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2009.05.27

「親切、丁寧が仇に」

「親切、丁寧が仇に」
今日の職員会議で校長先生が話された内容の見出しである。
「教育ジャーナル2008」11月号の特集である。
見出しに関わる内容は、聞く力を育てるための指導法であるが、翌日の連絡を徹底させるために親切に書いたり、お便りに書いたりする。その丁寧さが力を育てるために仇になっているのでは・・・ということである。
確かに連絡を徹底させたい気持ちはよくわかる。重要事であれば、なおさらである。連絡帳に書かせた上で、その日の帰りの通信に書いていれば、子どもたちは「ほら、通信に書いているよ」と言って終わり・・・ということもあるだろう。
さらに世の中全体も「丁寧で優しくなった」とその特集には書かれている。電車の視覚情報はそうだろうし、時刻表や乗り換えのアナウンスに注意しなくてもケータイでわかる。自分もいろいろなところでデジカメを使って、記録化している。

この話を聞いて思い出したのは、「一言少なく一手少ない指導」という有田先生の言葉である。「楽しい授業づくりの技術」という本の中に書かれている。
確かに何でも指示したり、丁寧に説明したりすることで子どもたちは一見うまくいくように見える。しかし、指示待ちになったり、自主的に行動できなくなる・・・ということもある。大事なのは、見た目よりも「どういう子を育てるか」ということである。
今まで優しくしたり、丁寧に言ったりしていたのを「一言少なく言って少なく」することによって多少の混乱が出てくるかもしれない。それでも、子どもたちの成長を考えたらこの指摘は重要である。

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Comments

>>「一言少なく一手少ない指導」

これは名言だと思います。
指示がきちんとできるようになったら、次はこれを目指すわけですよね。

どうも力のある教師は自分の指示通りに動かすことや、100%の説明で納得させることに力を注ぎすぎてしまい、子どもが考えて動く余地、質問をする余地を残さないようにしてしまう傾向があると思います。

ですが、本当に力のある教師は、余地を残すのだと思います。その余地であれこれすることで子どもたちは力を付けるのだと、私も信じています。

ただ、あれこれやってあげる先生のほうが、優しくていい先生と思われがちなので、ここは我慢のしどころです。

Posted by: 池田修 | 2009.05.28 at 09:58

池田さん、コメントありがとうございます。
んー、説得力ありますね。「力のある教師」と「本当に力のある教師」を分けて、その違いを語っていますからね。
私は10年を過ぎて自信を持つようになったころ指示通り動かすことに力を入れていました。20年近くになって肩の力が抜けて、その状態からは変わっていきました。
時間がかかるものだと思っています。

Posted by: サトマサ | 2009.05.28 at 22:13

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