可欠。自分も授業するだけではなく、先生方に働きかけなければ・・・と思った次第である。

これらの質問紙から、今必要なことが見えてくる。管理職にとっては学校運営を考えるうえで重要である。


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2009.04.21

授業者が得をするしくみ

10日前の学習会で模擬授業をした。
それから数日間はメーリングリストで感想を読ませていただいた。
有り難いことだと思った。
そもそも模擬授業をする段階で得をしている。新たな学びが準備する過程で得られるからだ。すばらしい実践家の皆さんの前での模擬授業である。何らかの提案をしなければ・・・という動機づけがパワーになる。こういう機会の有り難さである。自分一人で努力しようとしてもそうはいかない。
そして授業後の感想で、自分も新たな見方を学んだり、自分の授業の特徴を再確認したり、励まされたり・・・とこれまた得をした。
まさに授業者が得をするしくみだ。

本校の校内研修会の授業者も得をするようなしくみを作れないかと思っている。授業者に多少の負担がかかるのは事実。それでも、「大変だったけど、その分学ぶ点がいっぱいあった。満足」、「自分の授業力向上のためにまた挑戦しようと思います」といった感想が出てくるようなしくみである。
むろん、今回の学習会での自分の経験も大きなヒントである。
いずれ、「研究授業を1回した。これでお役ご免」といった意識で終わらせることがないようにしたいと思っている。

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2009.04.20

 5月号の雑誌より

 5月号の雑誌が届いた。今月号も知りたい情報は満載である。

「社会科教育」5月号(明治図書)
特集が「新社会科 気迫ある指導案 書き方&見方」が面白かった。指導案の特集は久々である。「私の乱読日記」の新保先生(北海道)の連載も絶好調。新保節が炸裂している。新保先生のような文章を書いてみたいと思いつつ、なかなかその域まで達せず。

現代教育科学」5月号(明治図書)
「移行期の現場研究に問題はないか」という特集が目を引く。「移行期間に、どれだけ条件整備を図られたかによって、その後の10年間の学校の教育内容の質的保証が定まるといっても過言ではない」という向山行雄氏の言葉は重い。

総合教育技術」5月号(小学館)
内容も充実しているが、今月号にもDVDがついてきた。そこには、学級通信やテンプレート等の他に「授業画像」も入っている。これはこれで貴重である。

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2009.04.19

疲れも吹っ飛んだ

今日は盛岡市内一周継走大会。
岩手県内の中学生や高校生、一般の駅伝大会である。一周3.8kmを男子は5人、女子は4人が襷でつなぐ。県内の半分以上の中学校が参加する大きな大会である。
本校の特色の一つとして、小中併設ということがあげられる。小学校の管理職であるが、そこは同じ学校。応援に出掛けた。中学校の大会を知る貴重な機会である。

この大会のために子どもたちは春休み返上で練習していた。小規模校には小規模校の大変さがある。それでも子どもたち同士で励ましあい、がんばる姿は感動ものであった。

また、他校の応援団の様子にも感銘を受けた。大会の教育的意義を改めて感じた。
さらには、前任校を卒業した子どもたちにも少しだけど会うことができた。みな背がグーンと伸び、きちんと挨拶を姿にこれまた嬉しくなった。

70km離れた盛岡を往復し、さらに夜は軽米に帰る。今日は地区の早朝作業もあり、正直「体力的にしんどいなあ・・・」と思っていたが、これらの感動にそんな疲れもふっとんだ

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2009.04.18

2つの言葉

以前、朝日新聞での勝間さんの言葉を紹介した。
今日の新聞にも「やることよりも、やらないことを決める」が出ていた。
これも今の自分にとっては共感する言葉だ。

4~5年ほど前に、毎年増えていく仕事を前に、「今年からは『集中と選択』をキーワードにしたい」と思ったことがあった。「社会と情報教育」をメインにしようとしたのである。むろん、担任だったから全教科を教えなければいけないが、自分の中で力の置き方を変えたのだった。
これは結果的に成功した。これ以降、ミニネタIT活用や社会関係の書籍を編集・出版することになったり、講座や講師の依頼も急増した。「やらないことを決めた」効果が出たと思う。

しかし、これらには長年の伏線があると思われる。
それは、「依頼された仕事は断らない」というモットーである。これは、野口芳宏氏の言葉。
20代の頃にこの言葉を知ったのは幸いであった。
原稿依頼が自分に来る。全く未知のジャンル。それでも、文献を購入し実践し自分なりに書いた。
研究授業の依頼があれば、喜んで取り組んだ。「〇〇があるからできません・・・」と考えたことは一度もなかった。
誰かがやらなければいけない研究会等の事務局仕事は、30歳の頃から毎年何かは行っていた。気を遣ったり、時間のかかる仕事が多かったが、一つの勉強だと思った。
依頼された仕事が次の仕事につながることもしばしばだった。ノート指導などは原稿を依頼されたのが出発点だった。その原稿依頼がなければ、本までは出さなかったであろう。

このような「依頼された仕事は断らない」を20年続けたうえでの「集中と選択」であった。
今は「依頼された仕事には応えたい」と思いつつ、自分の状況を考えると「集中と選択を進めざるをえない」というのが実情だ。「すべき仕事」「したい仕事」があるからこそだけど。

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2009.04.17

「すべての子どもがわかる授業づくり」発刊!

この春の刊行物の第3弾です。
待ちに待った「すべての子どもがわかる授業づくり 教室でICTを使おう」(高橋純・堀田龍也編著・高陵社書店)が発売されました。
教室でのICT活用のためには、必要不可欠な本です。

第一部理論編:授業技術の向上とICT活用
第二部活用場面編:わかる・できる授業のためのICT活用場面
第三部教室環境編:わかる・できる授業のためのICT教室環境
第四部教員研修編:ICT活用授業力向上のための研修とは

この4部構成です。どの項目もICT活用の授業のためには欠かせないものですが、やはり活用場面の豊富さには驚きます。オールカラーで写真もふんだんに盛り込まれているので、活用場面が具体的にイメージ化できるのです。むろん理論編も納得がいくものばかりです。
私も7ページ分の原稿と活用場面の事例を提供させていただきました。
まだアマゾンでは予約の段階ですが、こちら
間違いなくオススメの一冊です!

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2009.04.16

東北青年塾の記録

第10回東北青年塾の記録がアップされている。
自分は不参加だったのだが、実にいい研修会だったことがこの記録でわかる。

特にメイン講師の野口晃男先生の講座には唸ってしまった。
野口先生が語られる言葉が、ハッとさせられるものが多いからだ。
たとえば、「子どものうちに、「孤独の過ごし方」を身に付けさせましょう。」「少しくらいの迷惑の音には影響されない自分になっていることです。」といったセリフには、子どもを逞しく育てようという強い意志を感じる。
どんな子どもに育てるか・・・教育の基本なのだが、いつの間にか忘れている自分に気付いた。

野口先生のことは以前もこのブログで紹介した。同じ岩手にこういう大先輩がいることを誇りに思う。

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2009.04.15

今年も授業にこだわる

管理職になった昨年度、途中から授業に多く入らせていただいた。複式授業の一方の学年を受け持つ。理科の一部の単元を受け持つ。出張や年休の先生の学級に入る。時には、飛び込み実践を希望してする・・・・週に10~15時間ぐらいは受け持った。

さて、今年。子どもたちの学力向上のために同様に時間を受け持つ。昨年度は6月から先のようなスタイルだったが、今年度は4月からスタート。ここ一週間は毎日4時間ぐらいずつ授業に入っている。すでに、全学級で授業をして、子どもたちの新年度の様子を肌で知ることができた。今日は1年生に入り読み聞かせ。つくづく1年生は反応豊かだと思う。こちらもいつも以上の演技風読み聞かせを行った。おまけのマジックにも大喜びだった。

学校運営上、学力向上のための業務なのであるが、自分も授業にこだわっていきたいと思っている。「腕を落としたくない」という思いもあるし、自分なりの実践もチャンスがあるのなら自分の授業で具現化していきたいと考えているからだ。特に今年は社会を定期的にもつ時間にも恵まれている。チャンスだと思っている。

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2009.04.14

「魂の校長塾」

「総合教育技術」誌で野口芳宏氏の連載が始まった。
「魂の校長塾」というものである。第1回は「初任で出会った大物校長」というものである。
この文章に感銘を受けた。
もう20年以上前になるが、野口芳宏氏を知って次々と本を購入した。その中に「名人への道」というものがあり、初任校時代のエピソードも満載だった。しかし、今回の連載は初めて聞く話だった。だからなおさら新鮮だった。
その校長の実行力はやはり目を見張るものだ。

・講師は常に県下一級の先生・・・授業研究会ほど楽しみな機会はなかった
・講師の費用についても校長が敏腕を発揮した
・プールや電灯教室など当時珍しいものを設置した
・見識が高い、愛校心にあふれていた、子ども大好き人間だった

こういう話を聞くと、プロデューサ-力が必要なことがよくわかる。本校の自主研修のあり方を考えていた自分がとても勇気づけられるエピソードだった。

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2009.04.13

社会貢献の形

土曜日の学習会の会場は東京大学の福武ホールであった。
赤門を入って、すぐに左手にあった。ホームページに書かれている通り「学びと創造の交差路」にふさわしいホールであった。
そもそも東大のキャンパスが「知的な学び」の雰囲気がいっぱいだ。その中にあり、さらに美しい空間だった。安藤忠雄氏がデザインしたというのを聞いて、やはり違うなあ・・・と思った。
さらに驚いたのが、それらが福武總一郎氏(ベネッセ会長)の私財の寄付がもととなっているということだ。成功した実業家による社会貢献。アメリカではこういう話をよく聞くが、日本でもあったんだと感心した。

翌日、水沢を自動車で走っていたら、自動車学校の前で数名の方が看板をもって立っていた。看板を見ると、「早めのライト点灯」と書かれていた。さっそく点灯。すると、先頭にいた方が礼をしてくださった。心が温まった一瞬だった。
自動車学校の皆さんからすれば貴重な勤務時間を割いての取り組みだ。利益を上げるためではなく、自動車マナーアップや事故防止の活動である。これはこれで、自動車学校の皆さんだからこそできる社会貢献だと感じた。

どちらも社会貢献には変わらない。それぞれ自分にできる形で行っている。活動やスケールの違いはあっても、社会貢献への思いは同様である。さて、自分。社会貢献は意識しているが、まだまだ自分にできる形があるのではないか・・・と思っている。

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2009.04.12

コンビニコピーサービス

昨日、急遽の対応でローソンに入った。コピーをするためだった。
コピーをしていたら、「メディアからプリント」という表示が目に入った。「えっ?」と思って注目したら、どうやらPDFも印刷できるらしい。今までなら専門店にいかなければいけなかったが、コンビニでできるようになった。調べてみると文書のデータ保存もできるらしい。くわしくはこちら

昨年末からのサービスらしい。転勤してから、あまりコンビニとは縁のない生活になったためか、全然知らなかった。他のコンビニではあらかじめメールでデータを送っておけば印刷できるサービスもあると聞いた。
あまり使うことはないが、こういうことを知っておくといざという時に便利である。PDFデータがあれば、全国どこでもプリントアウトできるのだから。

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2009.04.11

偶然・ハプニングの日

昨日4月10日は偶然やハプニングが重なった日だった。
こういう日も珍しい。

まず朝。
5月にある運動会のために、早く来ていた先生方が競技の話し合いをしていた。会議で提案するために、競技の実例を本からコピーしていた。ふと見ると、どこかで見た本。「すぐできて楽しい運動会種目ベスト70」(たんぽぽ出版)である。この本には私もいくつかの種目を書いている。さっそく、巻末の著者一覧を示した。「おー」と同僚の声。
さらに傑作だったのが、その同僚が「この競技がおもしろそう」とコピーしたものが、私のものだった。最後に(佐藤正寿)と書いているのを見て、3人で大笑いをした。何という偶然。「大蛇をつかめ」というもので、綱引きの綱を横にひっぱるものである。新競技として本校で行うことになるのかもしれない。

午後。校外でとあるハプニング。学校とは直接関係ないものの、ヘルプに行く。といっても動物を相手にすることはほとんどないので、何をしたらいいかわからない。「一緒に追っかけてくれればいい」ということで、何とか無事解決をする。自然豊かな本校ならでは体験であった。
それにしても動物を相手にする子どもたちのたくましさ。これは都市部の子たちは真似できない。

学校から退庁し、200km帰省ドライブで10kmぐらい行った時、同僚から連絡。これまたヘルプの連絡だった。即対応。このタイミングで本当によかった。もっと連絡が遅ければ高速に乗っていて同僚が困っていた。

終了後にそのまま高速を走り、「この後は何も起こらないように」と願いながら水沢へ。夜行バスに間に合わなかったら、次の日の学習会には間に合わない。無事30分ぐらい余裕で到着。夜行バスに乗り込むことができた。スリリングな1日だった。

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2009.04.10

ノート本5刷

アマゾンに自分の名前を入れると7冊の自分の関わった本が出てくる。
その中で一番累計で売れているのが、「学力のつくノート指導のコツ」である。

出版元のひまわり社から連絡が入り、5刷になるとのこと。
1回の「刷」は出版社によって違うが、ひまわり社は1回の刷が多いので、発売4年近くで累計で7000部を越える。これだけの読者に読まれていることに感謝である。

自分も授業をもっているので、ノート指導は行っている。書かれている内容をさらに深めるノート指導実践を心掛けていきたい。

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2009.04.09

言葉を知る

昨日、保育園の入園式に行った時に、式の最初と最後に「総礼」と言って礼をした。
「ソウレイ?初めて聞くなあ・・・」と思いながら礼をした。
本校の式では「一同礼」である。これは一般的であろう。場合によっては、「一同礼」がないところもあるだろう。東北地方では「修礼」という場合もある。これについては、以前書いたことがあった
今回も当然調べた。そうするとちゃんと「総礼」は辞書にあった。
「全員で敬礼すること」という意味である。
辞書にもあるぐらいだから、修礼よりも一般的な言葉なのであろう。

また、昨日のニュースで「教科書バリアフリー法」について知った。目にハンディがある子のための法律である。拡大教科書の必要性はむろん知っていたが、法律で制度化されていることは知らなかった。

まだまだ教育界で使われる用語で知らないものは多いものだと実感した。

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2009.04.08

複式だからこそできる「クラス替え」

複式の学校に勤務して1年になるので、まだまだ複式のことは勉強しなければ・・・と思っている。
さて、今日複式学級ならでは・・・と思うことの出会った。
それは「クラス替え」である。

単式(学年1クラス)規模の学校に勤務をしたことがあった。6年間、同じ構成メンバーの学級であることがよさにもなるし、場合によっては問題点になる時もあった。これは自分もそういう小学校に通っていたからよくわかる。

さて、複式。今日、3・4年の学級に入った。昨年の3・4年とはメンバーが違う。昨年の4年が5年生になり、新たに昨年の2年生が入ってきた。今まで下学年だった3年生が4年生となった。それだけでも、学級の雰囲気が昨年とはまた違ったものになっていることがわかった。下学年だった現4年生は学級でリーダーシップをとろうとしているし、単式の学級から入ってきた現3年生は、緊張しながら新しいクラスになじもうとしていた。
「そうか、複式だと毎年形は違うものの『クラス替え』があるようなものなのだ」と感じた。「固定化していない学級集団」ということを考えたら、これは歓迎されるべきものだ。こういう面が複式にはある。

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2009.04.07

全校の担任

自分の校務分掌は「総務」である。
辞書には「組織全体に関する事務を扱うこと」と書かれている。「全体」がキーワードだと思っている。

それは実務仕事だけではない。子どもたちに関わることも同様である。
ここ2年「全校の担任」という意識で行動しているが、今年度も同じようにしていく。
たとえば・・・

・朝の校内巡視の時に早く登校している子どもたちと雑談する (以前は子どもたちが登校する前に巡視していたが、このことに気付いてから遅らせている)
・授業もする(今年も週に平均十数時間受け持つ予定。特に社会科をもつ回数が増えるのが嬉しい)
・休み時間、掃除時間、放課後も積極的に関わる
・担任の先生方への情報提供もする

担任の視点とはまた違ったものがあるだろう。それを提供するのが自分の役目である。

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2009.04.06

自分の事務仕事を見直す

今年度から副校長職となった。今日の始業式で校長が「今まで教頭先生だったのですが、今年から副校長先生になりました」と紹介していただいたので、子どもたちが「教頭先生、あっ、違った。フクコーチョーセンセー」と言いにくそうにしながらも、笑顔で呼んでくれる。「佐藤先生でいいのですよ」と言ってはいるが、少し恥ずかしい気分である。

さて、管理職も2年目ということもあり、昨年度とは違って見通しをもって仕事をしている。教師になって初任の時には見通しがさっぱりつかなかったが、2年目になると見通しがついて余裕が出てきていた。その時の感覚に近い。
前年度の文書を改めて見ると、「こういう文書を作っていたのか。今の自分なら修正するなあ」と思うこともしばしばだ。昨年の今ごろは、とにかく流れに乗るので精一杯だった。その点で、今年1年は自分の事務仕事を見直すいい機会になっている。

また、昨年は意識しなかったことも今年は気付くことがいくつかある。たとえば、今日の入学式準備での来賓の座る順番や紹介の仕方についてだ。昨年は「前年の通りの紹介で」という形で精一杯だった。今年は「なぜこのようになるのか」という点も考えるようになっている。

こうやってみると、昨年は本当にルーキーだったことがわかる。2年目の今年は管理職の事務仕事の力がしっかりと身につけたいと思っている。

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2009.04.05

図書紹介

今回紹介するのは以前読んだ本、再読した本である。とある仕事のための文献は、けっこう購入して勉強をしているので、読書ペースは変わらないのだが、読書範囲が狭くなっていることを実感。

1 「若い教師のための読書術」(長瀬拓也著 ひまわり社)
 教師としての日々のトレーニング方法を具体的に伝授している本。「若い教師のための・・・」と書かれているが、長瀬先生も若い教師。まだ20代だ。このような頼もしい後輩たちが育っていることを嬉しく思う。
 この本の中に私の著書も出てくる。恐縮する限りだ。
 なお、若手教師だけではなく、どの年代層の教師も身につけておきたい読書術が書かれている。図解や表等、みやすくデザインされている新書である。オススメの一冊。

2 「超一流の仕事術」「超一流の時間術」(中谷彰宏著・ファーストプレス)
 どちらも以前紹介した本。今の自分にどんどん入ってくるフレーズが示されている。
■「超一級の仕事術」
 ・今の仕事が、常に次の仕事のプレゼンになる
 ・迷う時間が、もったいない
 ・100冊続けるつもりで、1冊を書く
■「超一流の時間術」
 ・止まらない人が一番速い
 ・リーダーは質よりも速さを評価する
 ・やらないことを決めれば、時間は増える
 ・・・・一流の人には共通することが多い。 

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2009.04.04

Giveの5乗でいこう

新年度ということで、いろいろなことがリニューアルになっている。
朝日新聞の土曜日版も同様。連載している勝間さんのテーマが「人生を変えるコトバ」になった。

「Giveの5乗でいこう」は、その中に紹介されていたコトバである。自分の得意技を見返りを求めずGiveしまくるということである。その方がもっとうまくいくとのことである。

とても納得の行く言葉だった。自分はそういうことができてはいないのだが、書籍に関しては同様であった。謹呈した皆さんがブログ等で紹介してくださって、どれだけ広まったかわからない。5乗まではいかないにしても、せめて2乗(Give×Give)ぐらいは意識していこう。

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2009.04.03

花巻東高に元気をもらう

今日の地元紙は花巻東高校の甲子園準優勝の記事が5ページぐらい使われていた。
確かに快挙である。私が岩手に来る前に大船渡高校がベスト4に入った。その時は、秋田県人だったので同じ東北のチームががんばっているな・・・という程度だった。それ以来選抜では勝利なし。夏の大会では時々勝ってはいたが、初戦敗退が多かった。しかも岩手のチームといいながら、主力は関西や四国出身の選手ということも多かった。
それが、今回の準優勝。記事を読むと、このチームがますます素晴らしいと思えることがいくつも書かれていた。

1 「日本一」を目指していたこと
もともと日本一を目指していた。しかし、今まで甲子園で一勝もできないチームだから、日本一はオーバーでは・・・と思うのが普通だろう。でも、この志が大事なのだと思う。サッカーの国見高校監督だった小嶺監督の著書にも「日本一を目指しているチーム」と「初戦突破を目指しているチーム」の違いが書かれていた。
実際に準々決勝で花巻東はエースではないピッチャーが先発だった。決勝を想定して連投を避けるためだったらしい。そこにこのチームの本気度を見た。

2 カバーリングのチーム
ネット上で花巻東のカバーリングのすばらしさを書いている記事を読んだ。手を抜かずに自分にできる最高のプレーをする。それが当たり前になっている。実際にカバーリングをして、ボールが来ることは稀であろう。しかし、それらは無駄にはならない。安心感があればこそのプレーができるからだ。

3 人を育てている
本校に花巻出身の先生がいる。花巻東高校野球部の挨拶がすばらしいという話を聞いた。さらにこんなうれしいエピソードも。人が育つからますます強くなるのであろう。

4 そして「岩手のチーム」
花巻東はベンチ入りした全員が岩手の子たちだ。岩手の子たちだけで準優勝。これは県民に大きな喜びと感動を与えた。レギュラーではないが、ベンチ入りした子たちの中には4年前の水沢小卒業生が2人いた。他学級ではあるが、同学年を担任した私も大変嬉しかった。まだ2年生の彼らは来年度も活躍するであろう。

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2009.04.02

教育の情報化に関する手引

待ちに待った「教育の情報化に関する手引」が3月30日に発表になった。
新学習指導要領の移行措置が今年度からスタートするにあたって、情報教育や授業におけるICT活用など、学校における教育の情報化についてその必要性がますます高まっているだけに、ずっと注目していた。
第1章から第10章まで読みたいところばかりだ。一番興味がある「教科指導におけるICT活用」はさっそく読んだ。具体例の多さに感心した。これならばICT活用のイメージもわく。

この手引きを書かれたメンバーはこちら。自分が情報教育関係では尊敬される方々がずらりと揃っている。そういう方々が書かれたのだと思うと、しっかりと読んで自分の学校の取り組みや活動に生かしていきたいと思う。

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2009.04.01

今年度の目標

今日4月1日は教師にとっての「元旦」。
今年度の「元旦宣言」である。
「本務の裾野拡大」と「関わっている仕事の集中と選択」を目指す。

【今年度の仕事での目標】

1 本務で複数テーマを設けて実践する
 副校長(今日から副校長となった)しての実践は昨年は不十分だった。何でもいい。複数のテーマを設けて実践する。テーマは走りながら考える。

2 本務の仕事術を身に付ける
 副校長としての仕事術がある。「文書チェックの方法」「やる気を喚起するコツ」「環境整備のイロハ」「法規の解釈のしかた」といった感じのものだ。管理職2年目の今年度。しっかりと取り組みたい。

3 授業で自分の強みを深める
 今年度も授業は毎日数時間受け持つであろう。ICT活用、社会科、地域のよさ・日本のよさ等々、自分の強みを深めていこう。限られた時間でも実践はできる。

4 「職員室の担任」として実践をする
 同僚への働きかけをパワーアップする。

5 通信発行・Web発信を盛んに
 学校Webの立ち上げ、教育振興会の通信発行、その他の通信発行等、発信を今まで以上に盛んにする。ブログ更新も今まで通り行う。

6 素養を深める
 人間的に成長することも大事。今年は教育書以外の読書、仕事以外の活動も充実させる。

7 原稿執筆を計画的に
 自分にとっては大きな原稿を2つ依頼されている。長期間、計画的に執筆していく。その他の原稿もしっかりと取り組む。

8 限られた学習の機会を生かす
 今年も出掛ける機会は数が限られている。ならば、その機会をフルに活用する。講師やプロジェクトも同様である。 

 今年度も欲張って目標を立てた。ぎりぎりでも勝ち越せたなら大きな収穫である。

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